ナゼに色揚げ?

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最近のシマヤッコへの餌付け作戦により、栄養塩がミドリイシに悪影響を及ぼすと思いきや。なぜか色がキレイなパステル調に。。。。ピンクの子に続いて、ミドリの子もまさかの色揚げ。

 

ガラス面の苔の繁殖は急激に増えているだけに、若干、栄養塩が増加しているのは間違いないように思われるのですが、意味が分かりません。狙ってやっているわけではないので、ビギナーズラックという他はないでしょう。新たにミドリイシを導入して、同じように色揚げしようとしても、悲しいかな、再現できないでしょう。どうしてこうなったのかが分からないのですから。。。。

 

ちなみに以下は、入海時の写真。上の写真よりも画像そのものが暗いですが、それだけでなく、実際、ミドリイシの肌の透明感がゼンゼン違います。

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色揚げの要因を、想像してみます。

 

LEDとの距離:わが家の60cm水槽は、高さが36cmと、比較的浅いです。浅いところへ、高めの配置をしているために、割と強めの、偶然にもミドリイシに最適な光になっていたかも知れません。ただ、あまり近すぎてもいけないと聞くので、偶然にも、わが家の場合は、最初の状態で、ええ感じの距離になっちゃったのでしょう。

 

LEDのスペクトル:イソギンの調子を上げるために、LEDの導入時は必ずスペクトルを重視していました。シアンであったり、UVであったり、一般的なスポットLEDでは比較的欠けがちな色味が入っているものをいつも選択していました。これにはケントロさんのアドバイスも大きいのですが、いつの間にか、なんちゃってフルスペになっていたのかも知れません。

 

バイオペレットリアクター:疑いの余地なく、要因の中でも相当大きな部分を占めていると思います。導入から約40日でリン酸塩を0.1から0.00ppmにまで下げるという驚異的な仕事ぶりです。約1ヶ月間は100Lに対して50mlのバイオペレットを、その後は100mlまで増量しました。この増量が必要であったかどうかは分からないのですが、特にデメリットもなさそうなので、しばらくこのままで。

 

リン酸塩吸着剤:非力なスキマーを使っていた頃は、ローワフォスの効果を実感できたことはありませんでした。たぶん、ローワフォスはカツカツの低栄養塩まで持って行って、そこからさらに決め手の一撃を食らわせたいときに有効な吸着剤なんじゃないだろうか?と思っています。リン酸塩0.00ppmが達成できたのは、インサンプスキマー、さらにバイオペレットリアクターによって低栄養塩化が進んだところへローワフォスをぶち込んだせいではないかと考えています。

 

水流:Jebao WP-25によるランダム流の強化が良かったのだろうか?この水流ポンプを入れてから、元もとポリプ満開だったピンクのミドリイシも、さらにポリプの長さが伸び、さらにフワフワするようになりました。

 

バクテリア:最近、シマヤッコ餌付けのために大量投下している餌に対抗するために、バクテリア剤(マイクロバクター7とバイオスコール併用)を多めに投入しています。バクテリアはバイオペレットリアクターの中で回る炭素源を活用して、栄養塩をガンガンに消費しつつ、聞くところによると、サンゴの餌にもなるらしいので、バイオペレットリアクターとの相性が良いのでしょう。

 

トゥーパート添加剤:ウチではカルシウムリアクターの代わりに、トゥーパート添加剤と呼ばれる2本立て(カルシウム添加+KHバッファー)の添加剤を使っています。これにはカルシウム以外にもマグネシウムストロンチウムなどの色んな要素も配合されているらしく、この添加剤がミドリイシの育成に役立っているのかも知れません。トゥーパート添加剤は手放しで入れ続けるとイオンバランスが崩れるらしい、ということで換水もしっかりと継続しています。結果的に換水による水質の向上もあるのでしょう。添加量は総水量約100L弱に対して、徐々に5ml/dayにまで増やしたところ、カルシウムが420ppmになったのを確認し、3ml/dayにまで減らしました。その後、再度340ppmにまで下がったので、現在は4ml/dayに落ち着いています。たぶん、推奨量の5ml/dayが最も最適な結果が得られるのだろうと思います。

 

f:id:hana-smile:20131212134037j:plain再び収監されてしまったシマヤッコ。人口餌はちょい突きばかりで、ホントに食ってくれません。今日はコペポーダフレークとイサザアミフレークを試してみました。イサザアミフレークは最初6回連発で突きましたが、その後は無視。ただ、このフレーク系はいわゆる粒餌のように硬くはないので、餌付け用フードとして、持っていて損はない餌ではないかな?と思っています。

 

相変わらずライブロックだけは四六時中ツンツンしているのですが、人口餌もご飯なんだと気付いて欲しいです。 

 

というわけで、今のところは、練り餌をライブロックに塗るのが、積極的には食べに来ない人口餌を無理矢理口に含ませる最良の手段となっています。色々と試してみた結果、焼き海苔を練り餌に混ぜたときの反応が最も良いようです。

 

この、突く、という行為が、食べる、に変化してくれるのは、いつのことやら。。。