トラブル2連発食らったが、錫との死闘に勝利した!

大変なことが起こり過ぎて、何から書いたら良いやら。。。

 

2週間ほど前、ウスエダの付け根がまだらに白くなっているのを発見。この先はエグい映像が苦手な人は見ない方が良いかも。。。

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拡大するとコレです。あまりにも不自然に均一な形状が2個あるのがお判りでしょうか?

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調べてみると、フジツボのようです。昔、フジツボが体に繁殖したなんて怪談っぽい話を聞いたことがある人だと、これを見ただけでゾワゾワしますよね?

 

はなちゃんの妹と海でシュノーケルをしたとき、マガキガイを見つけて連れてきました。その背中についていたフジツボが繁殖していたのを、へぇ~面白いねぇ、な~んて言いながら水槽にぽちゃんとしていしまいました。マガキの背中についていたフジツボは入海数日後に撤去していたのですが、時すでに遅しでした。

 

海外フォーラムでは害がないという意見が大半でしたが、付け根に所々見られる白いまだら模様を見る限り、害がないわけないでしょ?と思われたので、骨格ごと掘って取りました。

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このまだら模様、AEFW(acro eating flat worms:ミドリイシを食害するヒラムシ)が疑われるとのことだったので、ReViveにディップしましたが、何も出ませんでした。その後、このまだらは拡大しておらず、除去部分からの白化も起こっていません。

 

その後、配管を組み直して改善

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1.揚水ポンプからの分岐で動作させていた2個のリアクターを撤去し、流量ロスを低減。

2.配管の90度エルボを可能な箇所で45度エルボ2個に変更し、急な折れによる流速ロスを低減。

3.揚水ポンプから二股に分岐し、一方は25Aでメインタンクへ、もう一方は20Aでクーラーを通過させた後に三重管を通してメインタンクへ。

 

その結果、ベクトラL1ってこんなに危険な流量だったの?ってくらい怒涛の水量をメインタンクに送り込み、三重管が呑み込めなくなったので、流量調整を下から2~3番目くらいに弱めました。

 

しかしせっかく流量を上げたのにもったいないです。いずれは三重管の一番内側にある送水管を抜いてしまって二重管にし、メインタンクからサンプへ落とし込める流量を増加させたいと思います。

 

ここまでの作業を終えたところで、クーラーとエルボをつなぐあたりからの水漏れが発覚。試しにホースを固定するクランプをめいいっぱい締めてみたら、エルボが割れました。写真ではうまく取れなかったのですが、エルボにヒビがが入りました。

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 本当の水漏れはクーラーとエルボをつなぐ箇所のネジ切り部分だったのに、ぜんぜん関係ないところを傷めてしまいました。

 

ゼンスイに電話したのが夕方だったため、その日の出荷は終了してしまっていました。エルボの発送は翌日となり、この日から2日間、クーラーなしで乗り切らなければならないことが決定。

 

室内のクーラーを2日間、温度を低めにして維持すればどうってことはないだろうと軽く見ていたのですが、結果は非常に恐ろしいことになっていました。

 

クーラー温度を上げないこと、クーラーを止めないことを家族に周知し就寝。

 

翌朝、水槽のあるリビングに入ると、2台のクーラーのうち1台が停止中。水槽温度は30度オーバー。すぐさまクーラーを稼働させ、次の夜は絶対にクーラーをいじらないことを再度家族に周知。

 

次の朝、子供のうちの一人がリビングのソファーで寝ていました。体が冷えたのでしょうか?2台のクーラーのうちの1台が再度停止中。。。。本人いわく「リモコンいじってない。誤作動じゃね?」とのこと。。。そんなバカな。。。。水槽温度は再び30度オーバーに。

 

その午前中にエルボが到着し、装着。肝心のネジ切り部分ですが、水道配管用のテープをグルグル巻き(6回転以上くらい)にし、水漏れは停止しました。

 

この時点で、水槽温度は25度と30度オーバーを2回も行ったり来たりしたわけです。たった2日間で。。。。

 

このトラブル以前は、実は我が家水槽では未だかつて見られなかったほどポリプが出て、色も良く、共肉もフワッとし、ダメダメミドリイシキーバー史上最高レベルの水準だったのが現在では、ウスエダは一部色褪せ、ポリプの長~いフューゴはポリプゼロ、ポリプぼさぼさだったハリエダはツンツルテンのポリプゼロ、色も全体に白くなってしまっています。相当ヤバい状況ですが、今のところRTNは起こっていません。

 

そんな中、吉報もありました。こちらが最新のトリトンの結果です。ななななんとっ!!!発生原因不明であ~~~んなに苦しんだ錫がゼロ!!!!

 

前回のテストと今回のテストまでに施した主だった作業は、全ての金属ホースクランプを樹脂クランプに交換、それと、ヒーターをチタニウムヒーターに交換しただけです。この2つのうちどちらかが発生源であった可能性が高いです。

 

ヒーターは、古いものでなければセラミックなので、本当ならばわざわざチタニウムにする必要はないのですが、うちのは結構古いものを使い続けていたので、原因であったのかも知れません。。。はっきりとは言えませんが。。。

 

それか、もしかしたら、毎日6Lの自動換水によって、微量な発生速度を換水量が上回っているのかも知れません。月次60%程度の換水量です。

 

しかも、さらに驚いたのは、かな~り多くのパラメータが最適値に入っています。いくつか、若干不足気味なものもありますが、完全に遠く外れてしまっているものはヨウ素だけです。

 

現在使っている塩はヴィーソルトです。この結果を見てしまうと、今後の我が家の水槽はヴィーで決定ということで間違いないと思います。また現在使っているDIYのドーシング剤も非常にうまく機能していると見て良いでしょう。カルシウムはこの時は若干低く出ていますが、これはいくらでも調整可能です。さらにヨウ素も購入して毎日添加するようにしたので、パラメータ的にはこれで安定させられると思います。

 

これを書いている時点で、フジツボ事件とクーラー事件の二大事件に巻き込まれたウスエダだけが最も弱っていて心配ですが、そのほかは、生存に関わるレベルではないのでは?と見ています。ただ、せっかくふさふさになりかけたポリプが引っ込んでしまって、かな~り残念な感じになってしまいました。複数の小さなパイロットだけは、小さなポリプを出し、色艶も良く、元気そうです。産地の違いなのでしょうか。。。この子達はオージーよりも高温に強いように思われます。

 

色々ありましたが、この山を越えれば、念願の安定飼育に持っていけそうな光明が見えてきました。

 

今回の教訓

 

1.フジツボは持ち込まない

2.クーラー部品が届くまでは室内クーラーのリモコンは誰も触れられない場所に隠す

3.錫は金属クランプか古いヒーターが原因かも

4.ヴィーソルトって、もしかしてめっちゃ良い塩かも。溶けやすくて使いやすいし♪

 

しっかし、ミドリイシって調子あげるのはすんごい時間かかるのに、落ちるのははやっ!!!