溶存酸素

溶存酸素のことを調べています。なぜなら、密閉された外部フィルターは酸欠になりやすく海水魚水槽には適さない、という情報をよく見かけるからです。

 

今回、濾過能力が2倍になったやや大型の外部フィルターに交換したわけですが、考えてみると濾過槽の容量も2倍。つまり、否応なしに倍のバクテリアを飼うわけです。ここ、ポイントだと思います。

 

今まで生態の数が少ないのに底砂が急速に茶色くなる(水替え後1~2日で)のはなぜ?と思っていましたが、大切なことを見落としていました。この水槽で飼っているのは生態だけでなく、ライブロックや底砂などに生息する大量のバクテリアでもあるわけです。この子達はおそらく相当の酸素を消費しているに違いありません。

 

というわけで、調べてみると。。。

 

http://ulabo.com/environment/post_34.shtml

 

「ヘドロなどと呼ばれる堆積物は溶存酸素がほとんどなくなった状態の水で水棲バクテリアなどが働かない状態で発生します。つまり溶存酸素の低下は水が汚れる原因にもなります。」

 

ガーン!

 

ビンゴかも知れません。うちの水槽、最近底砂やライブロックの表面にテロっとした膜が張り、大粒の気泡が付着していることが多いのです。これはつまり、酸素が足りないためにバクテリアの嫌気作用が強く出てしまっている、ということではなかろうか?

 

最近マメスキマーからヨウ素殺菌プロティンスキマーに替えた際にイソギンの調子がちょっとだけ上がったのも、まともなスキマーの安定した泡によって酸素が増えたからかも知れません。

 

というわけで、さらに色々検索するうちに、

 

http://ghdg-corypan.seesaa.net/article/230964157.html

 

あたりを参考に、シャワーパイプの排水口を上に向けて水面を波立たせる「アジテーション」をやってみることに。さらにしばらく放置しておいたHydor Floも復活。これに使ってるモーターが貧弱なので、波立たせ効果はさほどではありませんが、なにしろ倍の容量の濾過槽でバクテリアを飼うわけですから注意が必要です。

 

明日はシャワーパイプの長さをカットし、吹き出しの威力を増強させようと思います。

 

さらに日数をかけて、毎日0.1度くらいずつ水温を下げていき、酸素消費量を抑えるつもりです。