ゆる~く飼育継続中

最近、磯遊びでスカウトしたイソクズガニです。この写真からは全く形状が分からないですが、トゲトゲした体をしています。

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海では背中に海藻などをたっぷり背負ってカモフラージュしています。それで隠れているつもりなのか、動きはノンビリで、捕まえるのは容易です。うちでは、捕獲した2匹にそれぞれ、モジャお、モジャ子、と名付けています。今で2週間以上生きているので、水槽でも飼育できそうです。

 

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こちらは、小ぶりのサザエです。5~6匹連れてきました。大きくなるまで養殖して、程よいサイズになったら食べよう、と娘と共に企んでおります。

 

水槽で飼育してびっくりしたのは、サザエって移動速度が異様に速いのです。これまでに見た貝類の中でダントツです。あれだけ食べ応えがあるほどの大きさになれるのは、動き回って食べまわるからだろうか。。。にしても、大きくなるので、そのうちレイアウトをぶっ壊すのは必至ですね。

 

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お気に入りのチェルモン。本当に悲しいことですが、前回の記事のアップ直後に、兄貴分のマージンドコーラルフィッシュを亡くしてしまいました。本当にサイテーなことですが、首振り症状があったので、それまで何度か薬浴していたのですが、全く効果がなく、ついに複数の液体を混合して薬浴するという禁じ手に出ました。そのせいで弱って逝ってしまったわけです。なぜこんな初歩的なミスをしたのか悔やまれます。後で分かったことですが、チョウチョウが首を振るのは特に珍しいことではなく、不調がなければ放置しても何ら問題ないようです。

 

悪いことは続いて、テンションが激落ちしているさなかに、ドーシングポンプが故障し、カルシウム、マグネシウム、アルカリのバランスが完璧にイカれてしまい、ミドリイシは全滅しました。テンションが高いタイミングであれば、補正できたと思います。テンションダダ落ちで、気持ちで負けました。

 

現在、投げやり状態から、何とか気持ちの整理がつき、魚だけを維持しているのですが、飼育方法を大きく変更しています。

 

まず、換水はゼロです。足し水で塩分濃度を調整し、微量なミネラルは、毎日微量のトロピックマリンのプロコーラルミネラルを少量添加してまかなっています。プロコーラルミネラルは、70種類の微量元素を粉にしたものなのですが、特に精密な水質検査をしていないので、果たして水槽のミネラルバランスがどのようになっているかは不明です。今のところ魚の飼育には問題はないようです。無換水にしてから、2か月ほどになるでしょうか。。。

 

プロティンスキマーは使うのをやめてしまいました。外してから4~5か月経つと思います。硝酸塩は25くらいなので、高いです。ですが不思議なことに、モシャモシャの苔は全然生えてきません。スキマーを外した当初は、ウォッカドーシングで炭素源を添加し、バクテリアを繁殖させて栄養塩を下げていたので、この効果かと思っていたのですが、実はドーシングポンプが気付かないうちに故障していたことによって、ウォッカが全く添加されていない状況が続いていたことに後になって気付きました。その間、1日3食、餌は大量に投下しまくっていたのに、苔の爆食が起こらなかったのです。あ、こりゃスキマーいらんな、ということで、以降、外したままです。もちろん、今後SPSを再開したくなったときには、再度栄養塩を調整することになると思います。でも、そのときは再度ウォッカドーシングを行い、スキマーは使わないと思います。炭素源としてのウォッカはスキマーを不要とするほど効果絶大でした。当然、分解清掃手間もないですし、電気代もかからず、音も無音です。

 

硝酸塩が高いので、ガラス面にはうっすらと白い何かが付着しますが、以前のように3日に1回ガラス掃除しないといけないような状況にはならず、現在、2か月ほどガラスはさわっていません。ところどころに石灰藻が繁殖するほど放置しています。

 

以前悩まされたダイノスですが、これも案外あっさり解決し、その後、再発していません。当時、UVライトなども試したのですが、ごくわずかな期間で故障してしまい、UVの効果は確認できないままでした。結局は、適度に栄養塩を上げ、水槽内のバクテリアバランスが勝手にとれたことで解消されたようです。もしどこかにダイノスで悩んでいる人がいれば、栄養塩を下げ過ぎず、換水をやりすぎず、水槽内のバクテリア相が充実し、勝手にバランスがとれるまで数か月待つことをお勧めしたいです。

 

あと最近変えたことと言えば、照明のサイクルでしょうか。以前は自然の海を意識して、朝暗く、昼はギンギン、夜は暗く、という調整にしていたのですが、現在では、朝ギンギン、昼は中くらい、夜はギンギンにしています。一番水槽を眺めるチャンスがある朝と夜に全開にしているわけです。自然界だって、昼に大雨が降って暗くなったりするわけで、何も昼の12時にいつも最高に明るいとは限らないわけで、そこにそんなにこだわらなくても問題ないんじゃないかと思っています。

 

総じて、換水にしてもスキマーにしても照明にしても、全て飼育者本位に変えました。自然に近づけることを意識しなくなり、気持ち的な窮屈感が軽減されています。今のところ弊害はなく、どちらかと言えば、ラクチンです。

 

栄養塩が高いのにモシャモシャの苔が生えないのは、もしかしたら貝の効果かも知れません。うちでは定期的に磯遊びに行きますが、都度、苔取り貝を採取するので、結構膨大な数の苔取り貝が水槽内にいます。それでも、実際の磯でご覧になったことがある方はご存知かと思いますが、本物の磯は、爆裂な数の貝が、すごい密度でいたりします。あれを見てしまうと、水槽内にはこれくらいの貝がいても良いんだという気になります。

 

さてさて、こんな感じでゆる~く飼育しております。また何かあったら書きたいと思います。