白化に徹底抗戦を挑む
新たな刺客を導入しました。
カノコガイです。
見た目地味だし、小さいし、あまり活発には動きません。ですが歩いた跡は見た目で分かるほどライブロックがクリーニングされています。経験上、清掃面積カンギクガイには及びませんが、清掃能力は匹敵するくらい高いと思います。そして何より小さいので、ライブロックの隙間に入りやすい!これはミドリイシキーバーにとっては、とてもポイントが高いと思います。もちろんミドリイシによじ登ったりツマツマすることもありません。さらに、ウニのように短期間でムクムク大きくなったりしません。
中型以上のヤドカリは全てサンプに左遷しました。アディオス!アミーゴ!
そしてなんと、驚くべきはその価格。
生麦海水魚センターで、驚愕の10匹380円!!!!
アタクシ、思わず生麦で聞きました。「これ丸一個間違えてませんか?」
間違えてませんでした。(カノコガイの真価を分かってないな、とほくそ笑む私。。。)安いことは消費者にとって正義です!
ということで20匹、またしても、うっかりお買い上げ~♪
ご覧ください皆さん。大半は黒や茶色の地味なカタツムリのような感じですが、中にはこんなシックでシャレオツな子もいるわけですよ。どうです?悪くないでしょ~?
しかも、良い仕事してますよ~♪
そちてこちらは同じく生麦でゲットしたストロベリークラブ。もんのすごい綺麗な色してます。
ですが入海直後から姿をくらまし、以来一切姿を見せません。三千うん百円もしたのに、鑑賞価値ゼロです!
もう一度言いますよ。鑑賞価値ゼロです!
カノコガイが100匹くらい買える値段なのに、鑑賞価値ゼロです!
良いですか皆さん、やり場のない気持ちで悶々としないためにも言っておきますが、鑑賞価値ゼロです!
ふう。ではここでひとまず、はなちゃんのクッキーで癒やされましょう。最近クッキー作りにハマってるはなちゃんのクッキー。土台のクッキーを自分で作ることも多いのですが、今回はお遊びで、既存の市販クッキーに装飾を施したようです。
気を取り直して、こちらは最近追加したマイクロナノバブラーSS。
2日間ほど本水槽で使ってみましたが、ディスプレイがバブルっちゃって、どうも美観がよろしくないということで、サンプの揚水ポンプ付近へ移動しました。大きなタンクなら隅の方でひっそりと回すことができるのでしょうけど、うちの90cmスリムで左右からがんがんウェーブポンプを回すと、若干泡が気になる感じになってしまいます。サンプに入れても、吐水口からは微少バブルが出てくるので、効果は減じられないと思います。
ところで本来ナノバブルというのは、不可視なほどの大きさなのですが、構造上、可視バブルも混ざって出てきます。これは仕方ないことだと思います。その可視バブルも一般の泡と比べると微少なため、どうしてもウェーブポンプでまき散らされてしまいます。それは水槽環境としては良いことなのでしょうけど、いかんせん、写真も綺麗に撮りたい私には悩ましいことです。
マイクロナノバブラーは内部に水が入り込んでナノバブルを発生させるシートが汚れてしまうのを防ぐために、水中から取り出すまではポンプを止めてはならないことになっています。なので撮影時だけポンプを停止するということができません。手を突っ込んで本体を取り出そうとすればシマは岩陰から出てこなくなるので、これもいけません。
ですがサンプに入れれば、気泡量は減りますし、どうしても泡を消したいときはサンプに手を突っ込んで取れば良いだけなので、いざというときに、さっと撮影に入れます。
魚の養殖では2倍の速度で成長したとか、そんな報告がされているナノバブルですが、まだ3日ほどですので、何も分かりません。気の早い私は、毎朝、今日はどんな変化があっただろう?とワクワクしながらジロジロ眺めているのですが、まだ3日。一晩にしてシマがボヨーンと巨大化してたらコワいですよね。
既に餌付けが完了したバヌシマのナッツは、ついに爆食いモードに突入しまし、ナッツもバナナも早朝から餌を求めて水槽内を縦横無尽に泳ぐようになりました。これはナノバブル効果なのでしょうか?それともただ単に水槽に慣れただけなのでしょうか?
でももし1~2ヶ月でこの子達がプリプリになっていたら効果アリでしょうね♪
さて、カピタさんのコメントからインスピレーションを受けて角度を変更したウェーブポンプです。設置位置を下に移動して両方を上に向けることで上下の攪拌を入れ、中央でぶつかるようにして乱流を作りました。さらに両者の間欠間隔を5秒動作4秒停止のようにして、大きなうねりが左右交互にしっかり行き渡るようにしました。うちではAqualinkを使っているので、動作時間と停止時間を変えることができます。これによって少しずつ水流のぶつかる位置が変更され、ランダム流ができる仕組みです。あ、動作と停止で時間を変えなくても、単純に交互の動作時間を変えればランダム流になりますね。。。
もう一つ、ペーさんからのアドバイスにより、アミノ酸添加を始めてみました。栄養塩が低すぎる場合にも付け根白化があり得るということで、褐虫藻にも栄養を補おうという作戦です。多趣味のペーさんはあまり頻繁にブログを更新されていないようですが、独特の飼育法が実に素晴らしいです。
今朝のナッツとバナナ。どっちもナッツかも知れないし、どっちもバナナかも知れません。それくらい大きさがあまり変わりません。
写真ではあまり肉付きが良くないように見えますが、これはたまたまで、実際には背肉はちゃんとしています。2匹とも、とっても健康です。ナッツにおいては、乱流で散らばるフレークを追い回して食べるまでになっています。活ブラインが底をつきつつあるのでバナナにもそろそろフレークを行っちゃって欲しいものです。
さて、ここでおさらいです。
ミドリイシの付け根白化防止のために取った対策:
1.水流変更
2.マイクロナノバブラー導入
3.中型以上のヤドカリ追放とカタツムリの導入
4.アミノ酸添加
ここまでやってダメなら、本当にこの水槽は呪われているということでしょう。そのときは、ついに祈祷師を呼ぶほかはないでしょう。しかし祈祷師を呼ぶお金がない私は、自分で編み出した呪文でも唱えることにしましょう。
ってか、ホント自分の悪い癖なのですが、何かうまく行かないときに、思いつくことを全部いっぺんにやっちゃうんですよね。そうすると、何が原因だったのかが分からないまま解決に至るという。。。解決に至らない場合は、さらに問題を複雑化させてしまうことも。。。本当は、やるなら一つずつ原因を潰していくべきですよね。
まあしかし、どれも悪いことではなさそうだし、趣味なんだから思いついたままにやってみましょう。だって、もしかしたらどれも少しずつ効果があるかも知れないし。複合策が功を奏して解決に至る場合だって、ないとも言えないわけですから。
ってか、ストロベリークラブが夜中にムシャムシャミドリイシ食ってたら、私、本気で怒りに身をプルプル震わせると思います。
それでは、白化退散、バヌシマプリプリを祈念して、ごきげんよう♪