ベースエレメンツの添加順序について

今回の更新はトリトンメソッドのベースエレメントに関する記事なので、関心のない方にはつまらない記事かも知れません。。。

 

トリトンメソッドについて、少ない情報をかき集めていますが、経験者の記事で気になる記述を見つけました。(すみません、面識のない方の記事ですが、勝手にリンクさせていただきます。ご挨拶の方法がなさそうなので。)

 

添加量を増やしてもKHが上がらず、添加の順番を1→2→3から3→1→2に変更したらKHが上がった、というものです(現在のトリトンの添加剤は1、2、3A、3Bとなっており、3Aと3Bをミックスすることはありません)。

 

私の場合、KHがそもそも高くて、どちらかと言えば下げたい方なので、この悩みは当てはまらないのですが、さらにネットで調査をすると、関連する記事が出て来ました。

 

アクアラバーズさんのブログ記事には、マグネシウムが他の要素を安定させる鍵になるので、マグネシウムを先に添加することで他のパラメータが安定した、と書かれています。

 

ちなみにトリトンのベースエレメンツでは、1がバッファー剤、2がカルシウム、3Aと3Bがマグネシウムおよび微量のトレースエレメントから構成されています。なので、上記の3から入れる、および、マグネシウムから入れる、というセオリーと合致します。

 

さらに、こちらのハートトレードさんの記事では、KHとカルシウムは一方を上げれば他方が下がる関係にあるが、「マグネシウム値を天然海水より高めの1,500~1,600ppmに設定することで、炭酸イオンとカルシウムイオンの結合を阻害して、全体的な数値を底上げすることができます」とあります。

 

私はこのあたりのケミカルな事はチンプンカンプンですが、なんだかパズルのピースが揃ったような気がします。というわけで、トリトンを試される方がいらしたら、3A、3Bの後に、1、2の順序が良いと思います(自己責任でお願いします)。

 

ところで私の水槽はというと、トリトン推奨のまずは5mlの添加から、というレベルよりももっと低い、各パート1日3mlからスタートしたものの、いったん9から8.5へ下がったKHが、添加開始数日後に再び9へ戻ってしまいました。というわけでドーシングポンプの電源を引っこ抜いて添加を休ませることにしました。次回の再開は再びKHが下がり始めてからになりそうですが、たぶん1mlくらいの添加量から始めることになるかも知れません。

 

あと気になったのは、比重の上がり方が顕著であることです。トリトンのウェブサイトには添加量に応じた排出すべき海水量を自動計算してくれるページがありますが、その程度の排出では間に合わないくらいの比重の変化が見られました。オートトップオフ用に用意している予備海水の比重は低めに作っているので、高比重の海水が流入したということはなく、トレースエレメンツ添加による影響であろうと思われます。

 

もう一つ考えられる要因は、スキマーを超ヨワヨワに変更したことですが、これは原因としては当てはまりにくいように思います。スキマーを弱く修正したのは、リフジウムによる浄化作用が思いのほか強力で、バイオペレットリアクターを外したにもかかわらず、ガラスに苔が全くつかないこと、多少の栄養塩があった方が調子良いと思われるハタゴが縮んでしまっていること、海藻自体を育てるためにリフジウムに沈下性の餌を少しあげていること、などから、この調子でスキマーをガンガン回し続けたらちょっとヤバそうと思ったからです。もちろん、私の大失敗によってこれまでいた魚達数匹を一気に失ってしまったために、栄養塩がそもそも多く出ていないこともあると思います。

 

少し前にカルシウムリアクターの運用で大失敗をしてしまいましたが、その教訓から、ミドリイシを入れるならチョビチョビ入れるとかえって難しく、ある程度の個体数を入れてしまって、しっかりKHを消費させる状態を作ってからKHの添加量を調整するようにしないと、あっというまにKHが上がりすぎてしまうと思っています。

 

というわけで、もう一発ミドリイシの追加をいっときます。魚に関しては、今回は本命のバヌアツシマヤッコしか狙っていません。どこかのショップでアップされたら一撃必殺でゲットします。

 

さてトリトンメソッドですが、試験用の海水を提出したので2週間前後で結果が出てくると思います。今の段階でこの方法を評価するのは時期尚早ですが、個人的にはとても気に入っています。海水をチェックすることはメンタル的に安心感がありますし、トリトン推奨の浄化システム(リフジウム、スキマー、活性炭、リン酸吸着剤)は極めて効果が高く、わが家の水槽のような生体が少ないタンクでは効き目が出過ぎてしまうくらいです。ちなみにローワフォスは用意したのですが、いかんせんこの状態でリン酸除去剤などを回そうものなら栄養塩が枯渇し過ぎてかえってヤバそうなので、こちらは後々生体を増やしたときのためにとっておくつもりです。

 

今回提出した試験海水ですが、少し前に入れていたZEOvitの添加剤等の影響が少し出てしまうのではないかとちょっと心配しています。それとわが家ではヴィーソルトを使っていますが、KHを下げるために入れたシーライフの影響も気になりますし、現在のシステムの正確なテスト結果にならないような気がします。

 

とはいえ、健康診断を受けることに損はないと思うので、まずは結果を待ちたいと思います。

 

明日はミドリイシを探しに行きたいのですが、妻が仕事なので、はなちゃんの妹の面倒を見なければなりません。遠くのショップに連れて行くためには、まずははなちゃんの妹を何らかの餌で釣らなくては。。。お菓子買ってあげるよ♪とか。。。さてどうなることやら。