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九死に一生スペシャル

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本水槽から使わなくなった16Lミニ水槽に水を移し、そこにライブロックを移して歯ブラシと台所用タワシ(洗剤を使っていない新品)でライブロックをゴシゴシ掃除しました。あまり好ましいことではないのかも知れませんが、最近のライブロックはジャングル化してしまって、目に余るものがありました。飼育水の中で洗えば、バクテリアへの影響も最小にとどめられるだろう、という読みです。本当にそうかどうかは分かりません。

 

その甲斐あってライブロックはなかなかキレイになりました。サンゴイソギンとハタゴイソギンが活着している岩も、そのままミニ水槽に移して、傷つけないように岩の部分だけをゴシゴシしました。ハタゴさんは全く動じず元気なままですが、サンゴイソギンは若干元気がなくなりました。でもたぶん持ち直すと思います。

 

ところで、このライブロック掃除後、おぞましいことが起こりました。

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掃除後のミニ水槽の濁った水をベランダにジャーっと流すと、なんとヤエヤマギンポのオジサンが一緒に流れ出し、すのこ状のベランダのウッドデッキの隙間にひゅうっと吸い込まれて行くではありませんか!思わず「うわ~~~!!!!」っと大声をあげたときには、時既に遅し。オジサンは隙間の中に消えました。

 

ちなみにわが家のリビングは2階にあり、水槽もそこにあります。ウッドデッキも2階のリビングの南側にあります。デッキの下は地面ではなく、FRP製の固い防水層で、構造上、デッキの下には人間が潜り込むようなクリアランスはありません。

 

このウッドデッキ、ネジ部分は完全に錆び付いていて、ネジを外して板を取り外すなんてことは、とうてい不可能です。さらに、イペ材という木を使っているために、電動工具でも破壊することが困難なほど屈強です。イペ材は、船の甲板に使われるほど耐食性に富み、屋外で使う木材としては最強クラスの硬質木材です。しかし、クソミソ頑丈すぎて、ちょっとやそっとでは壊せないのです。

 

上の写真のように、端には点検口がありますが、オジサンは点検口からはるか遠くのデッキの下です。箸やらピンセットやらを差し込んでみましたが、デッキの下には15cm近いクリアランスがあり、全く届きません。

 

やむなく水槽から水を抜いてバケツに入れ、それをデッキにぶちまけてオジサンを点検口に流すことを試みます。ですが、大量に流してもほんの数センチしか移動しません。しかも今日は結構な暑さですから、極力早く救出しなければなりません。

 

水槽の水では足りなくなると判断し、RO水と水槽の海水を交互に容器に汲み、オジサンの移動を数回試みるものの、点検口への距離が遠すぎます。「助けられなかったらどうしよう、、、オジサン、思い出がいっぱいだから助けたい」とつぶやくはなちゃん。しかし、こんなに沢山流しても、これっぽっちしか動かないの?ってくらい流されてくれません。

 

最後の手段です。物置からケルヒャーの高圧洗浄機を取ってきました。もはや水槽の海水もこれ以上減らすのは困難なほど使い切り、RO水も沢山使ったせいでショボショボしか出てきません。そしてRO水がちびちび溜まるのを待つ猶予はありません。

 

そこで、水道水を全開にしてミニ水槽に汲み、インスタントオーシャンを全力で混ぜます。はなちゃんの小さな海では、ほんの数週間前までヴィーソルトを使っていましたが、偶然にも塩素中和剤入りのインスタントオーシャンに切り替えたばかりでした。これは大変ラッキーなことでした。本当はもっとしっかりと混ぜてから使いたかったのですが、そんな時間の余裕はありません。とりあえず塩の溶け残りがない状態にまで混ぜたら、ケルヒャーの吸水パイプをミニ水槽に差し、デッキの隙間に圧力のかかった水を噴射します。塩素とか、比重とか、水温とか、細かいことを気にしている暇はありません。多少魚に悪い水であっても、この暑さの中、空気中に長時間さらされることの方がよほど危険です。空気中での暴露、悪い水への暴露、どちらも危険であるなら、生命を救える方を取る以外に道はありません。

 

直接かけてしまうとぶっちぎれてしまうほどの圧力があるので、板数枚分離れた隙間から噴射します。

 

徐々に押し流され、やっと点検口から届きそうな位置に。。。「あ、パパ待って!もう届く!」とはなちゃん。急いで拾いあげ、水槽に走るはなちゃん。「このまま入れちゃって良い?」とはなちゃん。「いいよ」とパパ。

 

そして、ぽちゃん。

 

救出成功です。

 

この後しばらくは、ライブロックのすごく狭いところにじっとして全く姿を見せなくなったオジサン。よほど怖かったのでしょう。このまま引きこもりになってしまってもおかしくはないほどの恐怖体験であったと思います。しかし数時間後。。。

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おそるおそる姿を見せてくれました。そしてさらに数時間後、少しずつライブロックから出て移動するように。まだ以前のように元気いっぱいではありませんが。

 

水合わせもへったくれもないような水で押し流されたので、げんなりと弱ってしまうのではないかと心配されましたが、どうやらそこまでではなさそうです。本当に良かったです。

 

本水槽からライブロックを移動する際、水から出して空気中を移動するので、まさかその岩の中に魚が入っていようとは思ってもみませんでした。オジサンはライブロックの穴の中から飛び出すことなく、空気中を岩と共にミニ水槽まで移動したのです。まったく大したやつです。というか、おぞましい体験をさせてしまってごめんね。はなちゃんパパも久々にぞっとしました。

 

「オジサンが死なないで良かった」と、はなちゃん。本当に良かったね。今度は気をつけてお掃除します。ごめんねオジサン。そして生きていてくれてありがとう!

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