スノーフレイクオセラリス

ペットショップを2件回った今日のはなちゃん。どうしても何か買わないと気が済まない様子。検討した結果、水質に強く、混泳にも向くというデバスズメ2匹(1匹250円!)と、かねてから欲しかった新しいパクちゃん(カクレクマノミ)の相棒を1匹購入。

 

ところが、家に帰って来るなり、いきなりパクちゃんは新しいカクレを激しく攻撃、噛みつくどころか、ヒレに食らいついたまま引きずり回す有り様。はなちゃんもはなちゃんパパもどん引き。パクちゃんの激しい攻撃がストレスになり、病死した元気くんが脳裏に浮かびます。

 

考えた結果、新たな決断を下すことに。

 

パクちゃんと新しく購入したカクレクマノミを、共にショップに引き取ってもらい、代わりに、既にペアになっているクマノミを購入することにしました。パクちゃんはイソギンチャクの独占欲が凄まじく、どうにもこうにも手がつけられません。見ている私達も精神衛生上、良くありません。

 

新しく迎えることになったのは、スノーフレイク オセラリス。

 

f:id:hana-smile:20121021214640j:plain

f:id:hana-smile:20121021214649j:plain

f:id:hana-smile:20121021214653j:plain

ペットエコで1年もの間、キレイだねぇ~という声は多々あったものの、なぜか全く買い手がつかず、大幅な値引きとなっていました。ペアというより、まだお友達、という感じらしいのですが、とにかくおっとりしていて、警戒心がない、まったくケンカをしない、ということなので、ひとまず安心です。

 

写真では、その美しさを伝えきることはできません。ペットエコのお兄さんいわく、スノーフレイクオセラリス自体がレアであるうえに、この2匹はめったに見られないほど美しい模様をしていて、他では絶対に販売されていない値段である、とのこと。事実、ネットで見る限り、確かによその値段はバカ高い。そのくせ、今回入手した2匹ほど綺麗ではありません。さらに1年間の長期飼育に耐えた強い個体、というのも魅力でありました。

 

ただわが家に来た直後は、デバスズメがすばしっこく動き回るせいか、ショップで見たときよりも、うんと慌ただしく動いていました。ショップではと~ってもノンビリしていただけに、少し驚きです。

 

入居当日にもかかわらず、食欲全開で水面をついばむしぐさを見せるので、餌をやってみると、モリモリ元気に食べます。この子達はとっても調子が良さそうです。

 

スノーフレイクオセラリスについて、興味深い記事がありました。

 

http://www.orafarm.com/products/fish/clowns/snowflake/

 

この種は、1999年にイギリスのトロピカル・マリン・センターで初めて生まれました。当時、この模様は好ましくないものと考えられていました。トロピカル・マリン・センターには、全く普通の模様であるカクレクマノミのペアがいて、その2匹が産卵する度に、2~3匹のスノーフレイクが混ざっていたのだそうです。このペアは今も生存していて、出産をしていますが、もうスノーフレイクを生むことはないそうです。米国へは、直接トロピカル・マリン・センター経由で約100匹ほどが輸入されています。とのこと。

 

う~ん。購入してから知りましたが、こんなに激レアな種であったのですね。いったい日本へは何匹入ってきたのでしょう。なんだか重い責任を負ったような。。。。

 

さらに検索を続けると、こんな記事が。

 

http://blog.serena-sp.net/?day=20090619

 

はい???ペアで28万円???????この値段と比べたら、私の購入価格って爆安。いや、普通のクマノミと比べたらそれでもバカ高だけど、これと比べたらやっぱ爆安。いったい何がどうなっちゃってんのかよく分からなくなってきました。

 

ってか、うちの子達の方がはるかに綺麗だし。。。。親ばか????いや、誰が何と言おうと、この子達は凄まじく綺麗だと思う。レアだって知らずにショップで見たとき、ビビっと来てしまったのは、ダテじゃあないんだよ、と。海外HPも含めて、やっぱこの子達が一番綺麗だと思います。

 

ん?さらに検索を続けると、1匹数千円のところもありますね。。。ブリードが進んで価格が下がってきたのかも知れません。それとも模様がイマイチなのか。。。

 

それにしてもこの子達、それぞれ別ルートで入荷した、というのが更に驚きです。偶然にペットエコで出会った二匹が、さらに偶然にも、誰にも買われることなく。一年後に私とはなちゃんのおうちへ来たわけです。クマノミ飼育経験者でしたら分かることと思いますが、クマノミは思いのほか縄張り意識が強く、激しい攻撃やイジメをすることが珍しくないのです。なのに、スノーフレイクオセラリスのような希少な種が、二匹とも別経路で一つのショップに入荷し、しかも仲良くしている、というのが本当に不思議なことだと思います。

 

で、たまたま仲の良い個体を求めてショップに来た私達が、珍種とは知らずに購入、という、これまたナンチャッテな展開に。

 

この子達は大切にしてあげなければなりません。場合によってはデバちゃん達をショップに出して、よりストレスを軽減させてあげることも考えなくてはならないかも。。。