無換水SPS 16日目

7月11日に導入したフラグ、約2週間ちょっと経過しました。何ら問題なさそうです。

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導入時の写真が以下ですので、どちらかと言えば、コンディションは良くなっているように見受けられます。若干、肉付きが良くなってますよね。色の違いは、たぶん照明の影響だと思います。下の写真は石灰藻がより赤いので、照明自体が白っぽい時間帯の写真なのだろうと。。。。

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ところで、スキマーレスにするつもりだったんですが、あっさりスキマーを導入しました。ウォッカドーシングだけでも栄養塩はかなり下がるのですが、水槽に白濁が見られるようになりました。つまり、炭素源の増加によってバクテリアが大繁殖を起こしていたと推測されます。で、白濁をそのまま放置すると、バクテリアの消費する酸素によって、水槽内に酸欠が起こります。海外でウォッカドーシングを失敗している人(生体全滅など)の典型例が、このような酸欠によるものだと思うんです。なので、そんなヤバいリスクは負わないことにします。

 

調べてみると、そもそも、スキマーを使わずにウォッカドーシングだけをやる人っていうのが、ほとんど皆無に近い、ということも分かってきました。原理としては、ウォッカ(炭素源)の添加によってバクテリアを爆殖させ、そのバクテリアが栄養塩を消費し、バクテリアごと栄養塩をスキマーで吸い取っちゃう、ということのようなんですね。なので、スキマーがないと栄養塩の排出が十分に行われない、ということのようなのです。

 

もしスキマーレスを本気で狙うなら、大容量のリフジウムの方が、まだ安全な気がします。

 

と言っても、うちでは今のところスキマーは、夜間は停止し、昼間だけ動作させています。これとウォッカの併用で、硝酸塩は約10くらいに収まっています。ウォッカの添加量を増やせば、硝酸塩5くらいまでは余裕で持って行けるはずですが、経験上、栄養塩をカツカツにすると、それはそれでリスクがあることが分かっているので、硝酸塩は5~10の範囲で収まっていればヨシとしたいと思います。

 

最近分かったのは、硝酸塩が25ほどあったとしても、ちゃんと立ち上がった水槽(バランスの取れた多様なバクテリア相が充実している水槽)では苔が生えてこないし、逆に硝酸塩がカツカツであったとしても、立ち上がっていない水槽では、がんがんに苔が生えてくる、ということです。なので、10くらいの硝酸塩は、全く問題ないと捉えることにしました。もちろん、ミドリイシの色をもっとパステルにしたいとかだと、ここを極めなければならなくなると思うのですが、私のテクではそこまでいきませんので、現状維持としたいと思います。

 

本日のパラメータ

Ca: 450

Mg: 1370

Alk: 7

No3: 10

 

カルシウムとマグネシウムとアルカリは、ドーシングポンプによる添加を開始しました。といっても、それぞれ1ml/日程度なのですが。というのも、たった1個のフラグでも、10日目以降あたりから、カルシウムとマグネシウムの若干の低下がみられたからです。もちろん、換水していれば十分にカバーできる程度の微量な減少ですが、うちでは今のところ換水していないので、添加で補うしかありません。

 

最近連れてきたチェルモンですが、お亡くなりになってしまいました。一時は活きブラインを食べていたのですが、その後、食欲が減退してしまいました。やはりショップで食べていない子は難しいですね。

 

今後、チェルモンの追加導入はないと思います。2匹を入れると、先住がかなり激しく追い回しちゃうことが分かったので。

 

その先住さんです。チェルモンらしからぬプックリとした太り具合で、かわいいです。

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普通、ショップで見かけるチェルモンって、ゴリゴリに痩せてて、骨の形状が分かるようなのが多いんですよね。でも、太ったチェルモンは最高にかわいいです。

 

餌は1日2回ないし3回ですが、たまにアサリやクリルなど、肉の多い食事を与えるようにしています。それと、何度かライブロックからヨコエビを食べているのを目撃したので、その効果もあると思います。

 

この手のチョウがライブロックを突くのは普通ですが、チュルっと突いた後にヨコエビが飛び出てきて、それをど突きまくるのを何度か見ました。なので、水槽内の豊富なヨコエビが、この子の肉付きに寄与しているのは間違いなさそうです。このままぷくぷくと育って欲しいです。