今年最初のショップはカジカさんから。。。

あけましておめでとうございます!年末年始は更新が滞り、数名の方々からご心配の連絡をいただいてしまいました。私の怠慢で、ご心配をかけ、ホントに申し訳ありませんでした。

m(_ _)m

 

でも。ひそかに、、、ブログをサボり始めたら、これはこれでスゲーラクチンで居心地が良くなっちゃって。。。

(^ ^;

 

ところで、本日、カジカさんへ、今年最初のショップ訪問に行ってきました。このショップはまだ2回目ですが、行く度、良いショップだなぁ~と感心させられます。

 

前回もそうでしたが、今回も、店員さんがせっせと店内の掃除や水槽の手入れなどで忙しくしています。キレイなお店ってとっても好感が持てます。ショップによってはミドリイシ水槽なのに水がドヨ~ンとしているところも結構ありますが、ここは全く違います。

 

今日は最初からエメラルドグリーンクラブ狙いで行きました。

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買ってきたのは、エメガニ1匹、ヤドカリSS10匹、お客様登録の粗品としてもらえた貝3匹

 

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入海直後のエメガニ。実は年末にB級戦隊の隊長(片腕のエメガニ)が亡くなってしまって、プラス、シマヤッコの餌付けのための大量投下でコケが爆殖してしまって、急遽、追加召還を決定しました。

 

エメガニちゃんは、ミドリイシもツマツマしますが、といってもミドリイシの健康を害するほどではないので、今では安心して硬めの苔処理を任せています。今では最も気に入っている苔取り部隊です。

 

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ヤドカリSS。ウチではヤドカリは初めてなので、どうなるか分かりませんが、エメガニとは違ってもうちょっと柔らかめの苔を得意とするようです。絶えず手を動かしている働き者です。

 

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粗品としていただいた3匹の貝。この子達はガラスぎわの仕事に強いのだとか。。。とにかく色んな生き物が歩き回ることで水槽内の代謝が進むことに期待したいです。

 

それにしても、今日初めてカジカさんの、、、おそらく社長さんかなぁ~?と思われる方とじっくりお話をさせていただきました。この方が、話し込めば話し込むほど、販売者ではなく、造詣の深いアクアリストにしか見えなくなってくるのが、とても不思議でした。

 

スカベンジャーにはじまり、東京湾の問題、東南アジアや沖縄での買い付け、高級魚ユウゼンにいたるまで、話の中身が濃く、深いです。それも押しつけがましいところが全くなく、フレンドリーで、私が今まで会ったことのあるアクアショップ経営者の中で最も尊敬できる方でした。

 

盛り上がった話のトピックを全部書きたいくらいなのですが、きりがないので、ユウゼンについて聞いたことを少し。

 

一匹十数万もするユウゼンとは、いったいどんな魚なのだろう?いつか実物を見てみたい、と思っていたのですが、今日、カジカで初対面することができました。確かに、一般的なチョウチョウウオとは全く異なる、黒い体表が個性的なお魚でした。感激して「ようやく初めて見ることが出来ました!」と話しかけると、なんとビックリ「ユウゼンは海にもぐれば沢山見ることができる魚」なんだとか。つまり、希少種ではないというのです。

 

もちろん日本の固有種という意味では、世界的にはレアだけれど、小笠原や八丈島には沢山いるというのです。

 

ただし、現地の漁協が自治体の許可を得て販売する形態であることと、たまたま漁にかかったものが流通するという性質のため、安い価格で販売されることがないらしいのです。昔は2万くらいで購入できた魚だったのが、現地の漁協でもショップで高値で取引されることを把握していて、徐々に高値でしか流通しなくなったのだとか。

 

そのため、意外にもショップ側の利幅はなく、それでもショップとしての面白みを出すために入荷するようにしているということでした。

 

他にも、沢山の有意義な話をうかがうことができました。とにかく、うかがう話のクォリティーが高いです!

 

この社長さんは、水槽を安定させるためにはスカベンジャーによる分解が欠かせないと考えていて、カジカの品揃えの中でスカベンジャーや、魚以外の色んな生体を取り扱っているのは、そんなポリシーの現れなのだろう、と感じました。また、ご自身で足を運ばれて買い付けをされているらしく、現地で入手する情報をもとに入荷を行うのだとか。確かにここには、一般的なショップでは見られない生体が多いです。たぶん魚だけなら、他にも充実したショップがあると思いますが、見たことがない貝だとか、魚以外の生体の充実度が高く、関心のある方にとっては面白いショップであろうと思います。

 

個人的には、SPSももうちょっと充実させて欲しいです。カジカさんくらい生体の管理がきちんとできているショップがSPSを拡大すれば、きっとファンが増えると思うのですが、SPSマニアには物足りない品揃えのように思います。

 

しかし!やはり、ご自身で足を運んで、見聞きしながら仕入を行う社長さんだけあって、何かのときには、とっても強力な相談相手になってくれるショップだと思います。話していて、「どっかのウケウリ?」のように思える内容はこれっぽっちもなくて、全部、ご自身が色々と経験された中で話しているのが分かりました。もちろん、これまでブログを通じてお知り合いになった方々の中にも、そういった凄腕アクアリストの方はいらっしゃるのですが、販売者が、売っちゃえ的な視点でなく、アクアリストの立場でアドバイスをしてくれるのは、とぉ~っても貴重だと思います。ズバリ、私の狭い経験の中でですが、今一番お気に入りのショップです。

 

その意味でも、SPSに萌え始めていることもあり、もうちょっとミドリイシを入れてくれたら最高なのに。。。。

 

 

さて、近況ですが、シマヤッコのガンコちゃん。

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ご覧の通り、ヒレがだいぶ欠けています。よせば良いのに、イソギンに接近してピカソちゃん達にガブリと洗礼を受ける始末。ヒレは回復が早いので、特に心配はしていません。この子が、この水槽の序列を学んで、うまく立ち回るようになってくれれば自然と治ってくれるでしょう。

 

まだ粒餌は積極的に奪いに来てはくれません。練り餌を作ると、数回は突きに来ますが、餌に対する執着心がほとんど感じられません。体格はと言うと、やはり、若干痩せ気味ではあるかと思います。ただ生命を脅かすほどではなさそうです。

 

相変わらず、極めて頻繁にライブロックを突きまくっているところを見ると、やはり、ライブロックに生息する微生物で、なんとか生命を維持しているように見えます。

 

実は今日カジカさんに行ったのは、スカベンジャー系を充実させる他に、カジカさんで扱っているヨコエビが欲しかったのですが、今日は品切れでした。ただ、シマヤッコのことを相談してみると、口の大きさが小さいので、ヨコエビだとちょっと大きいので、毎日ブラインを湧かしてあげる方が良いかも知れない、とのことでした。

 

というわけで、今後の作戦は、とりあえず頻繁にブラインを湧かし、とりあえず、食べさせる、という方向で行ってみたいと思います。これまでブラインにすら興味を持ってもらえていないのですが、根気強く行くしかありません。

 

実は年末に、ヤエギンのオジサンがシマヤッコの隠れ家の洞窟を奪い、徐々に幅を利かせるようになってきました。そのため、オジサンをサンプに隔離してみましたが、コレは特に餌付けに関する効果はなく、単にメインタンク内の残餌処理者が一名減っただけ=水槽の代謝が若干悪化しただけ、という結果に。。。現在はオジサンはメインタンクに戻しています。

 

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ご覧の通り、餌付け目的で、意図的に底砂に餌を落とすことを継続しているせいで、ライブロック表面は目に見えてコケってきました。それに岩の表面に気泡のようなものも目立ちます。餌付け当初はそれほどではなかったのですが、やはり、水質の富栄養塩化とコケ繁殖のタイミングにはタイムラグがあったようです。

 

現在は、海水の循環回数を上げて水の鮮度を保つために、DC6000の強度を最弱から一段階上げています。

 

現在の換水頻度は、おおよそ12Lを3~4日に1回程度なので、かなりこまめな換水を維持していると思うのですが、追いついていません。

 

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サンプから戻ってきたオジサン。

 

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ミドリイシの周囲を粘膜質のものが覆い、気泡も見えます。色は、もっと濃くて、ブルーライト下で怪しく輝く方が好きなのですが、抜けすぎている気がします。

 

ミドリイシは、不思議なことに朝一が一番キレイです。表面の粘膜や気泡は誰が掃除しているのか、すっかりなくなっていて、上の写真のようになっていることはありません。

 

とはいえ、やはり、換水頻度が高いときが最も状態が良いように感じます。

 

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こちらは、陰が出来ていることもありますが、つけ根付近の色が黒ずんでいるように見えます。緑の子とは違う反応です。ただ、これも光の加減であって、ここから茶色化が進んでいく感じはなさそうに見えます。要観察ですが、さほど心配はしていません。

 

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全景です。遠くから見るとまずまずですが、硬いコケの繁殖がハンパないです。

 

シマヤッコのガンコちゃんの餌付けにチャレンジしてみて、つくづく、粒餌ってすごく良くできてるものなんだな~と感じます。アサリミンチや焼き海苔、コペフレーク、イサザフレークなど、色々試しましたが、これらは、粒餌と違って、水槽中に拡散します。

 

ガンコちゃんの餌付けは想像以上に難しく、思ったよりも長期戦になりそうですが、あまり根詰めても疲れちゃうので、気長にやろうと思います。

 

 

あ。。。。遅れましたが、今までお付き合いいただいた皆様にお礼を。

「本当にありがとうございました。皆様にはいつも助けていただきました」

m(_ _)m

 

今年も遊びに行きますので、よろしくお願いいたします~♪