ずぼらSPSチャレンジ、5日目

先日投入したミドリイシのフラグ、5日間が経過しました。

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今のところ特に問題はなく、健康そうです。

 

水質を測ってみると、Ca 490、Mg 1410、Alk 7.7、と、奇妙なことに投入時よりも若干数値が上がっておりますが、おそらくは測定誤差ということで、相変わらず理想的な範囲におさまっています。NO3は10、PO4は未計測。

 

やはり、フラグ1個では、ほとんどミネラルを吸収しない、というか、既存のライブロックにある石灰藻が消費するのと同程度のミネラルしか消費しないようです。このフラグがだいぶ成長するか、追加のミドリイシを追加しない限りは、特にカルシウムやマグネシウムの添加は必要なさそうです。

 

運用スタイルは、無換水、スキマーなし(代わりにウォッカ添加)、トレースエレメント添加(プロコーラルミネラルを1日あたり17g)という、ずぼらキーパーの鏡のような仕様です。

 

このスタイルのメリットは、圧倒的な低コスト、低労力、そして静音です。デメリット、と言って良いのかどうか、まだ定かではありませんが、微量なミネラルバランスが、中長期的に崩れてくることでしょうか。しかしそれも、厳密に言えば、換水を行っていたとしても、生じ得ること、ではあるんですよね。

 

換水の場合は、水を入れ替えているので、ミネラルバランスは補正されやすいと思います。トレースエレメントの添加は、何も抜くことなく足していくので、ミネラルバランスは、崩れやすいのでは?と推測しています。

 

ただ、その度合いが、ミドリイシの飼育に支障が出るほど崩れるのか、ある程度崩れても飼育可能なのかは、実際に試してみないと分からないと思います。

 

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さて、こちらは新入りチェルモンのペーターですが、活きブラインをパクパク食べているにも関わらず、相変わらず痩せてますね。さすがに孵化直後の小粒のブラインベビーでは満腹にはできそうにありません。人工の粒餌を食べて欲しいものですが、経験上、ここから粒餌に持っていくまでに、1~2週間はかかるのでは?と思ってます。

 

今のところ、餌は岩の穴からくちばしでチュルっと吸うもの、という認識から、餌は水中を漂ってくるもの、という認識へと変化しており、学習の途中経過は良好です。次の段階は、漂ってくるもの、あるいは底に沈殿してるもの、は、たとえ生き物のように動いていなくても餌なんだ、という学習になります。

 

いきなりその段階には行かないので、今は活きブラインをスポイトで投入する前に、粒餌をすり潰した微粉を撒いています。たまたまカゴの底の方を漂うブラインを吸い込むときに、偶然、微粉を吸い込み、もしかしてコレ餌なんじゃね?と、その味を覚えさせる作戦です。そんなに狙ったように吸い込んではくれないので、気長に待ちましょう。