ピンクイシ逝く。ブルーイシ来たる。
土曜日にはなちゃんの妹と一緒に、三浦海岸にワラワラ探しの「ワラワラ探検隊」に行ってきました。
ニョロニョロ系のワラワラをいくつか採取したときに、はなちゃんの妹が白とピンクの綺麗な海藻を見つけました。本人の強い希望で自宅水槽へ(右の個体)。なかなか可愛らしいアクセントになってくれました。ほかにもメチャメチャ色鮮やかなウミウシを3匹見つけましたが、水槽での飼育が困難なのでバイバイしてきました。
さて、失敗を書くのは恥ずかしいですが、失敗こそがシェアされるべき情報と思い、へぼなキーパーの記録としてネットに残そうと思います。
買ったばかりのピンクテーブルが逝ってしまいました。原因は、たぶんですが、元々弱っていた個体&塩分濃度の急激な変化だと思います。
サンプの水位が安定せず、おかしいな~と思いつつ、換水に使っているドーシングポンプを調整していましたが、三日後くらいにATOからRO水がサンプに漏れ続けていたことが判明、気付いた時には三日間で濃度が1.025から1.021へ急落していました。
そこで微妙に小さな白化が見られ、塩分濃度を戻すべく濃い海水で換水を開始したところで一気にペロペロとめくれ始めました。
塩分濃度が変わると、それだけでAlk、Ca、Mgの濃度が変わってしまいます。塩分濃度そのものの変化が問題になったのではなく、塩分濃度の急変によって必要元素の急激な変化が起こったことが原因ではないかと。。。
幸いにして先住のパイロットは白化はまのがれたのですが、この子も実は購入当初から奥に白化部分があるのを気づかずに購入した個体です。うちのタンクに入海後は安定していましたが、この塩分濃度変化で内部白化が拡大したため、思い切って分解。複数のフラグになりました。その後、フラグは全く問題なく生存しています。
さて、このペロペロ事件発生の直前に、某ショップに注文していたミドリイシが届きました。
この新しいミドリイシは、パイロットミドリイシが1か月以上持続したことを良いことに、安心して注文したのですが、ペロペロ事件発生後だったら注文を見合わせていたことでしょう。
しかし、ペロペロ発生は約1週間前、その後、パイロットは依然として安定しているので、水槽全体の感染症とかではなさそうです。逝ってしまったピンクイシは、実は購入直後に5mmほどの部分白化が見つかっていました(こういうの多いっすね。購入時の不注意ですね)。ですので、元々弱っていた個体ということも考えられます。ショップの人もしばらく養生して様子を見ていたようなことを話していましたし。
注文から発送を1週間遅らせたのは、実は現在パワーヘッドを1機注文中で、1週間くらいで届くかな?と思っていたからです。これが理由でかえって緩衝期間が取れて良かったです。ペロペロ直後だったら心理的に辛すぎます。
いずれにしても、二度と塩分濃度の急変が起こらぬようATO(オートトップオフ)を廃止、水位調整は毎日の自動換水で行うことにしました。
一瞬、スパスラータのようにも見えますが、ウスエダです。
フラグ化したパイロットとの大きさが違い過ぎて、すごい違和感です。
照明のカラー調整でずいぶんと色が違って見えるのが面白いです。コレ、割と上手にホワイトバランスを調整して撮影した写真です。
底砂が白く写っていますでしょ?ホワイトバランスでミドリイシを青く見せてるんじゃないんですよ。自然の見た目に近いホワイトバランスで、照明による蛍光反応でこんな風に濃い綺麗なブルーに見えています。つまり、肉眼でこんな風に見えているわけです。
パワーヘッド注文中と書きましたが、このほかに配管材も注文中です。メインタンクの水流を強化し、メインとサンプの循環量も飛躍的に増やします。三重管のVP13の吐水だけでは足りないので、反対側からもう一本、VP20管を立ち上げて吐水量を増します。ミドリイシに少しでも鮮度の高い海水を届け、魚やミドリイシが呼吸した鮮度の低下した海水をいち早く浄化させるのが狙いです。
ミドリイシはホントに中毒性の高い趣味だと思います。何度も失敗しているヘボな自分でも、この趣味から足を洗えないのです。なので、突き進むしかありません。がんばろっと。