はなちゃんの小さな海
2020-10-13T16:27:54+09:00
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Hatena::Blog
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STNにはヨウ素ディップ
hatenablog://entry/26006613640173150
2020-10-13T16:27:54+09:00
2020-10-13T16:27:54+09:00 数週間前にSTNを発症したこちらのミドリイシフラグ、こちらの記事に書いた方法でSTNを止めました。 STN発症当時、共肉が肌色になり、このままチャイロになるかと思われましたが、ようやく先端に緑色が戻り始めました。これまで何度か、ヨウ素を添加した海水に一定時間さらすことで、STNに感染したミドリイシを救ってきましたが、今回もうまく行きました。写真とは別のミドリイシを1個体☆にしてしまったのですが、その子は3日間家を空けたときに発症し、ヨウ素ディップをするチャンスがないまま白化したので、それは致し方なかったと思っています。その他は全て生存しています。 下の子も、付け根にSTNが見られましたが、ヨウ…
<p>数週間前にSTNを発症したこちらの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>フラグ、<a href="https://hana-micro-ocean.hatenablog.com/entry/2020/09/24/194236">こちらの記事に書いた方法</a>でSTNを止めました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20201013/20201013143446.jpg" alt="f:id:hana-smile:20201013143446j:plain" title="f:id:hana-smile:20201013143446j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>STN発症当時、共肉が肌色になり、このままチャイロになるかと思われましたが、ようやく先端に緑色が戻り始めました。これまで何度か、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>を添加した海水に一定時間さらすことで、STNに感染した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を救ってきましたが、今回もうまく行きました。写真とは別の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を1個体☆にしてしまったのですが、その子は3日間家を空けたときに発症し、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップをするチャンスがないまま白化したので、それは致し方なかったと思っています。その他は全て生存しています。</p>
<p> </p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20201013/20201013143443.jpg" alt="f:id:hana-smile:20201013143443j:plain" title="f:id:hana-smile:20201013143443j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>下の子も、付け根にSTNが見られましたが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップで救出しました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20201013/20201013143454.jpg" alt="f:id:hana-smile:20201013143454j:plain" title="f:id:hana-smile:20201013143454j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>この子は、枝の先端が一部白くなっています。何かが寄生していると思われます。そのうち先端を折って取り除いてやろうと思ってます。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20201013/20201013143459.jpg" alt="f:id:hana-smile:20201013143459j:plain" title="f:id:hana-smile:20201013143459j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>ヘビガイ退治のために投入したイエローコリス(コガネキュウセン)ですが、ヘビガイに効果があるかどうかは、未確認のままです。ヘビガイの、これ以上の増殖はみられなくなったのですが、かといって撲滅したわけでもありません。この子はよく岩を突き、時おり、岩間のゴミのようなものを口で吸い出したりしているのを見かけました。おそらく、岩間の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンを好む魚であろうことは間違いなさそうですが、ヘビガイを食べるかどうかは、まだ未確認です。可能性はあるかも知れませんが、もう少し時間をかけて観察する必要がありそうです。</p>
<p> </p>
<p>前回の記事に書いたライブロックの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>漬けは、2週間ほどにわたって水質を悪化させ、白濁や、異様に高いdKH、1日に4L(全水量の1%以上)の足し水を必要とする塩分濃度の上昇など、極めて危険な状況をもたらしました。今後、ライブロックをデスロック化する場合でも、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>は使わず、天日干しにしたいと思います。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>は、器具の洗浄に使う分には簡単に洗い流せるので良いのですが、多孔質のライブロックに使うと、酸の成分を除去しにくいのと、そもそも石灰化したサンゴの骨と長期間反応し続けて、水質に影響してしまうのではないかと推測しています。</p>
<p> </p>
<p>何度も何度も<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を失敗し続けて、今頃気付いたか、、、という感じですが、つくづく思うのは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>って安定を好む生き物なんですね。水質にはできるだけ変化を与えない方が、リラックスしてポリプをフサフサさせているように見えます。</p>
<p> </p>
<p>自分みたいに、実験好きなキーパーだと、あれこれやらかし過ぎて、すぐにダメにしてしまうんだと思います。これを機に、あまり水質に変化を与えないよう気を付けたいと思います。</p>
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ヘビガイ
hatenablog://entry/26006613630570490
2020-09-24T19:42:36+09:00
2020-09-24T19:42:36+09:00 ライブロックのトゲトゲ、ヘビガイが爆殖し始めました。 下の画像の岩から、斜め左に向けてピロピロと伸びる糸のようなものが見えますでしょうか?コレ、ヘビガイから出ているのです。 ヘビガイは、ライブロックを持った時に手が痛い、ということ以外に、サンゴへの害があることが知られています。いくつかの文献によれば、ヘビガイは、プランクトンを捕食する際に、突起の先端から粘液のネットのようなものを出し、そこに付着したプランクトンやデトリタスを取り込むのだそうです。そのネットがサンゴのポリプに付着すると、ポリプが引っ込み、共肉の損失になることもあるのだとか。 水槽内のヘビガイを確認する限り、ネットというより、糸に…
<p>ライブロックのトゲトゲ、ヘビガイが爆殖し始めました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200921/20200921170422.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200921170422j:plain" title="f:id:hana-smile:20200921170422j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>下の画像の岩から、斜め左に向けてピロピロと伸びる糸のようなものが見えますでしょうか?コレ、ヘビガイから出ているのです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200924/20200924181728.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200924181728j:plain" title="f:id:hana-smile:20200924181728j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>ヘビガイは、ライブロックを持った時に手が痛い、ということ以外に、サンゴへの害があることが知られています。いくつかの文献によれば、ヘビガイは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンを捕食する際に、突起の先端から粘液のネットのようなものを出し、そこに付着した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンやデトリタスを取り込むのだそうです。そのネットがサンゴのポリプに付着すると、ポリプが引っ込み、共肉の損失になることもあるのだとか。</p>
<p> </p>
<p>水槽内のヘビガイを確認する限り、ネットというより、糸に近いですよね。</p>
<p> </p>
<p>実際には、ヘビガイによってサンゴが死んだとかいう報告は、あまり見られません。それよりも、ライブロックの見た目がひどい、という報告が大半のようです。でも、もし水槽を観察してみて、ヘビガイから伸びる糸がサンゴに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%DC%BF%A8">接触</a>している場合は、注意した方が良いかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、タンク内の半分近いライブロックを取り出して、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>漬けにしました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200921/20200921153108.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200921153108j:plain" title="f:id:hana-smile:20200921153108j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>漬けの目的は、2つ。1つは、ヘビガイの退治。もう一つは、石灰藻の退治です。</p>
<p> </p>
<p>石灰藻は、いかにもリーフタンクっぽくて、赤くてキレイですが、うちのタンクでは、ライブロックの9割を覆い尽くし、微細な凹凸や穴を埋めてしまっています。せっかくの多孔質な岩が、ノペっと平らになっちゃって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>の定着を妨げているように思えるのです。それと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>よりも石灰藻の方がアルカリを消費しているのではなかろうか?という疑念が。。。うちのタンクでは石灰藻の増殖速度が異様に速く、のっぺり石灰藻が付着した上に、さらに石灰藻が上塗りするように繁殖するほどです。しかし、石灰藻とアルカリの関連は証明のしようがないので、何はともあれ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>でヘビガイと石灰藻を落とすことにしました。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>下の写真は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>処理後の岩ですが、やらかしました。石灰藻があまりに頑固だったので、何度もぬるま湯を替えながら、ほぼ完全に石灰藻を除去したまでは良かったのですが、すすぎが甘かったのか、水がだいぶ白く濁り、その状態が3日ほども続いてしまいました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200921/20200921153111.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200921153111j:plain" title="f:id:hana-smile:20200921153111j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>すすぎは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>成分と水道水のカルキを洗い流す目的で、新しい海水に浸けて、パワーヘッドを回し、数時間行いました。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%A8%A5%F3%BB%C0">クエン酸</a>で石灰藻を落としたライブロックを投入してから、dKHが急激に上昇しました。投入直後は、ほとんど変化がなかったものの、2日後に測定すると、それまで7前後だったdKHが、いきなり12dKHに。カルシウムと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>には大した変化はなく、アルカリだけが急上昇しました。</p>
<p> </p>
<p>その日以来、アルカリの添加を停止したものの、dKHの低下は非常にスローで、アルカリ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%B5%C5%BA%B2%C3">無添加</a>のタンクで、5日間で2.5dKHしか落ちませんでした(12dKH→9.5dKH)。我が家の小さなフラグたちは、1日に0.5dKHしか消費していなかったんですね。。。現在、アルカリは微量添加を再開し、9dKH付近で推移しています。</p>
<p> </p>
<p>この白濁事件後、もともと色の薄かったフラグが、根元から白化し始めました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200921/20200921153144.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200921153144j:plain" title="f:id:hana-smile:20200921153144j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>原因は、<a href="https://hana-micro-ocean.hatenablog.com/entry/2020/08/29/225856">こちらの記事で行った高水温実験</a>によって、ビブリオ菌が繁殖したせいだと思います。高水温がサンゴに与える弊害については、<a href="https://hana-micro-ocean.hatenablog.com/entry/2020/09/08/221052">こちらの記事</a>に書いた通りです。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>への水質の影響は、良い影響も悪い影響も、おおよそ2週間くらい遅れて出始めることが多いので、このタイムラグは自然なことだと思います。</p>
<p> </p>
<p>高水温による不調から、さらに3日間の白濁が拍車をかけたことも大きかったでしょう。</p>
<p> </p>
<p>最近、栄養塩が急激に低下し、硝酸塩が1ppm、リン酸塩がハンナのチェッカーで0ppmになりました。この影響もあったのかも知れません。自然の海では、硝酸塩もリン酸塩も、ホビー試薬では0レベルらしいですし、実際に、両方ともゼロで長期飼育されている方もいらっしゃるので、これが原因の一つとは言えないと思うのですが、別の原因で弱ってしまった子には、影響してしまったのかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>最近、<a href="https://hana-micro-ocean.hatenablog.com/entry/2020/09/08/221052">タンクのスキミング効率が劇的に改善</a>したことは、以前記事にした通りですが、その後も、スキマーの泡の粘度はかつてないほど高いまま維持しています。ディスプレイタンクのパワーヘッドの方向も調整し、極力、水面の粘膜を打ち破って押し流し、滞留する箇所が出なくなるように工夫しました。水面を下から見上げると、特にタンクの角付近に汚れの滞留が見えるので、その滞留が極力なくなるように調整すると良いと思います。</p>
<p> </p>
<p>栄養塩の急激な低下は、たぶん、これが原因だと思うのですが、定かではありません。これ以上の低下は、高水温と白濁で傷んだ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>にはよろしくないと思い、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>によるカーボンドーシングは停止しました。今後は、硝酸塩を5~10ppmくらいの範囲でおさめたいと思います。</p>
<p> </p>
<p>白化(今回はSTNです)の見られるフラグですが、全くあきらめるつもりはありません!うちのタンクでは、飼い主である私の度重なる落ち度によって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>はことごとく失敗していますが、そんな中でも、何度かSTNを止めた経験があります。今回も同じ方法を用いました。</p>
<p> </p>
<p>海水1Lに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>液を10滴たらし、エアレーションをして、STNの発症した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を15分間浸けます。自分の経験では、STNを発症せしめた原因(高水温だとか悪い水質だとか)を根本から絶つことができていれば、この方法でSTNは止められます。根本的な水質の問題が改善されていない状況での<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップには意味がないので、根本原因の除去がキーポイントです。</p>
<p> </p>
<p>ヘビガイに話題を戻しますが、現在、こんな感じで、右側にヘビガイを除去した岩(デスロック)を配置しました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200921/20200921153156.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200921153156j:plain" title="f:id:hana-smile:20200921153156j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>さらに、海外フォーラムでヘビガイ駆除に効果があると言われる、イエローコリス(コガネキュウセン/イ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%ED%A1%BC%A5%E9">エローラ</a>ス)を投入。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200921/20200921153127.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200921153127j:plain" title="f:id:hana-smile:20200921153127j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>この状況で、数か月間観察し、右側のデスロックにヘビガイが繁殖しないか、左側のライブロックに付着したヘビガイからピロピロの糸が出なくなるか、を確認します。もし抑制ができているのであれば、イエローコリスに効果が認められたことになります。</p>
<p> </p>
<p>さらに、一緒にショップに連れて行った、はなちゃんの妹からの「群れる子が欲しい」というリク<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%B9">エス</a>トで、デバスズメを入れました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200924/20200924181734.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200924181734j:plain" title="f:id:hana-smile:20200924181734j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>5匹投入しましたが、初日で2匹が消え、1匹が不調のため、底砂を彷徨う状況に。。。デバスズメはいつの間にか消える、という話は、本当だったのか。。。</p>
<p> </p>
<p>ところが、デバちゃんたちを投入して2週間後、何気にサンプを眺めると、デバが1匹泳いでいるではありませんか!急いで救出し、メインタンクに戻します。</p>
<p> </p>
<p>ところが、その翌日、また同じ子が消えました!サンプを確認すると、やはり落ちてます。</p>
<p> </p>
<p>やむなく、フロー管のスリットに網戸張替用のネットを巻きつけました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200921/20200921153130.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200921153130j:plain" title="f:id:hana-smile:20200921153130j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>垂直の壁を登る<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%AC%A5%AD%A5%AC%A5%A4">マガキガイ</a>。。。。</p>
<p> </p>
<p>このネットのおかげで、それ以降のサンプ転落はなくなりました。</p>
<p> </p>
<p>かわいいのは、このサンプに毎回落ちちゃうおチビちゃん、救出してメインタンクに戻すたびに、うんちをしちゃうんです。2回救出して、2回とも、メインタンクに戻した直後にうんちをピロ~んとたらしてました。救出とは言え、捕まえられるのが、うんち漏らしちゃうほど怖かったのかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>こちらは、たまに出没するイソクズガニ。うちでは、モジャ子と呼んでいます。元気そうで何よりです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200921/20200921153124.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200921153124j:plain" title="f:id:hana-smile:20200921153124j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>うちのタンク、短期間に水質を変化させすぎてますよね。今後は安定を目指します。</p>
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高水温では病原菌のビブリオが大繁殖!
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2020-09-08T22:10:52+09:00
2020-09-08T22:10:52+09:00 どれくらいの方が、このブログに目を通してくださっているのか分かりませんが、時おり、見てますよ、というコメントをいただけると、とっても嬉しくなります。 その反面、とっても間違ったことを書いてしまっていることもあり、本当に申し訳ないです。 先日、自然界のサンゴ礁の水温について書きましたが、非常に大きく間違っていた可能性が高いです。読んでくださった方々、ごめんなさい!そして間違った水温設定をしちゃわなかったことを祈りたいです。 うちのちっさなミドリイシフラグ、実は、水温を24.5から27に上げてから、実はとっても調子が悪いのです。 これまで何度もミドリイシに失敗してきましたが、私の知る限りで、ミドリ…
<p>どれくらいの方が、このブログに目を通してくださっているのか分かりませんが、時おり、見てますよ、というコメントをいただけると、とっても嬉しくなります。</p>
<p> </p>
<p>その反面、とっても間違ったことを書いてしまっていることもあり、本当に申し訳ないです。</p>
<p> </p>
<p>先日、<a href="http://hana-micro-ocean.hatenablog.com/entry/2020/08/29/225856">自然界のサンゴ礁の水温について書きました</a>が、非常に大きく間違っていた可能性が高いです。読んでくださった方々、ごめんなさい!そして間違った水温設定をしちゃわなかったことを祈りたいです。</p>
<p> </p>
<p>うちのちっさな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>フラグ、実は、水温を24.5から27に上げてから、実はとっても調子が悪いのです。</p>
<p> </p>
<p>これまで何度も<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>に失敗してきましたが、私の知る限りで、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の不調の兆候を、書き出してみます。</p>
<p> </p>
<p>- 色が薄くなる(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%B9%A5%C6">パステ</a>ルになるのではなく、色が抜ける感じ)</p>
<p>- 輝きがなくなる</p>
<p>- 共肉が薄くなる</p>
<p>- ヒダヒダ部分がペラペラに薄くなる</p>
<p>- ヒダヒダ部分の先端が黒ずむ(色が濃くなるのではなく、干からびた感じ)</p>
<p>- それまでふっくらしていた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の先端が、梅干しみたいにショボショボになる</p>
<p>- 急にポリプが出なくなる</p>
<p>- 先端が不自然に白くなる(生長点ではない感じで)</p>
<p>- 付け根の活着部分が白化してくる</p>
<p> </p>
<p>上記のうち、2~3の症状が並行して起こっていたら、もうその時点で救出できない可能性が高い、と私は思っています。</p>
<p> </p>
<p>また、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の観察には、写真撮影がとっても有効だと感じています。毎日眺めているだけでは気付かない変化も、数日前、数日後を写真で比べると、あれ?こんなに色が変わってる!とか気付ける場合があります。</p>
<p> </p>
<p>で、今回のうちのフラグでは、1個が色が薄くなり、複数個がポリプを引っ込めています。若干ですが、ヒダヒダ部分が薄くなっているのでは?と怪しまれる個体も。。。結構な緊急事態だと思います。</p>
<p> </p>
<p>ということで、以下の対策を講じました。</p>
<p> </p>
<p>1.照明を若干落とす。</p>
<p>(不健康な個体は、共肉が弱っていて、強光に耐えられないかも、と)</p>
<p>2.水温を下げ始める</p>
<p>(もし高水温が原因だったら致命傷になる)</p>
<p>3.<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%DF%A5%CE%BB%C0">アミノ酸</a>ドーピングを開始</p>
<p>(共肉を太らせることができるので、即効性の防御になる)</p>
<p> </p>
<p>で、水温について調べてみると、ありました!ビンゴの記事が!</p>
<p> </p>
<p><a href="https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2015.00432/full">こちらの論文</a>です。</p>
<p> </p>
<p>その中から、いくつか重要な記述を抜粋します。</p>
<p> </p>
<p>「ハナヤサイサンゴで実験したところ、水温31度で、病原菌であるビブリオ菌全般が2-3桁増加し、ビブリオの中のVibrio coralliilyticus(複数あるビブリオの中の一種)は、4桁増加した」</p>
<p> </p>
<p>「これまでに、海水温の上昇に伴う熱ストレスは、サンゴの健康を害し、病原菌の数および毒性を強めることが分かっている(過去の論文からの抜粋)」</p>
<p> </p>
<p>「熱ストレスは、サンゴを病原菌に感染しやすくする(過去の論文からの抜粋)」</p>
<p> </p>
<p>「Vibrio coralliilyticusによる組織の損失は、27-29度で、最も急速に上昇した(過去の論文からの抜粋)」</p>
<p> </p>
<p>「ハナヤサイサンゴは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B0%A5%EC%A1%BC%A5%C8%A5%D0%A5%EA%A5%A2%A5%EA%A1%BC%A5%D5">グレートバリアリーフ</a>で採取し、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%F3%A5%B4%BE%CC">サンゴ礁</a>での自然温度の22度を維持するグループと、毎日1.5度刻みで7日間上昇させるグループとに分けた」</p>
<p> </p>
<p>すみません、詳細まで読み込むのは断念しました。ですが、上記から見えてくるのは、水温27度って、明らかに病原菌の増殖が加速する温度だということ、そして、この実験で使ったハナヤサイサンゴを採取したときの、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%F3%A5%B4%BE%CC">サンゴ礁</a>の温度は22度であったことです。</p>
<p> </p>
<p>この実験では、水温を維持したグループと、毎日7日間上昇させたグループの、最終日における<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>の状態を比較したもので、複数の温度グループに分けたりはしていません。なので、いったい何度から危険な領域になるのかなどは、一切明らかになっていません。</p>
<p> </p>
<p>ただ、この論文が引用している他の論文から、27度がかなり病原菌の量と毒性が増加するレベル、ということは、はっきり言えそうです。</p>
<p> </p>
<p>そして、数日前のこの<a href="http://hana-micro-ocean.hatenablog.com/entry/2020/08/29/225856">ブログ</a>で取り上げた<a href="http://www.ronshimek.com/salinity_temperature.html">記事</a>にあった、世界中の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B9%B8%EA%BE%CC">珊瑚礁</a>の平均温度は27度。そして、今回取り上げた論文にあった<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B0%A5%EC%A1%BC%A5%C8%A5%D0%A5%EA%A5%A2%A5%EA%A1%BC%A5%D5">グレートバリアリーフ</a>の水温(年間で相当差はあるでしょうけど)は、22度。この差はいったい。。。。前回の記事にあった水温は、海面の温度だったのだろうか。。。。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、方針を転換し、水温を24.5度に戻します。24.5の根拠はないのですが、24.5でも、論文にあった採取場所の水温より高いこと、そして、今思えば、24.5度だったときの苔の発生具合は、とても少なかったことから、えいやで決めます。もっと低い温度でも問題はないかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>それと、定期的に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%DF%A5%CE%BB%C0">アミノ酸</a>を添加して様子を見たいと思っています。明らかに共肉がふっくらするので、見ていて安心だからです。</p>
<p> </p>
<p>今日のフラグの様子です。</p>
<p> </p>
<p>最初は、弱っている子達を強光から守るために底に置きました。後で考えを変え、全体の照明を少し弱めて、高いところに置きなおしました。その方が、まんべんなく光が当たる気がしたので。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200908/20200908215136.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200908215136j:plain" title="f:id:hana-smile:20200908215136j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>どす黒かったウスエダ。ポリプは後退しましたが、色具合は青?群青色?っぽく、自分好みに。。。自分の中では、ウスエダが一番<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の健康具合を観察しやすいです。共肉の痩せ具合や太り具合が分かりやすいように感じています。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%DF%A5%CE%BB%C0">アミノ酸</a>の添加による共肉の復活も早いです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200908/20200908213814.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200908213814j:plain" title="f:id:hana-smile:20200908213814j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>ポリプはがっつり後退しましたが、色は好みです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200908/20200908213818.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200908213818j:plain" title="f:id:hana-smile:20200908213818j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>先端が白いのは生長点かな?と思います。この子を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E4%A5%D5%A5%AA%A5%AF">ヤフオク</a>で販売されていた方の腕が素晴らしいのだと思います。うちのタンクに来てからの生長点ではありません。ポリプは、がっつりなくなっちゃいました。もともと共肉が薄いタイプのようなので、共肉の太り具合から健康度合いを見極めることができません。ポリプが思いっきり引っ込んでいるので、何らかのストレスがかかってはいるのでしょう。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200908/20200908213749.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200908213749j:plain" title="f:id:hana-smile:20200908213749j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>ストレス耐性が強いのでしょうか、、、やはりポリプの出は悪くなったものの、それほど変わり映えはしないように見えます。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200908/20200908213807.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200908213807j:plain" title="f:id:hana-smile:20200908213807j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /><br /><br /></p>
<p>一番ヤバそうです。色が薄すぎ。先端からちょっぴりポリプが出ているので、白化はしていませんが、色が乗ってくるまでは、結構危険な状態なのかも、、、</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200908/20200908213753.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200908213753j:plain" title="f:id:hana-smile:20200908213753j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><br />というわけで、高水温はかなり危ないことが、論文からも、自分の体験からも、理解できました。皆さまも、どうかお気を付けください。</p>
<p> </p>
<p>ところで、今回とりあげた論文が、ハナヤサイサンゴを対象としているのですが、ハナヤサイって、どうしてハナヤサイって言うんだろう?と気になりました。だって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%D6%CC%EE%BA%DA">花野菜</a>ってダサくないですか?</p>
<p> </p>
<p>しかし調べてみると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%D6%CC%EE%BA%DA">花野菜</a>って、カリフラワーのことなんですね!確かにカリフラワーっぽい形してますよね。納得!納得!</p>
hana-smile
スキミング効率が改善!
hatenablog://entry/26006613624455208
2020-09-06T13:54:35+09:00
2020-09-06T13:56:07+09:00 ちっさなフラグの変化を、冷や汗かきながら見守っている、はなパパです。予想通り、先日、入会させたフラグのポリプがかなり短くなっちゃいました。 9/2 9/6 新しいタンクの水質に馴染むまでの、ごく自然な変化かも知れないし、うちの水質が良くないのかも知れないです。夜中に、イソクズガニが枝につかまっているのを見ましたが、それくらいでは、こうはならないと思います。現在、世界中のコーラルリーフの平均水温であるとされる27度にまで、実験的に水温を上げていますが、あまり高い水温が好きでないのか。。。 下のフラグは、色が薄くなりました。うちのタンクでは、ミドリイシは濃くなる傾向なのが普通ですが、逆の現象が起こ…
<p>ちっさなフラグの変化を、冷や汗かきながら見守っている、はなパパです。予想通り、先日、入会させたフラグのポリプがかなり短くなっちゃいました。</p>
<p> </p>
<p>9/2</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185847.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185847j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185847j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>9/6</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200906/20200906112709.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200906112709j:plain" title="f:id:hana-smile:20200906112709j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>新しいタンクの水質に馴染むまでの、ごく自然な変化かも知れないし、うちの水質が良くないのかも知れないです。夜中に、イソクズガニが枝につかまっているのを見ましたが、それくらいでは、こうはならないと思います。現在、<a href="http://www.ronshimek.com/salinity_temperature.html">世界中のコーラルリーフの平均水温</a>であるとされる27度にまで、実験的に水温を上げていますが、あまり高い水温が好きでないのか。。。</p>
<p> </p>
<p>下のフラグは、色が薄くなりました。うちのタンクでは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は濃くなる傾向なのが普通ですが、逆の現象が起こっています。最近、リン酸塩に石灰化を阻害させないために、栄養塩を下げました。硝酸塩が10ppmから5ppm程度まで、リン酸塩が、0.05ppmから0.03ppm程度にまで下がっています。それが原因なのかは分かりません。やはり、あまり高い水温が好きでないのか。。。。</p>
<p> </p>
<p>9/2</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902190006.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902190006j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902190006j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>9/6</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200906/20200906112706.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200906112706j:plain" title="f:id:hana-smile:20200906112706j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>色が薄くなった原因が、高水温で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>が抜けたのだとしたら、相当ヤバいです。これが栄養塩によるものなのか、高水温によるものなのか、分かりません。その両方かも知れませんし。悩ましいです。</p>
<p> </p>
<p>もう一つ気になったのは、水流です。この色が薄くなった子は、水槽の中で最も水流が速いエリアにいました。水流が速いと色が薄くなるという情報はゼロ!ですので、誤解のないようお願いします。</p>
<p> </p>
<p>以下の動画の研究では、水流が強い方が、サンゴの体の周辺にある薄膜のようなものが、さらに薄くなり、サンゴの成長速度が上がることが分かっています。</p>
<p> </p>
<p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/fBktpJ3umAs?feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe></p>
<p><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?v=fBktpJ3umAs&ab_channel=BulkReefSupply">www.youtube.com</a></cite></p>
<p>この動画の24:50付近で説明されていますが、水流が弱いと、サンゴ周辺の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%A6%A5%F3%A5%C0%A5%EA%A1%BC">バウンダリー</a>レイヤ(境界層)が厚く、サンゴへの栄養の供給と排出が制限される。水流が速いと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%A6%A5%F3%A5%C0%A5%EA%A1%BC">バウンダリー</a>レイヤが薄くなり、サンゴの栄養サイクル促進されて、成長は上がる、とされています(この動画は以前の記事でも取り上げているので、内容は重複します)。</p>
<p> </p>
<p>ここでいう、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%A6%A5%F3%A5%C0%A5%EA%A1%BC">バウンダリー</a>レイヤーとは、いったいなんなんでしょう?boundaryは境界、layerは層です。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の粘膜層のようなもののことを言っているのでしょうか?いわゆるミューカスと呼ばれる粘液のことなのでしょうか。。。。</p>
<p> </p>
<p>ミューカスは、サンゴが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンを捕えるのに必要、と、どこかで読んだことがある気がします。しかし上記動画では、境界層は薄い方が栄養のサイクルはうまく行くとされています。いったいどういうことなのでしょう。。。全然分からない。。。</p>
<p> </p>
<p>この水流の速度が、境界層を薄くして、色が薄く見えたのだろうか?とも思ったのですが、境界層がミューカスのことだったとしたら、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の色とは全然関係がないですよね。粘液程度で色が濃くなったり薄くなったりはしないと思うので。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>水槽で硝酸塩が5ppm、リン酸塩が0.03ppmとかって、ぜんぜんキワドイ数値ではないので、やはり水温が高いのかも知れないですね。悩ましいのは、他のフラグがどちらかと言えば、濃くなっていることです。全般的に薄くなっているわけではないので、どうも見極めがしにくいです。ただ、この数日という短い期間で、この色の変化は、ちょっと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>にとって早すぎます。もしかしたら緊急な対策が必要かもですね。。。</p>
<p> </p>
<p>さて、話題は変わりますが、今日は、オーバーフロー管の上に取りつけているアクリルのフタを改良しました。</p>
<p> </p>
<p>2mmのビットで下穴をあけます。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200906/20200906112713.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200906112713j:plain" title="f:id:hana-smile:20200906112713j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>さらに5mmで穴を広げます。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200906/20200906112716.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200906112716j:plain" title="f:id:hana-smile:20200906112716j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>こんな感じになりました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200906/20200906112659.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200906112659j:plain" title="f:id:hana-smile:20200906112659j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>装着後</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200906/20200906112703.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200906112703j:plain" title="f:id:hana-smile:20200906112703j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>このフタは後付けで自作したものですが、オーバーフロー管の静音性に絶大な効果があり、かつ、貝類がフロー管に侵入するのを防いでくれています。ですが!<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AD%A5%DF%A5%F3%A5%B0">スキミング</a>効果に大きな欠陥がありました。写真では見づらいかと思いますが、水中に5~7mmほど入っちゃっていて、オーバーフロー管の本来の役割である、水面の油膜などの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AD%A5%DF%A5%F3%A5%B0">スキミング</a>効果が減じられていたのです。サンプに水を落とすのに、一番おいしい油膜面でない、ちょい下の海水を下に落としていたのです!あちゃ~っ!!!!ってやつですよね。</p>
<p> </p>
<p><a href="https://reefs.com/magazine/beginner-s-column-water-circulation/">こちらの記事</a>によれば、海水と空気の間には、laminar layerという、0.002~0.02cmほどの薄膜があり、これがガス交換を妨げている、と言います。ガス交換とは、水中の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%F3%BB%C0%B2%BD%C3%BA%C1%C7">二酸化炭素</a>と酸素を交換する作用です。空気中に生きる動物と違って、海中の酸素は少ないため、魚は、陸上の動物の10~30倍ほどの水を飲んで、酸素を補っている、と書かれています。ガス交換による酸素供給がいかに大切か、ということですよね。</p>
<p> </p>
<p>laminarは層、layerも層、ということで、解釈が分からないのですが、調べてみると、laminar layerは、turbulent layerと対を成す言葉で、言ってみれば、流れの乱れた層ではなく、流れが整った層、のようなものらしいです。流れが整っている、イコール、攪拌されていない膜、という解釈でも良いかも知れませんね。</p>
<p> </p>
<p>いずれにしても、大気圧と水圧によって生じるこの層を、どうやって打ち破り、ガス交換を効率化するかが、酸素供給の鍵なわけです。記事によれば、エアストーンやスキマーでも、いくぶんガス交換は行われるが、最大のガス交換が行われるのは、水面だそうです。</p>
<p> </p>
<p>しかし、この表層には、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>体窒素(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%DF%A5%CE%BB%C0">アミノ酸</a>やタンパク質)やデトリタスが溜まるので、さらに状況を悪くすると言います。</p>
<p> </p>
<p>水面を波立たせることも有効ではあるが、最も有効なのは、オーバーフローによる水面の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AD%A5%DF%A5%F3%A5%B0">スキミング</a>である、と書かれています。</p>
<p> </p>
<p>よく、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A1%BC%A5%D0%A1%BC%A5%D5%A5%ED%A1%BC%BF%E5%C1%E5">オーバーフロー水槽</a>の循環量は多い方が良いと言われますよね?私が一時トライした<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%EA%A5%C8%A5%F3">トリトン</a>メソッドでは、1時間に10回という、鬼のような循環量が推奨されていました。これは、並の太さのフロー管と、並の力の揚水ポンプでは達成できません。何とかして近づけようとしましたが、サンプへの飲み込み音は超うるさいし、揚水ポンプはガンガンに回さなきゃならないし、あまり現実的でない流量だなと思ったものでした。やる人はやっちゃうでしょうけど、それに適した構造の配管とポンプが必要です。いわゆる業務レベルの人なら、できちゃうだろうなという感じでした。</p>
<p> </p>
<p>で、循環量が多い方が良い理由というのは、もうお気づきですよね?私は、トライした当時は全く理由が分かっていなくて、サンプのスキマーに大量の栄養塩処理をさせることと、ディスプレイタンクの水質をサンプの水質に一致させることなのかな?と思っていたのですが、上記の理屈が分かってから思うに、おそらくは、ディスプレイタンクの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AD%A5%DF%A5%F3%A5%B0">スキミング</a>を最大化し、表層レイヤを極力ゼロに近づけることで、最大のガス交換効率を得るためではなかったのだろうか?と今では推測しているわけです。</p>
<p> </p>
<p>循環量が多い方が良いっていう情報はよく見ますけど、表層の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AD%A5%DF%A5%F3%A5%B0">スキミング</a>量を増やし、ガス交換を促進するためだとする情報は、正直見たことはないです。正しいのかどうか分かりませんが、とにかく、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A1%BC%A5%D0%A1%BC%A5%D5%A5%ED%A1%BC%BF%E5%C1%E5">オーバーフロー水槽</a>には、偉大な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AD%A5%DF%A5%F3%A5%B0">スキミング</a>能力があることは間違いありません。よく海外にオーバーフローボックスで横に幅広いものがありますが、あれって、たぶんフロー管よりも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AD%A5%DF%A5%F3%A5%B0">スキミング</a>効率は高そうですよね。</p>
<p> </p>
<p>しかし、私の、このフタ!</p>
<p> </p>
<p>最悪です。。。。どんなに流量を増やしても、表面を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%AD%A5%DF%A5%F3%A5%B0">スキミング</a>できない構造になっていたという。。。</p>
<p> </p>
<p>この写真、フタの改良後、わずか2~3時間のものです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200906/20200906131732.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200906131732j:plain" title="f:id:hana-smile:20200906131732j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>違いは、このスキマーのオーナーである私にしか分からないと思いますが、明らかに泡のネットリ感が違います。このスキマーは、キラリと光るものは何もない、ものすごーく普通の能力のスキマーで、特にパワフルな方ではないです。泡も、それほどネットリはしていませんでした。今回の改造、もしかしたら大正解だったのかも知れません!</p>
<p>(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%C3%A5%D7">カップ</a>の底の液体は、前から溜まっていたものです。泡質だけの比較で書いてます)</p>
<p> </p>
<p>な~んて、水槽のどっかで、でっかい生体が死んでて、タンパク質がモリモリ溶出していたりして!</p>
<p>(^ ^;</p>
hana-smile
基本のリーフケミストリーの謎を解く
hatenablog://entry/26006613623712376
2020-09-04T19:30:23+09:00
2020-09-04T19:40:34+09:00 いつものように海外フォーラムをブラウジングしていると、目から鱗がボロボロこぼれ落ちまくる動画を発見し、思わず食い入るように見てしまいました。 こちらがその動画です。リーフタンクでサンゴを飼育するために必要なカルシウム、アルカリ、マグネシウムについて説明しているのですが、ちょっと他では聞かれない、こういうことだったのか!が分かる内容です。ごめんなさい、サンゴ飼育に関心のない人には、全く意味をなさない内容です。 www.youtube.com Lou Ekusという人が、MACNA 2019でレクチャーをした動画ですが、そのタイトルは "BASIC REEF CHEMISTRY - DEMYSTI…
<p>いつものように海外フォーラムを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D6%A5%E9%A5%A6%A5%B8%A5%F3%A5%B0">ブラウジング</a>していると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%DC%A4%AB%A4%E9%CE%DA">目から鱗</a>がボロボロこぼれ落ちまくる動画を発見し、思わず食い入るように見てしまいました。</p>
<p> </p>
<p>こちらがその動画です。リーフタンクでサンゴを飼育するために必要なカルシウム、アルカリ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>について説明しているのですが、ちょっと他では聞かれない、こういうことだったのか!が分かる内容です。ごめんなさい、サンゴ飼育に関心のない人には、全く意味をなさない内容です。</p>
<p> </p>
<p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/AW4d3pTUw_Y?feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.youtube.com/watch?time_continue=24&v=AW4d3pTUw_Y&feature=emb_logo&ab_channel=BulkReefSupply">www.youtube.com</a></cite></p>
<p>Lou Ekusという人が、MACNA 2019でレクチャーをした動画ですが、そのタイトルは "BASIC REEF <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/CHEMISTRY">CHEMISTRY</a> - DEMYSTIFIED"「基本のリーフケミストリーの謎を解く」ですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/YouTube">YouTube</a>動画には別のタイトルがついていて、"Reef aquarium <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/chemistry">chemistry</a> can be pretty easy and fun...No, really"「リーフタンクのケミストリーは、とっても簡単で楽しいかも♪ 、、、まじで!」となっています。</p>
<p> </p>
<p>13:40 カルシウムとアルカリはシーソー関係にあり、どちらかを上げれば、どちらかが下がる。しかし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>、またはリン酸を増やすことで、両方の数値を同時に上げることができる(そのメ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%CB">カニ</a>ズムが後で詳しく説明されます)。</p>
<p> </p>
<p>16:00 2パートメソッド(ボーリングメソッド:アルカリとカルシウムをそれぞれ添加することで、サンゴの骨格形成に必要な元素を補う方法)は、やり方次第では、有効でない場合がある。</p>
<p> </p>
<p>通常、2パートのAに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%F6%B2%BD%A5%AB%A5%EB%A5%B7%A5%A6%A5%E0">塩化カルシウム</a>、Bに炭酸ナトリウム(または重炭酸ナトリウム)が入っていて、この2つが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>の力を借りて結合すると、炭酸カルシウムとなり、骨格が形成される。この結合(カルシウムと炭酸)の結果、残された塩化化合物とナトリウムが結合して、塩化ナトリウムとなる。</p>
<p> </p>
<p>この塩化ナトリウムは、海水の約7割を占めている、いわゆる塩で、残りの3割がサンゴの必要とする微量元素である。2パート(ボーリングメソッド)で、カルシウムをどんどん供給し続けると、カルシウムの結晶化に伴って残される塩化ナトリウムの割合がどんどん増えてしまう。当然、塩分濃度が上がるので、足し水で希釈し、塩分濃度を調整すると、7割の塩だけでなく、主にサンゴが必要とする3割の微量元素も薄まるので、微量元素の比率がどんどん下がって行く。</p>
<p> </p>
<p>なので、ボーリングメソッドでは、2パート(パートAとパートB)以外に、もう一つの液体(パートC)を使ってこの3割の微量元素の比率が下がらないように調整しているので、水槽のバランスを崩さないためには、ボーリングメソッドの基本にのっとって、微量元素を添加してあげないといけない。</p>
<p> </p>
<p>25:25 通常、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%F6%B2%BD%A5%AB%A5%EB%A5%B7%A5%A6%A5%E0">塩化カルシウム</a>と炭酸ナトリウムが結合して結晶化することで骨格が形成されるが、炭酸ナトリウムの代わりに、リン酸塩が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%F6%B2%BD%A5%AB%A5%EB%A5%B7%A5%A6%A5%E0">塩化カルシウム</a>と結合してしまうと、炭酸ナトリウムが結合できないまま残される。このため、リン酸塩が高いと、試薬上は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%F6%B2%BD%A5%AB%A5%EB%A5%B7%A5%A6%A5%E0">塩化カルシウム</a>と炭酸ナトリウムの両方(CaとdKH)の両方が高く検出される(シーソーのバランスが取れている)ことになるが、実際には、結晶化はうまく行っていない(これが、リン酸塩が高すぎると、サンゴの骨格形成が阻害される原因です!)。</p>
<p> </p>
<p>27:55 <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>濃度が高いと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>と炭酸ナトリウムが結合するので、試薬上は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%F6%B2%BD%A5%AB%A5%EB%A5%B7%A5%A6%A5%E0">塩化カルシウム</a>と炭酸ナトリウム(CaとdKH)の両方が高く維持されていることになる。しかし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>と結合した炭酸ナトリウム(アルカリ)は、骨格形成のための結晶化に使われることができないので、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>添加によって、カルシウムとアルカリの両方が同時に数値が上がって見えるのは、表面上のことである。</p>
<p> </p>
<p>30:50 カーボンドーシング(炭素源添加)は、栄養塩を下げるためのものと思っている人が多いが、実は、炭素源による栄養塩の低下は、副産物的な効果であって、炭素源は、別の、もっと重要な効果をもたらしている。</p>
<p> </p>
<p>サンゴのポリプは、硝酸塩を減らす優れたメ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%CB">カニ</a>ズムを持っているが、リン酸塩を減らすことは、あまりできない。しかし、善玉菌(有益な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>)は、リン酸塩をたっぷり食べる。その<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を、ポリプがたっぷり食べる。結果として、サンゴは必要なリン酸塩を摂取することで成長し、同時に硝酸塩を減らしている。なので、炭素源のすごいところは、大量換水によってリン酸塩を減らすのとは違って、サンゴに必要なリン酸塩を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を介して食べさせて成長を促し、同時にリン酸塩と硝酸塩を下げられることである。</p>
<p> </p>
<p>こんな内容です。本当はもっと色々なことが語られているのですが、省略しています。</p>
<p> </p>
<p>これを見て、衝撃的な事実が分かりました。無換水でSPSを飼育するなど、キング・オブ・バカ!ってことです。</p>
<p> </p>
<p>自分のタンクでは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>を利用して、シーソー関係にあるカルシウムとアルカリのバランスを取りながら、サンゴにカルシウムを供給しているわけですが、炭酸カルシウムの生成の過程で、大量の塩化ナトリウム(いわゆる塩分)が発生し、タンク内の塩化ナトリウム 対 必要微量元素の比率を、激しく塩化ナトリウム側に偏らせていることになります。それを補うために、プロコーラルミネラルを添加していますが、添加量が多すぎるのか少なすぎるのかが分かりません。いずれにしても、自然なミネラルバランスからは、徐々に、しかし確実に逸脱して行くことは避けられません。</p>
<p> </p>
<p>ベストなミネラルバランスを維持するには、換水しかないし、極端に言ったら、換水を行っても、ボーリングメソッドによって外部からカルシウム添加を行っている限りは、長期の間には、おそらく崩れて行くはずだと思います。この点だけで考えると、ボーリングメソッドよりも、カルシウムリアクターの方が優れていると思います。というか、このレクチャー、それとなく、ボーリングメソッドよりもカルシウムリアクターの方が良いって、遠回しに言っちゃってないか?と思えるほどです。</p>
<p> </p>
<p>ボーリングメソッドを行う場合は、定期的に水質検査に出し、ミネラルが逸脱していないかを確認した方が良いかもしれません。それか、どこかのタイミングで、ハンパない換水を実施して補正するとかですね。いわゆる、リセットというやつでしょうか。しかし水が仕上がるまでに数か月かかることを考えると、リセットはちょっと気が重いです。</p>
<p> </p>
<p>それと、炭素源添加についてですが、なんとびっくり!サンゴは大量の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を摂取することで、間接的にリン酸塩を食べていたんですね。少し前の、<a href="http://hana-micro-ocean.hatenablog.com/entry/2020/08/09/081253">このブログの記事</a>で、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を食べるのだろうか?と推測してみた話を書いてみましたが、ホントに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を食べていたんですね!しかも大量に!</p>
<p> </p>
<p>海外フォーラムで、「カーボンドーシング(炭素源添加)してるよ。栄養塩を下げるためじゃなく、生物相の充実のためにね」と言っていた人がいましたが、炭素源添加は、サンゴへの栄養供給の仕組みを水槽内に作るのが主な仕事で、リン酸塩の低減は、副次的効果だったんですね。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が健康になって、栄養塩が下がるなんて、理想的です。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、リン酸塩って、多すぎると<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の骨格形成を阻害しちゃうけど、ゼロだと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の栄養が欠乏しちゃう、っていうことらしいですね。</p>
<p> </p>
<p>昔は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は清浄な水に住む生き物だから、栄養塩は極力ゼロに近い方が良いんじゃない?って思ってましたが、ゼロではいけないという、ちゃんとした理屈があったんですね。</p>
<p> </p>
<p>そう考えると、リン酸塩を適正値に入れるために、鬼のように換水するとか、給餌量を減らすとかっていうのは、どうなんだろう?と思えてきます。良いとか悪いとかではなく、適度である必要があるのと、もう一つ、積極的に給餌して<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を増やし、それを食べさせる、っていう、炭素源添加のオプションを見直してみても良いかもですよね。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、我が家の飼育法を変更します。無換水のSPS飼育チャレンジは、これにて終了です!この理屈が分かっちゃうと、無換水なんて、バカ中のバカ、本物のバカ、バカの王様でしかないです。明日から毎日換水します!<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングは続けますし、もしかしたらドーシング量を増やして、同時に給餌量も増やすかも。</p>
hana-smile
フラグは、何気に楽しい♪
hatenablog://entry/26006613623023377
2020-09-02T19:39:39+09:00
2020-09-02T19:39:39+09:00 スマホのカメラレンズのフィルムを剥がしてみたら、ちょっとだけ前よりちゃんとした写真が撮れるようになったので、記録用に撮影しておきます。数か月後に成長の記録として比較できれば良いな~と思ってます。 新しく入会したフラグ。ポリプがボサボサですが、これは昨日の写真です。実は今日の時点で既にポリプが後退気味。 同じフラグ。ブルーを強めにすると、淡いブルーに。 下の二枚は今日撮影しました。こちらも、徐々にポリプは後退気味。 激しくヤドカリに愛されるフラグ。この石灰藻がついたヤドカリ、二日連続でここにいます。下にいるヤドカリを、どかそうとしています。 この子はちょっと色が薄くて心配です。うちの水槽では、色…
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%DE%A5%DB">スマホ</a>のカメラレンズのフィルムを剥がしてみたら、ちょっとだけ前よりちゃんとした写真が撮れるようになったので、記録用に撮影しておきます。数か月後に成長の記録として比較できれば良いな~と思ってます。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185714.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185714j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185714j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>新しく入会したフラグ。ポリプがボサボサですが、これは昨日の写真です。実は今日の時点で既にポリプが後退気味。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185837.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185837j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185837j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>同じフラグ。ブルーを強めにすると、淡いブルーに。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185904.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185904j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185904j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>下の二枚は今日撮影しました。こちらも、徐々にポリプは後退気味。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185847.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185847j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185847j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185913.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185913j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185913j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>激しくヤドカリに愛されるフラグ。この石灰藻がついたヤドカリ、二日連続でここにいます。下にいるヤドカリを、どかそうとしています。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185851.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185851j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185851j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>この子はちょっと色が薄くて心配です。うちの水槽では、色が濃くなる傾向があるので、もしかしたらちょうど良い色具合になってくれるかも。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902190006.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902190006j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902190006j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>入海から約2か月弱になるフラグ。色がもの凄く濃くなって、ちょっとヤバいです。入海当初、栄養塩が高く(NO3 10ppm、PO4 0.05ppm)、アルカリが低く(6.8 dKH)、照明が弱かったせいでしょう。現在、これらのパラメータを調整中です。2か月かけて、ここまで色が濃くなったということは、淡い色に戻すまでに、さらに2か月かかるということだろうか。。。。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185947.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185947j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185947j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>たった4つのフラグを追加しただけなのに、アルカリの消費が一気に増えました。たった1個だった頃と比べて、倍以上消費していると思います。カルシウムと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>も、アルカリほどではないものの消費が増えました。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の色が濃くなる傾向にあるので、照明をさらに強める予定です。そうすると、さらに消費が増えるでしょう。</p>
<p> </p>
<p>チェルモンはお肉がプリプリでかわいいです。体も大きくなってきました。親ばかですが、うちの子はお店の子よりも太っててかわいいと思ってます。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200902/20200902185954.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200902185954j:plain" title="f:id:hana-smile:20200902185954j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>しかしフラグ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の飼育が、ここまでエキサイティングだとは知りませんでした。こんなに小さな個体なのに、数個追加しただけで、各元素の消費量が目まぐるしく変わるし、ポリプの出具合や色の変化があるごとに、原因はなんだろう?と考えさせられます。</p>
<p> </p>
<p>上級者から見たら、笑っちゃうほどしょぼいタンクですが、単純に、変化を感じ取って色々と考えたり、調べたり、調整したりするのが、ものすごく楽しいです。その調整による変化が現れるまでに2週間とかかかっちゃうのも、まるで謎解きのようで面白いです。数か月後に成長してたら、かなり嬉しいかも。</p>
hana-smile
追加フラグ入海
hatenablog://entry/26006613621733137
2020-08-30T19:13:57+09:00
2020-08-30T19:13:57+09:00 ヤフオクで落札したフラグが届いたので配置してみました。 4つ落札したのですが、自分の撮影スキルがヘボすぎてうまく撮れないので、そのうちでもまともな写真を二点。 写真よりも実物の方がはるかに綺麗です。色合いはピカピカ、肌はツヤツヤ、ポリプは入水直後からボサボサです。さすがにオークションに出品するだけのことはあって、相当な猛者の育てたミドリイシだということが分かります。 はっきり言って、自分のタンクでは、この状態は維持できないと思います。おそらく、色は徐々に濃く、ポリプは若干後退気味になってしまうのではないだろうか?とちょっとビビッてます。 自分がアクセスできるエリアにもフラグを扱っているお店はあ…
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E4%A5%D5%A5%AA%A5%AF">ヤフオク</a>で落札したフラグが届いたので配置してみました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200830/20200830184836.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200830184836j:plain" title="f:id:hana-smile:20200830184836j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>4つ落札したのですが、自分の撮影スキルがヘボすぎてうまく撮れないので、そのうちでもまともな写真を二点。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200830/20200830184833.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200830184833j:plain" title="f:id:hana-smile:20200830184833j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200830/20200830184840.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200830184840j:plain" title="f:id:hana-smile:20200830184840j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>写真よりも実物の方がはるかに綺麗です。色合いはピカピカ、肌はツヤツヤ、ポリプは入水直後からボサボサです。さすがにオークションに出品するだけのことはあって、相当な猛者の育てた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>だということが分かります。</p>
<p> </p>
<p>はっきり言って、自分のタンクでは、この状態は維持できないと思います。おそらく、色は徐々に濃く、ポリプは若干後退気味になってしまうのではないだろうか?とちょっとビビッてます。</p>
<p> </p>
<p>自分がアクセスできるエリアにもフラグを扱っているお店はありますが、ここまでのクォリティではありません。それでいて、値段はそれなりにしちゃうので、それに比べたら非常に良い買い物をしたと思います。</p>
<p> </p>
<p>さて、先日から色々と調べごとをするうちに、今まで自分の中では常識だった水の適温だったり、塩分濃度だったりが、実はちょっと違っていたということが分かってきましたが、あらためて、栄養塩についても、ちょっとだけ調べてみました。</p>
<p> </p>
<p>栄養塩って、なんで低くなきゃいけないんだろう?という疑問があったのですが、リン酸塩が多いと、サンゴの石灰化が阻害されるみたいですね。なので、自然の海のように、極めて低い数値を目指す方が、サンゴは健康、ということみたいです。自分の中では、超低栄養塩水槽って、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%B9%A5%C6">パステ</a>ル化するためなんじゃない?とテキトーに思っていたんですが、本来の目的は、リン酸塩に石灰化を阻害させない、というところにあるみたいです。</p>
<p> </p>
<p>先日の記事で、アルカリ度を上げることによって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を促す方法を試してみることを書きましたが、同時に、栄養塩を下げることで、成長と色揚げの両方が見込めるかも知れません。。。。とりあえずは、少しずつできることから始めますが、目指すべき方向性は徐々に見えてきました。</p>
hana-smile
リアルなサンゴ礁の水温
hatenablog://entry/26006613621428843
2020-08-29T22:58:56+09:00
2020-09-09T08:18:07+09:00 (9/9更新 以下の記事には、続報があります。高水温は危険ですのでご注意を) フラグの成長を促進するには、どうしたら良いんだろう?なんて調べごとを続けているうちに、ふと、温度か?なんてことを思い立ちました。 前回の投稿でメタハラが気になると書きました。海外リーファーさんたちが、成長が一番早いのはメタハラ、と言っていますよ、と。で、LEDに不足していてメタハラに豊富にあるものとして、もしかしたら紫外線(Ultraviolet light)と赤外線(Infrared light)が成長を促進する要因になっているのではないか?と推測を立ててみたわけなんですが、その記事を書いた直後に、ん?メタハラはL…
<p>(9/9更新 <a href="http://hana-micro-ocean.hatenablog.com/entry/2020/09/08/221052">以下の記事には、続報があります</a>。高水温は危険ですのでご注意を)</p>
<p> </p>
<p>フラグの成長を促進するには、どうしたら良いんだろう?なんて調べごとを続けているうちに、ふと、温度か?なんてことを思い立ちました。</p>
<p> </p>
<p>前回の投稿でメタハラが気になると書きました。海外<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EA%A1%BC%A5%D5%A5%A1">リーファ</a>ーさんたちが、成長が一番早いのはメタハラ、と言っていますよ、と。で、LEDに不足していてメタハラに豊富にあるものとして、もしかしたら紫外線(Ultraviolet light)と赤外線(Infrared light)が成長を促進する要因になっているのではないか?と推測を立ててみたわけなんですが、その記事を書いた直後に、ん?メタハラはLEDよりも水温を上げそう、と思ったわけです。もちろん、クーラーで下げるわけですが、LED水槽よりも、水温が上がったり下がったりくらいはしますよね?使ったことないので分からないのですが。</p>
<p> </p>
<p>そう思ったら、もしや温度では?と思ったのです。というのは、赤外線は紫外線同様、目に見えない光線なので、その主な作用は色うんぬんではなく、熱伝導になると思うんです。そうしたら、たとえ水槽自体はクーラーで冷却していたとしても、赤外線直下に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を置くことで、何らかの影響を受けるのでは?と思ったわけです。赤外線は電磁波の一種なので、光としての作用よりも、電磁波的な効果の方が大きいのでは?と。</p>
<p> </p>
<p>そう考え始めたら、メタハラで成長が速い原因は、単純に赤外線から来る熱伝導効果なのかな?などと推測してみたわけです。そしたら急に「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の適温って何度?」と気になり出しました。そこで色々調べて分かったことは、自然下の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は、結構高い水温下に暮らしているかも知れない、ということです。</p>
<p> </p>
<p>以下のページに、驚きの情報がありました。</p>
<p><a href="http://www.ronshimek.com/salinity_temperature.html">http://www.ronshimek.com/salinity_temperature.html</a></p>
<p>(<a href="https://en.wikipedia.org/wiki/Ronald_Shimek">Ronald L. Shimek博士</a>)</p>
<p> </p>
<p>サンゴのような特定の生物に適した温度を調べるには、その生物の分布図を把握するのが良い、というのです。その分布図の中心付近は個体数が多く、分布図の周辺に行けば行くほど、その個体数は少なくなることから、中心付近がその生物の最適な水温であろう、というわけです。</p>
<p> </p>
<p>そしてなぜ水温がそんなに重要なのか?という点について、リーフに生息する大半の生物は、自分の体温を調節できないので、その<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E5%BC%D5">代謝</a>は、完全に外部の周辺温度に左右されてしまうため、というわけです。このことは、上記の、個体数の多い分布の中心の水温が、その生物にとって最適な水温とみなすことができる、という説明を裏付けていますよね。もし自分で体温調節できれば、ある程度まんべんなく分布できると思うのですが、そうではなく、中心付近で個体数が多いので、その水温が、自己の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E5%BC%D5">代謝</a>や活動に最適であったことになります。</p>
<p> </p>
<p>この記事では、水温が5度変われば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E5%BC%D5">代謝</a>率が48%変化し、10度変わると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E5%BC%D5">代謝</a>率は96%変化するという別の人の論文を引用しています。</p>
<p> </p>
<p>広い海洋には、当然年間を通じて10度以上振れ幅があるところもあるはずで、上記の研究が当てはまらなくなっちゃうのですが、私の読み込みが甘いのだと思います、たぶん、この研究にはちゃんとした前提があるはずです。しかし、いずれにしても、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%F3%A5%B4%BE%CC">サンゴ礁</a>に住む海洋生物と水温には、極めて大きな関連がある、というのは間違いないと思って良いでしょう。</p>
<p> </p>
<p>また別の学者による論文を引用し、サンゴ全般で、最も速い成長が認められたのは、27-29度である、とも書かれています。</p>
<p> </p>
<p>また1,000を超える<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%F3%A5%B4%BE%CC">サンゴ礁</a>の水温を測定した論文によれば、平均温度は華氏81.7度(摂氏27.6度)であったとのこと(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%CF%B5%E5%B2%B9%C3%C8%B2%BD">地球温暖化</a>が騒がれる前の論文)。</p>
<p> </p>
<p>いかがでしょう?我々が知っている適温って25度とかじゃないですか?実際には、それよりも高い水温で生息しているケースがほとんど、ということになりそうです。</p>
<p> </p>
<p>もっともこの記事には、水深の記述が見当たらないので、海面なのか、水深数メートルなのかが定かでないので、ちょっとはっきりしないところもあります。ネットで主要な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%F3%A5%B4%BE%CC">サンゴ礁</a>があるエリアの海水を調査してみるのも良いかも知れませんね。</p>
<p> </p>
<p>巷で言われる25度というのは、いったいどこから出てきたのでしょう。魚の生息域で考えると、浅瀬の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%F3%A5%B4%BE%CC">サンゴ礁</a>より深いところの水温が推奨値と設定された可能性もあるのかな?なんて思ったりしました。</p>
<p> </p>
<p>私個人は、これまで24.5度で設定していました。根拠はなくて、なんとなく、もしかしたら気持ち低めの方が苔が抑えられるかな?なんて勝手に決めつけていたところがあります。</p>
<p> </p>
<p>この記事を読んだ方には、ぜひご注意いただきたいのですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は高温だと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>が抜けて白化してしまうのは、疑いようのないことなので、お気をつけください。どの辺が限界なのかは、私には分かりません。水温をいじるときは、完全に自己責任でお願いします。そして、水温を上げると生育が速くなるかどうかも定かではありません。</p>
<p> </p>
<p>上記のページでは、塩分濃度についても書かれていて、一般には、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%F3%A5%B4%BE%CC">サンゴ礁</a>の塩分濃度は35-38pptが普通(場所によって大きく変わる)であるとあります。たとえば35pptを25度で換算すると、比重が1.0264に、38pptだと1.0286なります。一般には、水槽の比重は1.024-1.025あたりが推奨されていることが多く、サンゴをやる水槽ではちょっと高めの1.026くらいを狙っても調子良いよ、なんて話を聞くかと思うのですが、実際には、1.026-1.028くらいまでは上げても調子良いのかも知れません(これも自己責任でお願いします!)。</p>
<p> </p>
<p>でも、アレですよね、世界中でかなりの人たちがリーフタンクを維持していると思うのですが、水温が26度程度を許容値の入れている人は結構多いですが、比重が1.026(塩分濃度35ppt)以上っていうのは、海外フォーラムを含めて、あまり見ない気がします。</p>
<p> </p>
<p>実験的に、ちょっと時間をかけて、少しずつこれに寄せて行ってみようかな~?と企んでおります。本格的にやるならば、条件の同じ水槽と生体を用意して比較しなければならないんですが、そこが素人の詰めの甘さです。検証はできないんですが、感覚あるいは経験的に身につけるしかないのかなと思ってます。</p>
<p> </p>
<p>---</p>
<p>追記:上記のRonald Shimek氏の記事では、サンゴ全般に関する水温について書かれていますが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>に限った内容ではありません。分布図の話題が出たのですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の分布図は書かれていませんでした。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の参考水温は、各地の有名な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%B9%B8%EA%BE%CC">珊瑚礁</a>エリアから得るのが良いかも知れませんね。</p>
hana-smile
フラグをもっと成長させたい!
hatenablog://entry/26006613621282685
2020-08-29T17:23:07+09:00
2020-08-29T17:23:07+09:00 7月11日に導入したフラグですが、ポリプはフサフサですが、ものすごく成長が遅いです。まだ約1.5か月ですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、やっぱり、早く親指サイズを卒業して、ブランチを伸ばして欲しいですよね。 というわけで、海外フォーラムなんかをチラホラ見ながら、成長方法を調べてみました。 まず目についたのは、メタハラです。 メタハラ、T5、LEDを全て使用したユーザーが口々に、成長を目指すならメタハラが一番と言っているようです。現在主流のLEDのスペクトルと比較してみると、メタハラのスペクトルは、特にUV(紫外線)とIR(赤外線)の量が極端に異なっていることが分かります。どんなに充実…
<p>7月11日に導入したフラグですが、ポリプはフサフサですが、ものすごく成長が遅いです。まだ約1.5か月ですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、やっぱり、早く親指サイズを卒業して、ブランチを伸ばして欲しいですよね。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、海外フォーラムなんかをチラホラ見ながら、成長方法を調べてみました。</p>
<p> </p>
<p>まず目についたのは、メタハラです。</p>
<p> </p>
<p>メタハラ、T5、LEDを全て使用したユーザーが口々に、成長を目指すならメタハラが一番と言っているようです。現在主流のLEDのスペクトルと比較してみると、メタハラのスペクトルは、特にUV(紫外線)とIR(赤外線)の量が極端に異なっていることが分かります。どんなに充実したフルスペクトルを謳うLEDでも、UVとIRだけは、自然光には遠く及ばないものがほとんどだと思います。ですが、以下のページにも記載が海中の実測スペクトルにもあるように、UVとIRは、5.5メートルあたりまでは、がっつり届いてるんですよね。</p>
<p> </p>
<p><a href="http://www.haru-design.jp/led/led_experiment_1.php">http://www.haru-design.jp/led/led_experiment_1.php</a></p>
<p> </p>
<p>よく、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%E5%C1%F0">水草</a>の育成には、UVとIRが大切と言われるようですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の中の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>も<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を行っていますから、もしかしたら、植物同様、適度なUVとIRが成長を促進する役割があるのかも知れません。いわゆる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を必要とする植物の育成に関しては、ここいらのUVやらIRやらが成長にどう影響するのかを研究した論文もいくつかあるようです。 </p>
<p> </p>
<p>どこかのLEDメーカーが、UVとIRを自然光並みに充実させた調光付きのLEDを開発してくれないだろうか?</p>
<p> </p>
<p>UVとIRが必要か不要かという議論はあると思うんですが、単純に、自然下と同じ光環境で育ててみたいなぁ~という興味はあります。色揚げ/色維持が超困難と言われるスパスラータなどは、海外での成功事例を見る限り、メタハラが有効なようですし、今のところは、太陽光に一番近いのがメタハラになるのかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>確かに、近年、LEDは強烈に進化しました。スペクトルという面で、非常に素晴らしい成果を上げていると思います。ですが、私は、もしかして!と思うことがあるのです。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は、分類上は動物です。あんな動かない木のような生き物なのに!そしてさらに驚くことに、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>という動物は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>という「植物」を体内に住まわせています。そしてその<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を行って得たエネルギーを、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>がもらっているわけですが、ここで重要なことは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>に植物的な活動が大きく影響しているということです。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が栄養を摂取する方法は二つあって、一つは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>が行う<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>から、もう一つはポリプから摂取する<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンです。LPSにいたっては、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンどころか、動物をまるごと食ったりしますよね。</p>
<p> </p>
<p>しかしいずれにしても、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の成長を考えるうえで、植物的な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>活動を無視できないわけですよね。</p>
<p> </p>
<p>そう考えると、今後、LEDを含む水槽照明の、個人的に目指して欲しい方向性というのは、やはり、スペクトルやら蛍光タンパクやらだけでなく、うまく<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>が促進されるかどうか?と思うのです。そこにもし、UVなりIRなりの必要性があるのならば、それも開発のベクトルに加えて欲しいのです。だって、太陽にあって、水深の浅いところではちゃんと透過してるんですから。植物に関する論文の中には、UVは、過剰であると非常に有害ですが、適度であれば<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を促進するというものもあるようです。あるいは、人間のような動物にとっても、骨格の形成に重要な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%BF%A5%DF%A5%F3D">ビタミンD</a>の生成や殺菌効果など、UVがある面では有益であることが分かっています。動物と植物の両方の面を持つ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>にとっても、このへんの研究がもっと進んで欲しい!と思います。</p>
<p> </p>
<p>以下のようなページに、植物における紫外線(UVA、UVB、UVC)、赤外線の影響が書かれています。</p>
<p><a href="https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1733">https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1733</a></p>
<p> </p>
<p>というわけで、いつかそのうち、メタハラも試したみたいなと思いつつ、とりあえず今は、それ以外の方法を模索します。</p>
<p> </p>
<p>次に気になったのは、アルカリ度/炭酸塩硬度です。非常に面白い実験結果が、以下のページにありました。</p>
<p> </p>
<p><a href="https://reefs.com/magazine/how-to-grow-corals-quicker-effects-of-various-alkalinity-concentrations-on-rates-of-zooxanthellae-photosynthesis/">https://reefs.com/magazine/how-to-grow-corals-quicker-effects-of-various-alkalinity-concentrations-on-rates-of-zooxanthellae-photosynthesis/</a></p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>内の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>をテストしたところ、炭酸塩硬度6.4dKHと比較して、12dKHの方が29%も高い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>が行われていた、というのです。</p>
<p> </p>
<p>以下は、その理屈をだいぶはしょって書きましたが、それでも、だいぶ分かりにくいかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>---</p>
<p>水中の重炭酸塩が増えると、水中の炭酸脱水<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%DA%C1%C7">酵素</a>が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%D9%CB%A6%CA%C9">細胞壁</a>を通過して細胞内に入るのを助け、その、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の細胞内に入った炭酸脱水<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%DA%C1%C7">酵素</a>が、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の体内にいる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>が必要とする<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%F3%BB%C0%B2%BD%C3%BA%C1%C7">二酸化炭素</a>の消費を促進する、よって高い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>が得られる、ということのようなのです。</p>
<p> ---</p>
<p> </p>
<p>水中のアルカリ度を上げると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の成長が促進される、と言われますよね?そして、照明の強度を上げたりすると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>によるアルカリの消費が促進され、水中のアルカリ度は下がる、という風に、私は理解していたわけなんですが、実は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>がアルカリを消費していたわけではなくて、高いアルカリ度が間接的に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を助けていたんですね。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、現在、7dKHを若干下回っている我が家のアルカリ度を、時間をかけて8~9dKHあたりまで持っていってみようと思います。</p>
<p> </p>
<p>ちなみに上記テストは、特に強い照明下で行われたわけではなく、どちらかと言えば、弱い照明下で行ったと書かれています。</p>
<p> </p>
<p>ここで一つ、非常に面白い事実が分かりました。照明の強度を上げたり、照射時間を長くすれば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の成長は促進されますよね?それは、ただ単に光を強くしたから起こるのではなく、照明の強度を上げるのに伴って、当然、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>キーパーの皆様はアルカリ度を測定し、アルカリ度が下がらないように、カルシウムリアクターを調整したり、自分みたいなボーリングメソッドの人なら、アルカリのドーシング量を増やしたりして、水中の重炭酸塩を上げているわけですよね。だから、重炭酸塩濃度の上昇が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を促進し、成長度合いが上がるのであって、もし照明だけ強くして炭酸硬度を上げなかったら(そんなこと普通のキーパーさんはやりませんが)、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を成長させるのではなく、単に、焼いている、ということになってしまいます。</p>
<p> </p>
<p>逆に言うと、照明を強くしなくても、アルカリ度/炭酸塩硬度を上げるだけでも、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>が高まり、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の成長度合いを上げることができる、ということだと思います。</p>
<p> </p>
<p>とりあえず、自分の場合は、この、照明を特別強くすることなく、炭酸塩硬度の上昇によって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を促進する方法によって、フラグの成長を促したいと思います。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の成長が促進されると、生長点が見られるようになりますよね?そうすると、枝の先端部分だけは輝いて見えますので、いわゆる色揚げとは違っても、見栄え的にもとても良くなるんじゃないかと想像しています。あるいは、もしも、成長に伴って<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の生長点だけでなく、ヒダヒダ部分が明るくなるようになるのであれば、それこそ色揚げ成功、ってことも、なきにしもあらず?かなと思ったりもします。</p>
<p> </p>
<p>もしこれがうまく行けば、照明で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を焼いちゃうとか、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>を抜きすぎて<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を健康をギリギリにしちゃうとか、そういったリスクを冒さずに、そこそこの色揚げができるかも知れません。いや、できるかもというより、上級者の皆様はこんな感じで色揚げされているのではないでしょうか?</p>
<p> </p>
<p>そう思うと、よく巷で言われる、成長モードか、色揚げモードか、っていったいどういうことなんだろう。。。上に書いた自分の推測では、成長あっての色揚げかなと思ったんですが、成長させずに色揚げするって、どういうメ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%CB">カニ</a>ズムなんだろう。。。あまり炭酸塩硬度を上げずに照明を強くし、かつ栄養塩をカツカツにして<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>を抑制気味にするということなのだろうか。。。。分からない。。。。</p>
<p> </p>
<p>ところで、特に低栄養塩水槽でdKHを上げると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の先端が焼けてしまうので、もしこのブログを見て、やってみよう!と思った人がいたら、注意してくださいね。</p>
<p> </p>
<p>dKHと、栄養塩濃度と、照明の強さは関連性があって、栄養塩が低く照明が強い水槽では、dKHは抑えめにしないと焼けを起こす可能性があり、逆に栄養塩がある程度あって、照明もあまり強くない水槽では、ある程度dKHを上げても焼けを起こさないようです。</p>
<p> </p>
<p>一般的には、超低栄養塩水槽ではdKHは7~8くらいまで、栄養塩が高い水槽ではそれ以上も許容可能とされているようです。といっても、海外でも9dKH以上にしている人は、ほどんど見かけません。</p>
<p> </p>
<p>ところで、今のところ、約1.5か月はうまく行っている無換水でのフラグ飼育に気をよくして、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E4%A5%D5%A5%AA%A5%AF">ヤフオク</a>で追加のフラグをポチってしまいました。到着が楽しみです♪ 以前はフラグにはあまり興味はなかったのですが、こうして成長について考えだすと、どうも小さいものから育ててみたいという気になってきます。</p>
<p> </p>
<p>どうなることやら。</p>
hana-smile
バクテリアとポリプの因果関係は。。。
hatenablog://entry/26006613611605921
2020-08-09T08:12:53+09:00
2020-08-09T08:12:53+09:00 7月11日に導入したミドリイシのフラグ、約1か月が経過しました。ここ数日で、ん?と思うほどポリプがボサボサになってきました。相変わらずの無換水です。 以下が入海16日目(置き場所が変わっちゃったので角度が違いますが) 以下が入海初日 Ca 450 Mg 1350 Alk 6.7 NO3 9 PO4 0.05 ちょっとポリプが出てきたので、海外フォーラムでこんな質問をしてみました。 「ミドリイシって、バクテリアも食うんですか?」 というのは、うちの場合、ウォッカ(40%のエタノール)ドーシングによって、バクテリアを増殖させているので、もしかしたら豊富なバクテリアがミドリイシの餌になっているんじゃ…
<p>7月11日に導入した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のフラグ、約1か月が経過しました。ここ数日で、ん?と思うほどポリプがボサボサになってきました。相変わらずの無換水です。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200808/20200808100243.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200808100243j:plain" title="f:id:hana-smile:20200808100243j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>以下が入海16日目(置き場所が変わっちゃったので角度が違いますが)</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200727/20200727182731.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200727182731j:plain" title="f:id:hana-smile:20200727182731j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>以下が入海初日</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200711/20200711134849.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200711134849j:plain" title="f:id:hana-smile:20200711134849j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>Ca 450</p>
<p>Mg 1350</p>
<p>Alk 6.7</p>
<p>NO3 9</p>
<p>PO4 0.05</p>
<p> </p>
<p>ちょっとポリプが出てきたので、海外フォーラムでこんな質問をしてみました。</p>
<p>「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>って、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>も食うんですか?」</p>
<p> </p>
<p>というのは、うちの場合、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>(40%の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A8%A5%BF%A5%CE%A1%BC%A5%EB">エタノール</a>)ドーシングによって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を増殖させているので、もしかしたら豊富な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の餌になっているんじゃないかと。</p>
<p> </p>
<p>でもよく考えてみると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>って、ただの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%B1%BA%D9%CB%A6%C0%B8%CA%AA">単細胞生物</a>なんですよね。要は、細菌です。その中には、病原菌もあれば、いわゆるヨーグルトに入ってるビヒズス菌みたいな善玉菌と呼ばれるものもあって、細菌だから良い悪いってことはないんですが、果たして、こんなもんで栄養が足りるのだろうか?と。。。</p>
<p> </p>
<p>関心のない人にはどうでも良い話ですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は、めちゃめちゃ不思議な生き物で、歩かないのに「動物」。で、体の中に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>をする「植物」、いわゆる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>を飼っていますよね。で、一説には、栄養の大半を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%EC%C3%EE%C1%F4">褐虫藻</a>が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>で生成したエネルギーから得ていて、残りを、伸ばしたポリプによって捕食した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンから得ている、と言われていますよね。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンならば、いわゆる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E6%A1%BC%A5%B0%A5%EC%A5%CA">ユーグレナ</a>(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%E0%A5%B7">ミドリムシ</a>)に代表されるように、栄養豊富であることが理解できます。しかし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>ってどうなんだ?と。1マイクロメートルほどしかない<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の餌になり得るのだろうか?と。</p>
<p> </p>
<p>そこで、ちょっと調べてみると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>もなかなか多種多様で、納豆に含まれる納豆菌、ヨーグルトに含まれる乳酸菌など、実際、かなり有益な仕事をしている子たちも多いのです。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>の種類は多種多様で、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>物を分解するもの、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を行うもの、石油成分や発がん物質を分解するもの、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%B2%B2%BD%BF%E5%C1%C7">硫化水素</a>を分解するもの、などなど、こいつら、ちっこいくせに、やってる仕事はとんでもないぞ!と驚くばかりなのです。最近では、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CA%FC%BC%CD%C0%AD%CA%AA%BC%C1">放射性物質</a>を分解する<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が、将来、宇宙飛行士の被ばくを軽減するかも知れない、みたいな話がニュースになりましたよね。</p>
<p> </p>
<p>が、しかし!肝心な「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>は、摂取して捕食者の栄養になるの?」という回答は得られない!!!</p>
<p> </p>
<p>で、海外フォーラムに投降した私の質問に、返答がつきました。</p>
<p> </p>
<p>回答1「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>、食うよ」</p>
<p> </p>
<p>回答2「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>は食わないかも知れないけど、僕は炭素源を添加してるよ。それは栄養塩処理の目的じゃなくて、食物相を豊富にするためなんだ。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を食う<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンをサンゴが食うからね」</p>
<p> </p>
<p>どちらも、ものすごく的を得た回答だと思いました。1は、確かに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が触手を伸ばして捕まえるものを、いちいち大きさを判別して、捕まえたり逃がしたりはしていないと思うのです。だから結果として、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>も<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンも食べてるよ、っていうのは、一理ありますよね。というか、1マイクロメートルの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%B1%BA%D9%CB%A6%C0%B8%CA%AA">単細胞生物</a>ですから、食べてるというより、口に入っちゃってる、という方が正確でしょうか。</p>
<p> </p>
<p>2がさらに面白くて、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が豊富だと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンもハッピーで、その<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%E9%A5%F3%A5%AF">プランク</a>トンを、サンゴがウハウハで食べる、って考え方ですよね。こっちの方が現実的かも知れませんね。</p>
<p> </p>
<p>結論から言うと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>がサンゴの餌たりえるか?はさほど重要ではなくて、間接的に生物相の充実に寄与し、、、あ、いや、難しい言い方はやめましょう。要は、餌の餌になってるんだよ♪っていうことなんですね。</p>
<p> </p>
<p>いや、餌の餌ってのも、正しくないかも知れない。例えば陸上では、動物の死骸を<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が分解し、その養分で草木が育ち、それをまた別の動物が食べる、みたいに、要は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>は直接摂取されないにしても、何らかの形で、生物相の充実に大きく寄与している、っていうことなので、食べるというか、なんか見えないところで色んな仕事をしてますよ、ってことなんですよね。</p>
<p> </p>
<p>で、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>とポリプの因果関係は、ますます謎に包まれました。だって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>って、十数分で倍になると言われていて、さらにその数十分後に、倍になったものがさらに倍という風に、ネズミ算的に増えていきますから、たった1日では数千億どころじゃない数になるのです。そう考えると、炭素源の添加なんていらないんじゃない?ってな考え方も成り立ちます。確かに、炭素源など添加しない水槽で、ポリプがフサフサの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>も見かけますし、そう考えると、この仮説は、まったく成立しないんですよね。</p>
<p> </p>
<p>海外フォーラムなんかでよく言われるのは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は、水質の安定を好む生き物、ということですが、要は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が好む水質の範囲で、変動が極力小さい状態を長期間維持すると、自然と絶好調になってくる、っていうことですよね。どちらかというと、そっちの方がポリプの状態との関連はあるかも。。。</p>
<p> </p>
<p>あるいは、飢餓説もありますよね。栄養が足りてないから、より長時間活発に捕食を試みているんだと。。。う~ん、、、これを確かめるのは、無理っぽいなぁ~。。。栄養が足りてるかどうかなんて、測りようがない。。。。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>を少なくするために、照明を落とすとか、ちょっとリスクがありすぎてやりたくないし。。。</p>
<p> </p>
<p>そもそも、ポリプが出てるとか出てないとか、あまり気にする必要はないのかも知れませんね。</p>
hana-smile
無換水SPS 16日目
hatenablog://entry/26006613605372091
2020-07-27T19:42:15+09:00
2020-07-27T19:42:15+09:00 7月11日に導入したフラグ、約2週間ちょっと経過しました。何ら問題なさそうです。 導入時の写真が以下ですので、どちらかと言えば、コンディションは良くなっているように見受けられます。若干、肉付きが良くなってますよね。色の違いは、たぶん照明の影響だと思います。下の写真は石灰藻がより赤いので、照明自体が白っぽい時間帯の写真なのだろうと。。。。 ところで、スキマーレスにするつもりだったんですが、あっさりスキマーを導入しました。ウォッカドーシングだけでも栄養塩はかなり下がるのですが、水槽に白濁が見られるようになりました。つまり、炭素源の増加によってバクテリアが大繁殖を起こしていたと推測されます。で、白濁…
<p>7月11日に導入したフラグ、約2週間ちょっと経過しました。何ら問題なさそうです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200727/20200727182731.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200727182731j:plain" title="f:id:hana-smile:20200727182731j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>導入時の写真が以下ですので、どちらかと言えば、コンディションは良くなっているように見受けられます。若干、肉付きが良くなってますよね。色の違いは、たぶん照明の影響だと思います。下の写真は石灰藻がより赤いので、照明自体が白っぽい時間帯の写真なのだろうと。。。。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200711/20200711134849.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200711134849j:plain" title="f:id:hana-smile:20200711134849j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p> </p>
<p>ところで、スキマーレスにするつもりだったんですが、あっさりスキマーを導入しました。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングだけでも栄養塩はかなり下がるのですが、水槽に白濁が見られるようになりました。つまり、炭素源の増加によって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が大繁殖を起こしていたと推測されます。で、白濁をそのまま放置すると、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>の消費する酸素によって、水槽内に酸欠が起こります。海外で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングを失敗している人(生体全滅など)の典型例が、このような酸欠によるものだと思うんです。なので、そんなヤバいリスクは負わないことにします。</p>
<p> </p>
<p>調べてみると、そもそも、スキマーを使わずに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングだけをやる人っていうのが、ほとんど皆無に近い、ということも分かってきました。原理としては、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>(炭素源)の添加によって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を爆殖させ、その<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が栄養塩を消費し、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>ごと栄養塩をスキマーで吸い取っちゃう、ということのようなんですね。なので、スキマーがないと栄養塩の排出が十分に行われない、ということのようなのです。</p>
<p> </p>
<p>もしスキマーレスを本気で狙うなら、大容量のリフジウムの方が、まだ安全な気がします。</p>
<p> </p>
<p>と言っても、うちでは今のところスキマーは、夜間は停止し、昼間だけ動作させています。これと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>の併用で、硝酸塩は約10くらいに収まっています。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>の添加量を増やせば、硝酸塩5くらいまでは余裕で持って行けるはずですが、経験上、栄養塩をカツカツにすると、それはそれでリスクがあることが分かっているので、硝酸塩は5~10の範囲で収まっていればヨシとしたいと思います。</p>
<p> </p>
<p>最近分かったのは、硝酸塩が25ほどあったとしても、ちゃんと立ち上がった水槽(バランスの取れた多様な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>相が充実している水槽)では苔が生えてこないし、逆に硝酸塩がカツカツであったとしても、立ち上がっていない水槽では、がんがんに苔が生えてくる、ということです。なので、10くらいの硝酸塩は、全く問題ないと捉えることにしました。もちろん、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の色をもっと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%B9%A5%C6">パステ</a>ルにしたいとかだと、ここを極めなければならなくなると思うのですが、私のテクではそこまでいきませんので、現状維持としたいと思います。</p>
<p> </p>
<p>本日のパラメータ</p>
<p>Ca: 450</p>
<p>Mg: 1370</p>
<p>Alk: 7</p>
<p>No3: 10</p>
<p> </p>
<p>カルシウムと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>とアルカリは、ドーシングポンプによる添加を開始しました。といっても、それぞれ1ml/日程度なのですが。というのも、たった1個のフラグでも、10日目以降あたりから、カルシウムと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>の若干の低下がみられたからです。もちろん、換水していれば十分にカバーできる程度の微量な減少ですが、うちでは今のところ換水していないので、添加で補うしかありません。</p>
<p> </p>
<p>最近連れてきたチェルモンですが、お亡くなりになってしまいました。一時は活きブラインを食べていたのですが、その後、食欲が減退してしまいました。やはりショップで食べていない子は難しいですね。</p>
<p> </p>
<p>今後、チェルモンの追加導入はないと思います。2匹を入れると、先住がかなり激しく追い回しちゃうことが分かったので。</p>
<p> </p>
<p>その先住さんです。チェルモンらしからぬプックリとした太り具合で、かわいいです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200727/20200727182733.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200727182733j:plain" title="f:id:hana-smile:20200727182733j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>普通、ショップで見かけるチェルモンって、ゴリゴリに痩せてて、骨の形状が分かるようなのが多いんですよね。でも、太ったチェルモンは最高にかわいいです。</p>
<p> </p>
<p>餌は1日2回ないし3回ですが、たまにアサリやクリルなど、肉の多い食事を与えるようにしています。それと、何度かライブロックから<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%B3%A5%A8%A5%D3">ヨコエビ</a>を食べているのを目撃したので、その効果もあると思います。</p>
<p> </p>
<p>この手のチョウがライブロックを突くのは普通ですが、チュルっと突いた後に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%B3%A5%A8%A5%D3">ヨコエビ</a>が飛び出てきて、それをど突きまくるのを何度か見ました。なので、水槽内の豊富な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%B3%A5%A8%A5%D3">ヨコエビ</a>が、この子の肉付きに寄与しているのは間違いなさそうです。このままぷくぷくと育って欲しいです。</p>
hana-smile
ずぼらSPSチャレンジ、5日目
hatenablog://entry/26006613598862023
2020-07-15T16:45:56+09:00
2020-07-15T16:45:56+09:00 先日投入したミドリイシのフラグ、5日間が経過しました。 今のところ特に問題はなく、健康そうです。 水質を測ってみると、Ca 490、Mg 1410、Alk 7.7、と、奇妙なことに投入時よりも若干数値が上がっておりますが、おそらくは測定誤差ということで、相変わらず理想的な範囲におさまっています。NO3は10、PO4は未計測。 やはり、フラグ1個では、ほとんどミネラルを吸収しない、というか、既存のライブロックにある石灰藻が消費するのと同程度のミネラルしか消費しないようです。このフラグがだいぶ成長するか、追加のミドリイシを追加しない限りは、特にカルシウムやマグネシウムの添加は必要なさそうです。 運…
<p>先日投入した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のフラグ、5日間が経過しました。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200715/20200715155217.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200715155217j:plain" title="f:id:hana-smile:20200715155217j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>今のところ特に問題はなく、健康そうです。</p>
<p> </p>
<p>水質を測ってみると、Ca 490、Mg 1410、Alk 7.7、と、奇妙なことに投入時よりも若干数値が上がっておりますが、おそらくは測定誤差ということで、相変わらず理想的な範囲におさまっています。NO3は10、PO4は未計測。</p>
<p> </p>
<p>やはり、フラグ1個では、ほとんどミネラルを吸収しない、というか、既存のライブロックにある石灰藻が消費するのと同程度のミネラルしか消費しないようです。このフラグがだいぶ成長するか、追加の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を追加しない限りは、特にカルシウムや<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>の添加は必要なさそうです。</p>
<p> </p>
<p>運用スタイルは、無換水、スキマーなし(代わりに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>添加)、トレースエレメント添加(プロコーラルミネラルを1日あたり17g)という、ずぼらキーパーの鏡のような仕様です。</p>
<p> </p>
<p>このスタイルのメリットは、圧倒的な低コスト、低労力、そして静音です。デメリット、と言って良いのかどうか、まだ定かではありませんが、微量なミネラルバランスが、中長期的に崩れてくることでしょうか。しかしそれも、厳密に言えば、換水を行っていたとしても、生じ得ること、ではあるんですよね。</p>
<p> </p>
<p>換水の場合は、水を入れ替えているので、ミネラルバランスは補正されやすいと思います。トレースエレメントの添加は、何も抜くことなく足していくので、ミネラルバランスは、崩れやすいのでは?と推測しています。</p>
<p> </p>
<p>ただ、その度合いが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の飼育に支障が出るほど崩れるのか、ある程度崩れても飼育可能なのかは、実際に試してみないと分からないと思います。</p>
<p> </p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200715/20200715155220.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200715155220j:plain" title="f:id:hana-smile:20200715155220j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>さて、こちらは新入りチェルモンのペーターですが、活きブラインをパクパク食べているにも関わらず、相変わらず痩せてますね。さすがに孵化直後の小粒のブラインベビーでは満腹にはできそうにありません。人工の粒餌を食べて欲しいものですが、経験上、ここから粒餌に持っていくまでに、1~2週間はかかるのでは?と思ってます。</p>
<p> </p>
<p>今のところ、餌は岩の穴からくちばしでチュルっと吸うもの、という認識から、餌は水中を漂ってくるもの、という認識へと変化しており、学習の途中経過は良好です。次の段階は、漂ってくるもの、あるいは底に沈殿してるもの、は、たとえ生き物のように動いていなくても餌なんだ、という学習になります。</p>
<p> </p>
<p>いきなりその段階には行かないので、今は活きブラインをスポイトで投入する前に、粒餌をすり潰した微粉を撒いています。たまたまカゴの底の方を漂うブラインを吸い込むときに、偶然、微粉を吸い込み、もしかしてコレ餌なんじゃね?と、その味を覚えさせる作戦です。そんなに狙ったように吸い込んではくれないので、気長に待ちましょう。</p>
hana-smile
がんばれ!ペーター!
hatenablog://entry/26006613597782875
2020-07-13T14:21:53+09:00
2020-07-13T14:21:53+09:00 先日導入したチェルモン(ハシナガチョウチョウウオ)。全く何も口にしない日々が続いており、久々に冷や汗をかいております。が、希望の光が見えてきました。 まずは、殻付きアサリに反応しないのを重症とみて、隔離しました。とある上級者様に以前教えていただいたように、狭いところの方が、餌が認識しやすいのでは?という考え方です。 我が家では、主に、即放流の方法を取ってきました。魚がリラックスするからです。そして、新入りをいびる先輩がいたら、先輩の方を隔離します。これがうまく行くこともあるのですが、今回はどうもそうじゃないようです。 というわけで、新入りチェルモンを籠に入れました。この籠の中のチェルモンを観察…
<p>先日導入したチェルモン(ハシナガ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C1%A5%E7%A5%A6%A5%C1%A5%E7%A5%A6%A5%A6%A5%AA">チョウチョウウオ</a>)。全く何も口にしない日々が続いており、久々に冷や汗をかいております。が、希望の光が見えてきました。</p>
<p> </p>
<p>まずは、殻付きアサリに反応しないのを重症とみて、隔離しました。とある上級者様に以前教えていただいたように、狭いところの方が、餌が認識しやすいのでは?という考え方です。</p>
<p> </p>
<p>我が家では、主に、即放流の方法を取ってきました。魚がリラックスするからです。そして、新入りをいびる先輩がいたら、先輩の方を隔離します。これがうまく行くこともあるのですが、今回はどうもそうじゃないようです。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、新入りチェルモンを籠に入れました。この籠の中のチェルモンを観察していると、細いですが、ウ〇チを確認できたので、やはり、放流時に微生物をついばんでいたんだと思います。しきりに岩を突くのだけは確認できていたので。しかし、それではおそらく徐々に衰弱して行く可能性が高いので、何とか餌付けたい、というより、人工餌でなくても良いので、とにかく何か口にして欲しいです。</p>
<p> </p>
<p>ところが、この狭い空間に何を投入しても、ガン無視です。皆さまもご経験があるかと思いますが、こんなときの精神的プレッシャーは超デカいです。ショップでの餌食いを確認せずに購入したことを、かな~り後悔しました。ですが、とにかくやるだけのことはやらないといけません。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、私がシマヤッコの餌付けのときに多用する、活き<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D6%A5%E9%A5%A4%A5%F3%A5%B7%A5%E5%A5%EA%A5%F3%A5%D7">ブラインシュリンプ</a>を試します。孵化したブラインを雪のように降らせ、間違って口に入っちゃった、のを利用して食欲を促進します。かなり頑固なシマヤッコでも、この方法の成功率はかなり高かったです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200713/20200713140020.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200713140020j:plain" title="f:id:hana-smile:20200713140020j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>この方法のもう一つの利点は、ブラインがピョコピョコと動き回ることです。今回のチェルモン(ペーターと名付けました)は、冷凍ブライン、冷凍ホワイトシュリンプ、冷凍イトメなどの豪華ディナーに反応しませんでした。ここから分かったことは、生き物らしく動かないものに興味を示さないのです。チェルモンの餌付けで泣かされた経験がある方なら、そうそう、と分かっていただけることでしょう。</p>
<p> </p>
<p>卵から孵ったばかりのブラインは、小さすぎて無反応でした。それでもあきらめずに、3日目。孵化後3日も経つと、オレンジ色がかなり濃くなり、つぶも大きくなり、そしてなにより、パッと見て分かるほど、水中でピョコピョコ動くのです。</p>
<p> </p>
<p>これをスポイトで籠に投入したところ、食べました!立て続けにチュルチュルと!</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200713/20200713140015.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200713140015j:plain" title="f:id:hana-smile:20200713140015j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>孵化したブラインを投入するときは、全ての水流を止めて、ブラインがピョコピョコしているのが分かるようにすると効果的です。3日目以降の、もっと大きなブラインならば、もっと効果的かも知れません。</p>
<p> </p>
<p>今後の作戦は、活きブラインをスポイトで投入する際に、人工餌の粉末を混ぜます。その粉末を間違ってブラインと一緒に吸い込んじゃうことで、人工餌の風味になじませるのと同時に、人間の接近、イコール、餌の予感、という風に学習してもらいます。</p>
<p> </p>
<p>そして徐々に練り餌など、色々なものを試していきたいと思います。</p>
<p> </p>
<p>ふぅ~、まじで、今回なかなかしんどかった~。。。。頼むぞ!ペーター!</p>
hana-smile
無換水SPS?
hatenablog://entry/26006613596854515
2020-07-11T15:06:49+09:00
2020-07-11T15:06:49+09:00 ひざびさにショップに行きました。連れてきたのはハシナガチョウ(チェルモン)です。既に先住のチェルモンがいるのですが、うまく一緒に泳いでくれたらかわいいだろうな~という安易な考えで導入。 ところが!先輩に追い回され、、、 仕方なく、セオリーに従って先住を隔離しました。広い場所で新人を野放しにし、堂々と泳ぐようになってから、先輩を戻す予定です。 しかし、チェルモンの宿命というか、現時点でかなり痩せています。果たして餌付けできるかどうか。。。 もう1固体、連れてきたのはミドリイシのフラグです。 現在、我が家の水槽は完全に足し水のみの無換水ですが、どこまで行けるのかやってみたくなりました。 無換水では…
<p>ひざびさにショップに行きました。連れてきたのはハシナガチョウ(チェルモン)です。既に先住のチェルモンがいるのですが、うまく一緒に泳いでくれたらかわいいだろうな~という安易な考えで導入。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200711/20200711134942.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200711134942j:plain" title="f:id:hana-smile:20200711134942j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>ところが!先輩に追い回され、、、</p>
<p> </p>
<p>仕方なく、セオリーに従って先住を隔離しました。広い場所で新人を野放しにし、堂々と泳ぐようになってから、先輩を戻す予定です。</p>
<p> </p>
<p>しかし、チェルモンの宿命というか、現時点でかなり痩せています。果たして餌付けできるかどうか。。。</p>
<p> </p>
<p>もう1固体、連れてきたのは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のフラグです。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200711/20200711134849.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200711134849j:plain" title="f:id:hana-smile:20200711134849j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>現在、我が家の水槽は完全に足し水のみの無換水ですが、どこまで行けるのかやってみたくなりました。</p>
<p> </p>
<p>無換水ではあるものの、毎日、トロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>のPro Coral Mineralを添加しています。トロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>と言えば、SPS飼育の王道的な塩、プロリーフシーソルトを出しているメーカーとして有名ですよね。プロリーフシーソルトは、他の人工海水をはるかに上回る70もの微量元素を含んでいて、海外の本格SPSキーパーの間で絶大な支持を得る人工海水です。ただし、お値段がバカ高い!</p>
<p> </p>
<p>で、我が家で添加しているプロ・コーラル・ミネラルとは、プロリーフシーソルトと同じ、70もの微量元素を粉末状にした添加剤です。</p>
<p> </p>
<p>本来は、1週間に1回、50Lにつき5g(添付のスプーンあり)の添加が推奨されています。我が家では約300Lありますから、本来であれば、1週間に30g添加しなければなりません。ですが、これまでSPSがない状態でしたし、無換水で不足するミネラルの補充のために使っていたので、別のスプーンを使って、1日に1.7gを添加していました。1週間だと約12gほどの添加になります。推奨よりも、かなり少ないです。</p>
<p> </p>
<p>ですが、本日、フラグを導入するにあたってパラメータを計ってみたところ、Ca490、Mg1320、Alk7.5と、なんとビックリ!ほぼ理想?的な状態を維持していたことが分かりました。それ以外の微量元素がどんなだかは全く分からないのですが、この数値から察するに、他の元素も、もしかしたら良い具合なのかも知れません。ズボラな私は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%EA%A5%C8%A5%F3">トリトン</a>などの精密な検査には出さず、このまま行きます。この粉状元素を添加するメリットは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>などの減少が著しい元素を、毎日新鮮な状態で補完できることです。この点だけを取れば、換水よりも補完の能力は高いかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>フラグたったの1つならば、もしかしたら、プロコーラルミネラルの添加だけで飼育できてしまうかも知れません。今後も継続してパラメータを計り、状況に応じて、Ca、Mg、Alkをドーシングポンプで別途添加するか、プロコーラルミネラルの添加量を増やそうかなと思っています。</p>
<p> </p>
<p>実はこの方法を試そうと思ったのは、海外で、何人か似たような方法でSPSを飼育している人達がいたからなんです。プロコーラルミネラルを使っている人は見当たりませんでしたが、彼らは、完全に無換水で、トレースエレメントの添加だけでSPSを飼育しているのです。しかも数年やっているという猛者もいます。トレースエレメントは、当然、本物の海のバランスとは違うバランスの微量元素になると思いますが、それでも数年行けるということは、もしかしたら、もしかするのでは?と、ふと思ったわけです。</p>
<p> </p>
<p>アホな私は、無換水、プロティンスキマーなしのSPS飼育に、ちょっとワクワクしています。果たしてどうなることやら。。。。</p>
hana-smile
ゆる~く飼育継続中
hatenablog://entry/26006613591163099
2020-06-28T21:04:22+09:00
2020-06-28T21:04:22+09:00 最近、磯遊びでスカウトしたイソクズガニです。この写真からは全く形状が分からないですが、トゲトゲした体をしています。 海では背中に海藻などをたっぷり背負ってカモフラージュしています。それで隠れているつもりなのか、動きはノンビリで、捕まえるのは容易です。うちでは、捕獲した2匹にそれぞれ、モジャお、モジャ子、と名付けています。今で2週間以上生きているので、水槽でも飼育できそうです。 こちらは、小ぶりのサザエです。5~6匹連れてきました。大きくなるまで養殖して、程よいサイズになったら食べよう、と娘と共に企んでおります。 水槽で飼育してびっくりしたのは、サザエって移動速度が異様に速いのです。これまでに見…
<p>最近、磯遊びでスカウトしたイソクズガニです。この写真からは全く形状が分からないですが、トゲトゲした体をしています。</p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200628/20200628201954.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200628201954j:plain" title="f:id:hana-smile:20200628201954j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>海では背中に海藻などをたっぷり背負ってカモフラージュしています。それで隠れているつもりなのか、動きはノンビリで、捕まえるのは容易です。うちでは、捕獲した2匹にそれぞれ、モジャお、モジャ子、と名付けています。今で2週間以上生きているので、水槽でも飼育できそうです。</p>
<p> </p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200628/20200628202010.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200628202010j:plain" title="f:id:hana-smile:20200628202010j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>こちらは、小ぶりのサザエです。5~6匹連れてきました。大きくなるまで養殖して、程よいサイズになったら食べよう、と娘と共に企んでおります。</p>
<p> </p>
<p>水槽で飼育してびっくりしたのは、サザエって移動速度が異様に速いのです。これまでに見た貝類の中でダントツです。あれだけ食べ応えがあるほどの大きさになれるのは、動き回って食べまわるからだろうか。。。にしても、大きくなるので、そのうちレイアウトをぶっ壊すのは必至ですね。</p>
<p> </p>
<p><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20200628/20200628202003.jpg" alt="f:id:hana-smile:20200628202003j:plain" title="f:id:hana-smile:20200628202003j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p>お気に入りのチェルモン。本当に悲しいことですが、前回の記事のアップ直後に、兄貴分のマージンドコーラルフィッシュを亡くしてしまいました。本当にサイテーなことですが、首振り症状があったので、それまで何度か薬浴していたのですが、全く効果がなく、ついに複数の液体を混合して薬浴するという禁じ手に出ました。そのせいで弱って逝ってしまったわけです。なぜこんな初歩的なミスをしたのか悔やまれます。後で分かったことですが、チョウチョウが首を振るのは特に珍しいことではなく、不調がなければ放置しても何ら問題ないようです。</p>
<p> </p>
<p>悪いことは続いて、テンションが激落ちしているさなかに、ドーシングポンプが故障し、カルシウム、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>、アルカリのバランスが完璧に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A4%A5%AB">イカ</a>れてしまい、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は全滅しました。テンションが高いタイミングであれば、補正できたと思います。テンションダダ落ちで、気持ちで負けました。</p>
<p> </p>
<p>現在、投げやり状態から、何とか気持ちの整理がつき、魚だけを維持しているのですが、飼育方法を大きく変更しています。</p>
<p> </p>
<p>まず、換水はゼロです。足し水で塩分濃度を調整し、微量なミネラルは、毎日微量のトロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>のプロコーラルミネラルを少量添加してまかなっています。プロコーラルミネラルは、70種類の微量元素を粉にしたものなのですが、特に精密な水質検査をしていないので、果たして水槽のミネラルバランスがどのようになっているかは不明です。今のところ魚の飼育には問題はないようです。無換水にしてから、2か月ほどになるでしょうか。。。</p>
<p> </p>
<p>プロティンスキマーは使うのをやめてしまいました。外してから4~5か月経つと思います。硝酸塩は25くらいなので、高いです。ですが不思議なことに、モシャモシャの苔は全然生えてきません。スキマーを外した当初は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングで炭素源を添加し、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を繁殖させて栄養塩を下げていたので、この効果かと思っていたのですが、実はドーシングポンプが気付かないうちに故障していたことによって、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>が全く添加されていない状況が続いていたことに後になって気付きました。その間、1日3食、餌は大量に投下しまくっていたのに、苔の爆食が起こらなかったのです。あ、こりゃスキマーいらんな、ということで、以降、外したままです。もちろん、今後SPSを再開したくなったときには、再度栄養塩を調整することになると思います。でも、そのときは再度<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングを行い、スキマーは使わないと思います。炭素源としての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>はスキマーを不要とするほど効果絶大でした。当然、分解清掃手間もないですし、電気代もかからず、音も無音です。</p>
<p> </p>
<p>硝酸塩が高いので、ガラス面にはうっすらと白い何かが付着しますが、以前のように3日に1回ガラス掃除しないといけないような状況にはならず、現在、2か月ほどガラスはさわっていません。ところどころに石灰藻が繁殖するほど放置しています。</p>
<p> </p>
<p>以前悩まされたダイノスですが、これも案外あっさり解決し、その後、再発していません。当時、UVライトなども試したのですが、ごくわずかな期間で故障してしまい、UVの効果は確認できないままでした。結局は、適度に栄養塩を上げ、水槽内の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>バランスが勝手にとれたことで解消されたようです。もしどこかにダイノスで悩んでいる人がいれば、栄養塩を下げ過ぎず、換水をやりすぎず、水槽内の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>相が充実し、勝手にバランスがとれるまで数か月待つことをお勧めしたいです。</p>
<p> </p>
<p>あと最近変えたことと言えば、照明のサイクルでしょうか。以前は自然の海を意識して、朝暗く、昼はギンギン、夜は暗く、という調整にしていたのですが、現在では、朝ギンギン、昼は中くらい、夜はギンギンにしています。一番水槽を眺めるチャンスがある朝と夜に全開にしているわけです。自然界だって、昼に大雨が降って暗くなったりするわけで、何も昼の12時にいつも最高に明るいとは限らないわけで、そこにそんなにこだわらなくても問題ないんじゃないかと思っています。</p>
<p> </p>
<p>総じて、換水にしてもスキマーにしても照明にしても、全て飼育者本位に変えました。自然に近づけることを意識しなくなり、気持ち的な窮屈感が軽減されています。今のところ弊害はなく、どちらかと言えば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%AF">ラク</a>チンです。</p>
<p> </p>
<p>栄養塩が高いのにモシャモシャの苔が生えないのは、もしかしたら貝の効果かも知れません。うちでは定期的に磯遊びに行きますが、都度、苔取り貝を採取するので、結構膨大な数の苔取り貝が水槽内にいます。それでも、実際の磯でご覧になったことがある方はご存知かと思いますが、本物の磯は、爆裂な数の貝が、すごい密度でいたりします。あれを見てしまうと、水槽内にはこれくらいの貝がいても良いんだという気になります。</p>
<p> </p>
<p>さてさて、こんな感じでゆる~く飼育しております。また何かあったら書きたいと思います。</p>
hana-smile
奇跡のタンクメイト
hatenablog://entry/26006613453923750
2019-10-22T20:15:30+09:00
2019-10-22T20:15:30+09:00 誰もいじめない、誰からもいじめられない、そんな様子から、娘が「ピース(平和)」と名付けたチェルモン。この子は、色よし、形よし、性格よしですが、何がかわいいって、元から入っている親戚のマージンドコーラルフィッシュ(通称「ジャンボ」)を、まるで兄か父親(母親?)かのように、「おに~ちゃ~ん!」と、いつもついて回るのです。その様子を動画に撮ってみました。 ジャンボもまた性格の良い子で、このタンクでは誰よりも大きいのに、誰もいじめたりしないし、人馴れして手から餌を食べてくれたりします。 でもなんでついて歩くのでしょうか、、、、一人では心細いのでしょうか、、、近くにいると安心するのでしょうか、、、海では…
<p>誰もいじめない、誰からもいじめられない、そんな様子から、娘が「ピース(平和)」と名付けたチェルモン。この子は、色よし、形よし、性格よしですが、何がかわいいって、元から入っている親戚のマージンドコーラルフィッシュ(通称「ジャンボ」)を、まるで兄か父親(母親?)かのように、「おに~ちゃ~ん!」と、いつもついて回るのです。その様子を動画に撮ってみました。</p>
<p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/ZRkSg_s3-Yk" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe></p>
<p>ジャンボもまた性格の良い子で、このタンクでは誰よりも大きいのに、誰もいじめたりしないし、人馴れして手から餌を食べてくれたりします。<cite class="hatena-citation"></cite></p>
<p> </p>
<p>でもなんでついて歩くのでしょうか、、、、一人では心細いのでしょうか、、、近くにいると安心するのでしょうか、、、海では群れてるのでしょうか、、、</p>
<p> </p>
<p>こんな風に誰かについて歩く子は初めてみました。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%CE%A5%DF">クマノミ</a>は一つのイソギンに群れたりしますが、どこかへ出かけるときに、一方が他方にここまでぴったりとくっついて歩いたりはしないと思います。なんとなくですが、デバスズメのような群れ方とも違うように感じます。</p>
<p> </p>
<p>ピースは誰にでもついて行くわけではなく、ジャンボにだけついて歩くということは、自分と同種(近似種)だという認識があるのだと思います。</p>
<p> </p>
<p>数千キロを旅して(そんな認識はないでしょうけど)、問屋からショップ、そして我が家へとたらい回しにされ、ようやく出会えた生き別れた家族のように思っているのでしょうか。</p>
<p> </p>
<p>このチェルモンのピースを店で見かけたとき、心配したのはマージンドコーラルフィッシュのジャンボとの相性でした。もし元からいた魚の縄張り意識が強い場合、同じ形の魚に対して極度の対抗心を抱く個体が少なくありません。しかしその心配をよそに、ジャンボは我関せずといった感じで、まったく威嚇したりしませんでした。しかしまさかここまでピースがジャンボに馴染んで、くっついて歩くようになるとは想像だにしていませんでした。</p>
<p> </p>
<p>ついて歩く理由は分かりませんが、ずっとこの子達を引き離さずに飼ってあげたい、、、、</p>
hana-smile
ダイノス終息傾向へ
hatenablog://entry/26006613453589753
2019-10-22T06:01:16+09:00
2019-10-22T08:59:27+09:00 9月に発生したダイノスですが、ここへ来てようやく終息傾向にあり、全盛期の1~2割くらいまで減退しました。 何度シュポシュポしようがサイフォンしようが、翌日には底砂も岩もデロデロになり、鼻水みたいのがデローンと伸びていたのが、なくなりました。ダイノスは光が当たると増殖するので、夕方には、トロロ藻の上にダイノスの気泡がついていたり、底砂も若干茶色くなったりはしますが、全盛期のように、どこもかしこも朝から晩までデロデロという状況ではなくなりました。 最も効果があったのは、栄養塩がある程度まで上がる環境を作って、ダイノスに競合する藻類が増えるのを待つことでした。 当初、茶ゴケだと思って、さらなる栄養塩…
<p>9月に発生したダイノスですが、ここへ来てようやく終息傾向にあり、全盛期の1~2割くらいまで減退しました。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191021161500j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191021/20191021161500.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191021161500j:plain" /></p>
<p>何度シュポシュポしようがサイフォンしようが、翌日には底砂も岩もデロデロになり、鼻水みたいのがデローンと伸びていたのが、なくなりました。ダイノスは光が当たると増殖するので、夕方には、トロロ藻の上にダイノスの気泡がついていたり、底砂も若干茶色くなったりはしますが、全盛期のように、どこもかしこも朝から晩までデロデロという状況ではなくなりました。</p>
<p> </p>
<p>最も効果があったのは、栄養塩がある程度まで上がる環境を作って、ダイノスに競合する藻類が増えるのを待つことでした。</p>
<p> </p>
<p>当初、茶ゴケだと思って、さらなる栄養塩の除去を試みました。苔の原因となるリン酸やケイ素の除去などを試みたのですが、これがかえってダイノスを爆殖させてしまいました。何しろダイノスは他の藻類に比べて低栄養塩下でも生存できるので、栄養塩を下げるとダイノスに競合する藻類が減退し、ますますダイノス優勢になってしまったようでした。</p>
<p> </p>
<p>海外で効果が報告されていた殺菌灯も、うちの6Wでは威力が小さすぎて効果ゼロでした。36WのUV殺菌灯が現在中国から我が家に向かって移動中ですが、届いても使わないと思います。殺菌灯は糞などの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>物を分解するので、栄養塩の低下に寄与してしまいます。ダイノス退治後も栄養塩を下げ過ぎることで再発した事例が報告されているので、今後は栄養塩が下がり過ぎないようにモニターしなければなりません。</p>
<p> </p>
<p>同じく海外での成功事例があった<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%E1%BB%C0%B2%BD%BF%E5%C1%C7">過酸化水素</a>(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A5%AD%A5%B7%A5%C9%A1%BC%A5%EB">オキシドール</a>)ですが、これも効果は見られませんでした。といっても、正直2日くらいしか添加しなかったので、効果がなかったと断定はできません。2日間何の変化も見られなかったのでやめてしまいましたが、継続していたらどうなっていたのかは分かりません。</p>
<p> </p>
<p>ダイノスは酸素を好むという情報があり、スキマーも止めましたが、スキマーを停止していた2週間、全くダイノスが減ることはありませんでした。ただし、スキマーを停止したことで栄養塩が上がり始め、2週間目以降に硝酸塩が0から1に上がってきたタイミングでダイノスの減退が見られたので、酸素の低減というより、栄養塩の増加による効果の方が高かったように思います。</p>
<p> </p>
<p>ダイノスが特定のトレースエレメント(微量元素)を好むので、換水をしない方が良いという情報もありました。我が家でも、2週間ほど換水を停止しましたが、その効果は見えませんでした。やはり栄養塩増加の方が効果があったように思います。</p>
<p> </p>
<p>100ミクロンのソックスフィルターは、もしかしたら効果があったのかも分かりません。このフィルターをサンプの落水管に装着したのが、硝酸塩が1になったタイミングとほぼ同時なので、効果が分からないのです。ただ、100ミクロンソックスをうちで使うと、1時間もしないうちにジャバジャバあふれ出てしまっていたので、どの程度ダイノスをキャッチできていたのかが、全く検討がつきません。フィルターソックスに関する情報は、海外では色々情報があり、50ミクロンにすべき、10ミクロンにすべきなど、色々です。ただ100でこんなに速攻で目詰まりしちゃうのに、そんなに細かいフィルターだと一瞬で溢れちゃう気がします。</p>
<p> </p>
<p>フィルターは当初、底砂のサイフォンで使用する予定でしたが、途中で方針を転換し、底砂は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%AC%A5%AD%A5%AC%A5%A4">マガキガイ</a>に任せることにしたのと、岩の上のダイノスがサイフォンできないため、どのみちシュポシュポで吹っ飛ばすなら、落水管に設置しよう、という、ちょっと手抜きな方向に変更しました。</p>
<p> </p>
<p>うちの水槽の岩掃除は、本来、カンギクガイが担当です。この子達は、トロロ藻だろうが石灰藻だろうが、ゴリゴリ食べる強者ですが、ダイノス爆殖後は、本当に掃除をしなくなりました。ダイノスは食べた貝を殺すくらいの毒があるらしいので、食べなくなったのも無理はありません。彼らが食べやすいように頻繁に吹き飛ばしてもムダでした。しかし硝酸塩が1になったタイミングで、消灯後にシュポシュポすると、夜間にトロロ藻を食べてくれるようになりました。当然のことながら、この子達はダイノスを食べていたわけではなく、ダイノスが吹き飛ばされ、さらに栄養塩の上昇によってダイノス以外の藻類が徐々に増えてきたことで、活発な摂食を再開した、ということのようです。</p>
<p> </p>
<p>途中、ハギの導入も考えましたが、ダイノス付きの苔を食わせて、苔嫌いになってしまい、人工餌に走ってしまったら元も子もないと思い、思いとどまりました。結局、ライブロック上のダイノスは、第一に栄養塩の調整による藻類の多様化、次に、シュポシュポ&ソックス、最後にカンギクガイがダイノスが飛ばされた後のトロロを食べる、というサイクルで、ちょっとずつ減退したようです。ダイノスが優勢な状況では、たとえカンギクガイがトロロを食べた後であっても、翌日には、むき出しの岩をダイノスがデロデロ覆ってしまっていたのですが、現在では、むき出しの岩にダイノスが再付着することがなくなったので、やはり決め手は藻類の多様化であったのだろうと思っています。</p>
<p> </p>
<p>底砂のダイノスを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%AC%A5%AD%A5%AC%A5%A4">マガキガイ</a>に食わせる作戦は、自分的には、かなり効果が高かったんじゃないかな?と思っています。マガキは歩いただけでも底砂が白くなりますが、実際に口でチュルチュル食べているのを確認しています。しかも結構がっつり食べています。マガキは10匹追加したので、計15匹くらいで食わせましたが、これは良かったです。ダイノスがマガキの胃の中を通って出てきたときに、いったい何に変化しているのか?ま、一言で言うならば、うんこに変化しているわけですが、実はこれってスゴくないですか?ダイノスからうんこを製造するって、有毒な廃棄物から肥料を作り出すくらい画期的な仕事だと思うんですよね。その肥料は、もしかしたら藻類の多様化に寄与したかも知れないし、他の一般的な貝類がダイノスを苦手とするのに対し、毒を物ともしないマガキの旺盛な食欲は称賛に値すると思います。</p>
<p> </p>
<p>ところで、ダイノスの急激な減退期には、水槽が2日間くらい、ものすごく臭くなることが海外フォーラムで報告されていました。実はうちでも全く同じことが起こりました。というか今も起こっています。ここ2~3日、水槽がものすごく、くっさいのです。オナラくさいというか、オナラをもっとヘンな感じにした、あま~い香りが、水槽付近にモワ~ンと漂っているのです。いったいコレはナニ?と思いましたが、コレがあの減退期特有のオナラ臭なのか!と妙に納得。</p>
<p> </p>
<p>水槽のリセットに端を発したダイノスですが、皆さんも気を付けてくださいね。自分の場合は、リセット時に8~9割がた、天日干ししたライブロック(デスロック)を使ったことで、水槽内の微生物が貧弱な状態となり、さらに、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシング(炭素源)によって栄養塩を下げたことがトリガーとなって爆殖を招きました。またまたさらに、苔が好むリン酸とケイ素を下げようとしたことで、さらに拍車がかかり、水槽中がデロンデロンになっちゃったわけです。立ち上げ直後やリセット直後の水槽って、目に見えない多様な微生物がまだ貧弱で、しかも微生物ど<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%A6%A4%B7%A4%CE">うしの</a>均衡も取れていない状況だと思うのです。その間は、生体の追加は極力少量にしてゆっくり時間をかけて水槽を育てていくことが大切ではないかと思います。</p>
<p> </p>
<p>さて、現在のチェルモンです。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191021161548j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191021/20191021161548.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191021161548j:plain" /></p>
<p>嬉しいことに、肉付きがふっくらしてきています。チェルモンは親戚のマージンドコーラルフィッシュに比べて<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AC%A5%EA">ガリ</a>痩せでペラペラの子が多いですが、どうやらこの子の場合は、ちゃんと餌をあげてさえいれば、それなりにふっくら肉がついてくれそうです。</p>
<p> </p>
<p>やはり一番の要因は、よく上級者の方々がおっしゃられるように、購入時の個体の選定にあると思いました。ショップでビビッて奥の方から出てこないとか、餌を撒いても追わないとか反応しないとか、ボーっとしてるとか、そういう子を避けて、餌に反応する子を見極めれば、その後の餌付けが格段に容易になると思います。</p>
<p> </p>
<p>この子の場合、いわゆるチョウ水槽に、何十匹もの他のチョウと共に泳がされているにも関わらず、おじけづくことなく泳いでいて、撒かれたクリルを旺盛に追いかけていました。普通、チェルモンは割かし大人しい魚ばかりの区画に入れられていることが多いように思いますし、この子を買ったショップでも普段ならばそのように収容されているのです。ところが、そのときだけは、なぜか大量のチョウがいる水槽にぶち込まれていたのです。しかも入店2週間もそこにいたというのだから、本当に驚きです。こんな風に、売れ残って誰もノーマークなのに、ひそかに食うようになっていた子がいたら、絶対に持ち帰るべきです。</p>
<p> </p>
<p>この子を餌付けしながら、ずっと観察していますが、この子は、餌をばらまいた直後だけでなく、他の子達が食事を終えた後も、ライブロックや底砂を物色していて、底砂の残り餌もついばみます。なので、おそらく店のチョウタンクでも、大量にバラまかれた餌が底に残ったのを食べていたのだろうと思います。なので、餌付けのときは、沈下性の餌を普段より多めに投下して、意図的に底砂に落ちて残っているくらいにしておいた方が良いかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>もちろん、おそらく自然界では、あの長いくちばしで岩の隙間のコペなんかを突いて食べているでしょうから、そもそも水槽環境のように、食べ物がフワフワと浮いて漂ってくるとか、底砂に転がっているとかっていう状況自体がちょっと普通じゃないと思うので、底の残り餌をいきなりパクパク食べたりはしないと思いますが、そのへんの学習ができてくるにつれて、徐々に残り餌を好んで食べるようになるようです。</p>
<p> </p>
<p>あと、うちの場合は、マージンドコーラルフィッシュの存在がデカかったです。チェルモンが、まるで「おに~ちゃ~ん♪」とでも言わんばかりに、マージンドコーラルフィッシュについて回るのです。温厚なマージンドコーラルフィッシュは、いじめたりしないので、その安心感もあったのかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>うちのタンクでは、一番大きいマージンドコーラルフィッシュが温厚なやさしい番長で、そして飼育期間の一番長い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%AB%A5%BD">ピカソ</a>クラウンが、大きなマージンドコーラルフィッシュですら一目置く裏の番長、といったバランスです。パワーバランスの頂点にいる者が、他者に対していばりんぼうではなく、長老を敬うという構図が、この水槽の安定につながっているように思います。体は大きいけど温厚なリーダー、というのは、なかなか良い感じなのではないかなと思っています。</p>
<p> </p>
<p>さて、ダイノス完全撲滅までもう少し!がんばります!</p>
<p> </p>
<p>補足:ダイノスが若干ですが減退傾向に向かい始めたときの硝酸塩が1、リン酸塩が0でした。本日の栄養塩は、硝酸塩が4、リン酸塩が0.04でした。ダイノスで苦しんでいる方がいらしたら、参考にされてみてください。この傾向を見る限り、一つの目安として、硝酸塩が1あれば、若干減退傾向となりますが、1よりも多い方が減退の速度は格段に速まると思われます。本日の時点でまだスキマーは復活させていませんが、硝酸塩が1から4に上がるまでの期間が非常に短いので、今度は、何らかの効き過ぎない程度の栄養塩対策も必要になりそうです。</p>
hana-smile
ものすごくゆっくり回復中
hatenablog://entry/26006613451500548
2019-10-19T00:21:51+09:00
2019-10-19T00:21:51+09:00 現在のタンクです。 ご覧の通り、そこ砂もライブロックもダイノスにやられてます。が、復活の兆しもあります。 こんな風に、ライブロックにトロロ藻が生え始め、通常ならカンギクガイがバリバリ食っちゃうところですが、ダイノスが絡んだトロロ藻はあまり食べてくれません。そこで、消灯後にシュポシュポで吹き飛ばしてやると、かろうじて食べてくれます。そうやってカンギクガイが歩いた痕が、上の写真のように岩肌が見えているわけです。 ダイノスが全力ではびこっている状態だと、カンギクガイが食べても翌日には岩を覆いつくしますが、最近では、こんな風に岩肌が見えている部分をダイノスが覆わなくなりました。こんな見た目でも、まだダ…
<p>現在のタンクです。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191017170304j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191017/20191017170304.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191017170304j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191017190422j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191017/20191017190422.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191017190422j:plain" /></p>
<p>ご覧の通り、そこ砂もライブロックもダイノスにやられてます。が、復活の兆しもあります。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191017170317j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191017/20191017170317.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191017170317j:plain" /></p>
<p>こんな風に、ライブロックにトロロ藻が生え始め、通常ならカンギクガイがバリバリ食っちゃうところですが、ダイノスが絡んだトロロ藻はあまり食べてくれません。そこで、消灯後にシュポシュポで吹き飛ばしてやると、かろうじて食べてくれます。そうやってカンギクガイが歩いた痕が、上の写真のように岩肌が見えているわけです。</p>
<p> </p>
<p>ダイノスが全力ではびこっている状態だと、カンギクガイが食べても翌日には岩を覆いつくしますが、最近では、こんな風に岩肌が見えている部分をダイノスが覆わなくなりました。こんな見た目でも、まだダイノスの全盛期よりかはマシなのです。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191017190105j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191017/20191017190105.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191017190105j:plain" /></p>
<p>それと追加投入した10匹の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%AC%A5%AD%A5%AC%A5%A4">マガキガイ</a>もとても良い仕事をしてくれています。こんな風に、食べた箇所が白くなっています。もちろん、ダイノスは食べても食べても復活するので、即効性は期待できないのですが、ダイノス優位の水槽環境を少しずつ変えてくれればと思っています。</p>
<p> </p>
<p>スキマーも殺菌灯も撤去してから半月ほど経過していますが、ようやく硝酸塩が1くらいになってきました。逆に数日前に0.1であった<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>はゼロになっています。硝酸塩は2~3くらいまで上げたいのですが、相変わらず餌はクソいっぱい投下し続けているにも関わらず、なかなか上がってきません。</p>
<p> </p>
<p>完全に餌付けを完了したチェルモンですが、今日はたまたま酸化防止のために冷凍庫に保管しておいたニチドウのメディフィッシュをあげてみたところ、この餌、めっちゃ食います!初めてあげたにも関わらず、吐き出しもせずにパクパク食べます。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%BF%A4%DE%A4%BF%A4%DE%A4%B3">たまたまこ</a>の固体との相性が良いだけかも知れませんが、水槽内を浮くでもない沈むでもない絶妙な浮遊感で漂うので、粒餌の中では、格段にチェルモンの目に留まりやすいのかも知れないし、原材料もブラインの卵だったりオキアミだったり、チョウの好みそうな原料で、かつ免疫力を上げると言われている<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%AF%A5%C8%A5%D5%A5%A7%A5%EA%A5%F3">ラクトフェリン</a>まで入っています。この餌、我が家の定番として復活を果たしそうです。</p>
<p> </p>
<p>あとは、この子をショップで見たときからそうなんですが、クリルが大好きで、砕いてばらまくと、身だけでなく、殻も好んで食べてくれます。</p>
<p> </p>
<p>デルマリンEXも食べますが、この餌は沈むのが早すぎて、底砂に落ちたのを、一通りの浮遊系の餌を食べ終わってから、ついばみに行く感じです。デルマリンはそこまで嗜好性が高いようには感じませんでしたが、アサリの殻に塗ったミックス餌の中に混ぜていたので馴染んでくれたという感じです。最近では色んな餌がプロバイオティクスを謳っていますが、この餌もその一つなので、ま、健康には良いんじゃないかと。。。</p>
<p> </p>
<p>そんなわけで、少~しずつですが、ダイノスは減退傾向にありますが、このままダイノスに対抗する藻類なんかがうまく育ってくれたら、良い感じに縮小してくれそうな気配がしてきました。今硝酸塩が1でこの感じなら、硝酸塩が2か3くらいになったら、もっと良い感じになるんだろうか?もしかしてUV殺菌灯は注文する必要がなかったのでは?などと、色々考えてしまいます。ただ、ここ数日間で硝酸塩がゼロから1になったということは、同様のペースで今後数日間以内に1から2に上がる可能性もあるので、硝酸塩は注意深くモニターし続けなければならないかな?と思っています。</p>
<p> </p>
<p>ちょっと面白いな~と思ったのは、うちのタンクの中のいくつかの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の濃さが、硝酸塩のレベルと連動してるんですね。硝酸塩がゼロだと色が薄く、硝酸塩が上がってくると濃くなります。それを眺めながら、今の硝酸塩はおそらくこれくらい?みたいに推測してみたりしています。</p>
hana-smile
ダイノス進行、餌付けは完了
hatenablog://entry/26006613449580235
2019-10-15T00:59:26+09:00
2019-10-15T00:59:26+09:00 ダイノスがえらいことになってます。 砂も岩もデロデロです。人からいただいたアドバイスや海外で調べた情報を元に、色々試していますが、うまく行っていません。たぶんそれは、低栄養塩下でも繁殖できるダイノスに対して、競合する苔や藻類を育てるための栄養塩が足りていないからではないかと思います。 ここ2週間以上ほどは、殺菌灯もスキマーも止め、マックススペクトのバイオスフィアも取り出し、餌も尋常じゃない量をドカドカ投下しているにも関わらず、硝酸塩とリン酸塩がゼロのままです。特定のトレースエレメントがダイノスの大好物との情報から、換水も2週間止めましたが、それでも栄養塩が上がってきません。 ただ、ここへきてア…
<p>ダイノスがえらいことになってます。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191014140153j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191014/20191014140153.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191014140153j:plain" /></p>
<p>砂も岩もデロデロです。人からいただいたアド<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%A4%A5%B9">バイス</a>や海外で調べた情報を元に、色々試していますが、うまく行っていません。たぶんそれは、低栄養塩下でも繁殖できるダイノスに対して、競合する苔や藻類を育てるための栄養塩が足りていないからではないかと思います。</p>
<p> </p>
<p>ここ2週間以上ほどは、殺菌灯もスキマーも止め、マック<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%B9%A5%DA">ススペ</a>クトのバイオスフィアも取り出し、餌も尋常じゃない量をドカドカ投下しているにも関わらず、硝酸塩とリン酸塩がゼロのままです。特定のトレースエレメントがダイノスの大好物との情報から、換水も2週間止めましたが、それでも栄養塩が上がってきません。</p>
<p> </p>
<p>ただ、ここへきて<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>がゼロから0.1くらいに上がってきたので、じきに硝酸塩が検出されるレベルになるんじゃないかと思います。市販の添加剤を使えば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>の危険にさらすことなく硝酸塩を添加することができるのですが、ヘンなビンボー根性で添加剤は買っていません。今まで水をきれいにするために投資してきたのに、水を汚すために投資するなんて、気持ち的に許せない、という<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%C7%C4%EA%B4%D1%C7%B0">固定観念</a>を払拭できなくて。。。</p>
<p> </p>
<p>ただ観察していると、どうも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%AC%A5%AD%A5%AC%A5%A4">マガキガイ</a>は砂の上のダイノスを食っているように見えるんですね。岩の上のカンギクガイはダイノスの持つ毒性のためか、ダイノスがはびこった岩の上では活動量が極端に落ちてしまい、本来のゴリゴリ海藻を食べるパワーが全く発揮できていません。消灯後にダイノスを吹き飛ばしてやると、いくぶんは掃除をしているようなのですが、本来の感じではないです。</p>
<p> </p>
<p>なので、マガキを追加して砂を任せ、岩は吹き飛ばして落水箇所のソックスで回収しようかと考えています。ソックスは100ミクロンを導入してみましたが、これまでの200ミクロンよりかは良さげに感じています。</p>
<p> </p>
<p>ここ2週間でトロロ藻が増え、そこにダイノスが絡みつき、めちゃめちゃ汚い見た目になっています。トロロ藻なんて、カンギクガイがバキバキ食っちゃう類なんですが、ダイノスが絡みついているせいで、カンギクガイの食欲が大幅に減退しちゃっているのは痛いです。。情報によれば、ダイノスの毒で貝も死ぬらしいので、本当に嫌な流れです。。。なので、カンギクガイが活動を開始する消灯後には、一度シュポシュポでダイノスを吹き飛ばしています。</p>
<p> </p>
<p>ダイノスは汚れではなく、むしろ何らかのものを消費しているので、完全に悪者扱いすべきものではないのかも知れないのですが、この見た目はめちゃめちゃテンション下がります。</p>
<p> </p>
<p>海外で成功事例が報告されている(成功しなかった人もいます)<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%E1%BB%C0%B2%BD%BF%E5%C1%C7">過酸化水素</a>(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AA%A5%AD%A5%B7%A5%C9%A1%BC%A5%EB">オキシドール</a>)も多少試しましたが、ほとんど目に見える効果は確認できていません。継続して数日間投入すれば変わってくるのかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>殺菌灯ですが、やはり手持ちの6Wでは非力すぎました。試しに中華製36Wを注文してみたので、これでどうなるかを見てみようと思います。</p>
<p> </p>
<p>魚の追加も、もしかしたら検討するかも知れません。2週間もスキマー止めて硝酸塩が出ないのがめちゃめちゃ不思議ですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシング(今は停止中)によって、ドライロックに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が住み着いて、大量給餌に対応できる濾過能力が備わったのか、ちょっと謎です。いずれにしても、栄養塩を上げて競合の苔を育てないことには、殺菌灯を使おうが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%E1%BB%C0%B2%BD%BF%E5%C1%C7">過酸化水素</a>を使おうが、根本的な発生要因を除去できないので、何とか栄養塩を上げる方向で検討する必要がありそうです。</p>
<p> </p>
<p>ところでチェルモンは導入1.5か月にして、完全に人工餌に餌付きました。時間はかかりましたが、ならしてやるとホントに何でも食べます(海藻系のフレークはあまり好きではないみたいです)。導入当初はアサリやイトメを食べさせてつなぎ、その後、アサリの殻に塗った練り餌を食べさせ、徐々に練り餌の中の人工餌比率を増やし、さらに殻に塗ってあれば人工餌のみの練り餌でも食べるようになっていましたが、ここ2週間ほどはもう練り餌を作るのが面倒になっちゃって、冷凍餌(冷凍イトメ、ブライン、ホワイトシュリンプ)、クリルを砕いたもの、粒餌(大)、粒餌(小)、フレークなどを飼育水でごちゃごちゃに混ぜてからバラまいていました。こうすることで、本来好きでもない餌を間違って口に入れちゃって、ペッとしていたのですが、今ではパクっとやるようになりました。あと、大量にばらまくことで、そこ砂に人工餌が残るのですが、メインの餌タイムが終わった後に、何気に残り餌を突くようになったので、多少底に餌が残るくらい大量に給餌していたのも効果があったようでした。</p>
<p> </p>
<p>ただし、これだけ餌をバンバンやっているのに、お腹がパンパンになったりはしないんですね。この痩せやすさが、長期飼育が難しいと言われるゆえんなのでしょうか。。。チョウは常に食わせていないとダメと聞きますが、ホントなんですね。。。しかし!親戚のマージンドコーラルフィッシュは、うちでは「ジャンボ」と改名されるほどにムチムチに太っちゃっているので、これくらい太らせることも可能かも知れないです。</p>
<p> </p>
<p>それよりもまずダイノスを何とかしなきゃいけないのですが、海外フォーラムによれば、ダイノスと言っても何種類かあるようで、夜間に水中を浮遊するタイプはUVで対応できても、数種類のダイノスが混在しちゃっているタンクなどは、10か月ほども格闘し続けていて、何をやっても退治できないという人のコメントも見かけるので、なかなかえらいことのようです。かと思えば、栄養塩を上げただけで解決したという人、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%E1%BB%C0%B2%BD%BF%E5%C1%C7">過酸化水素</a>だけ、UVだけで解決できた、など様々です。</p>
<p> </p>
<p>海外フォーラムの投稿を読んでいると、ダイノスに苛まれているタンクで圧倒的に多いのが、ドライロックで立ち上げた、という人たちです。もちろん、ライブロックで立ち上げても発生するタンクもあるので、ドライロック=ダイノスではなくて、何らかの藻類バランスの偏りが原因になるようなので、逆に言えば、ドライでも、ゆっくり丁寧に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を育てながら立ち上げていれば、ダイノスは発生しないのだろうと思います。</p>
<p> </p>
<p>それと、低栄養塩についても、イコールダイノスではなくて、富栄養下でも発生はすることはあるので、何らかのバランスが崩れてダイノスが優位になると、顕著に増殖する(ダイノス自体はタンク内にいるそうです)ということのようです。</p>
<p> </p>
<p>うう~、、、いい加減ダイノスなんかじゃなくて、もっと明るい投稿をしたい。。。</p>
hana-smile
またまた行ってまいりました!小型ミドリイシタンクのスイハイ!
hatenablog://entry/26006613446032286
2019-10-07T20:39:03+09:00
2019-10-07T20:39:03+09:00 前回に引き続き、行ってまいりました、押しかけスイハイ!今回の方は、なんと60タンクでミドリイシ、モリモリ!といか、SPS、LPS、魚のミックスで維持されている強者さんです。 立派な森になっていますが、大半を小指くらいのフラグから育てられたとのこと。 よく言われるようにキャパの小さなタンクは許容値が狭いために難易度が高いんですよね。自分もしばらく60タンクでやっていた頃がありましたが、その頃、ミドリイシをいただいたりしてチャレンジしても、全く飼育できませんでした。もっとも自分の場合、タンクサイズを上げてもしばらくダメでしたが、、、おそらくご本人は、当たり前のこと、とおっしゃるかも知れませんが、か…
<p>前回に引き続き、行ってまいりました、押しかけスイハイ!今回の方は、なんと60タンクで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>、モリモリ!といか、SPS、LPS、魚のミックスで維持されている強者さんです。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191006160910j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191006/20191006160910.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191006160910j:plain" /></p>
<p>立派な森になっていますが、大半を小指くらいのフラグから育てられたとのこと。</p>
<p> </p>
<p>よく言われるようにキャパの小さなタンクは許容値が狭いために難易度が高いんですよね。自分もしばらく60タンクでやっていた頃がありましたが、その頃、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>をいただいたりしてチャレンジしても、全く飼育できませんでした。もっとも自分の場合、タンクサイズを上げてもしばらくダメでしたが、、、おそらくご本人は、当たり前のこと、とおっしゃるかも知れませんが、かなり丁寧に管理しないとこうはならないと思います。各種測定結果もきちんと記録されていました。やはり、うまい人に共通の特徴というのは、生体をよく観察されていることと、状態に応じてきちんと調整されていることかなぁ~?と思いました。</p>
<p> </p>
<p>面白いな~と思ったのは、自分の場合は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を飼うために、どうしたら良いんだろう?と考えるんですが、タンク内の生物相をトータルのサイクルとして考えていらっしゃるんですね。</p>
<p> </p>
<p>魚からの栄養塩をサンゴが吸収し、そのサンゴから出るミューカスが微生物を育てる、それが生物相のサイクルにつながること、サンゴは植物のように<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B8%F7%B9%E7%C0%AE">光合成</a>によって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%F3%BB%C0%B2%BD%C3%BA%C1%C7">二酸化炭素</a>を吸収し酸素を作り出していること、そのようなサイクルがあることで、低栄養塩の自然の海で微生物から魚までを育むループになっていることなど、さら~っとお話ししていましたが、そういったイメージを持って、この小さな60タンクを維持されていることが、なかなか素敵だな~と思いました。謙虚な方なので、さら~っとフツーにおっしゃっていましたが、自分のようにパラメータに原因を求め、強引に問題を収拾させようとしているキーパーとしてのスキルもさることながら、考え方自体が違っていました。</p>
<p> </p>
<p>お部屋ではクワガタや爬虫類なども飼われてましたが、本当に生き物が好きで、生き物全般に関する造詣が深いんですね。</p>
<p> </p>
<p>照明についても、色々教えていただきました。蛍光タンパク、色素タンパクなど、自分って、ほーんとになーんにも考えてなかったんだなと。。。色維持とか色揚げとか、ほぼほぼ運まかせな自分っていったい。。。</p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191006161340j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191006/20191006161340.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191006161340j:plain" /></p>
<p>60でもストレスなく暮らしているようでした。</p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191006160950j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191006/20191006160950.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191006160950j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191006174940j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191006/20191006174940.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191006174940j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191006161028j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191006/20191006161028.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191006161028j:plain" /></p>
<p> </p>
<p>うぉ~~~っ!なんだこの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AB%A5%B5%A5%B4">カサゴ</a>ちゃん!!!めっちゃかわいいっ!!!</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20191006162016j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20191006/20191006162016.jpg" alt="f:id:hana-smile:20191006162016j:plain" /></p>
<p>ぼーーーーーっと佇んでいる姿が、不思議と癒されるわ~。。。</p>
<p> </p>
<p>そうそう。追加する魚の気質やマッチングについても相談に乗ってもらいました。ご自身でも相当な経験があるうえに、知人のタンクの知識もあるので、これまた非常に勉強になりました。えっ??この魚はネットじゃ大人しいって書かれてるのを見たけど、必ずしもそうとも限らないんだ!という情報が結構ありました。結局は、同じ魚でも、先住の魚達とのサイズ差や、元々いる子が気弱であるとか、気が強いとかでもだいぶ変わってしまうので、タンクの環境でパワーバランスが変わってきてしまう以上、一概にこの魚は大人しい、キツイというのは言えないとのことでした。</p>
<p> </p>
<p>同じ県内でも比較的近いとこにいらしたので、無理やりお願いして押しかけてしまいましたが、非常に良い影響をもらえた気がします。</p>
<p> </p>
<p>うう~、、、早くダイノスを駆逐して、もっとバランスの取れたタンクを作りたい。。。</p>
hana-smile
行ってまいりました!ひさびさのスイハイ!!!
hatenablog://entry/26006613442858867
2019-09-30T20:26:08+09:00
2019-09-30T20:34:42+09:00 大先輩からスイハイのお誘いをいただき、ありがたく参加してまいりました。写真は実物を正確に描写していないので、ご理解ください。スマホのカメラだと、どうしてもわざとらしい色合いになりがちなのですが、実物はもっと自然で繊細な色合いですし、共肉の艶などは、どうしても写真では伝わりにくいかと思います。 スイハイは久しぶりですが、色々と思うことがありました。雑誌やYouTubeなどで世界中のタンクを見られますが、実物を見る感動は想像以上で、メディアに写る景色が、いかに平坦で、味気ないものになっているのか。本物のタンクがいかに圧倒的で、贅沢なのかを思い知りました。 驚いたことに、こんなに魚が入っていて(撮影…
<p>大先輩からスイハイのお誘いをいただき、ありがたく参加してまいりました。写真は実物を正確に描写していないので、ご理解ください。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%DE%A5%DB">スマホ</a>のカメラだと、どうしてもわざとらしい色合いになりがちなのですが、実物はもっと自然で繊細な色合いですし、共肉の艶などは、どうしても写真では伝わりにくいかと思います。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929142546j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929142546.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929142546j:plain" /></p>
<p>スイハイは久しぶりですが、色々と思うことがありました。雑誌や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/YouTube">YouTube</a>などで世界中のタンクを見られますが、実物を見る感動は想像以上で、メディアに写る景色が、いかに平坦で、味気ないものになっているのか。本物のタンクがいかに圧倒的で、贅沢なのかを思い知りました。</p>
<p> </p>
<p>驚いたことに、こんなに魚が入っていて(撮影時は隠れてしまいましたが、本当はもっとたくさん泳いでいます)、どの子も肉付きがプリプリなのに、硝酸塩がゼロということでした。ライブロックも苔はほぼ皆無です。それも、硝酸塩をゼロにするために血のにじむような努力をされているとかではなく、どちらかと言えば硝酸塩を増やしたいのに、かなりの量の餌をあげても増えないんだそうです。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929142618j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929142618.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929142618j:plain" /></p>
<p>こちらのハタゴはいったん色落ちしてから、この色に戻ったのだとか。。。イソギンの色褪せは良く聞きますが、色揚げされるとは。。。</p>
<p> </p>
<p>衝撃の事実は、この完成されたバランスを維持するために、何か特別なことをやっているわけではないとのこと。水をビカビカに輝かせる添加剤だとか、入れた翌日に色が上がる魔法の添加剤とか、そういったものは一切いれていないです。</p>
<p> </p>
<p>「スネークオイル」という言葉はご存知でしょうか?海外のフォーラムでよく使われるんですが、効果がない(または検証がなされていない)薬を効果があるみたいな触れ込みで売っちゃう添加剤のことを言うんですね。本来は、たとえば塗るだけで癌が治る塗布薬とか、そいうったものをいう言葉です。特にペット業界では、人間に適用する薬ほど厳格な安全基準がないので、スネークオイルなのか何なのかが本当に分かりにくいですが、こんなにキレイなタンクを構築するのに、そういうものは必要ないってことを、逆に証明しちゃっているようなタンクなわけです。このタンクを見たら、大半のショップさんの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が汚く見えてしまいます。</p>
<p> </p>
<p>実験や試行錯誤が大好きで、思いついたことを実行しては火傷している私のタンクとは対極にあるタンクです。必要なことは徹底し、必要でないことは一切しない、そうすると、こんな風な素晴らしいタンクを維持できる、という見本のようなタンクでした。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929142633j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929142633.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929142633j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929143325j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929143325.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929143325j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929151816j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929151816.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929151816j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929151832j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929151832.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929151832j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929151856j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929151856.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929151856j:plain" /></p>
<p>スパスラータのこのグラデーション。。。。某ショップでは売れ残った肌色のスパをよく見かけます。どこかでお会いした上級<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%AF%A5%A2%A5%EA%A5%B9%A5%C8">アクアリスト</a>の方も、スパの色揚げには相当苦労されているとのことでしたが、、、海外では色揚げ不可能種とみなされて人気がないのだとか。。。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929153343j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929153343.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929153343j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190929153529j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190929/20190929153529.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190929153529j:plain" /></p>
<p>逆さ富士ではないですが、水流を止めていただいたときに映りこんだ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>との対比がとても美しい。。。</p>
<p> </p>
<p>さて、今回いらしたのが非常にスキルの高い方々ばかりで、お話をうかがうだけでも勉強になるのですが、いわゆる飼育法以外の部分でも、強烈な衝撃を受けました。めちゃめちゃ遠方からこのスイハイのためだけにいらして、当日中に帰宅されるという方は、こういった会合や欲しい生体のために、数百キロを車でかっ飛ばしてくるわけです。普通なら通販で買うような生体も、ご自身で見て、持ち帰られるんですね。</p>
<p> </p>
<p>普通に考えてみてください。何百キロも離れたとあるショップで気になる生体が入荷したとしますよね?送料が1,000円くらいだったとして、部屋で一発ポチっとすれば終わりです。めちゃめちゃ楽ですよね?大半の方々がこの方法を選ぶ、というか、こういう方法しかないと思い込んでたりしませんか?</p>
<p> </p>
<p>この方、自分がモノのある場所に行くんですよ。んで、自分で見て連れてくるわけです。確かに、経験上、届いた生体が写真の色合いと全然違ってることって、かなり多くて、自分に限って言えば、どちらかというと、そういうケースの方が多いくらいです。自分の場合は、これぞと思った生体は電話で色具合を相談してから買いますが、それでも、まるっきり違う色の生体が届きます。青って聞いて赤だったとか、どうなったらそうなるの?っていうのがありました。でもそれはもう自分で見てないんだし、その人にはそう見えたと言われればそれまでなんですよね。しかしそれが高額な生体であったなら、さぞショックなことでしょう。ただ、ポチれば1,000円の送料も、見に行けば、その分のガソリン代と高速代と食事代で何万円も割り増しになり、もし気に入らなかったら、何しに行ったんだ?ということにもなりかねません。それにしても、ヘンな生体が届いた衝撃と比べると、どっちが安いのよ?って悩ましい気がしますが。。。。自分にはできないけど、時間とお金が許せば行きたいですよね。なんかこの上なくぜいたくなことのような気がします。</p>
<p> </p>
<p>もう一つ、面白いのは、この方、行動した人にしか分からないことを色々知ってるわけです。たとえば、行く先々で出会いがあったり、交流ができたり、モニターでポチっとするだけでは得られない経験がありますよね。あのショップって、苔で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が見えないんだぜ!とか、あそこの店員はネット上だけのマスコットじゃなくてホントにショップにいるよ!みたいなリアルな事情を知っているわけです。うかがってるだけでも、何度かブブっと吹くようなオモロなお話もあったんですが、何しろ、その大移動が全く苦ではなさそうというか、楽しそうにやられてるところが新鮮でした。ちょっと散歩にでも出かけるかのようなノリでヒューっと行かれる破天荒さが、すごいなと。。。この行動力は尋常じゃないし、私のアクアへの情熱など足元にも及ばないなと。。。本気で遊ぶってこういうことなのか、と。。。</p>
<p> </p>
<p>ガチな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%AF%A5%A2%A5%EA%A5%B9%A5%C8">アクアリスト</a>っていうと、部屋の中でコチョコチョなんやらかんやらいじってる人たちってイメージありません?もちろん、私も含めて、部屋の中でコチョコチョやっちゃいるんですよ。だけど、こうして皆さんと外でお会いして、情報交換したり、他愛もないバカ話に花を咲かせたり、豪快な距離をドーンといらっしゃる方がいたり、案外アクティブな人が多いんだな~と、あらためて、この趣味って面白いな~と思いました。</p>
<p> </p>
<p>しかしですね、参加者全員のレベルが明確に自分より高くてですね、明らかに自分が底辺なわけです。自分はこれだけの年数アクアやってて、まだこのレベルか、、、という衝撃の事実を突きつけられてしまうんですね~。</p>
<p> </p>
<p>その差がいったいどこから来るのか。これは明確です。あの人たちは、良い環境、生体に適した環境を作るために、外堀を埋めていきます。フォーカスがブレてないわけです。だから、当たり前のことを当たり前のようにやっているだけ、とおっしゃるわけです。対する自分は、そしておそらくは、長年初心者から脱皮できない全ての<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%AF%A5%A2%A5%EA%A5%B9%A5%C8">アクアリスト</a>に共通して言えることは、自分に都合の良い環境を構築するために、外堀を埋めているのではないでしょうか。</p>
<p> </p>
<p>平たく言うならば、たとえば、お金がかからないようにシステムを構築したり、システムとして必要でないのに自分が導入したいから導入したり、濾過が追いつかないのに欲しいという理由だけで魚を大量に追加して病気にさせたり、自己解釈で大して影響はないだろうと決めつけて、やるべきことをやらなかったりするわけです。自分では、生体のために万全のシステムを組んでいるつもりでも、無意識のうちに、生体のためではなく、自分にとって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E9%A5%AF">ラク</a>で都合が良いルートを選んでしまっているわけですね。つまりフォーカスがブレブレ。ピンボケも甚だしい状況に知らず知らずのうちに陥っているという。。。で、結果が出ないもんだから、なおのことスネークオイル的なものに走ってみたり、果てしない迷走へと突き進んでしまうという。。。いや、そりゃキーパーの自由だから良いんですよ。それで満足ならそれで良いんだと思うんです。でもできる人達を目の当たりにしちゃうと、う~ん、これで良いのか?オレ?ってちょっと思っちゃうんですよね。</p>
<p> </p>
<p>自分の場合は、ある日突然試してみたいことがバーン!と浮かぶと、それをやらずにいられないタチなので、そういうのが、飼育の王道から外れてしまう原因になっていることも多いです。</p>
<p> </p>
<p>しかし、バーン!が来たときは、やはりそれは試さずにはいられません。何か新しいことをやっていないと、モチベーションの維持が難しくなるのです。ただ、そうは言っても、手堅いルートを外さない範囲でやらなければなりません。あるいは、外れそうな状況を察知して修正できないといけないですよね。がんばります。</p>
<p> </p>
<p>さて、導入したUV殺菌灯(<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%F4%BF%E5%B4%EF">浄水器</a>用を無理くり流用)ですが、結構しっかり栄養塩を下げる効果があるように思われます。UVは糞などの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>物も分解すると聞きますが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングを停止し、換水を停止(海外のダイノス情報に有効とありました)したにもかかわらず、硝酸塩はゼロのままでした。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の共肉が一気に痩せたので、UV殺菌灯による<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>物の分解が思いのほか強力だったのかな?と。たったの6Wの非力な殺菌灯なのですが。。。</p>
<p> </p>
<p>ダイノスは低栄養塩下でも生存できるために、低栄養塩下で生存できない<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>に対して優位になってしまい、競合のない環境で一方的に増殖してしまいます。なので、この状況で栄養塩を下げて枯渇させようというのは間違った方法で、むしろダイノスに対抗する多様な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が繁殖できるように栄養塩をあげてあげなければなりません。</p>
<p> </p>
<p>なので、少なくともある程度の栄養塩レベルに達するまでは、日中はUV殺菌灯もスキマーも停止し、夜間だけ作動させる間欠運転を試してみようと思います。</p>
<p> </p>
<p>海外のフォーラムなどでUV殺菌灯の有効性が確認された事例が何例も見つかったのですが、某大先輩もおっしゃるように、ダイノスは浮遊せず、岩や砂に付着しているので、殺菌灯に入らないものは殺菌できません。海外フォーラムの事例では、ダイノスの中でも夜間に浮遊するタイプに効果があった、そのほかにやったことと言えば、ターキーブラスター(シュポシュポ)で吹き飛ばしただけだ、とのことでした。もしかしたらですが、意図的に吹き飛ばして、殺菌灯に入るようにしてあげるというのはどうなんだろう???この人がうまく行ったのは、そのせいではなかろうか???と考えてみました。</p>
<p> </p>
<p>これもやってみなければ分からないことなので、ちょっと実験してみたいと思います。うちのタンクはまだリセット後間もなく、砂も薄いこともあり、ちょっとデトリタスが舞ったくらいでは誰も病気になりません。シュポシュポ作戦やってみようと思います。</p>
<p> </p>
<p>いやぁ~、しかし濃いスイハイだったな~。コアな人達って集まると面白いもんなんですね。。。</p>
<p> </p>
hana-smile
ダイノス対策:UV殺菌開始
hatenablog://entry/26006613441789547
2019-09-28T17:30:44+09:00
2019-09-28T17:30:44+09:00 とある大先輩からご連絡いただき、ダイノスでは?とのご指摘をいただきました。症状をうかがうと、さくっとダイノス確定でした! そうなると、前回の記事で書いた超低栄養塩で枯渇させる作戦は全く通用しなくなります。大先輩が収集してくださった情報と、海外のダイノス情報を照らし合わせても、低栄養塩だとダイノスに対抗する苔やバクテリアが枯渇し、かえってはびこってしまう、ということでした。 栄養塩はそこそこあった方が良いし、炭素源の添加(うちはウォッカドーシング)はやめた方が良いなど、今うちでやっていることが、完璧にヘナチョコであったことが判明。早速、今すぐできる対策に取り掛かります。 - 数時間スキマーを止め…
<p>とある大先輩からご連絡いただき、ダイノスでは?とのご指摘をいただきました。症状をうかがうと、さくっとダイノス確定でした!</p>
<p> </p>
<p>そうなると、前回の記事で書いた超低栄養塩で枯渇させる作戦は全く通用しなくなります。大先輩が収集してくださった情報と、海外のダイノス情報を照らし合わせても、低栄養塩だとダイノスに対抗する苔や<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が枯渇し、かえってはびこってしまう、ということでした。</p>
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<p>栄養塩はそこそこあった方が良いし、炭素源の添加(うちは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシング)はやめた方が良いなど、今うちでやっていることが、完璧にヘナチョコであったことが判明。早速、今すぐできる対策に取り掛かります。</p>
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<p>- 数時間スキマーを止めて、取り急ぎ栄養塩をちょっと上げます。</p>
<p>- <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングはせっかく希釈してドーシング設定をしましたが中断(また栄養塩が高くなってきたら、ちょっとづつ再開)</p>
<p>- UV殺菌開始</p>
<p> </p>
<p>なんと、自分はずーっとUV殺菌灯なんか持ってないって思ってたんですが、むか~し、RO/DIユニットを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%E1%A5%EA">アメリ</a>カから輸入したときにUV灯がついていたのを思い出しました。その当時、RO/DIにUV灯なんて意味ないんじゃん?って記事をどこかで見かけて、それっきり倉庫に眠っていたのです。コンセントを差し込むと、なんと眠りから目を覚まし、怪しげな光をちゃんと放ちます。</p>
<p> </p>
<p>これがまた原始的な装置で、内部を水がグルグル回るのとかはなくて、ただのUV管をパイプで被覆しただけ、その中を水が通るだけ、という至ってシンプルなものです。コレ、、、ホントに効くんだろうか、、、水300L以上あるけど。。。</p>
<p> </p>
<p>しかし通水方法は一瞬悩みました。ROユニットに接続するパイプ径なので、これに接続するポンプがないように思えます。かといって、手持ちがあるのにわざわざ市販品にお金を払うのはバカバカしいので、これまた非常に原始的な方法で解決することにしました。</p>
<p> </p>
<p>よくカルシウムリアクターで、タンク上部からサンプに海水を落とすときとか、底砂掃除のポンプなんかで使う、水の給水口と排水口の高低差を利用した通水方法を使えば、ポンプは要りません。</p>
<p> </p>
<p>ディスプレイタンクにパイプを突っ込んで給水側をタイで固定し、UVに通してから、サンプに落ちるようにセットし、排水部をパクっとくわえてチューっと吸います。海水が飛び出してくる直前に口を放さなければならないのですが、RO用の管は透明ではないので、どこまで海水が来ているのか分かりません。スゲーどきどきしながら吸って、ここだっ!というタイミングでウォリャッと口を放します。</p>
<p> </p>
<p>。。。。。</p>
<p> </p>
<p>来ました!ビューっと海水がサンプに落ち始めました。この方法で水をゴックンしちゃった経験がある方なら、この時の私の鼓動の高鳴りが理解できるでしょう。</p>
<p> </p>
<p>行ける!!!行けるぞ!!!オマエの力を見せてくれ~!!!</p>
<p> </p>
<p>というわけで、こんな感じ</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190928165306j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190928/20190928165306.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190928165306j:plain" /></p>
<p>地味~にコツコツがんばってね♪</p>
hana-smile
低換水システムにチャレンジ!
hatenablog://entry/26006613441639718
2019-09-28T10:33:18+09:00
2019-09-28T10:33:18+09:00 最近のタンクです。特に茶ゴケが目立たないのは、シュポシュポで吹き飛ばした直後だからで、普段は本当にひどいです。飛ばしても飛ばしても復活します。 ついにヤケになって対策を施しました。 GFO(Granular Ferric Oxide: 粒状の酸化鉄):3g GAC(Granular Activated Carbon:粒状の活性炭):30g GFO(鉄系のリン酸吸着剤)、バッグに入れてサンプの落水箇所に入れました。量はタンクのリン酸塩の量に応じますが、うちの場合は3gも入れると1~2日でリン酸塩がゼロになります。苔が必要とするリン酸塩を枯渇させようという考えですが、、、実は今のところ入れてから4…
<p>最近のタンクです。特に茶ゴケが目立たないのは、シュポシュポで吹き飛ばした直後だからで、普段は本当にひどいです。飛ばしても飛ばしても復活します。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190927172041j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190927/20190927172041.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190927172041j:plain" /></p>
<p>ついにヤケになって対策を施しました。</p>
<p> </p>
<p>GFO(Granular Ferric Oxide: 粒状の酸化鉄):3g</p>
<p>GAC(Granular Activated Carbon:粒状の活性炭):30g</p>
<p> </p>
<p>GFO(鉄系のリン酸吸着剤)、バッグに入れてサンプの落水箇所に入れました。量はタンクのリン酸塩の量に応じますが、うちの場合は3gも入れると1~2日でリン酸塩がゼロになります。苔が必要とするリン酸塩を枯渇させようという考えですが、、、実は今のところ入れてから4日ほどですが、残念ながら目立った効果は出ていません。。。リン酸塩は検出されません。本当は硝酸塩もリン酸塩もある程度残して、色の濃い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を目指す予定だったのですが、あまりに茶ゴケがなくならないので方針変更です。</p>
<p> </p>
<p>GFOは、以下の記事にあるように、色々な要素を下げてしまうので、ある程度の調整が必要です。</p>
<p><a href="https://www.advancedaquarist.com/2012/2/chemistry">https://www.advancedaquarist.com/2012/2/chemistry</a></p>
<p>うちでもアルカリや<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>が若干下がったので、添加量で調整しました。意外にも鉄分は一時的には上がるものの、投入前と同程度に収まるようですね。。。</p>
<p> </p>
<p>GAC(活性炭)は、DOC(Dissolved Organic Carbon: 溶存<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>炭素)の吸着に効果があるという研究結果を見て、入れることにしました。実験のグラフでは、確かに活性炭を入れた時間だけ溶存<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>炭素が減り、活性炭を取ると増えていました。が、、、正直、DOCって何?って聞かれるとよく分かっていません。栄養素でもあり汚れでもあり、メリットでもデメリットでもある、という中途半端な理解しかできていません。とにかく今回は、もしかしたら効果があるかもしれないと思われるものを実験的に試しています。しかし、約一週間経過していますが、こちらも特に茶ゴケに効果があるかどうかは確認できていません。</p>
<p> </p>
<p>もしかしたら、茶ゴケというのは、そんなに大きな問題ではないのかも知れません。茶ゴケが発生すべき栄養素がそこにあるから発生するんであって、自然のバイオフィルターの一環と考えれば、特に害はないと言えるかも知れないです。海外ではNew Tank Syndrome(立ち上げ症候群?)と呼ばれ、新規立ち上げやリセットに伴う、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>のサイクルが立ち上がっていない状態で出るのが普通で、時間とともになくなる、とされています。ただ、うちの場合は、リセット直後にチェルモン餌付けのためにドカドカ餌を投下しちゃったので、茶ゴケの繁殖がすごいことになっています。</p>
<p> </p>
<p>今は人力で吹き飛ばし、落水箇所のソックスで回収、というのを繰り返していますが、効果は全く見えません。飛ばしても飛ばしても急速に復活します。GFOとGACで枯渇してくれると良いのですが。。。</p>
<p> </p>
<p>今のところは、硝酸塩もリン酸塩も試薬上はゼロというULNS(Ultra Low Nutrient System:超低栄養塩タンク)になっちゃってるのですが、茶ゴケの量を見ると、、、どこが超低栄養塩?と思っちゃう感じです。少なくとも、茶ゴケがウハウハで爆殖できるほどの十分な栄養があるに違いありません。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>のバランスが偏らないよう、念のため異なる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>をたまに添加していますが、これも、実際水槽の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>バランスが見えるわけじゃないので、効果のほどは何とも、、、</p>
<p> </p>
<p>超低栄養塩と言っても、換水をガンガンやってるとかではないんですね。換水は、1日1%(約300Lのタンクなので、1日3L、月次90L/315L=月次30%以下)をドーシングポンプを使って自動換水しています。栄養塩は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングや鉄系リン酸吸着剤で無理やり栄養塩をねじ伏せている感じです。</p>
<p> </p>
<p>換水量が少ないので、換水の負担感はゼロですが、塩分濃度が非常に速いペースで上がっていくので、ドーシングポンプでRO/DI水の添加を始めました。</p>
<p> </p>
<p>それと、塩を替えてみました。これまではヴィーソルトでしたが、新たにトロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>のプロリーフシーソルトにしてみました。</p>
<p> </p>
<p>この塩がまたバカ高いんですよ!!!あんじゃこりゃ???ってくらい。。。1割2割増しの世界ではなく、自分が使っていたヴィーソルトの最安レベルとの比較で言うと、7割増しなんですよ。おぞましく高いですよね。これをバンバン換水しましょうとなったら、ボロボロ泣けてくるレベルです。</p>
<p> </p>
<p>ではなぜトライしてみるのかというと、この塩、世界中の上級<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%AF%A5%A2%A5%EA%A5%B9%A5%C8">アクアリスト</a>からの評価がすごく高いんですね。もちろんコストが高いので、シェアが大きいとかではないんですが、えげつないタンクを維持している上級者が好んで利用しているというイメージです。じゃあ中身はどれくらい違うのかというと、普通の人工海水って、自然の海に存在する要素のうちの30~40種類くらいしか<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D6%A5%EC%A5%F3%A5%C9">ブレンド</a>されていないそうなんです。ところがトロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>のプロリーフは、70と、ほぼ全要素が入ってるらしいんですね。</p>
<p> </p>
<p>世界中の色んな<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%AF%A5%A2%A5%EA%A5%B9%A5%C8">アクアリスト</a>が色んな塩で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を飼育していて、それこそ、インスタントオーシャンですよ、とか、何らかの添加で要素を補わない限り、ちょっと厳しいんじゃないの?という塩から、王道のレッドシーまで様々なので、70の元素が入っていないとダメですよってことでは全然ないんですね。ただ、ミックスされてる微量元素ってそんなに違うの?っていうのは衝撃ですよね。逆に言うと、そんなマニアックな、必要かどうかも分からない元素のために7割も高い塩を使うのか?っていうのもあるんですが、どうもそそられるわけです。。。ヴィーも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%EA%A5%C8%A5%F3">トリトン</a>テストで非常にバランスが良くて、消費の早い要素だけ添加すれば十分に行けることは分かっているんですが、含まれている微量元素の種類の豊富さとバランスで言うと、プロリーフはとんでもない塩みたいなんですよね。何しろ、あの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%EA%A5%C8%A5%F3">トリトン</a>がプロリーフを推奨しているくらいですから。</p>
<p> </p>
<p>もう正直にぶっちゃけてしまいましょう!実は!換水量を減らしたのも、トロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>のプロリーフで上がったコストを相殺するためだったのです!!!!ビンボーくさ~!!!</p>
<p> </p>
<p>しか~し!!!それなりの裏を取ってます。</p>
<p> </p>
<p>海外のフォーラムを読んでいると、本当に正解なんてないんだと思えるくらい、色~んな方法で飼育している人達がいます。特に欧州では水の硬度が高いということで、極力換水量を少なくし、その代わり良質の塩で維持する、という流れがあるらしいのですが、本当に無換水で何年も飼育している人もいるし、1日1%程度もざらにいますし、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%EA%A5%C8%A5%F3">トリトン</a>のような無換水システムもあります。カルシウムや<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>をリアクターではなく、ドーシングポンプで補うというボーリングメソッドも、ドイツのDr. Hans Werner Balling: トロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>のハンス・ワーナー・ボーリング博士)によって開発されました。換水以外の方法、あるいは、非常に少ない換水でありながら、トレースエレメントなどの追加と濾過の強化によってタンクを維持する方法は、ある程度確率されていると言っても良いくらいです。もちろん、多数派ではないですし、どちらかと言えば反対派も多くいます。</p>
<p> </p>
<p>で、考えたのが次の方法です。</p>
<p> </p>
<p>- 最高級のプロリーフを微量換水してコストを削減</p>
<p>- 消費の大きなアルカリ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>、カルシウムはドーシングで添加</p>
<p>- 微量なトレースエレメントの減少は、同じくトロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>の添加剤で補充</p>
<p>- 栄養塩はスキマー、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシング(炭素源添加)、リン酸塩吸着剤、活性炭で処理</p>
<p> </p>
<p>ここまで行くと、当時自分が挫折した<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%EA%A5%C8%A5%F3">トリトン</a>に非常に似ています。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%EA%A5%C8%A5%F3">トリトン</a>挫折の理由は、「錫の混入経路を特定できず、必要なものを添加できても、有害なものを除去するのが難しい(プラスよりもマイナスははるかに困難)」というものでした。結局、錫は、換水によって不純物の排出が混入を上回ったのか、RO<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%F4%BF%E5%B4%EF">浄水器</a>のDI強化によって排除できたのか、ヒーターを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C1%A5%BF%A5%CB%A5%A6%A5%E0">チタニウム</a>ヒーターに変えたからなのか、そのどれかによって解決されたのですが、不純物の混入がなくなった今ならば、無換水や低換水システムも行けるかも知れない!というのが今回のコンセプトです。。。。。ププゥっ!!!コンセプトっていうとちょっとカッコ良いですが、ただのビンボーなんですよ!!!ホントはねっ!!!そしてさらに、超がつくほどの横着者!!!!だって金がかからなくて手間がかからないのって、サイコー❕ウヒョヒョヒョヒョ❕</p>
<p> </p>
<p>はっ、、、と我に返ってしまう自分。。。恥ずかしい。。。</p>
<p> </p>
<p>くれぐれも自己責任でやっていることなので、皆様はシステムの変更には十分にご注意くださいね。</p>
<p> </p>
<p>トレースエレメントの枯渇対策は、トロピッ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%EA%A5%F3">クマリン</a>のプロコーラルミネラルを使う予定です。これ、プロリーフの濃縮版のようなもので、プロリーフと同じ70の元素を粉末で補える添加剤なのです。特に消耗が早いと言われる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%C8%A5%ED%A5%F3%A5%C1%A5%A6%A5%E0">ストロンチウム</a>を補完できるようになっているみたいです。</p>
<p> </p>
<p>さて、チェルモンですが、いつの間にか1か月近くが経過しました。前回疑われた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>焼けらしき症状ですが、完璧に治っています。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190927172047j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190927/20190927172047.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190927172047j:plain" /></p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D2%A5%EC">ヒレ</a>の黒い点は消滅しましたし、実はブログには書いていませんでしたが、白点も出たんですが、それも消滅しました。チェルモンの餌付けチャレンジにあたって、あちこちのブログから諸先輩方の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B7%D0%B8%B3%C3%CC">経験談</a>を読破しましたが、どうも、餌付けの難しさに反して、チェルモンは病気には強いようなんですね。類似種のマージンドコーラルフィッシュを長く飼育しているときにも、同じことを感じていました。水質さえ良ければ、おそらくこの子達は病気には強いタイプだと思います。この子達はこれまでに、白点、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B9%F5%C5%C0">黒点</a>、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D2%A5%EC">ヒレ</a>の切れ、くちばしの怪我などを経験しましたが、何のトリートメントもなく治りました(水質が悪いと、こうは行かないので注意してください)。</p>
<p> </p>
<p>チェルモンは、以下の餌を食べるようになりました。</p>
<p>活きイトメ</p>
<p>冷凍イトメ</p>
<p>冷凍ブライン</p>
<p>冷凍ホワイトシュリンプ</p>
<p>活きアサリ</p>
<p>冷凍アサリ</p>
<p>アサリの殻に塗った人工餌(人工餌100%)</p>
<p> </p>
<p>人工餌は殻に塗れば食べるのに、浮遊させても食べず、ペッと吐き出します。たまに間違って食べちゃうことがあるくらいでしょうか。。。なかなか根気が必要です。</p>
<p> </p>
<p>そんなわけで、餌付けは道半ばですが、殻に塗った人工餌だけだと肉付きが良くならないので、冷凍餌もあげ続けています。冷凍餌をあげたほうが、肉付きも色艶も良いのでバンバンあげちゃいたいくらいなのですが、まだ濾過サイクルが立ち上がっていないジレンマがあり、ちょっとセーブしながらあげています。</p>
<p> </p>
<p>チェルモンの餌付けによる<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%E5%BC%C1%B1%F8%C0%F7">水質汚染</a>を強力に防いでくれた<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングですが、今日からはちょっとやり方を変えました。</p>
<p> </p>
<p>現在、茶ゴケ撲滅キャンペーンとして、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>を毎日3滴(うちのタンクの場合、これだけで硝酸塩もリン酸塩もセロにできます。GFOはトドメの一撃です)入れてますが、これを自動化しました。</p>
<p> </p>
<p>1滴は0.04mlほどと言われていて、うちのドーシングポンプでは1ml単位でしか添加できないので、ポンプを使えません。そこで、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>をRO/DI水で希釈しました。</p>
<p> </p>
<p>0.04ml x 25倍 = 1ml</p>
<p>ということは、0.04mlの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>に対して、0.96mlの水で、1mlの希釈<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>が作れます。これで1mlをドーシング添加すれば、0.04ml(一滴)の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>を入れたことになります。</p>
<p> </p>
<p>同じ比率(1:24=25)で、計500ml作ります。0.04ml x 500倍 = 20ml、0.96ml x 500倍 = 480mlという感じです。これをボトルに入れて、ドーシングポンプで毎日3ml入れれば、1日3滴入れたのと同じことになります。楽だし、入れ忘れや入れ間違いがないので安心です。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%AB%A5%BD">ピカソ</a>クラウンですが、やはりこの子はイソギンがいないと寂しそうなので、代わりにハナサンゴを入れてあげました。</p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190927172101j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190927/20190927172101.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190927172101j:plain" /></p>
<p>本当はハタゴを入れるのが最高ですが、年に1~2回歩かれて水流ポンプに吸い込まれて撃沈というパターンを防ぐために、ハナサンゴで我慢してもらいました。案の定、1週間ほどもすると気にし始め、2週間もすると、あきらめてモフモフするようになりました。</p>
<p> </p>
<p>ちょっと気付いたのですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%CE%A5%DF">クマノミ</a>ってモフモフしだすと、肌質が一気に良くなる気がします。うちの子だけなのか、すごく不思議なのですが、この子は久しぶりにモフモフをし始めた直後から、肌の色艶や輝きがとても良くなりました。本来イソギンの毒性への抵抗力がある<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AF%A5%DE%A5%CE%A5%DF">クマノミ</a>ですが、何か肌の分泌物への影響があるのか、モフモフと健康に関連がある気がする。。。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、とりとめもなく色々書きました。こんなブログでもたまに覗いてくれている人がいるというのは嬉しいものですね。更新がたまに滞るのは、主にタンクに変化がないときか、うまく行かなくてテンションが下がっているときですね。ブログをつけると、いつ頃、何をどのように変えたのかの記録になるので、読んでる人がいるかいないか分からない状況でも書き続けています。ブログとは別に試薬でのテスト結果と添加量は別のファイルに記録してるんですが、なんというか、、、ブログは良い思い出にもなるんですよね。それと、いつかどこかで誰かの参考になれば良いなと思ったり。。。</p>
<p> </p>
<p>今回の換水システム変更もそうなんですが、何か新しいことにチャレンジするとテンション上がりますよね。その変化を見るのも楽しいし。これまでスキマーレスにチャレンジしたり(失敗でした)、いろんなことをやってますが、今回のチャレンジは、うまく行って欲しいなぁ~と思ってます。がんばろーっと。</p>
hana-smile
アンモニア焼け?
hatenablog://entry/26006613429450749
2019-09-11T11:35:06+09:00
2019-09-11T12:00:20+09:00 現在の水槽の様子です。 この写真はせっせとお掃除をした後のもので、普段はもっと汚いです。 新入りのチェルモンを餌付かせるために大量給餌をした結果、ライブロックと底砂は茶ゴケで覆われるようになりました。もっともリセット直後ということもあり、無理やりウォッカ添加で栄養塩を抑えていますが、この水槽はまだまだ完全に立ち上がっていないのです。 で、砂をサイフォンしたり、ライブロックをシュポシュポして茶ゴケを飛ばし、その作業の間だけサンプの落水管にソックスを履かせて茶ゴケを回収しています。うちのライブロックは大半が天日干ししたドライロックなので、あまり水槽の立ち上げを助けていないんですね。。。ライブじゃな…
<p>現在の水槽の様子です。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190908180324j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190908/20190908180324.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190908180324j:plain" /></p>
<p>この写真はせっせとお掃除をした後のもので、普段はもっと汚いです。</p>
<p> </p>
<p>新入りのチェルモンを餌付かせるために大量給餌をした結果、ライブロックと底砂は茶ゴケで覆われるようになりました。もっともリセット直後ということもあり、無理やり<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>添加で栄養塩を抑えていますが、この水槽はまだまだ完全に立ち上がっていないのです。</p>
<p>で、砂をサイフォンしたり、ライブロックをシュポシュポして茶ゴケを飛ばし、その作業の間だけサンプの落水管にソックスを履かせて茶ゴケを回収しています。うちのライブロックは大半が天日干ししたドライロックなので、あまり水槽の立ち上げを助けていないんですね。。。ライブじゃないロックですね。。。</p>
<p> </p>
<p>底砂は、病原菌を浮遊させないように、いじらない説が定説となっていると思いますが、うちはやむなくいじってます。というのは、餌付けのための大量給餌によって、食べかすが大量に蓄積されるようになってきたからです。そして魚への弊害も出ました。</p>
<p> </p>
<p>既存の魚たちは元気いっぱいなのですが、新入りのチェルモンの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D2%A5%EC">ヒレ</a>(両側)に黒い点のようなものが出始めました。食べるようになって抵抗力がつけばそのうち消えるでしょう、と安易に考えていたのですが、日々、微妙に大きくなっています。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190908180213j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190908/20190908180213.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190908180213j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190908180223j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190908/20190908180223.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190908180223j:plain" /></p>
<p>この症状を必死に調べたのですが、困ったことに全然情報が出て来ません!そしてよう<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%E4%A4%AF%A4%BF">やくた</a>どり着いたのが、海外の記事にあった「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>・バーン(Anmonia Burns:<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>焼け?)」というものです。</p>
<p> </p>
<p><a href="https://animals.mom.me/treat-ammonia-burns-saltwater-fish-11608.html#targetText=How%20to%20Treat%20Ammonia%20Burns%20in%20Saltwater%20Fish&targetText=Ammonia%20burn%20is%20one%20of,the%20spots%20start%20to%20heal.">https://animals.mom.me/treat-ammonia-burns-saltwater-fish-11608.html#targetText=How%20to%20Treat%20Ammonia%20Burns%20in%20Saltwater%20Fish&targetText=Ammonia%20burn%20is%20one%20of,the%20spots%20start%20to%20heal.</a></p>
<p> </p>
<p><a href="https://www.thesprucepets.com/treat-fish-for-ammonia-burns-2925396">https://www.thesprucepets.com/treat-fish-for-ammonia-burns-2925396</a></p>
<p> </p>
<p>この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>焼けについて、いくつかの記事に書かれていることを要約すると、次のような状況のようです。</p>
<p> </p>
<p>「<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>のレベルが高いと皮膚に炎症を起こし、その治癒の過程で黒い点として残るが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>のレベルが高いまま持続すると症状が悪化する。典型的には、濾過サイクルができていない水槽の立ち上げ時、新魚導入時のストレス、大量給餌、大量飼育などによって引き起こされる。換水等によって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>を下げることが必要」</p>
<p> </p>
<p>立ち上げ(リセット)、新魚導入、大量給餌、、、、ことごとく当てはまってます。。。</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>を測定すると、試薬上はゼロですが、1日5~6回、しかも大量に生き餌、生エサ、冷凍餌、人工餌などなどをこれでもかと投下してきたのですから、試薬上はゼロでも自然界の海に比べると高いレベルのまま推移したことが疑われます。試薬ではゼロの次が0.25ですが、たとえば、0.05とか、0.15とか、そんなレベルであったのでしょう。</p>
<p> </p>
<p>ということで、大量給餌は即刻停止します。幸いにして新入りのチェルモンちゃんは現段階で次の餌に餌付きました。</p>
<p> </p>
<p>イトメ(活き、冷凍)</p>
<p>アサリ(活き、冷凍、ミンチ)</p>
<p>冷凍ブライン</p>
<p>冷凍ホワイトシュリンプ</p>
<p>冷凍餌と乾燥餌のミックスハンバーグをアサリの殻に塗りつけて冷凍したもの(乾燥餌の比率がかなり高いものも食べるようになりました)</p>
<p> </p>
<p>もう餓死の心配はないので、このあたりで通常給餌モードに戻します。立ち上げ直後、新入りストレス、大量給餌、、、、今思えばかなりリスキーなことをしていたように思います。。。。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>・ドーシングで無理やり硝酸塩とリン酸塩を抑え込んでいましたが、うっかり<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>を見落としていました。硝酸塩とリン酸塩は確かに低かったですが、毒性から言ったら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>は比べ物にならないくらい危険性が高いので、餌の食べかすが底砂の上にドカドカ残っているというのは、かな~りよろしくない状況であったのは間違いないです。</p>
<p> </p>
<p>そんな中でも、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は未だかつてなく好調です(あくまで自分レベルの中でなので、上級者の方から見たら笑っちゃうレベルの話です)。</p>
<p> </p>
<p>今の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のコンディションで一番気に入っているのが、共肉の肌質です。夕方の弱めの照明で撮影した写真なので、ちょっと分かりにくいですが、コンディションが悪い時に比べて、共肉が厚く、質感が滑らかで、凸凹が鋭角ではなくスムーズな連続的な曲線になっています。しかも、茶色じゃないのに色が濃い。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190910193154j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190910/20190910193154.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190910193154j:plain" /></p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190910193131j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190910/20190910193131.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190910193131j:plain" /></p>
<p>こちらの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は、かつてSTNに見舞われたのを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップで復活させているので、底の方は肉がありませんが、今は健康です。もうちょっとポリプとか出てくれたら嬉しいですが、ぜいたくは言いません。</p>
<p> </p>
<p>かつて、こんな風な状況(プリプリの健康体)を作りたくて<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%DF%A5%CE%BB%C0">アミノ酸</a>だのうんちゃらバイタライザーだのを添加していましが、添加物がなくても環境が整えば、こんな風になるっぽいです。ポイントはいくつかあると思うのですが、たぶん、以下の要素が整えば良いのかな?というのが今の感触です。</p>
<p> </p>
<p>- 不純物がない(かつては錫に悩まされました)</p>
<p>- 三大要素(Alk=dKH, Ca, Mg)がバランスよく、しかも必要量に達している</p>
<p>- ほどよく栄養塩がある(多過ぎず、少なすぎず)</p>
<p> </p>
<p>現在は、おおよそ以下のパラメータで安定しています。</p>
<p> </p>
<p>Ca: 450 - 490</p>
<p>Mg: 1260 - 1280</p>
<p>Alk: 8 - 8.3</p>
<p> </p>
<p>NO3: 3 - 6</p>
<p>PO4: 0 - 0.03</p>
<p> </p>
<p>不純物については、最近さらに手を施しました。これまで我が家のRO/DI<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%F4%BF%E5%B4%EF">浄水器</a>は、DI(イオン交換樹脂)のカートリッジが2段でしたが、1個増やして3段にしました。目的は2つで、1つは段階を増やすことで不純物の取りこぼしがないようにすること、もう1つはカートリッジを定期的に1個ずつ交換することで、ある程度劣化したカートリッジにも粗い仕事をさせて、より樹脂を使い切るようにすることです。</p>
<p> </p>
<p>前々から気になっていたのですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TDS">TDS</a>が0.01になってから交換しても、うちの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>はコンディションを落とすんです。なので<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TDS">TDS</a>メーターが0から0.01になったら交換するのではなく、0のままで交換したいと思っていました。そのために、樹脂カートリッジを3段階備えて、古い方を入り口側に、中間を真ん中、新しいのを出口側にして、一定の日数(まずは2か月でトライ)でローテーションさせることにしました。これで、古いものはより使い切り、新しいもので完全に除去させる、かつ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TDS">TDS</a>がゼロのまま(劣化サインが出ていない)なのに、交換ロスが低減する、というメリットがあるのでは?と考えたわけです。</p>
<p> </p>
<p>くれぐれもお伝えしますが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TDS">TDS</a>はゼロでないといけないということではありません!知人の熟練<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%EA%A1%BC%A5%D5%A5%A1">リーファ</a>ーさんは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TDS">TDS</a>が0.03くらいでもぜんぜん<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を維持できています。しかしこの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TDS">TDS</a>というのは不純物の度合いを示すのであって、その不純物がいったいどんな不純物で、どれくらいの悪性があるかを一切示さないのです。なので、混入物は錫であったり、アルミであったり、銅であったり、各地域、各家庭の配管などで大きく異なると考えられます。うちの場合は、その不純物がおそらくは錫で、それが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>にとって非常に良くないのだと思います。なので熟練キーパーさんが0.03で問題なくても、うちは0.00でないといけないのだと考えるようになりました。</p>
<p> </p>
<p>水道管の不純物については、ネットで情報を探すと、ドカドカ出て来ます。</p>
<p><a href="https://water-research.net/index.php/drinking-water-issues-corrosive-water-lead-copper-aluminum-zinc-and-more">https://water-research.net/index.php/drinking-water-issues-corrosive-water-lead-copper-aluminum-zinc-and-more</a></p>
<p>鉛、銅、アルミ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B0%A1%B1%F4">亜鉛</a>、錫、などなど、配管部品の劣化から水中に溶出する物質は枚挙にいとまがありません。ほとんどの場合、人体には影響ないレベルですが、長期間、錫問題に悩まされた自分としては、その種類と量によっては、確実に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>には悪影響を及ぼし、徐々に徐々に弱らせる原因になっていると思っています。なので、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/TDS">TDS</a>が0のまま樹脂を交換したいのです。かつ、多少の劣化ならまだまだ使える樹脂を捨てたくないので、3段階という手をとったわけです。まだ導入したばかりなので、これがうまく行くかは分かりませんが、とりあえず悪くなる理由はみつからないので、良しとしましょう。</p>
<p> </p>
<p>ところで、ショッキングな事実を見つけました。別にそんなにショッキングでもないかな???</p>
<p> </p>
<p>カーボンだけ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E1%A5%F3%A5%D6%A5%EC%A5%F3">メンブレン</a>だけ、イオン交換樹脂だけで濾過し、果たしてどれが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>を除去できるか?を試した動画です。なんと、カーボンも<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E1%A5%F3%A5%D6%A5%EC%A5%F3">メンブレン</a>も<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>を完全には除去できないんですね!完全に除去できるのはイオン交換樹脂だけなんです。この樹脂がいかにパワフルかってことですよね。</p>
<p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/5iipkGlEYpk?feature=oembed" width="480" height="270" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://youtu.be/5iipkGlEYpk">youtu.be</a></cite></p>
<p> </p>
<p>ちょっと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>の話題がかぶってますが、根本的にはぜんぜんかぶってなくて、うちのタンクの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>はあくまで大量給餌によるもので、水道からではないんですね。ただ、RO/DIにおける樹脂の重要性っていうのが上の動画から分かりました!っていう話です。</p>
<p> </p>
<p>かつてうちのROシステムには樹脂カートリッジをつけていなくて、それでも0.03~0.05くらいは維持できていたので、まあ大丈夫でしょう、くらいに考えていたのですが、SPSにとっては、あんまり大丈夫じゃなかったみたいです。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、ちょっと無理をしちゃったけど、色んなことが分かりましたってお話しでした♪</p>
hana-smile
チェルモン、特訓中
hatenablog://entry/26006613423423525
2019-09-07T17:18:31+09:00
2019-09-07T17:18:31+09:00 先日入海のチェルモンに餌付けしております。 一番がっつくのはイトメ、次にアサリですが、とりあえずアサリの殻に塗ってあれば何でも突いてくる習性を利用して、アサリ、クリル、ペレット、フレークなんかを混ぜ合わせたミックス餌を突かせています。 殻は底に置いても良いんですが、そうすると大食漢のマージンドコーラルフィッシュが、オラオラとチェルモンをどかして食べるんですね。で、手からだと、なぜか、マージンドコーラルフィッシュがオラオラにならずに、うまくシェアさせてくれるのです。 このまま2~3か月かけて、徐々に乾燥餌のミックス比率を上げていき、行く行くはペレットやフレークに持っていきたいと思います。それがで…
<p>先日入海のチェルモンに餌付けしております。</p>
<p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/8yp8vX37Yb0" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen=""></iframe></p>
<p>一番がっつくのはイトメ、次にアサリですが、とりあえずアサリの殻に塗ってあれば何でも突いてくる習性を利用して、アサリ、クリル、ペレット、フレークなんかを混ぜ合わせたミックス餌を突かせています。</p>
<p>殻は底に置いても良いんですが、そうすると大食漢のマージンドコーラルフィッシュが、オラオラとチェルモンをどかして食べるんですね。で、手からだと、なぜか、マージンドコーラルフィッシュがオラオラにならずに、うまくシェアさせてくれるのです。</p>
<p>このまま2~3か月かけて、徐々に乾燥餌のミックス比率を上げていき、行く行くはペレットやフレークに持っていきたいと思います。それができなくても、とりあえず、こんな感じで食べてくれているので、それはそれでかわいいし、オーケーです。この方法ならあまり無駄も出ないし、そろそろ給餌量を標準に戻して行こうかな。。。</p>
<p> </p>
<p>このまま餌の大量投下を続けると、マージンドコーラルフィッシュがふくよやかになりすぎます。娘が<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%CE">ピノ</a>と名付けたこの子は、もうムチムチになり過ぎて、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%CE">ピノ</a>という名前が似合わなくなっていて、いっそ「社長」と改名しても良いくらいです。</p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190904191630j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190904/20190904191630.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190904191630j:plain" /></p>
<p>さて、石灰藻が増えるようにカルシウム、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>、アルカリ度を調整して、他の苔を駆逐する作戦ですが、まずまず、うまく行っている気がします。前よりも変な苔が岩に出にくくなってきた気がします。肝心の石灰藻ですが、ところどころに小さく出始めました。パラメータを調整しただけなのに、反応が早いです。</p>
<p>栄養塩は、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>が良い感じで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を増殖させてくれているようで、怒涛の給餌を続けながらも硝酸塩が3~7くらい、リン酸塩が0~0.03くらいで推移しています。現在、約300Lに対して、1日2滴か、水槽の汚れが目立つ日には3滴くらいポタポタしています。</p>
<p>カンギクガイも相変わらず地味にキラリと光る仕事をしてくれていて、歩いた痕がくっきり残る(なにも残らない)ほどの活躍ぶりです。ですが、先日、トゲアシガニがカンギクガイの殻をかっぽじって、身をおいしく召し上がっている姿を目撃してしまいました!早速捕獲してお仕置き部屋(サンプ)に転籍してもらいました。現在、この水槽には70匹程度のカンギクガイがいますが、こんなに良い仕事をする英雄たちをペロッと召し上がられては、たまりません。トゲアシガニもそれなりに仕事をしますが、するときとしないときのムラが大きく、仕事の質も量もカンギクガイには及びません。</p>
<p>このカンギクガイのうち、20匹はチャームから、50匹は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E4%A5%D5%A5%AA%A5%AF">ヤフオク</a>で沖縄から買いましたが、出品者はどうやら水産会社(漁業の会社?)のようなんですね。地域によっては、カンギクガイ、シッタカ、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%AC%A5%AD%A5%AC%A5%A4">マガキガイ</a>などを食べるようなので、おそらくは食用に収穫したものを販売しているのではないかと思います。たぶん食用で卸すよりペットとして<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E4%A5%D5%A5%AA%A5%AF">ヤフオク</a>に出した方が良い値段でさばけるのではないでしょうか。。。</p>
<p>しかし食ってみたいな~。結構うまいんじゃないかな~。さすがに今水槽に入っている職人をペロッと召し上がっては、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%CA%B7%E2%A4%CE%B5%F0%BF%CD">進撃の巨人</a>ちっくでどうもいやらしいので、手は出せないのですが、本音を言えば、思わず召し上がっちゃったトゲアシガニの気持ちも分からないでもない。。。。いつかどこかの漁港なんかで見かけたら食べたい。。。。</p>
<p>基本、貝っておいしいんですよね。あの独特のムチっとした弾力と、うまみ成分がギュッと詰まったテイスト。バター醤油なんかで食ったら最高なんだろうな~♪</p>
<p>って、なんの話をしてるんでしょうか。。。</p>
<p>とにかくチェルモンちゃんもうまく徐々に肉付き良くなりつつあるし、良かった良かった。。。</p>
hana-smile
カモンっ!チェルモン!
hatenablog://entry/26006613405249692
2019-09-01T16:53:05+09:00
2019-09-01T16:53:05+09:00 最近、ライブロックの苔が異様に繁殖し、苔と言っても、生えているというより、ふわっとのっているような苔で、歯ブラシで軽くブラッシングするだけでするっと落ちるのですが、すぐに復活してしまうのです。その見た目の汚いことと言ったらもう。。。 重い腰を上げてリセットしましたが、サンプを掃除してびっくり!底にヘドロ状のものが溜まって、硫黄臭がしました。サンプの底に何か汚泥のようなものが溜まっているのは分かっていたのですが、すっかり無害化されているものと思い込んでいました。というか、むしろこれが脱窒みたいな感じで浄化の役に立ってるんじゃないかな?くらいの甘い考えで。。。これからは月一くらいでサンプ掃除をしよ…
<p>最近、ライブロックの苔が異様に繁殖し、苔と言っても、生えているというより、ふわっとのっているような苔で、歯ブラシで軽くブラッシングするだけでするっと落ちるのですが、すぐに復活してしまうのです。その見た目の汚いことと言ったらもう。。。</p>
<p>重い腰を上げてリセットしましたが、サンプを掃除してびっくり!底にヘドロ状のものが溜まって、硫黄臭がしました。サンプの底に何か汚泥のようなものが溜まっているのは分かっていたのですが、すっかり無害化されているものと思い込んでいました。というか、むしろこれが<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C3%A6%C3%E2">脱窒</a>みたいな感じで浄化の役に立ってるんじゃないかな?くらいの甘い考えで。。。これからは月一くらいでサンプ掃除をしようと反省しました。</p>
<p> </p>
<p>リセット後に生麦<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%A4%BF%E5%B5%FB">海水魚</a>センターに行ってみると、チェルモン(ハシナガ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C1%A5%E7%A5%A6%A5%C1%A5%E7%A5%A6%A5%A6%A5%AA">チョウチョウウオ</a>)に目がとまりました。軽~い気持ちで「この子、ちょっと餌やってもらっても良いですか?」とお願いしてみると、なんとクリルを猛烈に追います。呑み込んだのは確認できませんでしたが、明らかにクリルを突いています。</p>
<p> </p>
<p>チェルモンは、以下の画像からも分かるように、各国の切手にも採用されるほどの、まさにこれぞ<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B3%A4%BF%E5%B5%FB">海水魚</a>!という、美しく、愛らしいお魚なわけです。</p>
<p><a href="https://www.google.com/search?q=chelmon+stamp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjzvqPw8a7kAhWHA4gKHYuXDsAQ_AUIEigC&biw=1368&bih=770">https://www.google.com/search?q=chelmon+stamp&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjzvqPw8a7kAhWHA4gKHYuXDsAQ_AUIEigC&biw=1368&bih=770</a></p>
<p>海外では、コッパーバンド・バタフライ(Copperband butterfly)として知られていますが、縦に入る銅色のバンドと白銀の体表がとても綺麗です。その形と色の綺麗さから、飼ってみたい!だけど餌付け難易度特級レベルで手出しができない、という人も多いのではないでしょうか?</p>
<p>自分もその一人で、何度ショップに足を運んでも、餌を食わないばかりか、無反応な子ばかりにしか出会えず、購入を躊躇していました。自分の感覚では、アサリやブラインに無反応なのは、相当な重症だと思うのですが、たびたびショップで餌を巻いてもらっても、冷ブラやアサリにすら無反応であることも少なくありません。値段も比較的廉価ですが、たかがチェルモン、されどチェルモンという、なかなかレベルの高いお魚さんなんじゃないかと思うんですね。。。</p>
<p> </p>
<p>チェルモンの親戚のマージンドコーラルフィッシュは以前から飼育して、おっとりした性格やキレイさで気に入っていたのですが、全身ストライプの華やかなチェルモンは、また違ったキレイさで、いつかは飼ってみたい魚のトップリストに入っていました。こんなにキレイで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を突かないなんて最高です。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、クリルを追うチェルモンを思わずガン見。シマヤッコを選定するときもそうでしたが、見込みが薄い子はボーっとしていて生気がないのです。ハシナガチョウは詳しくないですが、今まで見た子たちも、やはり、ほとんど全部といって良いほど餌に無反応、無関心な子たちだっただけに、これは驚きでした。聞けば入店2週間とのこと。いつから追うようになったかは分かりませんが、この子が2週間誰からも買われなかったのは超ラッキーと言うほかありません。</p>
<p> </p>
<p>というわけで、衝撃的にお持ち帰りとなりました。やはり、マージンドコーラルフィッシュ同様、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>には一切タッチしません。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190901124641j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190901/20190901124641.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190901124641j:plain" /></p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190901161314j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190901/20190901161314.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190901161314j:plain" /></p>
<p>(↑猛烈に給餌しているせいで、砂も岩もひどいことになってます。ただ、カンギクガイが歩いた岩は、ごっそり白くなってます)<br /><br />さっそくアサリを与えてみると、力は弱いものの、ちゃんと突きます。が、チョビチョビやっている間にマージンドコーラルフィッシュが来てガブっと持って行ってしまいます。翌日、クリルをやってみると、やはり生麦さんの水槽で見たときと同じようによく追うし、食べました。ですが、口が小さいこともあり、食べた量は十分とは言えない感じでした。</p>
<p> </p>
<p>さて、自宅にて餌付けを試し、一週間が経過しました。今のところはこんな感じです。</p>
<p>活きイトメ ◎◎◎</p>
<p>活きアサリ ◎</p>
<p>冷凍アサリ ◎</p>
<p>冷凍アサリミンチを殻に塗ったもの ◎◎</p>
<p>クリル◎</p>
<p>冷凍アサリ+人工餌のハンバーグを殻に塗ったもの 〇</p>
<p>上記の人工餌の比率を多くしたもの △</p>
<p>人工餌のハンバーグを殻に塗ったもの X</p>
<p>冷凍アサリ餌+人工餌のハンバーグ(殻なし) 〇</p>
<p>上記の人工餌の比率を多くしたもの X</p>
<p> </p>
<p>というわけで、イトメへの食いつき方はパンパなく、これがあれば、とりあえず餓死はない、といった印象です。活きアサリ、冷凍アサリは、何しろ口が小さいので、細かくミンチにしてあげて殻に塗った方が食べやすそうです。</p>
<p> </p>
<p>嬉しいのは、最初はあまり関心がなかった人工餌の比率をやや多めにしたハンバーグを、しっかりと食べはしないものの、いたずら的に突くようにはなってきていることです。ペッと出してしまうことも多いのですが、最初はそれで十分です。そうやって口にさえ入れてくれたら、徐々に人工餌の味や食感に慣れて行ってくれるので。ハシナガチョウは初めてですが、シマヤッコの経験から言って、とにかく口に何かを入れてくれる子は最高です。いずれは食べるようになってくれる確率は大だと思います。</p>
<p>ただし痩せているので、それだけが心配です。食欲旺盛なのは救いですが、餌付けが長引いて力尽きてしまうことがないよう、何でも良いので食べるものはガンガン食べさせておかないと厳しいのかな?と思います。餌付け特有の、意図的に腹を空かさせて人工餌を食べさせる戦略を使うと、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%AC%A5%EA">ガリ</a>痩せして死んでしまうんじゃないかと心配になります。</p>
<p> </p>
<p>そんなわけで、パンパない量の餌を高頻度で投入していますが、リセット直後の水槽には決して良いことではありません。なので、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>・ドーシングによって栄養塩を無理やり抑え込んでいます。</p>
<p> </p>
<p>海外では<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>・ドーシングとビネガー・ドーシングは有名で、聞くところによると、NO3PO4Xと同じ原理で、炭素源を投入することで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>を増殖し、栄養塩を下げる方法です。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>・ドーシングの方法ですが、まず、市販の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>を酒屋さんで買ってきます。小瓶で500円くらいで買えます。最初の3日間は約100Lに対して0.1mlの添加、4~7日は0.2ml、以降、硝酸塩を測りながら栄養塩が希望の数値になるまで、毎週徐々に添加量を増やす、というのが一般的なようです。うちの水量(約300L)だと、まずは0.3mlくらいからの添加になります。まずは、1日1滴をサンプの水流の強い落水位置にポタっとします。ちなみに1滴は0.4mlほどらしいので、規<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C4%EA%CE%CC">定量</a>の0.3mlよりはちょっと多いですが、問題ない範囲かと思います。</p>
<p> </p>
<p>この効果がすさまじくて、うちの水槽は、大量給餌開始前は硝酸塩5、リン酸塩0.03程度でしたが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>・ドーシングのおかげで、通常の給餌量の5倍以上くらい給餌しているにもかかわらず、現在、硝酸塩2、リン酸塩0で落ち着いています。現在の添加量は総水量約300Lに対して、朝1滴、夜1滴の合計2滴だけです。1滴というのはドーシングポンプで送るには無理なので、スポイトで朝晩、サンプの落水位置にポチャっと落としています。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>よりもビネガー(酢)の方が効果は弱いらしいので、ドーシングポンプを使いたい人はビネガーの方が向いているかも知れません。</p>
<p> </p>
<p>以前に餌付けの大量給餌によって白点大爆発を経験したことがある自分は、換水量を普段の倍にしながら<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>・ドーシングをするなどの対策をしたのですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>・ドーシングがかなり効くので、現在では換水を通常量に戻していますが、それでも栄養塩は低いままです。硝酸塩は5くらい、リン酸塩は0.1以下なら良いかな?くらいに思っているので、まだ余裕があります。</p>
<p> </p>
<p>この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A6%A5%A9%A5%C3%A5%AB">ウォッカ</a>ドーシングは成功者が多数いますが、失敗談もなくはありません。注意点としては、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>の増殖に伴う酸欠を防ぐためにスキマーが必須であること。それと、失敗している人に共通しているのは、開始時の栄養塩が高すぎることです。これらの人達からは、魚の大量死または連続死が報告されています。おそらくは、高栄養塩下で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%AF%A5%C6%A5%EA%A5%A2">バクテリア</a>が短期に異常繁殖し、酸欠をもたらしたのではないだろうか?と推測されます。</p>
<p> </p>
<p>同時に、苔対策としてカンギクガイを50個以上投入しました。一度ライブロックが苔だらけになると対策が困難になるので、予防策を張ります。ブレニー、ハギなどを有力候補として考えたのですが、過去に成功事例のあるカンギクガイをチョイスしました。ハギは縄張り意識が強く、入海間もない小さなチェルモンには脅威になりそうなのと、ブレニー系もある程度の仕事はしますが、自分の経験では、そこまでパワフルな印象はありません。カンギクガイは他者に脅威となることがないというところが大きく、その割に仕事は非常にパワフルで、石灰藻ごとゴリゴリ削って行くほどで、歩いた痕が分かるくらい力強い仕事をします。硬い苔もごっそりむしり取って行くので、苔取り職人としての能力は一級品です。</p>
<p> </p>
<p>苔対策はもう一つ手を打ちます。石灰藻によって、他の苔を駆逐する方法を試します。</p>
<p> </p>
<p>苔対策として一般に言われるのは、栄養塩を下げる、ということですが、下げ過ぎるのも問題で、緑ゴケが繁殖しない代わりに、生物相の偏りによってダイノスが発生することがあると言われています。なので、カツカツの低栄養塩にするよりかは、多少競合できる苔が発生できる水槽の方が安全なのかな?と考えています。</p>
<p> </p>
<p>で、色々調べた結果、石灰藻を繁殖させると、その他諸々の見た目の悪い苔に対抗できそうなことが分かってきました。石灰藻が好むのは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>などの骨格のあるサンゴの生育に適した水質と言われるので、KH、Ca、Mgあたりを<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>に最適とされるパラメータまで上げ、栄養塩を適度に下げれば繁殖スイッチが入りそうです。</p>
<p> </p>
<p>現在、うちの水槽は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の個数が少ないので、しっかり換水していればカルシウムを添加しなくても生存は可能と割り切っていて、特にドーシングなどはしていませんでしたが、パラメータを測ってみると、KH8.3(これはちょうど良いかな?)、Ca 400、Mg 1200と、カルシウムと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>がちょっと低めなことが分かりました。</p>
<p>というわけで、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>とカルシウムを、ドーシングポンプで添加し始めました。うちはカルシウムリアクターではなく、ドーシングポンプを使ったボーリング・メソッドなので、個別の添加コン<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%ED%A1%BC%A5%EB">トロール</a>が可能です。既にまあまあな数値にあるKHは手を付けません。</p>
<p> </p>
<p>というわけでドーシングを開始したのですが、朝晩各1mlずつ(カルシウム・<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>とも)添加して1日経過した時点で、KH 10(8から上昇)、Ca 420(400から微増)、Mg 1200(変わらず)となっていました。あれ???KH添加していないのに上がってる。。。</p>
<p> </p>
<p>自分はあまり詳しくはないのですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>にはバッファー効果(酸性に傾きにくくする効果)があると言われていて、通常はKHを上げるとCaが下がり、Caを上げるとKHが下がるのですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>添加のバッファー効果によって双方をバランスよく上げることができるらしいのです。KH(アルカリ度?炭酸塩硬度?)が上がったのは、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>によるバッファー効果が働いたためだろうか。。。</p>
<p> </p>
<p>石灰藻と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が最も好む値がどのあたりだか分かりませんが、とりあえずは、カルシウムは450前後くらいを目安に調整して行きます。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DE%A5%B0%A5%CD%A5%B7%A5%A6%A5%E0">マグネシウム</a>はとりあえず1350くらいを狙って行きますが、必要元素としてではなく、バッファー効果が発揮されれば良いので、こちらはあまり数値にはこだわらずにやっていきます。KHは現在使っているアラゴナイトの底砂に既にバッファー効果があるらしいので、そこにMgが添加され、さらにアルカリ度が上がったのかも知れません。こちらは下げる調整方法はなさそうなので放置します。7~15くらいまでは、たぶん問題ないんじゃないかな~?と思ってます。。。どうしても下げたい場合は、照明を強くすればKHが消費されるので、状況次第で、それも考えます。</p>
<p> </p>
<p>さて、添加してたった一日で、うっそ~ん?と思う方もいるかも知れませんが、KH、Ca、Mgのバランスが若干<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>に適したパラメータに近づいただけで、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の肌の具合がとっても良いです。自分でも驚きですが、この一日で肌の表面がトゥルンとして、モッチリした感じになりました。色も濃くなってる気がします。それは魚への給餌量が多くて、栄養塩が適切になったからじゃないの?と思う人もいるかも知れませんが、違います。うちでは栄養塩がもっと高くて、硝酸塩が5~10、リン酸塩が0.1~0.3くらいあった時期がありましたが、その時期の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は決して調子良くはなく、特に共肉の厚み、艶などは、てんでダメダメだったのです。なので、栄養塩だけでは、こうはなりません。</p>
<p> </p>
<p>よく<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>には光が重要と言われますが、光だけで<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>を健康にしようとするのは、とっても危険じゃないかと思います。今回の変化で思うのは、光よりもパラメータが重要で、パラメータが合うことで健康な状態になって初めて、光に耐えられる個体になって、そして輝くことができるのであって、パラメータが合っていないのに光を強くすると、強光阻害で焼けたり、決して<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%B9%A5%C6">パステ</a>ルとは言えない、変な色の褪せ方をした<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>になっちゃうのかな?と思います。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の色が薄いのに決して<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%B9%A5%C6">パステ</a>ルではない場合、艶がない場合、共肉がムチムチしていない場合は、必要元素のパラメータが合っていないか、栄養塩が低すぎることを疑ってみると良いかも知れません。私のようなペーペーが語っちゃうのもオイオイって言われちゃいそうですが、アミノ系添加剤とかに頼らなくても、必要元素のパラメータと適度な栄養塩で、ムッチリした健康な<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>になるのかも!と思ったりしています。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20190901161347j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20190901/20190901161347.jpg" alt="f:id:hana-smile:20190901161347j:plain" /></p>
<p>本当は<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D3%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%A2%A5%D5%A5%BF%A1%BC">ビフォーアフター</a>の写真があれば良いのですが、変化前の写真がありません。上級者から見たら別に、、、という色艶でしょうけど、自分にしてみたら、突然、色濃く、ムッチリと共肉が厚くなった感じで、すごく驚きました。</p>
<p> </p>
<p>さて、図らずも、チェルモンの導入と苔対策によって<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>にも復調の兆しが見え始めました。ただ、色々な変化がやや急すぎる感じもあるので、注意しながら取り組みたいです。自分にとっての今回のチェルモンは超レア個体なので、何としてでも肉付きが良くなるくらいまで持っていきたいです。</p>
hana-smile
ミドリイシバラバラ事件。再び。。。
hatenablog://entry/10257846132689096228
2018-12-27T09:03:14+09:00
2018-12-27T09:10:32+09:00 結論から申し上げましょう。お気に入りのブルーのミドリイシ、分解しました。 ご覧の通り、中央左側と右奥に白化が見られます。それもジワジワ来るSlowなアレ(STN:slow tissue necrosis)ではなく、共肉がペロペロ剥けるRapidなアレ(RTN:rapid tissue necrosis)です。 分解直後の写真。 現在は分解から3~4日経過していますが、RTNの症状は見られていません。 最近のSTN、RTNによって、自分流の対処法が見つかりました。 STN 有効:ヨウ素ディップ (自分の場合は、1Lあたりヨウ素添加剤10滴に15分浸ける) 無効:分解→フラグ化 RTN 有効:分解…
<p>結論から申し上げましょう。お気に入りのブルーの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>、分解しました。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223201424j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223201424.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223201424j:plain" /></p>
<p>ご覧の通り、中央左側と右奥に白化が見られます。それもジワジワ来るSlowなアレ(STN:slow tissue necrosis)ではなく、共肉がペロペロ剥けるRapidなアレ(RTN:rapid tissue necrosis)です。</p>
<p> </p>
<p>分解直後の写真。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223201400j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223201400.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223201400j:plain" /></p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223201404j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223201404.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223201404j:plain" /></p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223201408j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223201408.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223201408j:plain" /></p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223202032j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223202032.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223202032j:plain" /></p>
<p> </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223201420j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223201420.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223201420j:plain" /></p>
<p> </p>
<p>現在は分解から3~4日経過していますが、RTNの症状は見られていません。</p>
<p> </p>
<p>最近のSTN、RTNによって、自分流の対処法が見つかりました。</p>
<p> </p>
<p>STN</p>
<p>有効:<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップ</p>
<p>(自分の場合は、1Lあたり<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>添加剤10滴に15分浸ける)</p>
<p>無効:分解→フラグ化</p>
<p> </p>
<p>RTN</p>
<p>有効:分解→フラグ化</p>
<p>無効:<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップ</p>
<p> </p>
<p>今回のRTN発症のプロセス(推測)は以下のとおりです。</p>
<p> </p>
<p>1.ロブストバタフライの餌付けに伴う給餌量、給餌頻度の増加</p>
<p>2.栄養塩対策のため、フトジュズモ大量投入(かなりの量)&サンプ24時間点灯</p>
<p>3.水流ポンプの苔が緑から茶色化するほどの急激な栄養塩減少</p>
<p>4.タンク内<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>中最も共肉が薄いブルー<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が栄養塩不足により痩せてしまい、RTN発症</p>
<p> </p>
<p>その後、フラグ化を実施した後、次の対策を試しました。</p>
<p> </p>
<p>1.栄養塩増加のために3~4日間スキマー停止</p>
<p>2.猛毒の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>が0.1になったことを確認し、これ以上のスキマー停止は危険と判断し、スキマー稼働</p>
<p>3.フトジュズモへの照明を暗くし、さらに夜間のみ点灯とした</p>
<p> </p>
<p>推測の域を出ないのですが、現時点で、次の仮説が想定されました。</p>
<p> </p>
<p>仮説1:全タンク容積中20%程度を占めるサンプスペースの第一区画(我が家の場合)にフトジュズモを投入し、24時間照明を当て続けると、共肉が薄い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は耐えられないほど栄養塩が低下する</p>
<p> </p>
<p>「栄養塩」と書いていますが、具体的に何が足りないのかは特定できません。硝酸塩ゼロ、リン酸塩ゼロの超低栄養塩タンクでも維持できる人がいるので、本当に栄養塩の枯渇が原因かどうかも分かりません。</p>
<p> </p>
<p>仮説2:栄養の吸収という点において、海藻と<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が競合するのではなかろうか?そして、競合した場合、成長の早い者が栄養を先に(または多く)吸収し、成長の遅い者は枯渇にさらされるのでは?</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>vs海藻では、成長の早い海藻が勝ち、共肉が厚い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>vs共肉が薄い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>では、共肉が厚い(より多く栄養を吸収できるキャパがある)<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が勝つのではないかと推測しました。その根拠は、共肉が最も厚い緑の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>は今回の枯渇の影響をほとんど受けておらず、それより共肉が薄いウスエダの中で一部の子に共肉がやや薄くなった者がいることが確認され、さらに最も共肉が薄いブルーの子にRTNが発症したからです。</p>
<p>つまり、単に<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>、海藻、というグループで決定されるのではなく、生物の種別を問わず、栄養塩の吸収量が多い者達が栄養を吸収するために、栄養塩量が極端に少ない場合は、栄養塩の吸収や貯蔵能力が低い共肉の薄い<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>がダメージを受けると推測されました。</p>
<p> </p>
<p>仮説3:<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の配置は色だけでなく共肉の厚みにも配慮が必要</p>
<p> </p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の蛍光反応等については、完璧な素人の私ですが、とあるショップの方からのアド<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D0%A5%A4%A5%B9">バイス</a>によってウスエダの高さを変え、LEDの配色調整を行ったところ、一時パープルからくすんだ赤になっていたウスエダがギトギトのブルーに変化しました。なので、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の配置や光の配色が生体に与える影響は明らかだと自分は思っています。</p>
<p>ですが、単純にブルーだから高い位置に、というのはちょっと危険なように思いました。今回のRTN発症後、共肉からうっすらと骨格が透けて見えるようになりました。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の共肉の厚みは、照明が消えているのに水槽内がよく見える朝などにとても確認しやすいので、照明の点灯下ではなく、明るい消灯時じ確認してみてください。</p>
<p>色揚げは、生命維持ができてはじめて可能になるので、まずは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>が生きられる環境の模索を優先しましょう。</p>
<p>この考え方は絶対ではなく、共肉が薄いタイプでも個体が非常に健康である場合は、高い位置に置いても全く問題がないケースがあります。なので、方法を固定せずに、何かあったときはすぐ対処できるように引き出しを増やしておくことが大切なのかなと思っています。</p>
<p> </p>
<p>仮説4:ツールの役割分担をうまく利用する</p>
<p> </p>
<p>上級者の方々から見たら、当たり前すぎて笑っちゃう内容かと思いますが、敢えて書きましょう。</p>
<p>私のタンクでは何度か経験していますが、相当量の海藻が本気出してむくむく成長するとき、超絶な栄養塩吸収力を発揮します。<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>、硝酸塩、リン酸塩などを怒涛の勢いで吸収し、今回の給餌増でも硝酸塩はゼロをキープしました。ですが、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>は照明度合いにより0~0.1でした。海藻量と照明の時間と強さを増せば、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>もゼロにできると思うのですが、基本的には、ことタンパク質の除去においては、海藻はスキマーほどの仕事はできないのでは?と個人的には思っています。</p>
<p><a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%F3%A5%E2%A5%CB%A5%A2">アンモニア</a>が出る前のタンパク質を最も効果的に除去する仕事は、たぶんスキマーにやらせる方が効果的です。スキマーか?海藻か?ではなく、初期の仕事をスキマーに任せ、その後の仕事を海藻に任せるようなイメージでしょうか。</p>
<p>さらに、これは海外のフォーラムで読んだことなのですが、溶存<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>炭素の低減には活性炭が有効らしいのです。ところで私はこの溶存<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CD%AD%B5%A1">有機</a>炭素(DOC: disolved organic carbon)とはなんぞや?が全然わかっておらず、調べてみると、その存在にはメリットとデメリットがあるが、自然の海水中のDOCはとても低いのでタンク中のDOCを低下させることで自然環境に近づけることができる、という程度の認識しかありません。ところで、活性炭は入れすぎると<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>の色が褪せるらしいので、本当に少量でよく、リアクターなどに入れなくても、ある程度の水流のあるところに設置するだけで効力があるそうです。うちでもスプーン1杯程度の量をネットに入れて落水箇所にぶら下げていました(2週間程度で交換)。ですが!ほかのツールと違って、その効果が試薬で測れないので、あまり長続きしなそう。。。人って効果が見えないとあまりやるき出ませんよね?</p>
<p>またリン酸塩ならばリン酸吸着剤が効力を発揮します。</p>
<p>いずれにしても、一口に栄養塩を下げる、といっても、どの段階の栄養塩を下げたいのかによってツールを組み合わせたり、ツールの強度を調整したりするのが良いのかな?と思います。</p>
<p>その意味では、栄養塩を下げるために巨大なスキマーを導入するのも手で、初期段階の栄養塩をドカンと一気に取り去ってしまうのもアリかとは思いますが、一方で、たとえばそんなスキマーを入れる場所がない、あるいは金がない、となれば、海藻やリン酸吸着剤に仕事を分担させることで比較的安価に解決可能となるかと思います。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>話は変わりますが、ロブストは元気いっぱいの爆食い状態へ突入。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223201428j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223201428.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223201428j:plain" /></p>
<p> </p>
<p>ブルーの子の後に入れた子。写真ではブルーっぽく見えますが、先端がパープル、付け根が白でした。最近では付け根がシアンっぽくなってきて、色の変化がなかなか素敵です。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223201433j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223201433.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223201433j:plain" /></p>
<p> </p>
<p>それと、Fish Streetからデジタルの塩分濃度計を買ってみました。どこまで正確なのかは分かりませんが、校正液もついているので、ある程度は使えるんじゃないかと思います。購入した理由は、自分が持っているプラスチックのやっすいメーターと、同じく激安で買った屈折計が、温度等の影響を受けていて、まったく正確に測れていないんじゃなかろうか?と思ったからです。目的は正確な測定ではなく、微量元素の正確な維持です。<a href="https://coral-lab.com/archives/29052">コーラルラボさんの記事</a>にあるように、塩分濃度がパラメータを左右してしまう度合いが非常に大きいので、裏を返せば、塩分濃度がちゃんと出ていない状態で必死に微量元素の調整を行っても意味がない(いくらやっても正確な度合いが得られない)ことになってしまいます。なので、まずは塩分濃度計を、ということになりました。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181223201437j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181223/20181223201437.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181223201437j:plain" /></p>
<p> デジタルにしては安かったですし、海外でのレビューが意外と良かったんですよね。</p>
<p> </p>
<p>それにしても、うちの水槽、、、ワイルド固体を分解しすぎ。。。。ライブロックを増強したばかりなのに、もう置き場がなくなってきました。。。ま、色々ありますが、これはこれで一年後とかにどうなってるのかな~?と思うと楽しみですね。</p>
hana-smile
ロブスト放流
hatenablog://entry/10257846132685377339
2018-12-15T23:03:09+09:00
2018-12-17T20:24:11+09:00 少し前に導入したブルーのミドリイシについて、ちょっと気付いたことがありました。普通、ミドリイシのポリプは手に触れたときや何かの衝撃を与えたときにスッと引っ込むものですが、このミドリイシだけは、水槽に手を突っ込んだだけでポリプが引っ込むのです。 下の写真はポリプが出ている普段の状態です。 触れてもいないのにポリプ引っ込めるって、どんだけ敏感なのよ!と思いません? なので、たとえば餌付けのために餌をバラまいただけでも、ポリプが縮んだりします。 そこで考えました。もしやっ!サンプへの落水箇所にフィルターソックス(フィルターバッグ)を履かせて、メインタンクのダスト量を減らせば、この子のポリプはもっと奔…
<p>少し前に導入したブルーの<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>について、ちょっと気付いたことがありました。普通、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のポリプは手に触れたときや何かの衝撃を与えたときにスッと引っ込むものですが、この<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>だけは、水槽に手を突っ込んだだけでポリプが引っ込むのです。</p>
<p> </p>
<p>下の写真はポリプが出ている普段の状態です。<img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181205080056j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181205/20181205080056.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181205080056j:plain" /></p>
<p>触れてもいないのにポリプ引っ込めるって、どんだけ敏感なのよ!と思いません?</p>
<p> </p>
<p>なので、たとえば餌付けのために餌をバラまいただけでも、ポリプが縮んだりします。</p>
<p> </p>
<p>そこで考えました。もしやっ!サンプへの落水箇所にフィルターソックス(フィルターバッグ)を履かせて、メインタンクのダスト量を減らせば、この子のポリプはもっと奔放にボサボサと伸びてくれるのではないだろうか?と。。。</p>
<p> </p>
<p>なもんで、実験大好き♪ な私はやってみました。 </p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181213181806j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181213/20181213181806.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181213181806j:plain" /></p>
<p>なんで穴あけてんのよ、って?それは、装着後わずか2日でソックスの上から水が溢れ、部屋を水浸しにしたからです。このソックスは200ミクロンのきめ細かさ。塵がバンバン舞ううちのタンクでは、あっという間に目詰まりしてしまいます。そこで、穴をあけて、目詰まりしても、海水がサンプの中に落ちるようにしたのです。</p>
<p> </p>
<p>で、確かに、メインタンクの塵は非常に減りました。見栄えは断然こちらの方が良いです。が、、、例の敏感ブルー<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のポリプ具合は、今のところ変化なしです。。。1~2日でソックスを履き替えさせる必要ができて、面倒な仕事が増えたのと、塵の少ないクリーンなディスプレイタンク、、、どちらを取るかは悩ましい。。。。</p>
<p> </p>
<p>さて、先日から継続していたロブストバタフライへの餌付け(餌やり頻度の増加)によって、タンクはこんな風に。。。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181213181749j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181213/20181213181749.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181213181749j:plain" /></p>
<p>しかしロブストを落ち着かせたかったので、水槽には手を突っ込まず、ガラス面は惨憺たる有様です。</p>
<p> </p>
<p>しかし、そもそもそれほど物おじせず、食欲も旺盛なロブストなので、百均ケースの中で難なく<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B9%A5%DA%A5%B7%A5%E3">スペシャ</a>ル練り餌を食べ始めたため、放流しました。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181215224126j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181215/20181215224126.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181215224126j:plain" /></p>
<p>ロブストって、ちっさい頃はほんとにやせっぽちで、ちょっと貧相な感じなんですよ。最初この子の一代目を買ったときは、この子には申し訳ないですが、う~ん、この貧相な子にこれだけ支払ってしまったか、、、と思ってしまったものでした。</p>
<p> </p>
<p>下がベビーから少年になった頃のロブストの写真なのですが、なかなか凛々しく成長するんですよ。こんな風に。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181215224630j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181215/20181215224630.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181215224630j:plain" /></p>
<p>人の好みってそれぞれなので、チョウの割には地味って思う人もいると思うんですが、自分的にはなんか好きなんですよね。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>この子が入ったことによる水槽内パワーバランスの乱れはありませんでした。うちのタンクでは、マージンドコーラルフィッシュと<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D4%A5%AB%A5%BD">ピカソ</a>クラウンが2大ボスですが、どちらも自分のテリトリーに入られるのは嫌ですが、必要以上に追い回したりはしないので、あまり攻撃性は高くありません。なので、ちっこいのが一匹入ったくらい何ら気にしていない様子です。</p>
<p> </p>
<p>このままスクスク育っておくれ♪</p>
hana-smile
誰かが魚を持ち込みました。。。
hatenablog://entry/10257846132682639713
2018-12-09T19:42:14+09:00
2018-12-09T19:42:14+09:00 私には、ときどき記憶があいまいな時があります。 気がつくと、タンクに左隅に謎の百均ケースが入っていました。 おもむろに覗いてみると、こんな子が入っていました。 誰かがアサリを与えたようです。いったい誰がロブストバタフライの幼魚をうちのタンクに持ち込んで、餌まで与えたのか。。。。不思議だ。。。。 ちなみにこれまでに飼育した魚で自分が最も気に入った3匹をあげるなら、以下になります(順不同)。 シマヤッコ - 他に類を見ない独特の遊泳スタイル(洞窟内の逆さ泳ぎや、体を水平にしたまま狭い岩間を縫うように泳ぐ姿は魅惑的) - 模様と形状が美しく、レイアウトされた水景に映える - ミドリイシのポリプはたま…
<p>私には、ときどき記憶があいまいな時があります。</p>
<p> </p>
<p>気がつくと、タンクに左隅に謎の百均ケースが入っていました。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181209181443j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181209/20181209181443.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181209181443j:plain" /></p>
<p> </p>
<p>おもむろに覗いてみると、こんな子が入っていました。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181209181540j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181209/20181209181540.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181209181540j:plain" /></p>
<p>誰かがアサリを与えたようです。いったい誰がロブストバタフライの幼魚をうちのタンクに持ち込んで、餌まで与えたのか。。。。不思議だ。。。。</p>
<p> </p>
<p>ちなみにこれまでに飼育した魚で自分が最も気に入った3匹をあげるなら、以下になります(順不同)。</p>
<p> </p>
<p>シマヤッコ</p>
<p>- 他に類を見ない独特の遊泳スタイル(洞窟内の逆さ泳ぎや、体を水平にしたまま狭い岩間を縫うように泳ぐ姿は魅惑的)</p>
<p>- 模様と形状が美しく、レイアウトされた水景に映える</p>
<p>- <a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のポリプはたまに突くがそれほど激しくはない</p>
<p>- 警戒心が強く、堂々としていないところにかえって惹かれる</p>
<p> </p>
<p>マージンドコーラルフィッシュ</p>
<p>- 色と形が華やかで美しい</p>
<p>- ものおじせず掃除のために手を突っ込んでも、割と手の近くで平気で泳いでいたりする</p>
<p>- 慣れると人の手から餌を食べる(個体差はあると思います)</p>
<p>- チョウチョウなのに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のポリプを突かない</p>
<p>欠点:のんびりした性格で、愛らしい顔をしているのに、底に落ちて起き上がれなくなった貝をド突き殺してしまうことが頻繁にある</p>
<p> </p>
<p>ロブストバタフライ</p>
<p>- 色と形が好み</p>
<p>- 幼魚時は愛らしく、成長すると凛々しくなる</p>
<p>- 慣れると人の手から餌を食べる(個体差はあると思います)</p>
<p>- チョウチョウなのに<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DF%A5%C9%A5%EA%A5%A4%A5%B7">ミドリイシ</a>のポリプを突かない</p>
<p>- 性格が素敵(他の魚を威嚇せず、他の魚に威嚇されても委縮しない)</p>
<p> </p>
<p> ところで、数か月前に水流を強化し、うちの水流まあまあ良いじゃん!と自己満足していた私でしたが、とんでもないことに気付いてしまいました。うちの水槽の中で最も澱んでいる箇所を発見してしまったのです。</p>
<p> </p>
<p>それはサンプの第三室目の揚水ポンプ室でした。数か月前に配管を改造するまでは第三質に流動リアクターの排水が2本<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%AE%C6%FE">流入</a>していて、ほどよくもまれていたのですが、リアクターを外してしまってから、水面はギトギトでドヨ~ンとしていたのでした。</p>
<p> </p>
<p>そこで小型のポンプを突っ込んで水面に水流を向けることで、水面の油膜を攪拌することにしました。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181209165459j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181209/20181209165459.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181209165459j:plain" /></p>
<p> </p>
<p>それと、チャームでフトジュズモを注文しました。ロブストの入海でしばらくは餌付けのために水が汚れると思うので、フトジュズモで濾過を強化します。</p>
<p> </p>
<p>一般にはホソジュズモを使う人が多いかと思いますが、フトジュズモでも同等の効果を発揮します。ジュズモは他の海藻に比べて溶けにくいと言われますが、永遠ではないようで、うちでは以前入れていたホソジュズモが溶けてなくなりました。</p>
<p> </p>
<p>うちの水槽では、何しろ全水量の20%に相当する大容量をリフジウムとして使えるようにサンプを作ってあるので、ここにがっちり海藻を入れるか入れないかで、栄養塩の処理能力がまるっきり違ってきます。今回はチャームで販売しているフトジュズモでも最も量が多い300gを投入します。照明は夜間点灯によって夜間のPHスイングを防止する程度で十分で、24時間点灯にする必要はないくらいの栄養塩処理能力を発揮してくれると思います。</p>
<p> </p>
<p>下の写真は最近のホソエダです。</p>
<p><img class="hatena-fotolife" title="f:id:hana-smile:20181209175333j:plain" src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181209/20181209175333.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181209175333j:plain" /></p>
<p>以前激しく色落ちして赤っぽくなっていたウスエダですが、最近ではこんな風にギトギトのブルーです。ポリプがブルーの地肌を隠すので、ポリプが出ていない方が青みが強く見えるのですが、ポリプは出ていて欲しいし、そこは仕方ないですね。。。先日の要素ディップの結果ですが、やはり、一部の手遅れの個体を除いて、STNは止まっていて、うち一部は付け根の活着が広がりつつあるように見えます。</p>
<p> </p>
<p>謎の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CC%B4%CD%B7%C9%C2">夢遊病</a>者が連れてきたロブスト、早く爆食い状態に持って行って解放したいです。</p>
hana-smile
STNが止まってる!
hatenablog://entry/10257846132680430606
2018-12-06T07:24:59+09:00
2018-12-06T07:24:59+09:00 調子に乗ってもう1固体入れてしまいました。 現在の水景。 そして個人的に非常に驚いているのが、なんと月に数ミリのペースで進行し続けていたウスエダのSTNが止まってます!トライしたのはヨウ素ディップです。海水1Lに市販のヨウ素添加剤を10滴たらし、エアレーションをしながら15分間浸けただけです。この写真の手前の個体の付け根をみてください。共肉がめくれて露出してしまった骨格に汚れが付着しています。STNが進行中だと骨格が真っ白に見えるので、その差は明らかです。ただし、奥の個体は、ちょっと骨格が白いですよね。こちらはちょっともう手遅れかもしれません。うちにはフラグ化したウスエダが6~7個体入ってます…
<p>調子に乗ってもう1固体入れてしまいました。<br />
<span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181205/20181205080122.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181205080122j:plain" title="f:id:hana-smile:20181205080122j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br />
<span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181205/20181205080048.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181205080048j:plain" title="f:id:hana-smile:20181205080048j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>現在の水景。<br />
<span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181205/20181205080115.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181205080115j:plain" title="f:id:hana-smile:20181205080115j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181205/20181205080106.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181205080106j:plain" title="f:id:hana-smile:20181205080106j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span><br />
<span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181205/20181205080056.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181205080056j:plain" title="f:id:hana-smile:20181205080056j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>そして個人的に非常に驚いているのが、なんと月に数ミリのペースで進行し続けていたウスエダのSTNが止まってます!</p><p>トライしたのは<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップです。海水1Lに市販の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>添加剤を10滴たらし、エアレーションをしながら15分間浸けただけです。</p><p><span itemscope itemtype="http://schema.org/Photograph"><img src="https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/hana-smile/20181206/20181206064512.jpg" alt="f:id:hana-smile:20181206064512j:plain" title="f:id:hana-smile:20181206064512j:plain" class="hatena-fotolife" itemprop="image"></span></p><p>この写真の手前の個体の付け根をみてください。共肉がめくれて露出してしまった骨格に汚れが付着しています。STNが進行中だと骨格が真っ白に見えるので、その差は明らかです。ただし、奥の個体は、ちょっと骨格が白いですよね。こちらはちょっともう手遅れかもしれません。うちにはフラグ化したウスエダが6~7個体入ってますが、うち2固体ほどは手遅れ、残りは全てSTNの進行がが停止したようです。</p><p>もともと1個の大きなワイルド固体でしたが、寄生生物の除去を発端としてSTN発生、フラグ後もジワジワとSTNが進行。しかしそれにしてはかなりの長期間、完全白化まで至らずに最近まで持ちこたえていました。付け根部分へのアロンアルファ盛り、健常部分のフラグ化を試みましたが、どちらも効果なく、放置して経過観察する以外に方法がないと思い込んでいました。</p><p>今回の<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップは非常に簡単であるうえに副作用もなく、めちゃめちゃ効果的であることが分かりました。タンク、生体には個体差があるので、どのタンクでも効果があるかどうかはわからないですが、少なくともうちのタンクでは絶大な効果を発揮してくれました。また、STNを発症させるに至った原因がどこかにあるわけで、そこの改善ができていない状況で<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>ディップを試みても効果が出るかどうか分かりません。そもそもSTNの発症要因の特定というのが目に見えないだけにやっかいですよね。ま、<a class="keyword" href="http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%E8%A5%A6%C1%C7">ヨウ素</a>添加剤だけで生存率を上げられるなら、苦肉の策としてやってみる価値はありますよね。</p><p>ワイルド分解前にこの方法を知っておきたかった~!!!</p>
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