人口餌の大量散布作戦は大失敗
今日はシマヤッコの写真が撮れなかったので、家族でモフモフするピカソクラウン一家の写真を。あ。そうそう、この写真は暗めなので今一つ分かりにくいですが、最近茶色がかっていたハタゴが徐々に緑化しつつあります。こういう変化は地味にワクワクしますね。
さて、人口餌の大量散布を敢行した本日の結果を報告します。
ずばり、ダメダメでした。人口餌はどんなに粉状にすり潰してもブラインに比べると圧倒的に滞空時間が短く、がっついていないシマヤッコに対して、相当量の餌が空しく硝酸塩の元となるだけでした。やはり、ブラインを追い回すようになるまでは、人口餌は控えた方が無難かも知れません。
ブラインに関しては、毎日ホントに徐々にではありますが、食べる量が増加しつつあるので、もう数日間は辛抱することにします。
ところで、今回のバヌアツシマヤッコの餌食いに関して、ちょっと思うところがあります。今回は初めて行った都内の某ショップで購入したわけですが、私が「ライブロックはあまり突かないですね」とつぶやいたところ、店員さんいわく「うちはトリートメント的な水を使ってるので、岩はデスロックです。生き物はいません」らしいことを言うわけです。「そういうことですか~」と納得して買って来ちゃったわけですが、なるほど突かないわけです。わが家水槽に入海した後も。。。
しかし、よくよく考えてみると、ことシマヤッコの導入に関しては、薬浴環境に一週間も置くのはいかがなものだろうか?(ショップには一週間程度いたそうな)まずい水、まずいライブロックに一週間も慣らされれば、飼い主の水槽に導入した後も、しばらくは岩を突きに行くことをしなくなると思います。現に、この子は今もライブロックを積極的に突きには行きません。これってシマヤッコにとっては極めて異常なことだと思います。
つまり、某ショップにて、ライブロック=そこにご馳走はない、というプログラミングがなされてしまった可能性があるのです。ただでさえ人口餌に馴染めない輸入直後のシマヤッコからライブロックを突きたくなる意欲を奪っちゃダメな気がするんですよね。シマ経験者ならご存じかと思いますが、あの、目をキョロキョロ、口をピュッ、目をキョロキョロ、口をピュッ、ってやつです。アレがダメで、で、人口餌もダメ、ってシマちゃんは、もはやボーっとおとなしく痩せ細って行くのを待つしかないと思うんですよね。せめて食に関する執着心は持続させてあげないと、と思うわけです。
いや、でもライブロックを入れないで餌付けに成功した事例なんかも読んだことがあるので、あながち間違いではないのかも知れません。
でも!数日間ずっと薬浴っていうのは、あまりうまくない気がしませんか?人間だって数日間ずっとマズい空気の中で放置されてごらんなさい。心が病んでくる気がしないでしょうか?
さてさて、そうは言っても、なんとか活きブラインだけは日に日に食べる量が増しているので、私はこの戦いに勝つ気満々です。負のプログラミングをされたシマヤッコに、強引にでもポジティブなプログラミングをし直します。雪のように舞う大量のブラインの中を泳がせ、間違って食わせることによって!
って、、、すっごい押しつけがましい正義のような。。。
あ。まあ、深く突っ込まないようお願いいたします。
ま。そもそも、そういう個体を入手してきた飼い主側にも責任はあるわけです。だからがんばって餌付けします。
シマちゃんは隠れちゃってますが、ちょっと現況を。
チャイロがかったこの子には、実は密かに期待しています。もしかしたら美人さんに生まれ変わるんじゃないかと。。。
さて。ではまた地道にコツコツ、ブラインを沸かし続けます。