静かなタマちゃん

真夏日に非力なテトラCR-1クーラーに依存し、窓を閉め切ったまま、室内クーラーもかけずに外出してしまって以来、タマイタダキのタマちゃんは弱りきったままです。水温32度は過酷だったに違いありません。

 

その後、ゼンスイクーラーZC-100の力で、水槽はほぼ25.5~26度を安定して保っています。

 

弱っているタマちゃんを見たとき、このまま死んでしまうのでは?と思いましたが、今は少し見方が変わっています。というのは、ときおりボヨーンと膨らんだり、かと言えば、ダラーンと口を開けて完全脱力していたり、ギューッと縮んでいたり、ときおり違った表情を見せるからです。一方的に弱る一方の生物が見せる姿ではありません。

 

コレは推測ですが、タマちゃんは、暑さのために褐虫藻の多くを放出してしまったものの、まだ僅かには褐虫藻を飼っていて、その褐虫藻が出す酸素量が十分でないために、力を発揮できない。しかし!それによって苦しんでいるのではなく、少ない酸素量に合わせて、自分の運動量をわざと低下させているのでは?と思うのです。つまり、エネルギーの供給を絶った動物が冬眠するように、タマちゃんもエネルギー源が減った状態に合わせて、運動量を減らしてバランスを保っているのでは?ということです。

 

だとすれば、日数が経てば、いずれ以前のようにヒラヒラと触手を水流にたなびかせる日が来るかも知れません。待ってみたいと思います。