さようなら、悪魔ちゃん。。。。

すみません。少々エグい画像が入りますので、ご覧になりたくない方は次の画像は飛ばしてください。

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トゲアシガニの悪魔ちゃん。変わり果てた姿で発見されました。この後、、、出るわ出るわ。バキバキになった殻が口から吐き出されてまいりました。ハタゴはこんなにフニャフニャな体なのに、どうやってあの硬い殻をバキバキに破壊したのか、めっちゃ不思議です。放置するわけにはいかないので、死骸を拾いましたが、ハタゴの粘液に包まれていて、かなりキツいものがありました。

 

事件を目撃していないので、何が起こったのかは全く分かりません。これまでにもエメラルドグリーンクラブなどがハタゴに接触しても捕まることはありませんでした。悪魔ちゃんが足で触れても何も起こりませんでした。つまり、刺胞毒は甲殻類には効かないと思われます。しかしそれは、イコール、捕獲されない、ということではないのかも知れません。たとえば、他の生き物とのバトル中に誤ってダイブしちゃった場合などは、触手の吸着パワーから逃げるのは難しいのではないかと。。。

 

これまでハタゴに給餌したことのある方ならご存じと思いますが、サンゴイソギンなどとは違い、触手に餌をくっつけたときの吸着パワーはハンパない強さです。毒を食らわなくても、吸着されて剥がせなくなって食われちゃったことは、考えられます。もがけばもがくほど、どんどん吸着され、餌食になったのではないかと。。。

 

残念なことですが、移動速度の素速さが仇になった可能性はあるかなと。エメラルドのようにゆっくり移動するカニであったなら、吸着を剥がせなくなるほど深くまで、一瞬で到達することは、むしろ難しいと思われるからです。

 

例えば、足1本が捕まったくらいなら、別の足で何か他の物体にしがみつき、引き剥がすことはできそうです。が、体全体がハタゴの口盤の上に乗っかってしまったら、引き剥がそうにも、つかまる物がありません。

 

私の推測では、何かの弾みで、一瞬で口盤のところへ落ちたか突っ込んだか、ではなかろうか、と。。。

 

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さて、新しい岩組です。えぴ兄さんから、迷えるアクアリストのバイブル「おさすい」を参考にせよ、との助言をいただき、おさすいマニュアルを参考に、いじってみることに。。。

 

そうか!高さを出すことで色んなタイプのサンゴに対応できるのか!と、そこまでは良いのですが、実際、持ち駒が少ない私の水槽では、バリエーションに限界がありました。思ったように組むためには、最小数の岩で構成するのは難しいです。

 

これはもう、やりながら、徐々にいじっていく他はないかな、と。。。2つのイソギンがハンパなく幅を利かせていて、いかにしてイソギンに触れさせないで、サンゴの置き場所を確保するかも難しい課題です。

 

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グラッシーレディオ XS071 Coral UVが午前中に届きました。上の写真は、点灯数時間後。左のマメスナはずっと以前からうちにいて、ほとんど終わってる、つまり、色がめっちゃ褪せてしまった個体。右は以前ケントロさんからいただいたもの。まだ蛍光色が艶やかですが、数ヶ月後には左のようになってしまっていたかも知れません。。。

 

2つの赤丸を見てください。右側の丸の中が、明かに蛍光っぽく光ってます。左の赤丸のくすんだ色が通常のこの子の色なんです。もしや、XS071の効果で蛍光色が復活???

 

いやいや、早とちりはいけません。私がこれまで見過ごしてきただけかも知れません。この子は今後も要観察です。今後、全体に蛍光色が戻るようなら、LEDの効果として認定できるでしょう。

 

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オオバナサンゴのタラコちゃんも、まずまずの状態です。もちろん透き通ったままですが、うっすらピンクに蛍光反応を示しているのが分かります。少なくとも、白色LEDよりかは存在が際立つので、今回のLED導入は、これだけでも満足です。

 

それにしても、たった一個の不完全な個体で、こんなに変化を観察する楽しみがあるなんて。。。

 

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それにしても、何度も書きますが、エメラルドグリーンクラブは本当に素晴らしい仕事っぷりです。個体差はあります。チャームから購入した片腕の子は、ほぼ夜間しか仕事をしません(が!夜間はメッチャ働きます)。生麦海水魚センターから連れてきた子は、昼夜を問わず、いつ寝てんだろ?ってくらい、いつも動き回ってます。

 

エメラルドは、石灰藻もむしり取って食べます。でも石灰藻の表面をよく見ると、ライブロックの表面の小さな穴を覆い尽くしてしまっているのが分かるかと思います。おそらく、ライブロックの機能としては、石灰藻はない方が良いんじゃないかと思えるのです。ですから、石灰藻はじゃんじゃん剥ぎ取って食っちゃってくれ、と私は思っています。それでも完全に食い切ることなどできるわけはないので、石灰藻独特の美しい水景は保たれるだろうと思います。

 

今日は久しぶりに、ローワフォスを復活させて、サンプへの入り口に設置してみました。海外サイトで調べて分かったのですが、付属のバッグに入れて水流のあるところに入れる場合、説明書では洗浄せずに設置すると書かれていますが、どうやら、ローワフォスを入れたバッグをよく洗ってから入れた方が良い、というのです。それは、バッグをすり抜けるような微少な粉を洗い流し、水槽内に沈殿するのを防ぐためなんだとか。

 

というわけで実践。RO水でバッグごとよく洗い、設置。しかし夜になってからイソギン達が妙に萎縮し始めました。敏感なこの子達のことですから、成分の善し悪しにかかわらず水質の変化で萎縮することもあり得ます。が、明日の朝までこの状態から回復しないようであれば、ローワフォスの量を減らそうと思います。今回は5gだったのですが、もしかしたら、明日は半分くらいにしてみるかも知れません。

 

わが家のピカソは水質が鉄分過多になったときに、体に黒点が表れる(あくまで仮説)ことがありました。バッグごと洗浄したことで微少な鉄分が水中を浮遊して体内に取り込まれることが防げるのでは?という思いもあるのですが、これに関しては、何しろ鉄分過多説が正しいかどうかも分からないので、なんとも。。。

 

しばらく、色々と観察する日々が続きそうです。