水位変更

Sea Side Aquatics ES5ですが、今日になって登録完了の確認メールが入りました。Warranty Registration Cardは郵送でなく、スキャンしたものをメールに添付する形でも大丈夫であったようです。本来レシートの添付も必要なのですが、レシートはなく、eBay経由でいついつだれだれから購入した、と説明したら、それで済んでしまったようです。シリアルの明記覧は、本体にシリアルがありませんので、ここも空欄でした。

 

ポンプの保証期間は半年、インペラーは保証なし、本体は1年、とのことでした。しかし電力環境が異なる日本での使用に対して、きちんとポンプの保証がなされるのか、若干不安が残ります。私がもしメーカーサイドの人間だったら、推奨する環境以外で使用したポンプは保証しないだろうと考えるからです。私は、お伝えしているように、割り切って購入していますが、もし海外スキマーを検討している方がいらっしゃいましたら、ここいらのリスクは判断材料の一つとすべきかと思います。

 

ところで、ある程度ドライスキイングを目指そうと思っていたES5ですが、どうやらドライを目指せるほどのゆとりがないことが分かってきました。

 

昨日の段階である程度濃い汚れが上がってきたものの、今日の午前中は泡上がりがあまり良くありません。カップ上部に濃いめの泡がこびりついたまま、それ以上泡が押し出される気配がありません。

 

リーフオクトパスBH-1000の記事でも書いたように、米国規格の120Vモーターを日本の100V環境で使用すると、出力が下がります。また同じく米国規格の60Hzモーターを関東の50Hz環境で使用すると、モーターの回転数が減ります。つまり、米国規格のモーターを日本で使用すると、確定的に出力が弱くならざるを得ないのです。

 

ということで、サンプの水位を2cm上げ、24cmとし、さらに排水の開度調整をミニマムにまで絞りました。わが家のサンプは30cmですので、水位を24cmにすると、ゆとりは6cmです。試しに揚水用の外部フィルターを停止してみたところ、メインタンクからサンプに戻った水で、サンプの水位はぎりぎりではあったものの、溢れずに済みました。わが家の環境では、24cmがマックスの水位ということのようです。24cmは約9.5インチ弱ということで、かろうじてメーカー推奨の水位である9.5インチに近い水位となりました。

 

これでもうまく行かないようなら、高さの高いサンプに買い替えるしかないでしょう。仕切り板で水位を調整する手もありますが、25cm角の水槽ではスペース的に区画を作るのが難しいように思います。

 

サンプといっても、スキマーを入れることしか考えていない私は普通のガラス水槽を使っていますから、コスト的な負担は大した事はありません。しかし問題は、水槽高さを30cmから35cmに上げた場合、サンプ上部からキャビネットのタレ壁の下部までが15cmとなり、スキマーを出し入れする際に、水槽をずらして、キャビネットの前に引き出さなければならない可能性があります。ま、スキマーはそれほど頻繁に出し入れするものではないので、そうなったらそうなったで構わないかな、とも思いますが、できれば24cmの水位でカンベンしてもらいたいです。

 

試しにリーフオクトパスのときに買っておいた昇圧トランスも試してみましたが、短時間使ってみたところ、若干の過熱が確認できました。どうもこの過熱を放置して長期使用するのは勇気がいります。なのでまずは後日、今は使っていないリーフオクトパスのポンプに昇圧トランスを使用し、水を張った容器で長時間のテストをしてみたいと思います。それでポンプが故障したり、水温が異様に上昇したりしなければ、昇圧トランスは使った方がパワーアップすることが分かっているので、使用を検討したいです。

 

おそらく、日本のユーザーが最も安全かつ効果的に利用できる海外スキマーはDCポンプ搭載モデルなのだろう、という気がします。私は電力関係に詳しくないですが、DCはそういった環境に左右されないと聞いています。しかし、私のようにキャビネットの高さがなく、大きなスキマーの導入が難しいユーザーにとっては、やはりコンパクトなモデルを購入して、水位の調整でどうにか乗りきるしかないのだろうと思います。

 

とは言うものの、24cmに水位を上げてみてからの泡上がりがなかなか順調で、この水位で効率的にスキミングしてくれるんじゃないだろうか、と期待しています。

 

ところでスキマーのデザインについて気がついたことを少し。今回のES5はクリアのアウターケース内部にすっぽりポンプが入っているタイプです。昇圧トランスのテストをするときに、クリアのアウターを取り外し、手でポンプの温度を体感できるようにしました。分かったことは、このアウター自体も静音性にとっても寄与しているらしい、ということでした。アウターなしでポンプを回すと、アウター装着時よりも明らかに音が大きいです。ということは、もし私のように音を選択の際の目安の一つとしている場合は、ただのインサンプモデルではなく、ポンプがケースに包まれているものを選択するのがベターなのではないかと思っています。

 

スキマー下部の4点のゴム、ポンプ台座のスポンジ、サイレンサー、等も大きな効果があるのでしょうけど、ケースによってポンプが隔離されたように設置されていることが、意外にも大きな静音効果を発揮するようです。

 

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音で選ぶなら、上記のようなモデルよりも、ES5のようにポンプが内部に収容されているものが有利、さらにスキマー下部のゴム、ポンプ台座のスポンジ、サイレンサーなんかがあれば、なお良し、ということになりそうです。

 

順調に思えた輸入スキマーの顛末ですが、まだ手放しでイケる感じにはなっていません。24cmの水位がどう出るか、要観察です。

 

追記:

 『海外フォーラムで調べた「ブレークイン」とはなんぞや』


「海水は主に油分等の成分に影響される。スキマーの製造工程で本体に付着した油分、シリコン、等々の成分が良質な気泡の生成を邪魔してしまう。これらが海水によって洗浄され、スキマーのボディーが粘性の高い成分でコーティングされると、よりきめ細かい気泡が得られ、筒の中を気泡が上がる速度が低下する。それによってより多くの汚れが気泡に付着し、良質の泡が生成される。それには2週間程度を要することが少なくない。」

。。。私。。。。ちょっと焦りすぎているかも知れません。2週間くらい回してみたら、案外低い水位でも泡が上がってくれる可能性もありますね。。。。ここはじたばたしないで待ってみることといたしましょう♪

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