太陽のフルスペ作戦は。。。

太陽のフルスペを、なんちって始めたこの実験、どうもうまくないみたい。。。

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わが家の水槽は、こんな風に午前中は水槽全体に太陽光が行き渡る位置に設置しています。

 

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この写真はLEDの影響を受けていない太陽光だけの状態ですが、ところどころ、特に先端が白みがかっているのが分かりますでしょうか?成長点としては正常なのかも知れませんが、毎日観察している私から観ると、変化が急激過ぎます。この状態にわずか1日でなりました。

 

しかも、その一日でポリプがガリ痩せし、先端がツンツン尖ってしまうほどになったのです。実は上記の写真はZEOvitのAmino Acid High Concentrateを入れた後に撮影しました。トリトン移行に決めてから、推奨以外のものは入れたくなかったのですが、この添加剤は投入直後にポリプをコロコロと太らせるミラクルな効果を発揮するので、緊急事態ということで入れました。写真からは分からないかも知れませんが、一部は共肉が極薄な部分もあり、このままでは十中八九白化するであろうと思われました。ってか、今後1~2日が山かも知れません。。。5つのミドリイシのうち、こうなったのはピンクの子(太陽光下ではオレンジっぽいです)だけなので、それがまだ救いですが、他のミドリイシもわずかに痩せ傾向が見られます。

 

この原因は2つ考えられます。1つは、冬季の低い太陽から午前中に差し込む太陽光の量が激増したことで、おおよそ3~4時間は潮が引いた超超超浅場の状態が続いたため。これまでの経験から、光量が過剰だと共肉が急速に衰退することが分かっています。ですが、太陽光を当てているのは昨日が初めてではないので、もう一つの原因が考えられます。

 

それは、リン酸塩の激減による栄養塩の枯渇です。HANNAによるリン酸塩のテスト結果が0.12だったのを受けて、ローワフォスを5gだけ、なんちゃってカーボンリアクター(バイオペレットを抜き出して、そこにバッグ入りの活性炭を入れただけ)の排水直下に水流が直接あたるように設置しました。今朝の測定では0.03と出ましたが、実はハタゴがうまく食べれなかったクリルなどもそのまま放置し、それがオーバーフロー管に数日引っかかっているような状態でコレですので、本来であれば一気に0くらいまで持って行ってしまった可能性があります。水槽の総水量は123Lですが、魚が一匹しかいないせいか、効き目が爆裂な感じです。

 

海外のフォーラムなどで共肉後退の原因について調べると、栄養塩がなさ過ぎると共肉が極端に薄くなり、色も褪せてきて、逆に給餌量を増やすなどして色が復活した、なんて書き込みをよく見かけます。なので、上記の光と栄養塩の枯渇との両方が原因なのかな~?と想像しています。

 

なので本日は南側の窓のブラインドを閉じ、ローワフォスを取り除いています。

 

栄養塩をギリギリまで枯渇させるのは、他に栄養の添加をしている場合は良いですが、トリトンの場合は、外部から養分を供給したりしないので、そこまでカツカツにしちゃいけないみたいですね。今回は自己判断でAmino Acid High Concentrateを入れましたが、極力メンテフリーな水槽を目指したいので、今後は栄養塩を除去しすぎないようにバランスを取らなければなりません。

 

バランスといえば、トリトンのベースエレメンツですが、123L、ミドリイシ10cm前後が5個、魚一匹で、一日各1mlでバランスが取れているようです。毎日の日照量の変動によってKHが7.6~8.1あたりで前後しますが、添加量に関してはおおよそ安定したようです。

 

というか、、、マジで水槽を直射日光の当たらない場所に回避させないとヤバいかも。。。太陽のフルスペ作戦はモロに大失敗だった気がしてなりません。。。トホホ。。。