無喚水チャレンジ、失敗!

うう~、ヤフオク発、自称「最強ロザイ」に触発されて始めた無喚水への道、脆くも崩れ去りました。閉鎖された小さな水槽(60cm)で実施するには、あまりにリスクが高すぎます。

 

スノーフレークのトラちゃんの皮膚に若干のくぼみというか、模様というか、何らかの跡のようなものが見られるのは、穴あき病という確証はありません。むしろ、全く違った何かである可能性が高い気がします。

 

一般に穴あき病は、その箇所に血痕のようなものが見られると言われます。しかし、過去にはなちゃんの小さな海でカクレクマノミが感染したときは、血痕は一切見られず、体に穴が開きました。ですので、今回も血痕は見られませんが、もしかしたら?と疑ったわけです。

 

考えてみれば、無喚水を目指すなど、愚かなチャレンジであったように思います。広大な海のような水槽で飼育するわけでもなし、生体数は多くないとはいえ、どんなに素晴らしい濾材を使おうと、デトリタスの無害化が餌やりや排泄による蓄積に追いつくわけがありません。

 

カクレクマノミの突然変異カラーであるスノーフレークオセラリスは、イソギンの住み処を広げるために(と勝手に思ってます)、イソギン下部の砂を尾びれで吹き飛ばして穴を掘ります。また、イソギン下部の底砂をくわえては離れた場所に持って行ってポイっと投げたりもします。無喚水にチャレンジしている最中、尾びれにあおられた底砂からは粉塵のようにゴミをドバッと巻き上げていました。魚にとって良い環境であるわけがありません。広大な自然の海と違い、こんな狭い水槽でデトリタスが蓄積したら、結果は推して知るべしです。

 

というわけで、本日、半分の水量を喚水。底砂も徹底的にザクザクとプロホースSで差し、ゴミを除去しました。途中、イソスジエビの死骸を発見。やはりこのイソスジエビはしょっちゅう共食いをしているようです。食べきってくれれば良いものを、食べかすを残されては腐敗が発生し、水質のために良くありません。近場の海で採取したイソスジエビは、折を見て海に帰してあげることにします。良い仕事をしてくれていただけに残念ではありますが、いたしかたありません。

 

で、喚水後、オキシドール投入。オキシドールは以前も投入したことがありますが、その際に参考にしたのが、以下のサイト。添加量もこのサイトを参考にしています。

http://ameblo.jp/aqua-mania/entry-10782662096.html

 

ヨウ素殺菌プロティンスキマーも水槽に戻しました。微量元素も善玉菌も除去してしまうプロティンスキマーの必要性に若干疑問を持っていましたが、早くも断念です。やはり多少良いものが一緒に除去されても、狭い水槽、水質の悪化を防ぐためのツールはあった方が安心という結論に。結局はオーソドックスなメンテナンスに回帰してしまいました。

 

私的結論、どんなに優れた濾材も、水槽をメンテナンスフリーにはしない!

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