ミドリイシの色を濃くする方法

現在の水槽。ミドリイシをいくつか☆にしてちょっと寂しくなりました。

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でもちょっと進展もありました。海外フォーラムでSPSを健康にする方法を調べていたら、面白い投稿を発見。貝やエビなどをミキサーでドロドロに挽いてミドリイシに給餌すると健康になるというのです。いわゆる市販のSPSフードでも良いのですが、このお手製フードでミドリイシの調子が上がるらしいのです。

 

うちのミドリイシが☆になった原因の一つは超低栄養塩過ぎてミドリイシの活力が低下したためと思っています。☆になる前は色が褪せてしまっていました。

 

ミドリイシには低栄養塩こそ正義的な考え方がありますが、海外のフォーラムだと過度な低栄養塩でコンディションを崩している人が多く(主に脱色)、大量給餌や魚の糞などである程度の栄養塩を維持することを推奨する人が多いです。

 

そこで全開で回していたスキマーを弱めてはみたものの、今ひとつ腑に落ちません。硝酸塩や亜硝酸は基本的に魚にとって毒だからです。できれば毒を増やさず、ミドリイシを健康にしたいのです。

 

そこでこの、生餌のドロドロミックス方式に着目したわけです。これならば意図的に水質を悪化させることなく、栄養素をミドリイシに届けられるかも知れないと考えました。

 

私がやってみた方法はこうです。アサリ、ホワイトシュリンプ、ブラインシュリンプ、リーフフレンジーをミキサーでドロドロにし、小分けにして冷凍する。都度海水で解凍し、ウェーブポンプは回したまま、循環ポンプを10分間停止し、メインタンク内にドロドロを流し込んで行き渡らせる。

 

2日間ばかりこの方法を試しましたが、特に変化は見られませんでした。そこで本日は、液体生餌とミドリイシの接触時間を増やすために循環ポンプの停止時間を20分にしてみました。すると!明らかにミドリイシの色が濃くなって、ポリプの出も若干良くなりました。

 

下の子は、うちのミドリイシの中でも比較的ポリプを出していた子ですが、今日は普段よりも良くポリプを出しています。

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もしこれが、ミドリイシの健康の増進を意味するならば、自分にとってはとても画期的です。スキマーやその他のトリトンの設備によって色を抜くことができ、ドロドロ散布によって色を濃くすることもできるなら、ミドリイシの色の濃さを自在に調整できることになるからです。これに照明の調整を加えれば、ミドリイシの健康状態を保ちながら、比較的安全に状態の調整ができるかも知れません。

 

さて、下は最近のシマヤッコ。ものすごくデブになりました。正面からの写真を撮れませんでしたが、顔が中央に寄ってデフォルメされたように見えるほどパンパンに太ってしまいました。

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しかし。丸くてラブリーになりました。

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マージンドコーラルフィッシュとシマヤッコです。

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この子のおかげで水槽がとっても明るくなりました。

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今のところホワイトシュリンプと殻に塗った生餌と乾燥餌のミンチしか食べませんが、しばらくはこの2種類で太らせる予定です。体力がついたところで、一気に乾燥餌のみにしてみて、食べるかどうかを試したいと思います。それまではミンチの比率を徐々に乾燥餌寄りにシフトして行きながら様子を見たいと思います。

 

シマヤッコが乾燥海藻フードを食べなかったとき、これを試してみたことがあります。食欲全開爆食いモードに突入している状態で、突然、普段見向きもしない餌に切り替えると、2日目くらいは抵抗するものの、しまいには空腹に耐えられず、やむを得ず乾燥海藻フードを口にするようになったのです。荒技なので痩せている子にはできません。いつでも普段食べている餌に戻せる状態まで完全に餌付いていることが条件ですが、試してみる価値はあるかと思います。生餌だけでも良いのですが、やはり色んな餌を食べさせたいので。

 

う~ん。ミドリイシへはずいぶんな授業料を払い続けています。そろそろ卒業したいものです。今回の方法がそのきっかけになれば良いのですが。。。