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イソギンチャクとクマノミの共生

海水魚 イソギンチャク

クマノミはイソギンチャクと共生しているんだ、という意見と、イソギンチャクに寄生しているんだ、という意見があります。

 

クマノミ(うちのはスノーフレイクオセラリスという種類)とサンゴイソギンチャクを飼って分かったことですが、イソギンチャクはクマノミからの恩恵を確実に受けてます!

 

わが家のスノーフレイクオセラリスに栄養価の高いクリルをあげようと、クリルをほど良い大きさにちぎって水面に浮かべます。すると、その場で食べられる大きさのものはパクッと飲みこみますが、飲みこめない大きさのものは、くわえたまま縄張りであるイソギンチャクに引っ張り込むのです。ところが、結構な確率で、口からポロッとこぼれるのです。クリルが触手に一瞬でも触れると、イソギンチャクはすかさず獲物をくるんで口に運んでしまいます。つまり、イソギンチャクも、ちゃっかりクマノミのおこぼれにあやかっているのです。このような、クマノミのうっかりミスがなければ、イソギンチャクが獲物を獲得できるチャンスなど、とっても少ないに違いない、とはなちゃんパパは思っています。だって、そうでなければ、たまたまお亡くなりになられた生き物が偶然にも自分の上に降り注いでくるのをひたすら待つだけ、ってことですよね。もちろん、弱った魚がたまたま通りかかれば、美味しくペロッといただいちゃうこともあるでしょう。しかし、クマノミのなんちゃってポロリンが、なんといってもイソギンのご馳走なのだと思われるのです。

 

すご~く良く見る記事ですが、イソギンチャクに給餌は必要ない、といった意見が聞かれます。それは、給餌しなくても、生きてはいける、ということであって、給餌しない方が調子が良い、ということでは全くない、と、はなちゃんパパは確信しています。給餌した方が色も濃いし、開きも良いです。それに、成長します。

 

給餌が水を汚す、といった意見にも納得しかねます。実際、週1~2回の給餌をしていますが、そんなに汚れません。それよりも、うんとはるかに水が汚れるのは、イソギンが調子を崩したときです。急激な水質や温度変化に会うと、イソギンは口からデロデロと何かを吐き出します。これはすごく水槽を汚します。たとえば、貧弱なクーラーで夏を乗り切ろうとすると、のたうち回って、デロデロと何かを吐き出しますが、こんなことは給餌ではあり得ません。

 

もうひとつ、サンゴイソギンチャクやタマイタダキイソギンチャクは、あまり強い光を必要としない種だ、という意見。これも、どうも賛成しかねます。これもまた、生きてはいける、という程度の考えであって、はなちゃんパパの経験からすれば、生きては行けるかも知れないが、調子良く生きては行けないし、絶対に成長などできない、と確信しています。生き生きと開いて、揺れていて、色の良いイソギンを見たければ、絶対に強めの光は必要だと思います。はなちゃんパパのうちでは、メタハラは使っていませんが、ショボーい蛍光灯+ミニLEDから、24Wの本格LEDx2灯に変更したとき、これまでなんてかわいそうなことをしてきたんだ、と実感しました。

 

光の足りないところにいるイソギンは、それに満足しているわけではなく、他に移動したくても、行き場がないだけなのです。狭い水槽の中で、仕方なく我慢しているだけなのです。適度な水流についても、またしかり、なのかも知れません。環境が悪くても、水槽からは出られないのですから。それを、光はそれほどなくても大丈夫、給餌もしなくて大丈夫、なんて、そりゃ大丈夫かも知れないけど、好んではいないんじゃない?と。。。

 

また、サンゴイソギンチャクに限って言えば(他のイソギンを飼ったことがない)、落ち着くのに適した形状の岩が必要です。わが家の2匹のサンゴイソギンチャクは、共に、岩の形状がやや奥まったところに活着し、口とか胴体?はやや日陰に入っていながら、触手はビンビンに光を浴びられるところに伸ばしている、という状態が好きなのです。なので、ライブロックのてっぺんにドンと乗っかったりはせず、中腹の窪みに活着しています。そして、もうしばらくの間、そこから全く移動していません。これはもしかしたら、わが家のLEDが十分に強力であるために、岩のてっぺんでは強すぎるのかも知れません。もしかしたら、もっと弱い照明であったら、光を求めて岩のてっぺんまで登っていたかも知れません。しかし、てっぺん以上の高さへは登れないのですから、イソギンにてっぺんまで行かせないで済む程度の強い照明は、やはり必要であろうと思われます。

 

以前、16Lのミニ水槽でイソギンチャクを飼っていたとき、イソギンがストレーナーをたどって、水面ギリギリまで登り、そこに定着していたことがありました。照明はセット水槽に付属の貧弱な蛍光灯+ミニLEDでした。これでは、果たして水面ギリギリであれば光量が足りていたのか、それとも、水さえあればもっと照明に近付きたかったのかが分かりません。分かるのは、いずれにしても完全に不十分な光であった、ということだけです。

 

先日、娘達を連れて新江ノ島水族館へ行ってきました。超巨大なお化けイソギンチャクの上に、数匹のクマノミがいました。居心地の良いイソギンにそれなりの大きさがあったり、イソギンが群生していたりすれば、それほど熾烈な縄張り争いにはならない、ということを、目の当たりにしてきました。

 

だから、それ以降、はなちゃんパパは今いる2匹のサンゴイソギンチャクを育ててあげようと思っています。大きくして、クマノミ達が窮屈にならないようにしてあげたいのです。そのためには、あらためて、照明や給餌って大切!と思うのでした。