高過ぎたKHをリセット矯正

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前回の記事を書いた翌日に水槽リセットを決行しました。仕事が怒濤の忙しさだったので今日更新です。スキマーは分解してみて良かったです。インペラーにゴミがたっぷり詰まっていて、掃除後はパワーが上がりました。

 

リセット前のことですが、途中で計測をやめてしまいましたが、確実に18は軽く超えていたであろうKHによって、ピカソクラウンの皮膚は荒れ、ミドリイシは急速にペロペロと剥離が始まっていました。

 

おそらくは、カルシウムを供給しKHを上げるというマメカルシウムサンドを敷ながら、カルシウムリアクターがジャンジャン回したせいでKHが過多になったのだろうと思います。2日ほどはリアクターの炭酸添加を1滴/秒以下にしたものの、急速な白化が鈍化することはなく、リセットに踏み切ったわけです。

 

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小型水槽に退避中の生体達。左下にあるミドリイシは根元からガンガンに白化が進行し、わずか4~5日ほどで完全に白化しました。

 

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さてリセットによってマメカルシウムサンドを撤去し、普通のサンゴ砂に入れ替えた後です。写真は残った3つのミドリイシの一つです。他の2つは根元から白化したのに対し、これだけが先端から行ってます。でも白化はおそらく止まったように見えます。少なくともペロペロと急速にめくれていく感じではなくなりました。また部分白化はあるものの共肉自体はどちらかと言えばそこそこ良い具合の肉付きに見えます。

 

それにしてもリセットは丸々一日かかる大仕事でした。もうしばらくはカンベンな感じですね。

 

現在のところ、KHは10程度、カルシウムは330程度です。以前ほどではありませんが、KHはやはり高めです。なぜだろう。。。リセット前の水を部分的に引き継いだせいかも知れません。カルシウムが低いので、本当はもうちょっとリアクターをちゃんと回したいのですが、KHを上げたくないので回すのがこわいです。しばらくは様子を見てみるしかなさそうです。

 

追記:

海外フォーラムで大量換水でもKHが落ちないケースの情報がありました。ライブロックがバッファー剤が浸透してしまっているからなんだとか。で、時間と共に下がっていくので心配ない、とのことでした。おそらくは、未だに10程度を維持するKHは同じ理由なのではないだろうか?と推測しています。マメカルシウムサンドなるものが、いったい何からできているのかは分かりません。砂、というより、何かの結晶物のように見える感じでした。正直、色は不自然なほど白くキラキラしていますが、雰囲気的には普通のサンゴ砂の方がナチュラルな感じで水槽には違和感なく馴染む気がします。好みの問題もありますが。ところでこのマメなんちゃらに何が含まれているのか分からないだけに、バッファー剤うんぬんも推測でしかないんですけどね。でもとにかく今は下がるのをおとなしく待つしかなさそうです。

まさかの。。。

ホントにショックですが、またシマヤッコを落としてしまいました。活きブラインに餌付いていたので、餓死回避は確実でしたが、まったく想定外のことが起こりました。

 

直接の引き金は、最近はなちゃんの妹と一緒に海で採ってきた2匹の自然のカニでした。

 

ライブロックを隠れ家にするシマヤッコが競合しそうな魚は、わが家ではヤエヤマギンポです。いわゆる底物系にとって、シマヤッコは自分の家を侵略する存在として、猛烈に攻撃する可能性があります。ですので、今回はヤエギンもピカソクラウン達と共にフェンスで隔離していたのですが、こともあろうに、カニにやられるとは思ってもみませんでした。

 

直接の引き金、と書いたのは、実はカニだけが要因ではないからです。このカニたちですが、入海後数日間、実に素晴らしい仕事をしました。ライブロックをゴリゴリ削りまくって、仕事をした後の岩はピカピカ。でもってミドリイシに悪さをすることもありませんでした。。。。しばらくの間は。。。。

 

しかしある日突然、ミドリイシをがっつりやっちゃっているところを発見。そこで急遽サンプに移すべく捕獲作戦を展開。餌をぶら下げて釣り上げる作戦に失敗したため、強引に手で捕獲にとりかかりました。

 

そのとき、逃げ惑うカニとシマヤッコが同じライブロックの下で接触、がっつりハサミでヒレを切り刻まれてしまいました。以降、一気に体力が低下、翌日には☆に。

 

しかし後で分かったことは、間接的な要因がもう一つあったのでは?ということです。

 

ごく最近、380程度しかなかったカルシウムを適正値に持っていくためにカルシウムリアクターを再稼働したわけですが、今日になってミドリイシの根元が白化し始めていることに気付きました。原因はおそらく高過ぎるKHです。あまりに試験水の色が変化しないので途中でやめましたが、おそらく軽く18以上くらいはありそうです。

 

現在、カルシウムリアクターの炭酸は一秒一滴程度、排水のPHは7程度にしたので、普通に考えると、KHがそれほど高くなるとは考えにくいです。思い当たるのは、カルシウムマメサンドです。このカルシウム添加が可能とされるマメサンドはKHを上げる効果があるらしいのです。何もしないでもKHが上がるのに、リアクターを回せば、さらにグイグイあがります。

 

おそらくはコレが原因でシマヤッコも弱ったのではなかろうか?と。。。ピカソクラウンの皮膚をよく観察すると、かなり荒れていて、いつもなら綺麗な白い部分が、やや色落ちしているです。さらにヤエヤマギンポも、さかんに体を底砂にこすりつける仕草を頻繁に見せるようになりました。ミドリイシだけでなく、生体全体に何か高い負荷がかかってしまっているようです。

 

ですから今回、カニ、カニの無理な捕獲、高KHと、いくつかの要因が重なってこのようなことになってしまったのではないかと。。。

 

明日は普通のサンゴ砂を買ってきてマメカルシウムサンドと入れ替える予定です。これまでこんなにもKHが急上昇したことがなかったので、ホントに意味不明でしたが、ミドリイシ白化の原因はこれしかないと思います。もしマメカルシウムサンドをカルシウムリアクターと併用しようと考えている方がいれば、ぜひ気をつけてください。というか、どちらかにしないとヤバいと思います。

 

マメカルシウムサンドとは、なんとお手軽なアイテムだ!と導入したわけですが、調整がしにくいという弱点がありました。特定の数値に入れるために、わざわざ砂を足したり取り除いたりって、ライブロックとかのレイアウトを考えると、非常に不便ですから、Ca、Mg、KH、PH等、個々のパラメータをある程度ちゃんと適正値を狙って行きたい人には不向きなアイテムなのかなと。。。

 

それにしても、、、シマヤッコはあまりに悲しく、、、工事現場やタイガースのユニホームを見ただけでも切なくなります。

 

ただ一つだけ自信を得たのは、既存の主はいったん隔離+シマヤッコ本水槽開放+活きブライン大量散布は、自分的には確立された成功パターンだと思います。これに底もの完全排除+水質安定が加われば、よほどヘンな個体でない限り失敗しないと思います。

 

明日は底砂入れ替えと大量換水です。がんばらねば。。。

人口餌の大量散布作戦は大失敗

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今日はシマヤッコの写真が撮れなかったので、家族でモフモフするピカソクラウン一家の写真を。あ。そうそう、この写真は暗めなので今一つ分かりにくいですが、最近茶色がかっていたハタゴが徐々に緑化しつつあります。こういう変化は地味にワクワクしますね。

 

さて、人口餌の大量散布を敢行した本日の結果を報告します。

 

ずばり、ダメダメでした。人口餌はどんなに粉状にすり潰してもブラインに比べると圧倒的に滞空時間が短く、がっついていないシマヤッコに対して、相当量の餌が空しく硝酸塩の元となるだけでした。やはり、ブラインを追い回すようになるまでは、人口餌は控えた方が無難かも知れません。

 

ブラインに関しては、毎日ホントに徐々にではありますが、食べる量が増加しつつあるので、もう数日間は辛抱することにします。

 

ところで、今回のバヌアツシマヤッコの餌食いに関して、ちょっと思うところがあります。今回は初めて行った都内の某ショップで購入したわけですが、私が「ライブロックはあまり突かないですね」とつぶやいたところ、店員さんいわく「うちはトリートメント的な水を使ってるので、岩はデスロックです。生き物はいません」らしいことを言うわけです。「そういうことですか~」と納得して買って来ちゃったわけですが、なるほど突かないわけです。わが家水槽に入海した後も。。。

 

しかし、よくよく考えてみると、ことシマヤッコの導入に関しては、薬浴環境に一週間も置くのはいかがなものだろうか?(ショップには一週間程度いたそうな)まずい水、まずいライブロックに一週間も慣らされれば、飼い主の水槽に導入した後も、しばらくは岩を突きに行くことをしなくなると思います。現に、この子は今もライブロックを積極的に突きには行きません。これってシマヤッコにとっては極めて異常なことだと思います。

 

つまり、某ショップにて、ライブロック=そこにご馳走はない、というプログラミングがなされてしまった可能性があるのです。ただでさえ人口餌に馴染めない輸入直後のシマヤッコからライブロックを突きたくなる意欲を奪っちゃダメな気がするんですよね。シマ経験者ならご存じかと思いますが、あの、目をキョロキョロ、口をピュッ、目をキョロキョロ、口をピュッ、ってやつです。アレがダメで、で、人口餌もダメ、ってシマちゃんは、もはやボーっとおとなしく痩せ細って行くのを待つしかないと思うんですよね。せめて食に関する執着心は持続させてあげないと、と思うわけです。

 

いや、でもライブロックを入れないで餌付けに成功した事例なんかも読んだことがあるので、あながち間違いではないのかも知れません。

 

でも!数日間ずっと薬浴っていうのは、あまりうまくない気がしませんか?人間だって数日間ずっとマズい空気の中で放置されてごらんなさい。心が病んでくる気がしないでしょうか?

 

さてさて、そうは言っても、なんとか活きブラインだけは日に日に食べる量が増しているので、私はこの戦いに勝つ気満々です。負のプログラミングをされたシマヤッコに、強引にでもポジティブなプログラミングをし直します。雪のように舞う大量のブラインの中を泳がせ、間違って食わせることによって!

 

って、、、すっごい押しつけがましい正義のような。。。

 

あ。まあ、深く突っ込まないようお願いいたします。

 

ま。そもそも、そういう個体を入手してきた飼い主側にも責任はあるわけです。だからがんばって餌付けします。

 

シマちゃんは隠れちゃってますが、ちょっと現況を。

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チャイロがかったこの子には、実は密かに期待しています。もしかしたら美人さんに生まれ変わるんじゃないかと。。。

 

さて。ではまた地道にコツコツ、ブラインを沸かし続けます。

ちょいちょい食べ始めました。

バヌアツ産シマヤッコ導入から一週間が過ぎました。毎朝毎晩活きブラインシュリンプを大量散布し続け、ようやく今夜、間違って口に入っちゃった感じでなく、徐々に自分からついばみに行く感じになりました。といっても、バクバク追いかける感じでなく、慎重に選びながら、たまにピュっと吸う感じです。

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前回のバリ産シマヤッコでは3日ほどでこの状態になったので、今回は倍以上の日数がかかっています。大きめのシマヤッコは餌付きにくいと聞きますが、そのせいでしょうか。

 

とりあえず、食べてさえいれば生命を脅かすことはないのでホッとしています。ですが、正面から見るとこんな感じです。

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縦長の菱形になってます。バヌアツでこの痩せ具合だと、相当にガリガリと言って良いでしょう。

 

ここまでが一週間ということは、人口餌までは、さらにもう一週間くらいかかるかも知れません。それでも、浮遊物=塵=完全無視、でなく、浮遊物=もしかして食えるかも=慎重についばんでみよう、という、シマヤッコの普段の生息域ではあまりないパターンのプログラミングに成功しただけでも、今のところは十分な成果と言えるでしょう。

 

私がシマの餌付けに活きブラインを使う理由は、自分でピョコピョコ動くブラインが、活き餌的に見えるんじゃないだろうか?という読みなのですが、どうもこのシマちゃんを見る限り、そこまでは観察していないように見受けられます。というわけで、明日の朝は満を持しての人口餌の大量散布に踏み切ります。水質?気にしませんよ。過去の経験から、毎日4Lの換水を実施していれば、水質はかなり維持できることが分かっています(わが家の水量は100L以下)。

 

さらに最近、スキマーのパワーアップを図りました。といっても、ハード的には何もいじっていません。実は、うちのプロティンスキマーは音を極力抑えたいがために、出力を下げ気味、水位上げ気味、排水閉じ気味で運用していました。しかしFish-street.comからAquqlink S1というWiFi経由でポンプ出力を変更したり、時間ごとのプログラミングができるデバイスを導入しました。これによって仕事や学校で家族が出払っている時間帯はフルパワーで動作させ、夜~朝は50%で運転することができるようになりました。

 

実際には、酸素供給を止めない程度の間欠運転になるわけですが、中途半端な出力で24時間回すより、うんと良い具合の汚れが取れるのです。ですから今は水位下げ気味、排水開き気味、パワー全開の時間帯(昼間)と、弱運転(夜間)との2モードで運用しています。もちろん、フルパワーで24時間が最強なのでしょうが、現在、活きブラインを大量散布していても、ガラスに苔が全く付かないところを見ると、この運用スタイルで十分なのだろうと思っています。やっぱりスキマーって、あの長い管の中を沢山の泡がゴーッと沸き上がって行くのが最も効率的な状態なのでしょうね。フルパワー状態は9時間維持していますが、ちゃんと粘度の高い泡が排出されるのを見るのは気持ち良いものです。

 

ちなみに、このAqualink S1ですが、コネクタ形状等によりT1というのもあるようなので、購入される際は間違わないよう気をつけてください。

 

わが家ではこれを3台持っていて、左右の造波ポンプも昼間と夜間でパワーを変えています。Fish-street.comの絵を見る限り、1台で複数コントロールできるように思えるのですが、ポンプ1台にデバイスが1台必要です。

 

さて、次のステージはいよいよ人口餌です。そしてその次にはコロコロ太らせ、さらに凶暴化しているピカソ達に立ち向かえるくらいにまで持って行けるか。。。ハードルは高くなるばかりです。ミドリイシについても、生かす、揚げる、の2つのハードルが待っています。あまりキワドいことばかりするのもいかがなものかと思いつつ、正直なところ、キワドいことにチャレンジするときに喜びを感じるのがアクアリストの性なのではないでしょうか。。。

 

明日の朝は一つの節目です。躊躇なく豪快にバラマキますよ。

カルシウムリアクターの調整

土曜日ははなちゃんの妹の希望により、油壷マリンパークへ行ってきました。予約を入れて、イルカに触ってきました。硬質のゴムのようなノペっとした手触りでした。目の前で見ると、イルカってデッカいんですよね~。

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油壷はこじんまりとしたレトロな水族館で、どことなく癒されます。下は屋外のふれあいコーナー。

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クラフトも充実していて、はなちゃんの妹も大満足。

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おまけに近くの岩場で水槽のお掃除やさん採集。今回は超ミニミニサイズのやどかりさんを複数採取。貝が入れない小さな隙間の掃除に一役買ってくれそうです。

 

実は何の気なしに採ってきたごくごくフツーの見た目の貝が、自宅水槽に入れてみたら超絶強力な掃除屋さんで、ライブロックの通過後がくっきり白くなっているのにビビリました。今までショップで買ったどの貝をも凌駕するパワフルさです。

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さて、ひさびさにミドリイシを入れたはなちゃんの水槽ですが、カルシウムを測ってみたら320程度しかありません。ここ一週間は怒濤のごとく換水しまくっていたにもかかわらず、この数値の低さには衝撃を受けました。換水でカルシウムを上げるのって限界があるのかも知れません。。。そこで速攻カルシウムリアクターを再稼働しましたが、何しろこの手の器具については素人のまま中断していたために、調製方法がよく分かりません。

 

国内外の記事を読みあさると、日本ではKHを調整する方法が大半で、海外ではPHを調整する方法が一般的なように見受けられました。PHの方が試薬の使い方が簡単であったために、私はPHを6.5に合せるよう調整しました。

 

私のヤフオクカルシウムリアクターは、排水弁の微調整が効かず、微妙なポタポタにすると、翌日止まってしまっていたりします。ですので、排水はダーっと行き、炭酸量を増やして調整しました。炭酸ブクブクは4回/秒とかなり多めですが、PHは6.5に合いました。かつて炭酸ボンベを買ってみて分かったのは、初回のボンベさえ手に入れてしまえば、炭酸そのものはとても安いということです。なので、けちけちせず、排水が止まるリスクを回避して炭酸を多めに供給することにします。

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結果、今のところ水槽のカルシウムはリアクター投入後24時間を経過しないところで390くらいまで回復しています。

 

以前、カルシウムリアクターの微調整ってものすごく難しかった記憶があるのですが、今回はすごーく簡単にできちゃいました。海外の記事を読むと、日本の記事に比べてざっくりしたものが多くて、「PHはカルシウムが最も溶けやすい6.5前後にする」、っていうこと以外は、そんなに複雑なことは書かれていませんでした。加えて、排水多め、炭酸多めで調整すると、すごいラクチンだということが分かりました。

 

以前は排水がポタポタってところに注力しすぎて、すっごいシビアなうえに、カルシウム濃度を上げるのにとても苦労していた気がします。炭酸さえケチらなければ、こんなにも速攻で上がるものだったんですね。。。しかもPHって計るの簡単だし。。。

 

とりあえずミドリイシが死ににくい環境に近づけることができて、ちょっぴり安心です。ミドリイシをやる以上は、萌える色彩で水槽に花を咲かせたいものですが、その前に、まずは安全運転しなくちゃね♪

 

この後は、実はちょっと試してみたいことがあります。私はZEOのリアクターは持っていませんが、ZEOvitの添加剤だけで褐虫藻を抜いてやろうと画策しているのです。今回のリアクター導入は、その布石です。褐虫藻を抜くわけですから、コンディションの悪い水槽だとミドリイシは確実に死ぬと踏んでいるわけです。

 

私は以前、光で褐虫藻を抜こうと試み、失敗しました。今回は光源は弱く、添加剤で調整する、という方法を試してみたいと思います。

 

追記1:KHが測定限度の14を振り切っちゃってたので、CO2は2.5回/秒に変更しました。

追記2:KHがまだ振り切っているのと、Caが425に達していたので、バブルカウンターは2回/秒に変更。マグネシウムが1120しかなかったので、MgメディアをCaリアクターに追加。

追記3:シマヤッコは活ブラインの雪のような大量散布によって、数日前から「間違って口に入っちゃう作戦」は成功。しかし!普通はここまで来ると、目覚めたように食べ始めるのですが、この子はまだ自分から突きに行くことをほとんどしません。人がいても岩からはよく出てきてスイスイ泳ぐので警戒心は強くありません。どちらかと言えば、ちょっと鈍い方かも知れません。ちなみに人口餌をすり潰した粉の散布も、やはり「間違って口に入っちゃう作戦」は成功していますが、こちらも突きに来るまでは行っていません。今回、持久戦になるかも知れません。

永遠のアイドル

久しぶりに近況を。

 

しばらくベアタンクが続いていましたが、あまりに殺風景なのと塵が舞うので、底砂を入れてみました。

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敷いたのは、カルシウムを補強できるというマメカルシウムサンドなるものです。

 

再び水槽を華やかにするためにミドリイシを入れたかったのですが、フラグからの再スタートとなるので、カルシウムリアクターは稼働させず、換水だけで行こうと思っていました。ですが、そんな便利な砂があるなら使ってみよう、ということで。

 

カルシウムは測定していないので、まだ効果のほどは分かりません。それに本来は厚めに敷いて嫌気作用を促すらしいのですが、そこまで厚く敷き込んではいないので、自分としては気休め程度に思っています。

 

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フラグを4つ入れました。

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これなんかは色の変化が綺麗です。

 

今回は初めて足を運んだナチュラルさんで買いましたが、実はミドリイシとは別の目的がありました。

 

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この子です。

 

実は前回餌付けに成功したシマヤッコを、ほどなくして落としてしまいました。原因はペア化によって猛烈な縄張り意識を覚醒させたピカソクラウン達による苛めでした。このピカソ達はそもそもはおっとりしたタイプだったのですが、出産を機にすっかり強くなってしまいました。しかも、餌付け完了まではどちらかと言えば、ピカソ達の方がシマヤッコにビビっていたのです。なので、ここまでの凶暴化は全く予測不可能でした。

 

しかしながら、その後、某ペット〇ジマさんでハタゴイソギンチャクを購入した際に、オマケでついてきた(偶然に触手の中に埋もれていた)ハナビラクマノミも、彼らの強烈な苛めにあい、入海後1日も経たないうちに絶命。そのすさまじさたるや、数時間でクソミソにやっつけるので、仕事などで家を空けている間にやられたら、救う手段がありません。

 

実は数日前、ナチュラルさんのネットショップにバヌアツ産のシマヤッコ7cmがアップされていたのを発見していた私は、気がついたらナチュラルさんの店の中に立っていました。何しろシマヤッコは私にとって永遠の憧れです。ピカソ達よりも大きい7cmという大きさですから、苛めに合わないシマを入海させられるのでは?という期待でドキがムネムネしてしまいました。

 

以前ブログに書いたように、私はバヌアツとバリを見比べて、バリを買ってしまうほどバリ産の小さくて丸い体形が好きでした。バヌアツはバリに比べて肉付きが逞しく、その頃の私にはちょっぴり野性味が強すぎる感じがして、好みではなかったのです。

 

ですが、初めてバヌアツ産を連れてきてみて、その細いバンドと白い部分の多いオシャレでゴージャスなルックスに、図らずもヤラレてしまいました。連れてくるまでは、好みはバリだけど、ピカソに負けなそうな大きさで選んだ、というのが正直なところでしたが、はなちゃんの水槽に放ってみて、あらためて眺めてみると、非常にエレガントなバディで、グラっと来てしまいました。当時逞しいと思っていたあの体つきも、自分の水槽で見るとムッチリしていてグラマラスです。といっても、バリとの比較で見た場合であって、おそらく本来のバヌアツ産からしたら、ちょっと肉は落ちている方だと思います。早く食べるように仕向けないといけません。

 

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写真では黄色いラインは薄くしか見えませんが、肉眼ではまあまあ出ているのが確認できます。

 

本日で2日目ですが、例によってブラインシュリンプの大量散布を朝晩続けています。シマヤッコ的には、まだ食べないものの、えっ?ナニナニ?的なリアクションをしているので、反応的には順調に食への欲求を喚起させつつあるかと思います。

 

そんなわけで、まずこの子を物怖じしない子に育てるために、先住のピカソ達を隅に追いやり、水槽の大部分をこの子に与えました。わずか2日間ですが、かなり水槽の前面にも出てくるようになっています。

 

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追いやられたピカソ達ですが、この子達はホントにメンタルが強く、ハタゴさえあればいつでもルンルンな感じです。

 

しかし、仕事中の僅か数時間で殺しちゃうほどの苛めを食らわせる可能性があるので、ネットの取り外しは本当に慎重にしなければなりません。できれば一日中水槽に張り付いていられる日にトライするつもりです。そうは言っても、前回のように、ある日突然立場が逆転していることがあるので、一日の監視でも十分ではないでしょう。もっと大胆な工夫が必要かも知れません。たとえば、いったんボスだけを隔離スペースに残すとか、ボスだけハタゴと引き離して隔離するとか、あるいは、ライブロックを山のように積み上げてハタゴエリアを視覚的?メンタル的?に分断してしまうとか。

 

色々と気苦労はありますが、やはり水槽が華やかなのは良いことですね。家の雰囲気も明るくなった気がします。

シマヤッコの餌付けと、バイオペレットリアクターについて

もう更新を怠ってからずいぶん経ってしまいました。最近シマヤッコを投入し、意外にも、過去の餌付けの苦労はなんだったんだろう?と思うくらいあっさりと餌付けに成功したので、その方法について少々書きたいと思います。

 

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1.場所:今回、最初から本水槽に入れました。水槽内の隔離ルームや別水槽の完全個室より、早い段階でリラックスさせることができたと思います。また、隔離部屋から本水槽へのショックもなくせるので、せっかく餌付けできたのに、本水槽に来たらまたショックで拒食に、みたいなことは避けられます。あなたの家はこんなとこ、周りには古株がいて、水槽の外に人間もいて、っていう環境に初期の段階から慣れさせます。

 

2.餌1:毎朝毎晩ブラインを多めに沸かして投入。多めにっていうのは、水槽内のどこを泳いでも目に付かないはずがない程度に多く、という意味です。

 

入海直後のシマヤッコは、餌が周囲を漂っていても、ライブロックを突き続ける傾向があります。あくまで想像ですが、目の前に餌が漂っていてもライブロックに気が向いてしまう理由は、海中では、浮遊物より岩礁などの微生物などをついばんでいることが多いために、餌が漂ってくるという概念が理解できないからだと思います。

 

水槽内では、餌は漂ってくるもの、という概念を学習させます。そのために、毎朝、毎晩、水槽に人間が近づいてくる→周囲を食べ物が浮遊し始める、というサイクルを繰り返します。このときの餌の量は、ほのかに漂う程度では不十分で、シマヤッコが「なに?なんなの?ちょっと落ち着かない」と思えるくらいの量が良いと思います。

 

当然普段より水は汚れますので、水質を維持するために、換水量や換水頻度は上げてください。

 

2~3日後には、ちびちびブラインをついばむようになりました。水槽は安全で食べ物も豊富、昼間っから岩陰を出ておやつを召し上がっても、問題ないんじゃね?ということが、なんとなく分かってきたと思います。

 

2.ブラインに替えて、フレークの大量散布に切り替えます。フレークは水面に浮いてしまうので、容器に海水を取り、その中で馴染ませてから散布します。岩陰に隠れることが多いシマヤッコの場合、いきなり水面まで来ることは考えにくいからです。

 

最初からフレークの大量散布でも良いんですが、ブラインは生き物ですから、ピョコピョコ動く姿が、これまで自然環境で生きてきたシマヤッコにとっては、より食べ物らしく見えるんじゃない?ということと、ブラインは粒が小さいですから、同じ大量散布でもブラインの方がまだ水を汚す度合いが少ないんじゃない?と判断したからです。おそらく、冷凍ブラインからでも、あるいはフレークからでも、行けると思います。とにかく、水槽では、獲物は岩から突く → 餌は漂ってくる に変えることが重要です。

 

私が思うに、シマヤッコの餌付けの難しさは、シマヤッコが自然界にはない法則に馴染まなければならない、というところにあると思います。それが、人間が近づくと餌がどこからともなく漂ってくる、というルールです。岩陰に身を隠し、岩の窪みにいる獲物をハンターのようについばんできたシマヤッコにとって、餌は水中を漂ってくるってこと自体が、相当不自然というか、想定の範囲外のことなんだと思います。

 

このフレーク大量散布は、あまり精神衛生上は良くありません。とにかく他の魚達がコロッツコロに太っちゃうし、当然、コケの繁殖速度が飛躍的に加速します。ですけど、たったの一週間程度、大量換水を続けるだけで、特別な設備も工夫も根気も要らずに餌付けできると思えば、どうってことないとも思えます。

 

餌は漂ってくるもの、という脳内革命が起きているシマヤッコに人口の餌を食わせることは、難しくありません。フレーク投入2日後くらいには、ちゃんとフレークもついばむようになりました。その後は、他の粒餌も普通に食べるようになりました。

 

過去には、練り餌ハンバーグを作ってライブロックに塗り込んでみたり、アサリなどの生餌を試したり、複数の異なる餌で好みをさぐったり、色んな実験をしてみましたが、今回の方法が最もラクで早かったです。もちろん、色んなやり方があるので、私の方法は、選択肢の一つと思っていただければ。

 

私はかつて、シマヤッコは相当なグルメな魚なんだと思っていました。しかし今は、最も大きな問題は水槽という未知の環境での新たなルールだと思っています。自然の海中では、あの目をぎょろぎょろさせながら、岩の周辺を回遊し、獲物の動きなどを視覚的に察知して突きに行くシマヤッコにとって、水中を漂っている静止物を獲物として認識しないのは、当然のことだと思います。まして、その浮遊物が少量であれば、なおのこと無視するのが当然でしょう。だから私は、ブラインみたいに、ピョコピョコ自分でも動けるものを、無理矢理視界に入るようにばらまくことを勧めたいのです。そして、獲物or餌は漂ってくる→漂ってくるものは、食べられるかも知れない、という学習をさせてあげて欲しいのです。

 

おこがましい願いですが、私の記事によって、餌付けの失敗から死んでしまう何匹かのシマヤッコを救えるなら嬉しいことです。シマヤッコは、本当に愛らしい仕草の、魅力満載の魚です。しかもヤッコのくせしてミドリイシに害をおよぼさない優等生でもあります。珊瑚の森を縫うようにして優雅に泳ぐこの魚に魅了されてやまないアクアリストは少なくないでしょう。でも決して安い方ではない方ですし、何しろ喪失のショックは大きいので、餌付けのハードルは越えて欲しいです。

 

ところで話は変わりますが、バイオペレットリアクターの回し方で気付いたことが2つありました。

 

1.バクテリアの添加量が多いほど効果が上がる。

 

最近、水槽の大掃除をしました。ライブロックは煮沸して天日干し、海水は8割を換水。ちょっとやり過ぎな感じですよね。皆さんは真似しない方が良いかも。

 

その後、バイオペレットリアクターは取り外し、底砂なしのベアタンクに変更したのですが、ガラスやライブロックにコケが繁殖しがちになりました。微生物を抹殺しちゃったのですから、当然ですよね。その後、一定量のバクテリアを投入してはいたものの、改善は見られず、2週間後にバイオペレットリアクターを復活させました。それでも目に見えた効果はありませんでした。

 

そこで、3日間ほどに分けて、微生物を大量投入しました。これまでのようにチョボチョボではなく、その3日間はドバドバ入れました。すると、コケの状況は大幅に改善しました。まず、ベアタンクですので、普段は底に魚の糞がコロコロしてるのですが、明らかにその個数が少なくなりました。つまり、微生物の分解速度が飛躍的に向上したんだと思います。ガラス面についても、緑になるのではなく、ガラス面にうっすらと何かはつくんですが、それまでは2~3日で緑化していたのが、4~5日で何かがうっすらと付着する程度になり、掃除の際の落としやすさも格段に上がりました。

 

これは単に、バクテリアが不足していた水槽のバクテリア密度を強引に上げただけなので、バイオペレットリアクターとの因果関係を裏付けることにはなりませんね。はい。バイオペレットリアクター+バクテリア=最強効果、は、ただの想像です。ですけど、バクテリアだけ、あるいはバイオペレットリアクターだけ、ではこの効果は得られないと思います。少なくともバイオペレットリアクターを回すだけで何もしないよりかは、バクテリアの投入が効果的であったことは明かだと思います。

 

2.バイオペレットリアクター内のペレットの回し方は、ペレット同士の衝突回数が最大になるよう調整する。

 

以前私は、バクテリアがリアクター内で培養されるのだと思っていました。そしてリアクター内で栄養分をたんまり食べたバクテリアがリアクターから出てきて、プロティンスキマーに吸い込まれていくことで、水質が改善するのだと。

 

この考え方は否定しません。実のところ、水槽内で起こっていることを目にしているわけではないので、否定のしようがありません。

 

ですが、私はこう考えたのです。バクテリアがリアクター内で活性化するのではなく、リアクターから発せられる微粒炭素源によって、水槽内のバクテリアが活性化するのではないか?と。

 

バイオペレットリアクターは、内部でペレットが豪快にグルグル回っているよりも、下でゴロゴロしているくらいの方が効果が上がる、と以前どこかのブログで読みました。そしてそれを実践していましたが、その理由がなぜなのかを考えたことはありませんでした。

 

そこで、ある仮説を立ててみました。ポイントは、ペレットの回転速度やペレットと海水との接触面積などではなく、ペレットとペレットとの接触回数にあるのではないか?と。つまり、バクテリアの餌である炭素源からなる固形物同士が頻繁に接触し、摩擦によって微小なカスになり、そうした炭素源の微小なカスが水槽内に散布されることによって、バクテリアが水槽内部で活性化するのではないか?という考え方です。

 

バクテリアがバイオペレットリアクターの中で活性化するのではなく、炭素源が水槽内に豊富に供給されることによって、水槽内のバクテリアが活性化する、ということです。実際、リアクター内のように大量の水流の出入りがある場所で、ずっとバクテリアがとどまっていられるでしょうか?私には、そこがバクテリアリアクターになっているとは考えにくいのです。

 

だから、リアクターの排水がスキマーの給水ポイント付近になるように配置するのはやめて、揚水ポンプ近くに排水されるように変更しました。揚水ポンプによって炭素源がダイレクトに水槽内部に行き届くと思ったのです。

 

で、話を戻しますと、現在、バイオペレットリアクター内部のペレットの回転は、底でゴロゴロではなく、それよりも少し強めにして、リアクター外部からパチパチと音が聞こえる程度に、ペレット同士が最も高い頻度で衝突し合う程度の流量としています。これ以上強くすると、ペレットが舞い上がり、ペレット同士の衝突頻度は下がります。ですから、ゴーでもなく、ゴロゴロでもなく、パチパチなのです。

 

実際、このように変更してから、スキマーの泡上がりが良くなりました。もちろん、これも何かで計測したわけでなく、感覚ですので、正しいと断言はできません。ただ、シマヤッコがかわいくて、これまで朝だけだった給餌を朝晩2回にし、あきらかに餌が増えているにもかかわらず、極めて良好な水質を保てている事実から、今のセッティングが、少なくともわが家の水槽においてはベストな設定なのだろう、という風に思えるわけです。

 

え~、またまた話は変わりまして、換水について。

 

わが家の新ルール:換水は予防処置として行う

 

以前は、ガラスやライブロックの状況から判断して、そろそろ換水どきかな?という感覚や、一週間経ったから換水しよう、といったルーティンにもとづいて換水していました。

 

今は、約100Lに対して、毎朝4Lを欠かさず換水するようにしています。

 

1ヶ月ほど前、わが家の愛すべきピカソが2匹とも病気になりました。これが大量換水の理由だったわけですが。この子達はめっぽう病気に強く、ちょっとくらいじゃ体調を崩したりしないので、体表にリムフォシスティスとおぼしきカリフラワーのようなものが付着し、アンバランスに傾きながら泳ぐようになったのは、大変なショックを受けました。よほど水が悪かったに違いない、と思った私は、毎日水を部分的に新鮮にすることに決めました。

 

自分は、ガチで横着者です。やらないで済む換水はしないで済ませたいタイプです。だからこそ毎朝やるのです。数日空くと、面倒になってやらなくなりそうだからです。実際、毎朝やるのも面倒は面倒ですが、コック付きのタンクにRO水と海水の元を入れて、ガチャガチャ振って、サンプにポタポタやるだけなので、10分かからないで完了します。慣れてきても、やはり面倒ですが、こんな私なので、数日空いてから重い腰を上げるよりも、まだやりやすいルールなのです。

 

さて、効果ですが、やはり、事後的に後追いで、何らかの動機が沸き上がってくるのを待ちながら、仕方なく換水するよりも、予防的に行う換水の方が、なんか良い気がします。これもまた、なんか良い気がするだけで、何の検証にも基づいていません。ただ、汚れるのを待ってからやるよりかは、そもそも汚さない、という立ち位置で作業していますから、実際汚れません。汚れますけど、その度合いは後追いの換水パターンのときより、めっちゃ良い気が、自分ではしています。

 

さて、ホントにブログを書くことがおっくうになっちゃった私ですが、今も様々な失敗を繰り返しながら、なんとか飼育を続けられているわけですね。幸運なことです。

 

あ。そういえば、リムフォになったピカソを、はなちゃんが看病したときのエピソードを一つ。

 

病気が悪化し始めてから、はなちゃん、病気が心配で心配で、淡水浴やる?やる?と毎日のように聞いてくるようになりました。私も、そうだね、やろうね、とは言うものの、仕事も忙しいしで、やむなく放置する日々が続きました。

 

そんなある日、職場にはなちゃんから電話が。「まるちゃん(ピカソ大)がおかしい。泳ぎ方がヘン。死んじゃうかも」と。げげっ!と焦った私は、「淡水浴やって良い?」と聞くはなちゃんに、もうこのままではどうせ死んじゃうから、やっちゃえ!という気持ちで、ゴーサインを出しました。

 

電話で淡水は温度合わせをすること、海水に戻すときは徐々にすること、などを説明し、はなちゃん単独でやってもらうことに。

 

帰宅後、やったよ、と、さらっと言うはなちゃん。どれくらいやったの?と私。「ん~と、15分くらい」

 

。。。。。。

 

ええ~~~~~っ!!!電話では5分くらいと伝えておいたのに、なんと3倍の15分!弱ったピカソでなくても、15分の淡水浴は相当な負荷であっただろうと思います。しかも「途中で酸素やってなかったのに気がついて、ブクブク入れた」とのこと。つまり、弱ったピカソに15分間、途中まで酸素なしで淡水浴を敢行したのです。聞いた私が肝を冷やしました。

 

しかし、なんとその後、私の大量換水+大掃除もあって、ピカソ達は見事に復活を遂げたのでした。

 

しかし、ピカソ以外の多くが、それまでに犠牲になっていました。昨年は本当に出張が多くて、一週間程度水槽を見れないことが何度かあったので、本当に手抜きになりました。結果、ミドリイシは全滅、この仕事状況だとせめて魚が生きられるように維持できれば仕方ないだろう、くらいに思っていたのですが、魚すらも危ない環境になっていたんですね。今回の事件は目を覚まさせてくれました。

 

さて、新入りのシマヤッコの写真をもう一枚。同じ底ものに対して敵意を剥き出しにするヤエヤマギンポのいびりにあってか、かなりボロボロにされちゃいましたが、うまく立ち回り方を覚えてくれればヒレは復活するので心配していません。

 

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下の黄色い色がレモネードを連想させるので、はなちゃんと私は、モネちゃんという名前で呼んでいます。バカな私は、初心を忘れて水質を悪化させることがあるので、気をつけなければいけません。この子は、たっぷり食べてもらって、ムッキムキになって欲しいと思います。

 

それでは皆さん、って、私はもう忘れられているでしょうけど、楽しいアクアリウムライフを。