毎年恒例の磯遊び
ほぼ毎年恒例になっている磯遊びにやってきました。ゴールデンウィークは大型観光スポットに人が集中するので、私達が行く磯場は混雑しません。
磯遊びだっつってんのに泳ぐ気満々のはなちゃんの妹。浮き輪は、溺れ防止策なのですが、彼女のやんちゃスイッチが入ってしまったようです。
大潮ということもあってあちこちに岩場が剥き出しとなり大漁でした。この後も獲れまくって、ケースもパンパンに。手前のは、いわゆるスラッグ?というやつでしょうか。「見てみて。バイキンマンみたいでかわいいよ。」とはなちゃん。頭?おしり?にくっついてる二本のツノみたいなやつが、確かにバイキンマンのツノのようですね。(写真ではちょっと分かりにくいです)
ウニ、カニ、もゴロゴロいました。若かりし頃は、その場で割って食ったものです。
「きっと誰かがラーメン捨てて行ったんだよ」とはなちゃん。ホントにコレは何?と家に戻ってから調べると、ウミウシの卵なんだそうです。ここから何匹のウミウシが生まれるんだろう?きっと大半は魚の餌になってしまうんじゃなかろうか。。。
「死んでるけど、魚捕まえたよ!」とはなちゃんの妹。げっ。。。コレ、ゴンズイではないでしょうか?「毒があるから、触ったらダメだよ!あ。死んでるんじゃダイジョブかな?」とはなちゃんパパ。しかし、帰宅後に調べると、ゴンズイの毒は死んでもなくならないのだそうです。とりあえず、刺されなくて良かったです。
カニをペットのようにかわいがるはなちゃん。
磯溜まりに、小魚がうじゃうじゃいて採り放題。潮が満ちるまでにまだ数時間あるでしょうに。エアレーションはどうするんでしょう?と素朴な疑問が。。。
ウミウシ。キモカワ、ブサカワ大好きのはなちゃん達は、いわゆる現代っ子のように「ヤダー、気持ちわる~い」とか言ったりしなくて、「かわいい♪」と手にとってプニプニいじります。
「海に放してあげようか」と言うと、はなちゃんはポイっと水の中へ。はなちゃんの妹は、なぜかダーっと駆け出し、遠くの岩の上に乗せて戻ってきました。「乾いて死んじゃうよ。」と言うと、「えっ?そうなの?」と、再び駆け出して、岩の上のウミウシを海の中へ戻してあげました。おそらく親切のつもりだったのでしょう。後で、「どうして岩の上に乗せてあげたの?」とたずねると、「だって海に放したら流されちゃうと思ったんだもん」と。ま。彼女の中では正論なのでしょう。しかし私には、「ボクは岩の上で干からびるくらいなら、流された方がマシだよ。」というウミウシの魂の叫びが聞こえてきそうです。
今回は、生きものは全て海に放しました。持ち帰ったのは、ビーチコーミングした石ころやガラスだけ。角の取れ具合が絶妙で、石ってこんなにキレイになれるんだ、と。自然の造形美ってやつですね。
帰宅後、はなちゃんがプラバンでせっせと工作。薄いプラスチックのシートに絵を書いてレンジで加熱すると、こんな風になります。はなちゃんは、これらを本のしおりとして、一個10円くらいではなちゃんパパに売るつもりなのです。
とりあえずチンアナゴブックマーク大は購入決定。こうしてゴールデンウィーク初日は、はなちゃん達の感性にほっこりと癒されつつ、まずまずのスタートとなったのでした。
ヒーターカバーの心地良さに目覚めた稚魚達
ピカソの稚魚達がついにヒーターカバーにスリスリするようになりました。掃除のためにヒーターカバーを取り出そうとすると、水面の方までくっついてきて、中には水から取り出しても、カバーにくっついて一緒に水から出ちゃう子までいるくらいです。夜間はカバーの上にペタっと横たわる姿がかわいいです。
成魚のような形ではなく、楕円形なのがかわいいですね。
人口餌に慣れさせるためにセラ・ミクロンパウダーフードをあげていたせいか、本水槽のガラス面に急速に苔が繁殖するようになりました。人口餌にはあっという間に慣れることが分かったので、またしばらくベトナム産ブラインシュリンプに戻します。
カルシウムリアクターによる添加バランスによっては苔の繁殖が増進されると聞きますが、そのせいなのでしょうか。今のところ前回の測定ではカルシウム410、マグネシウム1240、KH10.5くらいなので、悪くはないと思ってます。
苔のことを考えると、量をごく微量にしてNO3PO4-Xを添加してみようと思ってます。
焦してしまったキミドリイシは、その後、ほとんど変化はなく、いちおうの維持はできているようです。じっくり回復するのを待ちたいと思います。
キミドリイシ救出大作戦
これは昨夜の写真です。中央にいる白い子が見えますでしょうか?ヒーターカバーに馴染んできた様子。
う~ん。きゃわゆいですね~。
あっちこっちで、リラックスしている様子。ただ、しばらく手を入れていなかったもので、ずいぶんサテライトが汚れてしまっています。
今朝の様子。サテライトを掃除したら、またヒーターカバーに入らなくなってしまいました。でも、もう時間の問題じゃないかな。。。
瀕死のキミドリイシを、ライブロックからもぎとりました。正確には、「ストロング万能ハサミ」で、ゴリっとライブロックごと割って取りました。
LED直下を避け、水槽の出来るだけ底の方に配置。色落ちしてスケスケになっちゃている面は、水槽中央の光が強い方とは反対側に向けるようにしました。
実は、生き別れた兄弟がいるのです。説明はめんどくさいので省略しますが、とにかくこの子も瞬間接着剤でミニライブロックに貼り付けて、こちらも何とか再生を目指します。
じつは、兄弟は、他にももう一人いたのです。白状しますと、過去に、水槽のお掃除の最中に、やらかしてしまって、もぎ取れてしまった箇所が、あったのです。そんなわけで、黄緑の子は、無理矢理分身させられた兄弟がいて、全員で合計3体存在するのです。なので、どれか一人は生き残ってくれるんじゃなかろうか、と。。。
かっこ良く言うならば、「リスクヘッジ」とでも言うんでしょうか。ま、割っちゃっただけなんですけどね♪
今思うと、これまでにも何個か割っちゃったミドリイシがありました。全部取っておけば良かった。。。案外育てられたかも。。。。
このピンクの子なんて、2週間くらい砂の上に放置されたんですよ。ともあれ、現在は新しいオウチでハッピーに暮らしているわけです。このままヌクヌクと育って欲しいものです。
調子に乗って焦しました。
やってしまいました。調子に乗って、以前どにゃさんからいただいたミドリイシを焦がしてしまいました。曲がりが強い部分は、かなりスケスケ。付け根の部分は気持ち黒ずんでます。ミドリイシはいったん悪化すると下降速度が早いこと。。。
過去の経験からすると、こうなっちゃうと一気に進行します。んん~。LEDの光量アップは一週間ごとにチビチビやったつもりだったのですが、も~っとゆっくり、1ヶ月くらいの時間をかけて様子を見なければいけなかったのかも。。。
正直、いただいてきたときは、この写真よりも黄色かったので、もっと行けるかと思っていたのですが、甘かったです。腕が悪い私が同じ色に持って行こうなど、、、
よ~くレベルを考えてからやれよ、ということなんでしょうね。。。
現在、光量を落として様子見です。とりあえず、上限の振れ幅は分かりました。ミドリイシは、色揚げさえ考えなければ、多少暗くても死なないはずですので、光量を落として、もう一度調整し直します。ただ、黄緑の子は、ここから復活できたら奇跡かも。。。どにゃさん、スマセン!
こちらは相変わらず絶好調。
こちらは茶色からの変化が見られましたが、黄緑の子同様、変化が急激過ぎて逆に心配です。
こちらは色が濃くなりました。写真では茶色ですが、実物はパープルっぽい感じで、まずまずです。黄緑の子と違って、こちらは色が濃くなってきています。照明を弱めたので、もっと濃くなって行くのでしょうか。。。高さを上げて対応すべきでしょうか。。。コーラルラボさんでは、白の照明を好む、とうかがったような。。。
昨日、試薬で色々測りました。
Ca 400
Mg 1420 (ちょっと高いのでマグネシウムメディアを減らしました)
KH 11
アイディオン(ヨウ素) 0.06
ポタシウム(カリウム)320
アイアン(鉄) 0
Caはもう少し上げたいけど、KHはこれ以上上げられないので、Caリアクターはこのままで。
今後一週間のRCPコーラルカラーの添加量(一日あたり)は以下の通り。
A 0ml
B 0.5ml
C 2ml
D 0.2ml
コーラルカラーAって、うちでは必要ないみたい。。。そうそう。4日間カルシウムリアクターを停止してみて、カルシウム消費量は、20ppmでした。一日5ppmしか消費していないです。たぶん、マメに換水していればカルシウムリアクターは要らないくらいかも。。。まだミドリイシ達がちっさいし、数もちょっとしか入ってませんからね。
こんなにおっきくなりましたよ。もう、よほどのことがない限り、落ちることもないでしょう。右の子が最も活発で、この子だけが水面の餌をついばみに来ます。他の子達はゆっくりと落下してくる餌を取りに行く感じです。今、この子達が最も好きなのは、ベトナム産ブラインシュリンプと、セラのミクロン・パウダーフードです。これらよりも粒が大きい餌は、あまり反応しません。
黒が強い子達、白が強い子達、ごくフツーっぽい模様の子達、の三種類に分かれます。
夜。ヒーターカバーにペタっと横たわる姿が、なんとも愛らしい。。。今のところ、こんな姿は、たまに見られるだけ。それでも、はなちゃんと私はメロメロ。
早く本水槽に放したいけど、今入れたら、大きさから言って、水流ポンプにも巻き込まれちゃうし、オーバーフロー管の穴にも吸い込まれちゃいます。あとどれくらいサテライトで育てなきゃいけないんだろう。。。
サンプの清掃とちょっとした静音化(制震化)
サンプを掃除しました。実は前の水槽では、サンプの底のゴミの吸い出しはたまにやっていたものの、きちんとした掃除は半年に一度やれば良いくらいでした。
今回の水槽では、簡単にサンプと本水槽を切り離せる構造にしたおかげで、ラクチンにサンプの掃除ができます。
スキマーの足にスポンジを履かせて、ちょっとした静音化の工夫も。
揚水ポンプも大きなスポンジの上に乗せました。
水流ポンプも、5mmの発泡ゴムを噛ませて、振動の低減をはかりました。
こちらも。
ホースとサンプのガラス面が接するところに緩衝材を噛ませて、ブー音を低減。
サンプの下には百均で買った発泡シートのようなものを2枚重ねで敷きました。床への振動を絶縁し、静音化を図るのが目的です。成果は分かりません。夜間に周囲が静かなときでないと、静音化が図れたのかどうかが判断できません。後ほど確認したいと思います。
掃除って、やる前はメンドクサイけど、やった後は心が洗われる気分です。
クリーンなスキマーは、泡上がりも好調。じきにクリーミーなモワモワが出てくるでしょう。
さて。宣言通り、コケコケになっちゃった岩肌を、電動ドリルのヤスリビットでグリグリと除去。
先ほどの岩って、作業前は、この写真同様か、もっとひどいくらいの状態だったんですよ。この写真のライブロックも、この撮影後に作業しました。キレイになりましたが、ミドリイシが活着している岩なので、長時間は作業できず、何回かに分けてキレイにしていくことにします。
この作業はホント、やってみて良かったです。思ったより簡単ですし、とてもキレイになります。煮沸と違って、生物相も抹殺しません。ビットはコーナンでわずか380円くらい。これでエメガニをハタゴのご馳走にしちゃうこともなくなるでしょう。
はなちゃんがサテライトの周囲に紙を貼ってくれました。稚魚のおうちになってくれることを願い、ヒーターカバーを投入。まだ入ってくれてはいませんが、じきに慣れてくれると思います。そうそう。細かく砕いた人口餌を食べ始めました。この調子で爆食いまで行って欲しいです。
そうそう。コーラルカラーDの添加量に関して質問を出していたレッドシーから回答がありました。
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お問い合わせありがとうございます。
カラー添加剤の添加量はカルシウムの消費量によっても割り出せます。
リアクターをお使いの場合、4日間リアクターを止めて、その間のカルシウム減少量を消費量とします。
消費量20ppmに対し100リッターに本剤を1mlを添加して下さい。
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なるほど~。
きちんと回答いただけると、メーカーの誠意を感じますね。ありがたいことです。これでスッキリしました。引き続き、RCPの運用状況をこのブログにアップしたいと思います。
追記:昨日の朝、B-box Aquariumから届いたマグネシウムメディアをカルシウムリアクターに投入しましたが、本日の測定では1380でした。投入直前が1240だったのが僅か一日で一気に上がりました。これに伴ってCaも380→410へ。しかも炭酸の添加速度は遅くしているのでKHは15から13.7へと下降しています。それでもCaが上昇したわけですから、マグネシウムが上がるとカルシウムも上がる、というとどにゃさんのコメントを裏付けたことになります。
ところで!本日から4日間、カルシウムリアクターを停止し、換水も休止します。足し水だけは行います。本日の410という数値が4日後にいくつになっているかで、わが家の水槽の一日あたりのカルシウム消費量を割り出します。それに基づいてコーラルカラーDの添加量を決定します。
本日の測定では、以下のとおりです。
Ca: 410
Mg: 1380 (これを受けてマグネシウムメディアは少し減らしました)
KH: 13.7
わが家の水槽は、まだサンゴ数が少なく、大きさも小さいので、あんまり消費されないんじゃないかな~?なんて推測しているのですが、いずれにしても、パラメータの見える化って、興味深いですよね。感覚に依存しない運用って、自分には大切なことだと思ってます。感覚も大切ですが、そこまでの腕がない自分には見えてる方が安心ですね。数値はウソつきませんからね。
アレレ?ホンの数ヶ月前までは、あまり事細かく管理するのって好きじゃなくて、かなりドンブリ的な運用だったのに。。。自分、どうしちゃったんだろ。。。やっぱり、ただ飼う方向から、色を揚げたいっていう欲が出ちゃったからかな?
追追記:
静音化の効果、あったみたいです。実は新水槽は二階にあるのですが、一階の子供達のベッドの中の一台だけ、夜間、ちょっとだけですが二階にある水槽の音が気になるレベルで聞こえるようになってしまったのです。音と言うより、共振のような感じです。今回の改善で、どうやら解消できたようです。
サテライトに転居
稚魚達をサテライトLに移しました。
そろそろクーラーのないケースはあまり良くないのでは?と思えてきました。これで換水地獄から解放される。。。。っつっても、毎日4Lの換水は、実は本水槽のためにとっても良かった気がして、もしかしたら続けるかも。。。
ミスズさんに教わったように、早いとこ隠れ家を与えてあげないと落ち着かないかも。。。
真っ白な子もいれば、この子ホントにピカソの子というくらいフツーの子も。。。
どにゃさん水槽産のミドリイシ。いただいてから緑化し、ずーっと緑でしたが、この水槽に来てからようやく黄緑に。写真よりかは、実物はもっとパキっとしたクリアな色です。でも入海当初はもっと黄色でした。
同じくどにゃさん水槽産ですが、この子は本当に茶色から脱出が難しい。もっと光を~、、、ということなのでしょうか。。。徐々に、日数をかけて光量と時間を上げていこうと思います。
こちらはピンクの子。まずまずではないでしょうか。
この子。実は水槽の拡張移設作業中にピンクの子から折れて砂の上に落ちていたカケラ。2~3週間ほど、砂の上で生存した後に発見され、アロンアルファで小さなライブロックに固定しました。その後、約1週間程度経ったでしょうか。ポリプを出しています。大きさは1cm程度でしょうか。ミドリイシって、一定の環境があれば、さほど弱い生きものじゃないんじゃない?って気がしているのは私だけでしょうか。
皆さんおっしゃるように、飼うは易く、揚げるは難い、ということなのかも知れませんね。
飼って間もない小型オージーワイルド。少し色が濃くなりました。もうちょっと光量上げろ、のサインでしょうか。。。手前の不思議な物体はオージー購入時に一緒に買ったウニです。色んなものをしょって歩いています。みたところ、石灰藻をガリガリ食ってるんじゃないだろうか?と見受けられます。うちでは、特に石灰藻を重宝したりはしていませんので、どんどん食べていただいて結構です。ついでに硬い苔も行って欲しいのですが。
同じくオージー購入時に買ったエメラルドグリーンクラブは、早くもハタゴのごちそうに。。。妻から、何度同じことやってるの?かわいそうに。。。と。。。そう。エメガニは、うちではかなり短命です。いつも。。。でも短期間とは言え、実に良い仕事をしてくれるのです。それに取って代わる職人も見当たらないし。。。
今後は、ライブロックごと水槽から出し、電動ドリルの先端にヤスリのビットを取り付けて、ゴリゴリ岩ごと苔を削り取ってやろうと思ってます。歯医者さんスタイルです。ワイルドでしょう♪
コーラルカラーの添加を開始しました。水質測定の結果、現状の水槽ではAは入れる必要なし。BとCは添加。コーラルカラーDだけ添加量が明確に規定されていないようで、とりあえず、0.5ml/日くらいで様子を見たいと思います。
あとは、光量と照射時間をどの程度まで上げられるか、日数をかけてトライするしかないですね。それと稚魚を人口餌に餌付かせたいですが、こちらもまだ日数がかかりそうです。
追記:コーラルカラーDの添加量について、レッドシーから回答がありました。
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カラー添加剤の添加量はカルシウムの消費量によっても割り出せます。
リアクターをお使いの場合、4日間リアクターを止めて、その間のカルシウム減少量を消費量とします。
消費量20ppmに対し100リッターに本剤を1mlを添加して下さい。
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これなら簡単ですね♪
コーラルカラーを試します。
レヨンベールアクアで注文したRed Seaのリーフファンデーションプロ・テストキット、リーフカラープロ・テストキット、コーラルカラーABCDが届きました。
正直なところ、大変横着な私は、テストキットの中身を見ただけで若干引いてしまうのですが、それでも、パラメータがきっちり決められているリーフケアプログラムは、他の添加剤プログラムよりも、おそらく手間も少なく、全体的な金額も相当低いのではないだろうか?と考えています。
何より、NO3PO4-XとリーフエナジーABの成果に、大変満足している私は、RCPにより一層傾倒してしまって、こうなってくると、どうしてもコーラルカラーの成果を見てみたいのです。
以前にも書いたかも分かりませんが、LEDの強光でミドリイシがみるみる色揚がりし、手放しで喜んだとたんに干涸らびてしまった、という経験を持つ私は、当時眺めていた雑誌に書かれていた、「ミドリイシは何を差し置いても光と水質」、みたいな考えに、強い不信を抱くようになりました。そこには、水質が多少悪くても光が強ければ色揚げできるし、逆に多少光が弱くても水質が良ければ色揚げできる、のように書かれていました。それは間違いではないのかも知れませんが、光と水、その二つ以外の何かの要素があるんじゃないだろうか?と、ずっと感じ続けていました。
その答えが、リーフケアプログラムにあるのでは?というのが、RCPにトライすることを決めたきっかけです。つまり、褐虫藻を減らすのは簡単だが、それだけではミドリイシは虚弱になり、あまりに危険な綱渡りのような飼育にならざるを得ない。しかしそこに、ある種の栄養であったり、ミネラルであったり、を加えることで、ミドリイシの健康を維持しながら、色揚げが可能になるのでは?という考え方です。
しかもその添加が、感覚ではなく、測定し、特定の処方で添加できるのであれば、初心者の私にも、色揚げのチャンスがあります。
今週末あたりから、ちゃんと水を測って、必要量のコーラルカラーの添付を開始したいと思います。
ところで、海水をヴィーソルトに戻します。インスタントオーシャンはカルシウム量が非常に低いのです。魚には関係ないかも知れませんが、ミドリイシの飼育となると、カルシウムリアクターをがっつり回しても380程度しか行かない海水というのは、若干問題があるように思います。もちろん、マグネシウムなど、これまで測定していなかったものも、測定を開始しますので、カルシウムが上がらない原因などは人工海水以外の何かにある可能性もありますが。。。
ヴィーに戻すもう一つの理由は、稚魚達のためです。今になって思おうと、なんて馬鹿なことをしたんだと自分で思いますが、稚魚が生まれた直後に海水をヴィーから他のものに変えたのです。最も状態の良い、本物の正常な海水成分に近い水で育てなければならない、まさにそのときに、塩代の節約を理由に価格重視で塩を変えました。日々、落ちていった稚魚の原因は、今でも分かりませんが、少なくとも水道水に溶かすだけで使えるような、つまり、純粋な海水にはない何らかの成分が含まれている塩は、体力のない稚魚の成育に限って言えば、正しい選択でなかったのではないか?と今では思います。
真相は分かりませんが、とにかく、ミドリイシのためにも、稚魚のためにも、今はバランスの取れた良い塩を使いたいのです。
RCPは発売からあまりに時間が経ち、今では特に関心を持つ人々も多くはないかも知れませんが、進捗を報告したいと思います。
追記:現在の稚魚達。こんなにおっきくなりましたよぉ~♪もうしばらく誰も落ちてませんよぉ~♪