リセット敢行+LED照明(グラッシーコアリーフ)導入

完全リセット(全水量、底砂交換)を敢行しました。

やはり、トリトンの問題点は、不純物が混入した場合の対応が難しいことだと感じました。

うちの場合は錫が検出され続けましたが、無換水が前提のトリトンでは、不足する微量元素はピンポイントで添加できても、不純物を排出できないのは非常に問題だと思いました。

海外フォーラムで調べると、導入直後のガラスやPVCパイプ、金属ホースクリップ(水に接していなくても飛沫で腐食し、微粉が水に混入)などからの混入事例が多く、うちの場合もそのどれかのケースだったのだろうと思います。

ホースクリップを樹脂製に替え、オートトップオフの金属センサーも除去しましたが、ガラスやPVCからの錫が抜けきったかどうかが分からないので、継続的な換水によって、バランスの取れた新しい海水で残留物を薄め続けるしかないと思いました。

前回のコメントで1日3Lを自動換水としましたが、最近では1日6Lをドーシングポンプを使って自動換水しています。ドーシングポンプだと3時間くらいかかりますが、かえって生体へのショックを減らせて良いんじゃないかと思います。週末の掃除等も含めて、1か月で60%以上の換水を目指します。

あ。ドーシングポンプといえば、ホース内に気泡を混入させない方法として、ホース出口に逆止弁を付け、その逆止弁ごと水中に入れておくことで防止できる、という書き込みを海外フォーラムで見つけました。今はそれを試していますが、今のところは何となく良さそうな気がします。

ところで今回使ったライブリーフベース・オーシャンホワイトっていうレッドシーから出てる砂ですが、はちゃめちゃ粒度が細かいです。うちの水流では凄まじく舞い上がり、仕方なく粒度の粗いサンゴ砂を同量買ってきて混ぜました。

さて、新しいLED照明を導入しました。グラッシーコアリーフです。このLED、ものすごく興味を惹かれた部分があって、それはLEDなのに集光レンズを使わずに、リフレクタを使うことで、蛍光灯のようなフラットな配光分布特性を実現した、ということでした。自分的には集光レンズだろうがリフレクターだろうが、なんでも良いんですが、蛍光灯のようなフラットな配光分布っていうところがグッと来ました。それに、こういう意外なアイデアって好きなんですよね。メーカー各社が集光レンズの開発に心血を注いでいるところへ、まさかのリフレクターという時代錯誤な選択肢。それで配光をフラットにしちゃうなんて、やるじゃないか!って感じです。

f:id:hana-smile:20180516212020j:plain

実機です。120水槽に2台設置。

f:id:hana-smile:20180516212022j:plain

とてもシンプルなデザイン。

f:id:hana-smile:20180516212025j:plain

メーカーHPで見ると、光源から60cm付近の光がかなりまんべんなく分布しているようなので、ミドリイシを置きたいあたりの高さから60cmくらいになるように吊るしました。

f:id:hana-smile:20180516212026j:plain

その~、配光うんぬんっていうのは目に見えないんですね。なので実感はないですが、ひざびさにT5からLEDにしてみたら、色が明るく見えるし、水のキラキラがきれいで良いですね。ただ、実は私、、、蛍光灯のようにギラギラしない見栄えなのかと思ったら、そうではないんですね。分布がフラットということであって、LED特有のチカチカ感はありました。そりゃそうだろって感じですよね。今まで見たLEDだと、どにゃさんちで見たKRの方がチカチカは少なかったですね。でもこのLEDも全然煩わしいレベルではないし、とにかくミドリイシが健康に飼えたらそれで良いです。

 

写真はT5のときより難しいです。底砂が赤くなってしまいました。実際の見た目はちゃんと白なんですが。

f:id:hana-smile:20180516212238j:plain

T5よりも、照度が低い状態での蛍光感は、はるかに強いです。T5は暗くすると、ただの暗い水槽っぽい感じですが、LEDって暗くするとミドリイシがボワーっと蛍光に輝いて浮き出て見えるので綺麗です。下の写真よりも、実物はもっとボワっと輝いています。癒されるわ~。

f:id:hana-smile:20180516220817j:plain

カラフルな魚や石灰藻が白黒に見えるほど暗い水槽なのに、ミドリイシだけがピカーン♪と鮮やかに見えます。T5ではここまで蛍光が浮き上がる感じはなかったように思います。

T5は色具合を変えようと思ったら管を交換するしかないのと、交換したとしても他の菅と色が混ざっちゃうので、演色の楽しみはさほどはないんですが、LEDはアプリの操作だけで色を簡単に変更できて便利です。

あと、操作はすべてブルートゥース接続のアプリで行うんですが、これが結構楽しいです。ハワイとかグレートバリアリーフとか沖縄とか、プリセットの設定から選べたり、時間ごとに6チャンネルの独立した波長を完全にカスタマイズできたり、自分では使うかどうか分からない機能もあって、おおーーっという感じです。いじり倒せる人なら相当楽しいんじゃないかと思います。

さて、トリトン辞めちゃったので、次の課題は、カルシウムやマグネシウムをどうやってちょうど良いところへ持っていくかかな。今はトリトンのときに買っておいた、他の微量元素に影響を与えないカルシウム添加剤とマグネシウム添加剤があるので、ドーシングポンプで調整を試みています。まだパイロットミドリイシ一体なので、ほとんど何も添加しなくても良いんですが、今の塩がカルシウムとマグネシウムが低いんですよね。メーカー名は言わないでおくけど、やっすい塩使ってるのよ。今回は量をたくさん換える前提でいるから。でもこのやっすい塩、海外フォーラムで超有名な人とかも意外と使ってたりして、別に悪くないんじゃないかな?って思ってます。

どうなることやら。