ATI SunPower T5の風向を強制変更

ATI SunPower T5の冷却強化のためにPC用のファンを2台増設しましたが、結局はオリジナルのファンも他の2台と同じファンに交換しました。理由は2種類の異なるファンで動作時間が異なったり、風力が異なったりすると、ファン同士の力関係が崩れて風の流れが本来冷却したい安定器の方に向かなかったり、本来吸入すべきファン開口からの排出が生じたりするのでは?と考えたからです。ケースファンはトルクが強くないので、どこかのファンが力負けすることは十分に考えられたからです。

 

しかし、結果、自分で思っていたほど冷却効果が得られていないように感じたので、もう一工夫してみました。

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文房具用のクリアファイルを切って、全てのファンをコの字で囲うことで、空気の流れを強制的に安定器の方に仕向けました。接着は「貼ってはがせる粘着材 セメダインBBX」を使いました。

 

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ケース内のスペースは狭いので、平たく作らないとうまく挿入できなくなります。挿入時も50cmくらいの長いプラ定規を使って、クリアケースがはがれないように差し込みました。

 

効果はばっちりです。風のノイズはちょっと上がりましたが許容範囲内です。ATI T5内部の冷却空気は、安定器を冷やした後、蛍光管の方に回って管を冷やしてから外部に排出されるのですが、排出箇所に手をかざしたときの風量が上がりました。

 

これで照明の変更はひとまず終了です。注文から輸送、加工を入れて5週間くらいかかったでしょうか。何しろ一切のサポートを放棄して中をいじるわけですから、結構ドキドキでしたが、やってみると作業自体はそれほど難しくはなかったように思います。これで来年の夏も乗り切れると良いのですが。。。