おとこの決断 パート2

台所の前に水槽を設置したのは正解だったのだろうか?所帯じみた雰囲気がバリバリで、写真が映えません。なので、写真は切り抜いて使いました。

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ところで、上の写真にあるように、アクリルのフタをオーダーで作ってもらったのですが、8ミリという厚さにもかかわらず、かなり中央がたわみます。この写真はトリミングしているので、たわみが強調されていますが、私的には、普段はあまり気になりません。ただ、こうしたたわみが許せない方は、アクリルでフタを製作する場合は注意した方が良さそうです。

 

ところで、ご覧の通り、黒のバックスクリーンは水槽内部を浮き立たせる効果もあり、水流ポンプの存在感を消す効果もあり、大変満足しているのですが、いかんせん、ガラスの映り込みがハンパないです。上の写真はまだそうでもないですが、昼間の撮影は、アングルをうまく考えないと、まともな写真になりません。黒のバックスクリーンを検討されている方は、ご注意を。

 

とはいえ、私は気に入っています。いつも写真ばっかり取ってるわけじゃないですし。

 

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アクリルフタは、直径2センチの穴を2箇所あけてもらい、指を突っ込んで持ち上げやすくなるようにしました。はなちゃんのために開けたのですが、さすがに8ミリ厚だけあって、はなちゃんには重そうです。

 

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コーナーは頂点から縦横2センチでカットを入れてもらい、水流ポンプのコードとカルシウムリアクターの管を通しました。クリアランスの狭さもバッチリです。

 

付属のガラス蓋を使わなかったのは、はなちゃんが落として割ったら危険なのと、ガラス蓋はコーナーの切り欠きが大き過ぎ、飛び出しのリスクがあったからです。今いる子達は飛び出しのリスクが限りなくゼロに近いのですが、かつて飛び出し事故で亡くした子のことが今も忘れられません。

 

底砂をハムハムする愛らしい底物系であるオトメハゼは、わが家の水槽に入海するやいなや、子供達と私のハートを撃ち抜いてしまいました。私達は早速、その子を「ハムハム番長のハム太郎」と名付けてかわいがっておりました。ところが、わずかな飼育期間で飛び出し事故で亡くすという悲運に見舞われてしまったのです。以来、私の中では、飛び出しに対する警戒の念が消えません。

 

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在りし日のハム太郎。ちょっとエラが張ってて、カエルちっくな顔がたまらない。今では、涙なくして語れない子となってしまいました。はっ、、、ハム太郎。。。うぅっ。。。。

 

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飛び出しと言えば、今朝、稚魚用の百均ケースから衣装ケースに脱走しているピカソの稚魚を発見。実は、この百均稚魚ケース、一時は本水槽内部に吸盤で固定していた関係で、吸盤部分に若干の隙間があります(百均ケースにドリルで孔を開けて吸盤を固定しました)。その隙間から海水が漏れるときに、一緒にケースの外に出たようです。

 

外のケースは、基本、RO水ですが、確かに日々の吸盤部分からの海水の漏れや、換水作業中の不注意による海水こぼれなどによって、ある程度は海水化していたと言えます。しかし、おそらく脱走したのは、前日の夜の換水後(まだ吸盤部分からの漏れが発生するほど稚魚ケース内の水位が高かったとき)でしょうから、6時間以上はこの塩分濃度の超低い水の中にいたことになります。そして、同じく脱走したブラインをパクパクとついばんでいたのです。(写真上のオレンジ色の微小な粒がブラインです)

 

これを書きながら、どうしても気になって比重を測ってみました。プラスチック製の安い比重計の下限を振り切って、読めないレベルの比重しかありませんでした。。。強烈に長時間の淡水浴です。。。

 

その子ですが、今夜の換水で死んだ子は発見できていないので、現在も元気に生存していることになります。恐るべし。。。超低比重、エアレーションなしの環境で、よくもまあ生き延びたものです。

 

そうそう。アクリルフタと一緒に、アクリルの円盤とパイプもオーダーで作ってもらいました。それを瞬間接着剤で貼り付けて、オーバーフローのサイレンサーにしました。市販品より数倍安く買えたことになります。

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先日の記事でも書いたように、わが家のオーバーフロー水槽はバックプレッシャーで落水を受け止める仕様で、ほぼ無音ですので、本来サイレンサーは不要なのですが、貝の混入による詰まりを防止したかったのです。ちゃんと機能してくれそうです。

 

ところで、おとこのケツダン・パート2、ということで、ようやくこの水槽の方向性を決定しました。

 

やはり、運用はレッドシーのリーフケアプログラムで行くことにしました。基本はリーフエナジーA/Bで生体内では生成できない栄養を摂らせ、ちょっとずつLEDを強め行っても死なない状態にします。かつて、色揚げで喜んだとたんにミドリイシを干からびさせてしまった経験を持つ私は、ミドリイシの健康状態の維持なくして、色揚げはない、と考えているのです。

 

順調に動いているスキマーとバイオペレットリアクターのおかげで、おそらくは、硝酸塩もリン酸もコンスタントに0近くまで持って行けると思っているので、NO3:PO4-Xは不要と思っていたのですが、海外フォーラムでレッドシーのスタッフが、NO3:PO4-Xとスキマーの併用を強く推奨しているコメントを見て考えが変わりました。NO3:PO4-Xはスキマーを持たない人の代替品ではなく、凄まじい低栄養塩によって色揚げを目指したい人にこそ相応しいアイテムのようなのです。

 

というわけで、まずはNO3:PO4-XとリーフエナジーA/Bの併用によって、海水の超低栄養塩化+ミドリイシの健康促進を平行して進めます。併せてLEDの光量を徐々に上げていき、色揚げが見られるかどうか試します。その結果次第でコーラルカラーABCDの導入が必要かどうかを検討します。

 

ふぅ~。ようやまとまりました。ってまだ何も始まってないけど。

 

確かに成功事例の少ないリーフケアプログラムですが、個人的には試してみたいです。それも添加剤だけに依存するのではなく、照明、スキマー、カルシウムリアクター等々をバランス良く活かしながら運用してみたいのです。

 

長期的なプロジェクトになるかと思いますが、このブログでリポートして行きたいと思います。