お引っ越し完了!
新水槽への引っ越しを敢行しました。
ケースに入れられた子達。
ピカソ達の引っ越しは簡単でした。ハタゴをケースに入れると、勝手にくっついて来ました。ハタゴからは片時も離れないオーラがビンビンです。この写真は、はなちゃんがCoral Box M1のカラー設定をいじって、赤をめちゃめちゃ強くしたときの写真です。
私は気にしませんが、上級アクアリストの皆様は、LEDの色ムラを気にされるかも知れません。ただし上記は、はなちゃんが好みの色に設定した結果、相当偏ったチャンネルが強調されているので、実際にはここまで色ムラが強く出ることはほとんどないと思ってください。これがCoral Box M1の本来の色だとか、性能だとか、そういったことではないので、どうか誤解のないようお願いします。
光量は1~99で設定でき、調光は24時間の中に9つ設定できます。上記は白50です。ライブロックがあまりにも無造作な配置ですが、次の生体を入れるまでにいじりたいと思います。
こちらはロイヤルブルー50。
こちらはレッド/グリーン50。実際にはこのモードだけで使うことはないので、こんなに色がまだらになることはありません。
ムーンライト50。
全色各15。これらを自由に組み合わせられるので、本当はもっと多彩な表情を作れます。それと、写真は実際の色具合を全く反映していません。実際の見え方は、もっと綺麗です。ロイヤルブルーはもっと濃い感じです。
LEDのリモコンの反応ですが、確かに鈍いのですが、慣れるとそこそこ使えるようになってきました。パシパシ素早く押されるのは苦手で、ゆっくりピタッと押してあげるとちゃんと反応するようです。説明書が英語のみなので、英語に不慣れな方は最初は若干手間取るかも知れません。英語が分かっていても、あまり親切な説明書ではないように感じられます。
照明の上部に埋め込まれた3つのファンですが、かなり顔を近づけないと分からないほど静音です。この静音性は素晴らしいと思います。あれ?回ってたの?ってレベルです。
今日は、ビビリながらカルシウムリアクターを設置しました。やってみると、こんなに簡単だったのか!?と思うほど、あっさり設置完了しました。付属のポンプもとても静かですし、今後調整で手間取ることがあるかも知れませんが、以前使っていたドーシングポンプによる添加よりかは、はるかにローコストでしょうし、やってみて良かったです。本日の測定で、KHが7、カルシウムが280でした。今使っている塩は価格重視でインスタントオーシャンです。稚魚飼育のために鬼のように換水しているので、高級な塩は使えません。ただ280っていうのは、新鮮な人口海水にしては低のでしょうか?こんなもんでしょうか?いずれにしても、リアクターの性能を評価するにはうってつけの環境です。
昨日から稼働を開始したReef Octopus DC-X II 1000ですが、やはり、以前使っていた輸入物のスキマーよりうんと性能が良さそうです。まだ完全にブレークインしたとは言いがたいのですが、上がってくる泡のクリーミーさは、以前使っていたものの粗い泡とは違います。噂通り、泡戻りは多いですが、本水槽には影響はなさそうなレベルです。こちらもブレークインすれば多少落ち着くでしょうし、問題なさそうです。
総じて、今のところは順調な立ちあがりと言えそうです。何より、家族からの評判がすごく高いのが嬉しいです。言わずもがな、はなちゃんはテンションマックスですし、家族の皆が新水槽の綺麗さを誉めてくれるようになりました。驚いたのは、動物が苦手な妻が、まだ2/3は岩しかは入っていない水槽を誉めたこと。それと、動作音の静かさを誉めてくれたのは嬉しかったです。といっても、かつてスイハイさせていただいたどにゃさんちはもっと静かだったので、あくまで、わが家史上最高の静音性、としか言えないのですが。
ともあれ、水槽スペースの大型化によって煙たがれることがなかったので、ひと安心です。今までは、私とはなちゃんが勝手に楽しんでいた水槽ですが、家族全員が楽しんでくれるようになったら嬉しいです。がんばって家族受けの良い水景を作らないと。。。とりあえず、仕事で自分を誉められたり、自分にお疲れ、と言える出来事があるたびに、ミドリイシを一個購入したいと思ってます。こうして趣味と仕事で相乗効果が出たら素敵ですよね。
がんばろうっ!
海水注入
本日は、カルシウムリアクターを除く配管が、ほぼ完了しました。
狭いスペースにスキマー、揚水ポンプ、カルシウムリアクター、バイオペレットリアクター(サンプ裏に外掛け)を突っ込みました。
サンプは60cmで使っていたものをそのまま洗って使いました。右側の排水の受けも、従来品をそのまま持ってきました。私はウールボックスというものを使ったことがないのですが、この簡易的な筒状のタイプがとても気に入っています。巷によく言うウールボックス側の落水音をゼロにできます。
同じく右側の、サンプの上辺あたりの赤いパーツが見えますでしょうか?バルブなのですが、これは失敗です。この位置だとサンプを引き出して掃除する際にバルブを外す必要があり、海水がダダ漏れになってしまいます。
写真では、水槽→40A排水用塩ビ管→40Aを20Aに落とすパーツ→20Aを13Aに落とすパーツ→13Aバルブ→ホース→簡易ウールボックス、となっていますが、この撮影の後、順番を入れ替え、水槽→40A排水用塩ビ管→40Aを20Aに落とすパーツ→20Aバルブ→20Aを13Aに落とすパーツ→ホース→簡易ウールボックス、にしました。こうすれば、バルブの位置がサンプの上辺より上となり、バルブ以下のパーツを外せば、簡単にサンプを引き出せます。
今回の配管において、一番重視したのは、配水管直後のバルブです。ここにバルブをつけることで、オーバーフローの落水音をほぼ無音に出来ることを、60cmのときのドンキーオーバーフローで学びました。
海外で、たとえば、silent overflow tank などとして検索すると、有名所では Harbieオーバーフローや、Donkeyオーバーフローなどが出てくるのですが、どちらも無音にするための原理は同じです。排水側の落水の途中にバルブを設け、落水側の水流を弱めるように働くバックプレッシャーをかけることで、配水管内の一定の箇所に水面を作り、そこで水を受けるようにします。それによってオーバーフロー管の最上部から最下部へ水が一気に落水するのを防ぎます。
バルブの絞り具合によって受ける位置が変わりますが、高すぎず低すぎない位置に持ってくることがポイントです。
この写真ではオーバーフロー管の下から1/3くらいの位置に水面が設定されています。この水面で落ちてくる海水を受けるので、ほぼ、音がしません。かといってメインタンクからオーバーフロー管に落ちる排水の流量自体が減るわけではないので、特にデメリットはないと思います。
今、この水槽で一番うるさいのはDC6000の揚水ポンプです。Reef Octopus DC-X IIは、とぉ~っても静かなスキマーでした。
めちゃめちゃ濁ってますが、これでもオーバーフローを稼働させてから、急速に解消され始めています。バクテリア付きのアラゴナイトサンドを入れたので、素早く立ちあがってくれることを期待したいです。
どうも最近、アラゴナイトというと、セカオワの「ドラゲナイ」を連想してしまうのですが、私だけでしょうか。。。
Coral Box M1の光についてもレポートしたいのですが、なかなか時間が取れません。とりあえず、4つのチャンネルを自在に調整でき、時間ごとに変化させたりもできるらしく、私くらいのヘッポコアクアリストには、十分すぎるLEDじゃないかな?と感じています。波長の幅も、相当幅広く出せているんじゃないかと思いますし。60cmでは単発LEDの組み合わせでミドリイシを飼えていた(色揚げとかはできていません)ので、このLEDでミドリイシを飼育できない理由はないと思います。
後日、少しずつレポートしたいと思います。小出しにするつもりはないのですが、いかんせん、なかなかテストする時間もとれなくて。。。
明日は濁りが解消されていたら、生体を移動しちゃうつもりです。実は上に書いたように、60cmからサンプを持って来ちゃったので、今、60cmの方はプロティンスキマーやバイオペレットリアクターなどがない状態で回しています。幸いにして、ウチの水槽には現在デリケートな個体はいないので、今日のうちにバクテリアをドバドバ入れれば、何とかなっちゃうんじゃないかと思っています。海水も、結構な量を60cmから抜いて投入しましたし。
あ。そうそう。水槽台の下に貼ってもらったフェルト、すごく良いかもです。さすがに全量の海水ではキツいですが、1/3程度水を減らしてやれば、床を滑らせて移動させることが可能です。いざというときの移動がしやすくなり、メンテもしやすくなると思います。
あとは、自分的なハードルがやたら高く感じるカルシウムリアクターにも手をつけたいところですが、今のミドリイシの量なら、全く必要はないかも。。。
でもとりあえずはいじってみないと。。。
配管開始
今日は少し配管関係の作業を進めました。明日あたりから水を張り始められるかな?と思ってます。
ネット画像等でよく見かける、見せるサンプ、的なものは、私にはできません。一部、オーバーフロー水槽の給排水には塩ビが使われていますが、それ以外は、給水、排水、共に耐圧ホースで組みます。
上記画像からも分かるように、一般家庭用のホースのカプラを多用します。ホームセンターで売ってるやつです。分岐も一般家庭用ホースのそれです。上級アクアリストの方々が使われるようなユニオンは一個も使いません。
私はこの、ホースによる組み方が、利便性的に塩ビ配管を上回るとはこれっぽっちも思ってません。たぶん、いったん構成を固めてしまったら、塩ビの方が繁雑でなく、扱いやすいのではないだろうか?とすら感じます。それに、ホースのように折れの心配がなく、堅牢です。
じゃ塩ビにすりゃ良かったじゃん!って突っ込まないでくださいね。耐圧ホースならよほどヘンな取り回しをしなければ折れたり潰れたりしないし、ちょっとした位置変更程度なら容易に対応でき、柔軟性が非常に高いのです。そして加工もラクチンで、無知で横着な私にピッタリの方法です。
作業は、はなちゃんも進んで手伝ってくれて、サクサク進んでます。早く砂を入れよう♪と張り切っています。
主要な機器間の接続には全部カプラを噛ませて、メンテ性を確保しています。揚水ポンプとクーラーIN間、クーラーOUTとオーバーフロー給水管、揚水ポンプからの分岐とバイオペレットリアクター、の三箇所にカプラを入れました。
さて、稚魚の方ですが、色々な試行錯誤にも関わらず、今のところ、生存率が劇的に改善したようには見受けられません。今日からはブラインシュリンプの殻の分離を以前よりも注意し、極力殻が入らないよう気をつけています。今までは、ちょっと無頓着過ぎたかな?と思っています。
何がベストなのか、全く分かりません。。。思い付くことは何でもやってみないと。。。水温は高い方が良いとも聞くので、また水槽ではなく、衣装ケース+プラケースに戻し、水槽温度よりも高くするかも知れません。
今夜も生まれそうです。またたっぷり生まれそうな気配ですが、、、生存率を改善できないと卒業できない。。。とにかくやるだけやるしかありませんね。
追記:10Lほど海水を張ってみました。
稚魚の飼育方法変更
稚魚の飼育方法を変更しました。百均プラケースにドリルで孔を開け、吸盤で水槽内のガラス面に固定するようにしました。
稚魚ケースの換水は一日2回行っていましたが、本水槽と稚魚用ケースを浸してあるプラケース内の水温には温度差があります。プラケースのヒーターは26度固定タイプなので、25.5度設定(24.5~26.5度)の本水槽とは、どうしても若干の温度差を生じてしまいます。
体力のない稚魚達にとっては、この一日2回訪れる温度変化によって、相当な体力を奪われていたのでは?という仮説を立ててみました。そもそも、海の中って、水質の変化も、水温の変化も、大きくはないのだろうと思うのです。
これまで、稚魚の育成はうまく行っていません。毎日、徐々に落ちていき、3回目の孵化の子達までが全滅、今は4回目の子達を育てています。
しかし、観察していると、換水時、特に給水時に死んでしまうことが圧倒的に多いことに気付きました。それには2つのパターンがあって、1つは給水の勢いが強い場合、ちょっとクルクルっと巻かれただけで平衡感覚を奪われたようになり、数時間後に息絶えてしまうパターンです。
実は、生まれた直後の方が、多少のぐるぐる巻きの水流に強いような気がします。稚魚ってこんなものかと思ってしまいがちですが、飼育し始めると、ケース掃除の目的などで容器を移し替える際に、どんなにそーっとやっても、何匹かは目が回ったようにクルクル回ったり、力なく底に横たわったりして、落ちてしまいます。
給水時の水の勢いに関しては、サイフォンの原理を利用して給水する際に使っているエアチューブを、軽く縛って結び目を作るなどして、かなりゆっくりにすることも可能ですが、勢い以外の、換水時の何かが稚魚を弱めているような気がしてなりません。
2つのパターンのうちのもう一つは、特に衝撃を与えていないのに落ちてしまうパターン。
この原因は2つあると踏んでいます。1つは、1日2回訪れる水温差、水質差です。先ほど書いたように、本物の海と比較すると、やはり、稚魚にとっては、ちょっとあり得ないほどの衝撃なのでは?それが数日も続くと、徐々に体力が低下していくのではないか?と思えるわけです。
何も衝撃がないのに落ちるパターンの原因の2つめは、ずばり、稚魚そのものの体力のなさにあるのでは?と。つまり、稚魚に与えているワムシやブラインに含まれる栄養が十分でないのでは?と考えるわけです。
これには対策を取りました。日海センターでマリンスペシャル栄養強化剤なるものを取り寄せ、ワムシとブラインシュリンプに添加し始めました。DHA、EPA、DPAが入っているというこの強化剤によって、体力をつけてあげたいと思います。プラシーボ効果かも分かりませんが、コレを使い始めてから、稚魚達の肉付きがいきなり良くなったような。。。
とりあえず、これまでに奇形のような子は一体もみられないので、卵には何も問題はないと思っています。
ただ、両親への給餌が一日1回なので、もしかしたら2回くらいに増やした方が良いのだろうか?とも考えています。。。
さて、創造小屋BIGOT&OLIVEさんで注文していたタモ材の水槽台が届きました。タモ材なので、さっぱりした風合いです。無垢材ですから、水滴がついたらマメに拭くようにしたいですが、まあ多少の汚れも風合いとなってくれることでしょう。
上のステンレスパイプは自作の照明スタンドです。19mmのステンレスパイプを利用した自作方法はいくつかのサイトで公開されていて、それを真似しました。
背景がキッチンのシンクで、ちょうど洗った皿なんかを乾かすスペースが真後ろにあります。水槽背面には黒のバックスクリーンを貼って、隠す予定です。
Fish Streetから取り寄せたCoral Box M1-90 V2です。リモコンの電源ボタンの反応が良くなく、点いたり、点かなかったり、というのと、ディスプレイのバックライトが超暗く、うまく操作できないので、ただ今問い合わせ中です。リモコンの反応は、たぶん電池交換で直ると思います。
今時、何買ったってだいたいどっかの部品は中華製だよ、と割り切って買ったのですが、どうしたものでしょう。。。ちょっとした操作であっさり解決、なんてこともありますし、まあ慌てず回答を待つことにいたしましょう。
とりあえず、ルックス的には、インテリア的に十分イケてる感じじゃないかとは思います。性能面とかは、全く予想がつきません。
追記:問題なく動作するようになりました。特に何も作業はしておらず、理由も分かりません。ディスプレイはちゃんと読めるようになり、リモコンもちゃんと反応します。リモコンは一般家電品ほどキビキビは動かないのと、受信角度の範囲も狭いみたいです。
タモ材って、素朴な風合いですよね。好みが分かれると思います。
開けるとこんな感じ。板厚が2.5cmあるので、強度的にはガッチリな感じです。
Reef Octopus DC-X II 1000を置いてみました。
オーバーフロー水槽と配管以外の設備はおおよそ揃いました。来週か再来週くらいには注水できるかなと。。。
生存率
ピカソの産卵も4回目を迎え(孵化は3回目)、約2週間ごとのスパンで次々と産卵していますが、生存率が低すぎます。正直なところ、ある程度自分が満足できるところまで行ったら、産卵に適さないレイアウトに変更して稚魚の育成を卒業しようと思っていたのですが、このままではどうも納得が行きません。
最初の孵化の子達から、わずか3匹、2回目からわずか1匹、3回目からは15匹ほどしか生存していません。何かが大きく間違っているように思います。
思い当たることは、いくつかあります。
忙しさにかまけて、ワムシを栄養強化せず、普通に投入して、栄養強化剤を直接稚魚水槽に投与していたこと。よく考えてみると、強化剤の別途投与って、濃度の薄まり具合というか、拡散の度合いから言って、稚魚に対する栄養強化的な部分では、全く何の効果ももたらさなかった可能性大です。
ブラインシュリンプを沸かす間隔が開きすぎ、日によっては脱皮後のものをあげていたかも知れないこと。脱皮していたかどうかは定かでないですが、もしそうだったとしたら、小さな稚魚達は食えてなかった可能性があります。
換水時の注水のショックが大きかったかも知れないこと。ハッキリ言って、私、換水の仕方はものすごく雑でした。排水は、底すれすれまで抜いていました。ってことは、換水のショック(水温、水質)もハンパなかった可能性が高いです。さらに悪いことに、忙しくてバタバタしていたので、注水も、比較的ダーっと行っちゃってたこともありました。もっと優しく、スローにやってあげるべきだったかも知れません。
改善策としては、ワムシは別容器で栄養強化してから投入。ブラインシュリンプは沸かす量を減らし、1日1回くらいのスパンで頻繁に沸かす。排水は1/2か、多くても1/3程度にとどめ、注水のエアチューブを何かで絞って注水速度を落とす。といった感じでしょうか。
このままでは卒業できません。仕事が忙しいので、手間を増やしたり注水速度を落としたりするのはツラいのですが、やむを得ません。
さて、話は変わりますが、実は、新水槽のための道具の大半を注文し終えました。明日はリーフオクトパスDC-X II 1000Rが到着する予定です。
今日までに注文を済ませた器具:
オーバーフロー水槽:マリンガーデン、900x300x360ガラス水槽
わが家は水槽のためのスペースに制約があります。今回は90cmスリムで決定しました。
水槽台:創造小屋BIGOT&OLIVE、DXシリーズ高さ700(タモ無垢材)
最初はコトブキの既製品を考えていたのですが、新しい設置場所の都合上、ある程度のインテリア性を考慮せざるを得なくなりました。今回の注文品ですが、パイン材の方が安かったのですが、パイン材は時間の経過と共に黄ばんできて、どことなくカントリー調になってしまう心配がありました。そこで、軽すぎず重厚すぎないタモ材を選択。この家具屋さんが作る一体型のキャノピー(照明カバー)は魅力的でしたが、予算の関係と、見た目を低く抑えたい都合で却下。
プロティンスキマー:リーフオクトパスDC-X II 1000R
実は、スキマーは輸入物が絶対に安いという偏見があり、当初、Reef Octopus Elite 150 SSSというスキマーを米国で発注し、支払いも済ませていました。が、その後、Eliteは日本で言うDC-X IIか、あるいはむしろDC-X IIの方がベター?ということで、米国ショップ側に事情を説明してギリギリでキャンセル&返金。この、名前の異なる二つのモデルに価格差はありませんでしたので、送料を入れると日本の方がうんと安かったのです。それに保証や修理の観点からも、国内購入の方が圧倒的に優位です。
今回、スキマーだけは妥協しない、と決めていました。いわずもがな、スキマーの性能は水質に直結しますが、今の水槽で使っているスキマーが本来の性能を発揮しておらず、もどかしい想いがありました。といってもバブルキングのような高価なものには手が出せず、値段相応できっちり仕事をしてくれそうなモデルを選びました。
Maxspect Razorもどき?と言われても、気にしませんよ♪こんな安いLEDでダイジョブかよ?と言われそうですが、実は秘策があります。今回水槽を設置する場所は、自然光がガンガン当たります。自然のフルスペクトルを照射してミドリイシをローコストで色揚げしよう、という安易な作戦です。
じつはコレがうまく行かなかった場合の対策も考えて、水槽台の底にフェルトを貼ってもらいました。これによって、ある程度海水を抜けば、水槽ごと滑らせて設置位置を変更できるはずです。どうも自然光が良くないらしい、とか、水温が上がりすぎるとか、弊害があった場合には、水槽器具一式ごと移動するつもりです。
カルシウムリアクター:ノーブランド(ヤフオク)
ヤフオクの質問欄で、何も分からないのですが必要な備品や運用方法を指導してくれませんか?とお願いし、快く了承いただいたので購入決定。なぜか分からないけど、自分には、カルシウムリアクターの導入が最もハードルが高く感じられます。
水槽に使うんですか?と不思議そうな様子の店員さん。え~っと、炭酸でサンゴを溶かしてカルシウムをサンゴに~、とそこまで言ったところで、あ、オレもよく分かってね~んだ、と。。。ニヤニヤしながら、マニアックでしょ?とその場を後にしました。
レギュレーター等備品:AQUABITZ
今回、配管を分岐して、一方で飲料用の炭酸水を作ることを企画。そういったことも含めて、必要な備品を電話で相談に乗ってもらいました。真夏は水槽を眺めながら、逆浸透水で作ったスパークリングウォーターで、ぷは~っとやる予定。
クーラー:中古ZC-500(ヤフオク)
なんと言っても2万5千円!中古とは言え、あり得ない真冬価格。
予定では3月半ばまでにはほぼ全部届いちゃうのですが、それまでに今は何とかして稚魚の生存率を上げないと。。。水槽が移転すれば、ピカソ達の産卵もストップする可能性があります。それに今なら稚魚水槽にクーラーも不要です。そう思うと、今がチャンスなのですが。。。。自分の中では飼育開始当初からの夢でもあった産卵ですから、うまく育って欲しいものです。
3回目の孵化
3回目の孵化が2日前(2月12日)にありました。数えていませんが、水槽を覗くとビックリするような数の稚魚が泳いでいました。回を重ねるごとに卵の数が増えてます。
そんなわけで、百均ケースから、小型水槽へ移動しました。ワムシやブラインが壁際に集まるからなのか、それとも光を求めてなのか、なぜか稚魚達もみんな、いつも壁際に集まっています。
ただし、ふと夜に覗くと、この大量の稚魚達の大半がバタバタと水槽の底に横たわっているのです。これはゾッとする光景です。そしてさらに恐ろしいことに、その子達をスポイトの先端でつついても、硬直したままフラフラと水中を漂うのです。
はっきり言って、はじめの頃は、横たわっている子達を死骸と勘違いして、相当な数を廃棄してしまいました。今では、稚魚達が夜になると死んだように横たわって寝ること、いったんガッツリ寝入ると、突いても起きないことなどが分かってきたので、誤廃棄はなくなりました。
1回目(1/16)、2回目(1/29~31)から3回目(2/12)の子達が全員この中に入っています。
これは、エアホースの先端をウールマットでくるんで、輪ゴムで止めたものです。
これまでは、ケース自体を傾けて別容器に排水したり、エアホースを使いサイフォンの原理で排水したりしていましたが、どうしても間違って稚魚が排水されてしまいます。ケース内の稚魚が増えれば増えるほど、稚魚を巻き込まずに排水することが困難になってきました。
そこで、上記のようにサイフォンで排水するときに、エアチューブの先端をウールマットでくるむことにしたのです。これは大正解でした。2~3匹はウールマットに絡まっちゃう子がいますが、そっとほどいてあげれば大丈夫です。この措置以降、排水事故は一度も起こっていません。
初回の稚魚は、今ではもうたったの3匹しかいません。この子は、そのうちの一匹です。二回目の子は、現在6匹ほどでしょうか。
まるちゃんバリの、お腹に丸い模様のついた子。7ミリ前後かと思います。このまま順調に成長して欲しいです。
それにしても、この初回の三匹、既に追いかけっこをしたり、執拗に攻撃?したりしています。そうは言っても、やはり兄弟の動きは気になるようで、いつも三匹でたむろしていたり、常に気にかけているというか、気にせずにはいられないようなそぶりも見られます。クマノミというのは、とても社会的な魚なのだろうと思います。こんな幼少の頃から、縄張りや自己顕示欲の片鱗のようなものが見られるのです。
2週間に一度は深夜の稚魚収集、毎朝毎晩の換水と、稚魚達のための活餌の飼育と、ホントにもうカンベンして欲しいと思う今日この頃ですが、こうして、オレンジ色に色づき始めた子達が群れたり離れたりする様子を見ていると、少しは癒されます。
稚魚が生まれてから、毎日4~8L、小型水槽に移してからは毎日8~16Lの換水をしています。本水槽から稚魚水槽に移した分だけ補充する形です。仮に8Lとして、月換算で240L。大型水槽の皆さんからすれば、どってことない量かも知れませんが、わが家的には未だかつてない換水量です。
さてさて、話は変わりますが、新水槽の準備も着々と進んで、来月の半ばくらいまでには注文したアイテムが続々と到着する見込み。結構費用もかかってしまっていますが、モチベーションを上げることも大切です。今度の水槽はSPSを視野に入れた構成で、スキマーの刷新、カルシウムリアクターの設置を行います。はなちゃんの小さな海、セカンドシーズンへ向けて動き出してます。そろそろ、まくりますよ♪