ATIの増設ファン加工

先週の金曜日にドイツのSewatecからATI SunPower T5が届きました。注文から約3週間ほどかかりました。輸入税は2,300円くらいだったかな?

 

ちゃんと通電できることを確認してから、予定していた冷却ファンの追加のために分解作業を開始しました。

 

横着なので途中の写真とかがなく、申し訳ないのですが、mjnekoさんのブログをかな~り参考にさせていただいて、無事に分解できたと思いきや。。。

 

しくじりました。。。

 

下の黄色のサークル部分をご覧ください。本来どこかへ挿さっていなければならない電源関連の3本のコードのうちの2本が外れています。アウターのケーシングからインナーの装置部分を引き抜くときに、一緒に電源コードを引っ張ってしまったようです。

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ネット上にAIT T5の分解写真がいくつかあったので、この部分の写真がないかどうかネットで検索しまくりましたが、同じ部分を撮影した写真や動画がなく、かなり焦りました。

 

結局、あちこちの電源コードの仕様を参考に、どうやらグリーンのラインが郵便記号のようなマークのアースに、ホワイトがニュートラルのNに、ということは残りのブラックは3のところだろう。。。なんとなくそれっぽいコードの癖もついているし。という推論に基づいて下の写真のように挿して、コンセントへGO!

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うまくパネルが点灯したので良しとしました。

 

危なかったです。

 

さて、無事にアウターのケーシングを外し、近所の金属加工屋さんへ持ち込みました。そのときに一緒に持ち込んだのが、以下の指示図面です。素人図面なのに、ちゃんと話を聞いてくれました。この手の加工屋さんは、「地元の地名 ステンレス加工」などと検索すればすぐに出てきます。私は「これ、ステンレスじゃなくてアルミじゃん」て言われちゃいましたけど、とにかくこの手の金属加工屋さんで、ホームページに一般の方も受け付けます、みたいに書いているところなら、やってくれると思います。

 

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既存のファンのほかに、追加で2個のファンを増設します。増設ファンのコードは背面に穴を開けて、そこから逃がします。穴のふさぎ方はイメージできないので、とりあえずビニールテープか何かでふさぐ予定です。背面は見えませんしね。とにかくせっかくファンを増設するのにケーブルのための開口部から冷却空気が漏れてしまうのでは、もったいなさ過ぎます。

 

増設ファンをアウターケーシングの内側に固定したままにしておけるのなら加工をもっと単純にできるのですが、色々考えると、ファンはプレートに固定して、そのプレートをアウターケーシングに固定するようにした方が、後々のメンテを考えると良さそうだったので、下図のように、四角の開口を2カ所、そこにかぶせる丸穴(送風口)つきの角プレート2枚を作ってもらうことに。

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ちなみに購入したファンはAINEX OMEGA TYPHOON 薄型・究極静音タイプ [ 60mm角 ] CFZ-6010LAというもの。動かしてみましたが、本当にすっごく静かで、少し離れたら動作に気づかないと思います。ただし、風量は思いのほか弱っ!って感じです。

 

実は、ファンを挿入できる部分のクリアランスを考えると、2.5cm厚のファンだと、ファンが反対側の金属プレートにくっついちゃうくらいなので、大型の12cmファンだとファンのモーターへ負荷がかかってしまいそうです。実は海外フォーラムで見かけたのですが、ATIに2.5cm厚のファンを付けようとして、入らなかった、というコメントを見ていたので、通常厚のファンは最初から諦めていました。なので今回は厚み1cmの薄型ファンから選択したわけですが、1.5cm厚のファンでもう少し径の大きなファンがあったかもしれません。あるいは、60mmファンでも私が選択した「究極静音タイプ」でないものを選べば、もうちょっと風力は強かったと思います。実際、スキマーとか揚水ポンプとかの音がある程度するので、ファンはここまで静音でなくても気にならなかったかな~、、、とも思います。

 

ファンと金属プレートはAINEX ファン固定用 防振ゴムブッシュ MA-023で固定する予定です。

 

プレートとケーシングを固定するために、ケーシング側にタップを立ててもらいたかったのですが、「今溶接機は修理に出しちゃってるからな~」的な理由で、おそらく内側から外側へ向かってボルトを挿し、外側からナットで固定する方式になりそうです。

 

このほかには、コンセントから4ピンで電力を供給するTIMELY ドライブ用AC電源 UD-ACDC100NS、4ピンを分岐しながら3ピンに変換するファン用電源3分岐ケーブル XC-PF3PAINEXのファン用電源延長ケーブルを買いました。

 

それから、プログラムタイマージェックス 観賞魚用ファン専用サーモスタットFE-101も。これらを使って、点灯が必要な時間帯の、特定の室温以上になったときだけに増設ファンが動作するようにします。本当は内部温度とかで制御できれば良いのでしょうけど、いかんせん私にそこまで凝ったことをするテクがございません。なので、室温という、ざっくり制御です。

 

さて、加工費ですが、「やっぱ代金が分かってからやった方が良いでしょ?」ってな反応。。。。そりゃそうでしょって感じですが、分かり次第電話をもらえるよう頼んで、ケーシングと指示図面、実寸参考のための既存ファン(プレート付)、新規ファンなどを工場に置いてきました。

 

う~ん。。。町工場ってもっとざっくり、0.5人工いくらみたいに出してくると思ってたんですが、結構工作機械の台数もあったし、若い衆も何人か使ってるみたいだったので、意外にきちんとした積算をするのでしょうか。。。

 

とりあえず見積もりを待ってみたいと思いますけど、代金は全く読めないです。加工自体は、彼らの技術からしたら、本当にわけない仕事だと思いますけど、量産の手を止めて単発の仕事を割り込ませるのは、あまり好まれない可能性もあるし。。。でも、一般さん歓迎みたいにホームページにはあったし。。。どうなんでしょ。

 

ところで今日は、生麦海水魚センターにマーシャル産のシマヤッコを見に行ってきました。二匹いましたが、対照的でした。一匹はあまり黄色のラインはなく、動きもぼんやりした感じ。もう一匹は黄色のラインがばっちりで、目はきょろきょろ、ケースを頻繁に突いています。同じ産地でこうも違うと、やっぱり魚は実物を確認して決めた方が良いなぁ~と思います。

 

マーシャルは、バリやマニラのものに比べると、気持ち白い部分が多いように見えます。ただ白い部分の多さはバヌアツが顕著で、マーシャルはそこまでではありません。今回はイエローラインくっきりは、二匹のうち一匹でしたが、前に見たマーシャルもイエローは割かしくっきり出ていたので、運が良ければイエローバンドの綺麗な個体に出会えるチャンスもあるかと思います。

 

今日見た個体も良かったのですが、私は今回は手を出さず、バヌアツ入荷を待ちたいと思います。