ダイノス進行、餌付けは完了

ダイノスがえらいことになってます。

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砂も岩もデロデロです。人からいただいたアドバイスや海外で調べた情報を元に、色々試していますが、うまく行っていません。たぶんそれは、低栄養塩下でも繁殖できるダイノスに対して、競合する苔や藻類を育てるための栄養塩が足りていないからではないかと思います。

 

ここ2週間以上ほどは、殺菌灯もスキマーも止め、マックススペクトのバイオスフィアも取り出し、餌も尋常じゃない量をドカドカ投下しているにも関わらず、硝酸塩とリン酸塩がゼロのままです。特定のトレースエレメントがダイノスの大好物との情報から、換水も2週間止めましたが、それでも栄養塩が上がってきません。

 

ただ、ここへきてアンモニアがゼロから0.1くらいに上がってきたので、じきに硝酸塩が検出されるレベルになるんじゃないかと思います。市販の添加剤を使えば、アンモニアの危険にさらすことなく硝酸塩を添加することができるのですが、ヘンなビンボー根性で添加剤は買っていません。今まで水をきれいにするために投資してきたのに、水を汚すために投資するなんて、気持ち的に許せない、という固定観念を払拭できなくて。。。

 

ただ観察していると、どうもマガキガイは砂の上のダイノスを食っているように見えるんですね。岩の上のカンギクガイはダイノスの持つ毒性のためか、ダイノスがはびこった岩の上では活動量が極端に落ちてしまい、本来のゴリゴリ海藻を食べるパワーが全く発揮できていません。消灯後にダイノスを吹き飛ばしてやると、いくぶんは掃除をしているようなのですが、本来の感じではないです。

 

なので、マガキを追加して砂を任せ、岩は吹き飛ばして落水箇所のソックスで回収しようかと考えています。ソックスは100ミクロンを導入してみましたが、これまでの200ミクロンよりかは良さげに感じています。

 

ここ2週間でトロロ藻が増え、そこにダイノスが絡みつき、めちゃめちゃ汚い見た目になっています。トロロ藻なんて、カンギクガイがバキバキ食っちゃう類なんですが、ダイノスが絡みついているせいで、カンギクガイの食欲が大幅に減退しちゃっているのは痛いです。。情報によれば、ダイノスの毒で貝も死ぬらしいので、本当に嫌な流れです。。。なので、カンギクガイが活動を開始する消灯後には、一度シュポシュポでダイノスを吹き飛ばしています。

 

ダイノスは汚れではなく、むしろ何らかのものを消費しているので、完全に悪者扱いすべきものではないのかも知れないのですが、この見た目はめちゃめちゃテンション下がります。

 

海外で成功事例が報告されている(成功しなかった人もいます)過酸化水素オキシドール)も多少試しましたが、ほとんど目に見える効果は確認できていません。継続して数日間投入すれば変わってくるのかも知れません。

 

殺菌灯ですが、やはり手持ちの6Wでは非力すぎました。試しに中華製36Wを注文してみたので、これでどうなるかを見てみようと思います。

 

魚の追加も、もしかしたら検討するかも知れません。2週間もスキマー止めて硝酸塩が出ないのがめちゃめちゃ不思議ですが、ウォッカドーシング(今は停止中)によって、ドライロックにバクテリアが住み着いて、大量給餌に対応できる濾過能力が備わったのか、ちょっと謎です。いずれにしても、栄養塩を上げて競合の苔を育てないことには、殺菌灯を使おうが過酸化水素を使おうが、根本的な発生要因を除去できないので、何とか栄養塩を上げる方向で検討する必要がありそうです。

 

ところでチェルモンは導入1.5か月にして、完全に人工餌に餌付きました。時間はかかりましたが、ならしてやるとホントに何でも食べます(海藻系のフレークはあまり好きではないみたいです)。導入当初はアサリやイトメを食べさせてつなぎ、その後、アサリの殻に塗った練り餌を食べさせ、徐々に練り餌の中の人工餌比率を増やし、さらに殻に塗ってあれば人工餌のみの練り餌でも食べるようになっていましたが、ここ2週間ほどはもう練り餌を作るのが面倒になっちゃって、冷凍餌(冷凍イトメ、ブライン、ホワイトシュリンプ)、クリルを砕いたもの、粒餌(大)、粒餌(小)、フレークなどを飼育水でごちゃごちゃに混ぜてからバラまいていました。こうすることで、本来好きでもない餌を間違って口に入れちゃって、ペッとしていたのですが、今ではパクっとやるようになりました。あと、大量にばらまくことで、そこ砂に人工餌が残るのですが、メインの餌タイムが終わった後に、何気に残り餌を突くようになったので、多少底に餌が残るくらい大量に給餌していたのも効果があったようでした。

 

ただし、これだけ餌をバンバンやっているのに、お腹がパンパンになったりはしないんですね。この痩せやすさが、長期飼育が難しいと言われるゆえんなのでしょうか。。。チョウは常に食わせていないとダメと聞きますが、ホントなんですね。。。しかし!親戚のマージンドコーラルフィッシュは、うちでは「ジャンボ」と改名されるほどにムチムチに太っちゃっているので、これくらい太らせることも可能かも知れないです。

 

それよりもまずダイノスを何とかしなきゃいけないのですが、海外フォーラムによれば、ダイノスと言っても何種類かあるようで、夜間に水中を浮遊するタイプはUVで対応できても、数種類のダイノスが混在しちゃっているタンクなどは、10か月ほども格闘し続けていて、何をやっても退治できないという人のコメントも見かけるので、なかなかえらいことのようです。かと思えば、栄養塩を上げただけで解決したという人、過酸化水素だけ、UVだけで解決できた、など様々です。

 

海外フォーラムの投稿を読んでいると、ダイノスに苛まれているタンクで圧倒的に多いのが、ドライロックで立ち上げた、という人たちです。もちろん、ライブロックで立ち上げても発生するタンクもあるので、ドライロック=ダイノスではなくて、何らかの藻類バランスの偏りが原因になるようなので、逆に言えば、ドライでも、ゆっくり丁寧にバクテリアを育てながら立ち上げていれば、ダイノスは発生しないのだろうと思います。

 

それと、低栄養塩についても、イコールダイノスではなくて、富栄養下でも発生はすることはあるので、何らかのバランスが崩れてダイノスが優位になると、顕著に増殖する(ダイノス自体はタンク内にいるそうです)ということのようです。

 

うう~、、、いい加減ダイノスなんかじゃなくて、もっと明るい投稿をしたい。。。