無換水SPS?
ひざびさにショップに行きました。連れてきたのはハシナガチョウ(チェルモン)です。既に先住のチェルモンがいるのですが、うまく一緒に泳いでくれたらかわいいだろうな~という安易な考えで導入。
ところが!先輩に追い回され、、、
仕方なく、セオリーに従って先住を隔離しました。広い場所で新人を野放しにし、堂々と泳ぐようになってから、先輩を戻す予定です。
しかし、チェルモンの宿命というか、現時点でかなり痩せています。果たして餌付けできるかどうか。。。
もう1固体、連れてきたのはミドリイシのフラグです。
現在、我が家の水槽は完全に足し水のみの無換水ですが、どこまで行けるのかやってみたくなりました。
無換水ではあるものの、毎日、トロピックマリンのPro Coral Mineralを添加しています。トロピックマリンと言えば、SPS飼育の王道的な塩、プロリーフシーソルトを出しているメーカーとして有名ですよね。プロリーフシーソルトは、他の人工海水をはるかに上回る70もの微量元素を含んでいて、海外の本格SPSキーパーの間で絶大な支持を得る人工海水です。ただし、お値段がバカ高い!
で、我が家で添加しているプロ・コーラル・ミネラルとは、プロリーフシーソルトと同じ、70もの微量元素を粉末状にした添加剤です。
本来は、1週間に1回、50Lにつき5g(添付のスプーンあり)の添加が推奨されています。我が家では約300Lありますから、本来であれば、1週間に30g添加しなければなりません。ですが、これまでSPSがない状態でしたし、無換水で不足するミネラルの補充のために使っていたので、別のスプーンを使って、1日に1.7gを添加していました。1週間だと約12gほどの添加になります。推奨よりも、かなり少ないです。
ですが、本日、フラグを導入するにあたってパラメータを計ってみたところ、Ca490、Mg1320、Alk7.5と、なんとビックリ!ほぼ理想?的な状態を維持していたことが分かりました。それ以外の微量元素がどんなだかは全く分からないのですが、この数値から察するに、他の元素も、もしかしたら良い具合なのかも知れません。ズボラな私は、トリトンなどの精密な検査には出さず、このまま行きます。この粉状元素を添加するメリットは、ヨウ素などの減少が著しい元素を、毎日新鮮な状態で補完できることです。この点だけを取れば、換水よりも補完の能力は高いかも知れません。
フラグたったの1つならば、もしかしたら、プロコーラルミネラルの添加だけで飼育できてしまうかも知れません。今後も継続してパラメータを計り、状況に応じて、Ca、Mg、Alkをドーシングポンプで別途添加するか、プロコーラルミネラルの添加量を増やそうかなと思っています。
実はこの方法を試そうと思ったのは、海外で、何人か似たような方法でSPSを飼育している人達がいたからなんです。プロコーラルミネラルを使っている人は見当たりませんでしたが、彼らは、完全に無換水で、トレースエレメントの添加だけでSPSを飼育しているのです。しかも数年やっているという猛者もいます。トレースエレメントは、当然、本物の海のバランスとは違うバランスの微量元素になると思いますが、それでも数年行けるということは、もしかしたら、もしかするのでは?と、ふと思ったわけです。
アホな私は、無換水、プロティンスキマーなしのSPS飼育に、ちょっとワクワクしています。果たしてどうなることやら。。。。