UV照射開始!

365nmという、通常LEDでUVと呼ばれる400nmや390nmよりも極めて度合いの強い中華UV が届きました。

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点灯時と消灯時でluxを比べてみると、、、変わんね~!というわけで、いきなり6時間で照射します。こんなやっすいUV LEDで効果が出ちゃったらすごいですが、ちょっと出力なさすぎか。。。

 

目に見える変化が出るまでに3か月くらいはかかるでしょうから、じーっと待ちたいと思います。こちらは照射中の写真。時間の経過でどんな風に変わってくるのか、変わってこないのかを見るために、初日の写真としてブログに記載しておきます。

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ミドリイシ初心者の私ですが、最近分かったのは、フラグが一気にグイグイ伸び始める前に、根を張る作業が必要なんですね。土台にがっちりと活着して水平方向にデロ~ンと広がり始めてから、はじめて上方向にブワ~っと成長し始めるように思います。そして、そうなってくると色も鮮やかに変化しだすように思います。どす黒い地味~なフラグだったスゲが、うちではこのような過程を経て、綺麗な色になり始めています。

 

このクリーム色のまったりしたスパスラータフラグも、3か月くらいは待たなければ、その後どうなってくるのかは見えてこないのかなと思います。

 

以下は給餌中のため色んなものが舞ってて写真はイマイチですが、最近のキミドリイシの様子。共肉はぷりっぷり、この写真ではちょっとうまく撮れてないですが普段は輝きもギラギラ、ポリプもまあまあです。ポリプは食事中で色んなものが漂ってるんで短めですが、普段はもう少し出ています。

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このパイロットミドリイシを入れたのは5月だったでしょうか。。。まだ4ヵ月しか経っていないんですね。その後バラバラに分解したにもかかわらず、土台にしっかりと根を下ろし、よくもここまで育ってくれました。

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ちょっと余談ですが、先端が白い場合、これって生長点?それとも白化の予兆?って以前は悩んでいたことがありました。輝きや艶が維持されたまま白いのは生長点、輝きや艶が失われ、微妙にうっすら皺が寄っているように見える?あるいは乾いたように見える?(実際には水中なので乾くことはないですが、見た目がそんな風に見える)場合は白化の前兆と思って良いと思います。なぜ皺みたいになるかというと、たぶんですが、共肉が薄くなっちゃって、下の骨の輪郭がわずかに反映されるからではないかな?と思うんですね。

 

あとは先端が白い時に、先端以外の共肉が肉付き良いか、それとも全体に痩せているか、あるいは、ぷっくりポリプでない、ヒダヒダ系の場合は、ヒダヒダがカツカツ、ペラペラに薄くなっているか、割かしフワッとしているか、なども健康状態の判断の基準になると思います。

 

この白化に近い症状ですが、実は最近のうちの水槽でもいくつかのミドリイシに出ました。SPSキーパーなら誰しもやることと思いますが、維持がうまく行きだすと、調子に乗って光量を上げたりするんですよね。それは、ちょうど良いレンジを探すために必要なことでもあるので仕方ないんですが、もし上げるのなら、もうギンギンに観察しまくっていないと危険だと思います。わずかな変化も見逃さなければ、助けてあげることはできますから。

 

うちのタンクでも先端が梅干しのように、かすかにショボンとしたタイミングを見逃さず、すかさず光量を下げ、置き場所も下げ、事なきを得ました。もうちょっと様子を見てみよう♪な~んてノンビリ構えていると、あっという間に逝っちゃうので、勇気をもって設定や置き場を変更しましょう。

 

一時的に色揚げをあきらめたとしても生存さえしてくれていたら、またいつかチャンスは来ます。色落ちを恐れず、いったんは生存への回避策を取るのも手かなと思います。

 

実はそんな感じで危険を回避したのがこのウスエダ畑なわけです。

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あっ!と思って対策してから、一週間くらいはちょっぴり不調なままでしたが、今は元気いっぱい、ポリプもふっくら戻ってきてくれました。

 

あとは、以前から生麦海水魚センターさんに相談していたマーフィードの三重管加工を昨日確定して発注しました。前に書いた通り、三重管を短く作ってもらい、スリットからでなく、管の真上からドボドボ水を落とし込むので、生体が落ちないように工夫が必要です。そのへんも、届いたらボチボチやっていこうと思います。

色々チャレンジ中(スキマーエア絞り、循環量増加、プロバイオティクス、スパとUV)

最近の水景

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STNが進行していたウスエダを分解したので、ウスエダ養殖場のようになってしまいました。

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幸いにしてSTNは止まりました。

 

ポンプを全開にするとシャバシャバになって汚れが取れなくなってしまうReeflive V-spec 500の吸気パイプにエアー調整バルブ(H&Sスキマー用)を装着し、エアの吸入を絞ってみました。

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泡質は粗めなものの、ポンプ全開でもコンスタントに汚れが取れるようになりました。

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今のスキマーで、最大の費用効果でスキミング効率を上げるには、メインタンクとサンプの循環量を最大化するしかないように思われます。循環量を上げるとスキミング効率が上がる、というのは人から聞いた話なので、自分では確かめたことがありません。しかしおそらくは、循環量が上がることでメインタンクとサンプの水質差がなくなり、いわば、あたかもメインタンクの中にスキマーを直接ぶち込んでいるといっても良いくらいの水質が得られる、ということなのかも知れません。

 

現在使っているベクトラL1を最大に近い流量で回すことができれば、時間10回転近い循環量が確保できます。

 

果たしてそんなことが可能なのか?を確かめるために、ベクトラL1をマックスで回してみました。

 

結果、マックス循環は可能でした。ただし、三重管のスリットからは水を飲みこみ切らず、三重管の真上からドーっと水が落ち込む感じです。ですが、一度喉元を通ってしまえば、そのままサンプに落とし込むことは可能でした。ただし、水位は三重管の上になってしまうので、水位はフランジぎりぎりです。

 

これを回避するために、現在、生麦海水魚センターさんに相談し、アウター管、インナー管、給水管の三本を全てこちらの希望する長さでカットしてもらった状態で三重管1セットを新規購入する方向で検討しています。

 

もしこの方法で本当にスキミング効率が上がるなら、スキマーを買い替えるよりもはるかに安いですから、チャレンジする価値は十分にあります。納期が2週間くらいかかるそうなので、また結果をご報告します。

 

さて、最近、もう一つ試したことがあります。Dr. TimのEco Balanceという添加剤?バクテリア剤?を米国のアマゾンから直輸入して添加しました。日本でも購入可能ですが、米国アマゾンから輸入すれば、日本同等の料金で1Lくらい買えます。

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これが実に驚くべき効果を発揮しました。

 

こちらのフォーラムでDr. Tim氏が語ることによれば、なんとこのプロバイオティクス成分によりビブリオを抑制する効果があるんだとか。。。ビブリオに効果ですよ?それってすごくないですか?魚にとっては病気の抑制に、ミドリイシにとってはSTNやRTNの抑制が期待できるかも知れないってことですよね?そんなのホントにあるんだろうか?

 

ってことで、他の海外フォーラムでこういった効果が本当にあるのかどうか調べてみました。

 

結果はさんざんです。通常、通好みのフォーラムでは、この手の添加剤はSnake Oil(スネークオイル)、つまり、「まゆつばもの」の類として一蹴されているようです。エコバランスについても同様、別に入れても害はないだろうけど、皆さん効果は期待していない、というのが大半の意見でした。

 

さて、1回目の添加のときには、説明書を無視し、ただ単に添加しただけでした。量的には結構入れました。結果、目に見えた変化はなにもありませんでした。

 

2回目、最大量(10ガロンに対して10ml)よりもうんと少ない10mlを添加(うちは80ガロンあるので、最大8杯入れても良いはず)。しかし今回、6時間スキマーを止めました。説明では12~24時間スキマーを止める、と書かれていますが、さすがにそんなに長くスキマーを止めるのはアンモニアが怖くてできませんでした。

 

しかし!3時間を超えたあたりから、ポリプがモリモリ出てくる現象が。。。

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この子はもともとすっごくポリプが出てるタイプでしたが、さらに出ました。

 

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こちらも元々のポリプに比べて、一気に出ました。

 

ホントかいな?ってことで別の日に3回目の添加を敢行。

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こんな風に、STNを止めるべくフラグ化したウスエダに、短いポリプが出始めました。この状態は添加時だけでなく、日によって多少の差はありますが、今も持続しています。

 

こちらのスゲも、ほぼほぼ飼い主にしか分からないレベルですが、添加前より明らかにポリプが出るようになりました。

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くれぐれも、うちのタンクと同じ変化が他のタンクでも出るかどうかは分からないので、自己責任でお願いしますね。うちではこの添加剤は継続決定です。

 

さて、こちらはスパスラータのフラグ。届いた日には既にこんな色でしたが、果たしてここから色揚げできるのかどうか、中華製の365nm UVにて実験予定です。

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スパは国内外ともにメタハラでの成功事例がいくつかありますが、メタハラにあってLEDにないものと言えば、LEDよりももっと広いUVレンジ、赤外線レンジのどちらかだと思います。スパは水深5mあたりにいるとのことなので、さすがに赤外線が届いているかどうかは微妙です。となれば、試してみるべきは通常のLEDで言うところの390nmとか400nmとかよりももっと低い数値のUV域ではなかろうか?という仮説のもとに、UVを試すことにしました。とはいえ、本当にそれが決定打になるかどうか分からないものに投資をするのは勇気がいるので、まずは格安の中華UV LEDで試すというわけです。

 

LEDの進化と言えば、最近、京セラのLEDが話題を集めていますよね?実は赤・緑・青の従来のLEDに紫を足した4色LEDというのは京セラだけでなく、今後、各LEDメーカーが注力する分野として注目されています。おそらく、将来的にはアクアリウムLED各社もこの流れに追随するものと思われます。早くそうなって廉価版が出ないかな?と期待しているのですが、まだ先になるかも知れません。

 

いずれにしても、今はまずこの365nmのLEDでどこまで行けるのかを試してみたいと思います。

 

さて、話は変わって、下の写真は、はなちゃんの妹がホワイトソックスにツマツマしてもらっている様子です。

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癒されるわ~♪

ラボさんでミドリイシ購入。

クーラートラブルによってミドリイシの艶はとても悪くなりましたが、全個体なんとか持ちこたえてくれています。

 

土曜にコーラルラボさんでミドリイシを2個買ってきました。

 

先端がブルーなのですが、写真だと分かりにくいです。ピカピカのフサフサです。

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ラボさんのT5照明下ではブルーだったのですが、家のLEDではパープルでした。

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ラボさんに大量のストロベリーと良さげなスパスラータがいくつかありました。うちのLEDでもスパが飼えるならばトライしたかったのですが自信がなかったのでやめておきました。

 

ネットで調べてみると、国内外ともに、太陽光のスペクトルに近いメタハラでの色揚げで成功事例があるようです。自分の使っているグラッシーコアリーフは390のUVがあり、他のLED照明より若干UVレンジが広いので、これで何とかならないだろうか?それとも小型の中華メタハラでも輸入しようかな?などと考えてみたり。。。

 

現在の水槽全景

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フジツボを除去したウスエダ。その後のクーラートラブルで付け根のSTNが進行。アロンアルファでも進行が止められませんでした。その後、STNが進行しているかどうかは不明。放置で様子を見ることにしました。左側の色が悪いですが、ここ2週間この状態で良くも悪くもならず。。。数か月かけてぶり返す可能性に期待したいです。

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前よりも赤っぽいパープルになりました。もうちょっとブルーっぽいのが好きなのですが。。。

 

こちらもクーラートラブル以降、一気に色が悪くなり、輝きがなくなりました。艶が戻るには数か月かかるかも。。。

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ピンクのフューゴはロングポリプが魅力だったのに、クーラートラブル以降ツンツルテンで、ポリプが戻る様子が一切ありません。

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ナマコ。はなちゃんの妹が欲しくて買いました。

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クーラートラブル以降白点が発生。非常に残念なことに、バヌアツのシマヤッコとロブストバタフライを失ってしまいました。2匹とも、元々は非常に食が太く体力のある子達だったのですが、2晩にわたる高水温のギャップで一気に免疫が低下したようです。

 

それと最近気づいたこと。現在スキマーはREEFLIVEのV-SPEC 500を使っていますが、ここ数か月ずっと最大出力の9にしていたのですが、なんと、出力を5くらいで使った方が泡がよく取れそうなのです。9だとエアの気泡が多きくなり過ぎ、シャバシャバの水のようになってしまい、ぜんぜんクリーミーになりません。一応デカめの泡らしきものが上がっては来るのですが、汚れをこしとっている感じがないです。この設定にもっと早く気づくべきでした。今は5ですが、もしかしたら4くらいの方がよりクリーミーかも知れません。

 

ずーっと、スキマーはポンプ全開、排水全開で最大の能力を発揮すると信じていたので、盲点でした。このようなことが起こるから、PRSの雲海ではエアと水の量を調整できる凝った作りにしているのかも知れません。REEFLIVEも含めて、普通のスキマーはデフォルトで設定された吸気と送水の比率を変えられないので、全開よりも絞った方が良い泡が得られる、つまり出力の大きなスキマーポンプの能力を発揮しきれないという現象が起こるのだと思います。

 

うちの場合、PO4はその気になれば余裕でゼロにできるのに硝酸塩は10もあるのは、このへんの調整の甘さがあったからかも。。。セラミックろ材を追加しても全然下がらなかったのは、シャバシャバスキマーのせいだったのだろうか。。。引き続き見直してみたいと思います。

 

REEFLIVE、購入直後に異音問題が発生、最近もコントローラーの異常で泡が上がらなくなるトラブル発生と、ちょっとなんだかという感じのスキマーです。今はまだ保証期間なので無償で対処してもらってますが、そもそもスキマーを止めたくないので、無償と言っても良い感じはしません。これで保証期間が切れたら、このまま使い続けるのは嫌だなと。。。比較的低価格のスキマーではあるんですが、性能面では、自分が持っているものが外れなのか、あまり好感が持てずにいます。先々は考えなければならないかも。。。

トラブル2連発食らったが、錫との死闘に勝利した!

大変なことが起こり過ぎて、何から書いたら良いやら。。。

 

2週間ほど前、ウスエダの付け根がまだらに白くなっているのを発見。この先はエグい映像が苦手な人は見ない方が良いかも。。。

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拡大するとコレです。あまりにも不自然に均一な形状が2個あるのがお判りでしょうか?

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調べてみると、フジツボのようです。昔、フジツボが体に繁殖したなんて怪談っぽい話を聞いたことがある人だと、これを見ただけでゾワゾワしますよね?

 

はなちゃんの妹と海でシュノーケルをしたとき、マガキガイを見つけて連れてきました。その背中についていたフジツボが繁殖していたのを、へぇ~面白いねぇ、な~んて言いながら水槽にぽちゃんとしていしまいました。マガキの背中についていたフジツボは入海数日後に撤去していたのですが、時すでに遅しでした。

 

海外フォーラムでは害がないという意見が大半でしたが、付け根に所々見られる白いまだら模様を見る限り、害がないわけないでしょ?と思われたので、骨格ごと掘って取りました。

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このまだら模様、AEFW(acro eating flat worms:ミドリイシを食害するヒラムシ)が疑われるとのことだったので、ReViveにディップしましたが、何も出ませんでした。その後、このまだらは拡大しておらず、除去部分からの白化も起こっていません。

 

その後、配管を組み直して改善

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1.揚水ポンプからの分岐で動作させていた2個のリアクターを撤去し、流量ロスを低減。

2.配管の90度エルボを可能な箇所で45度エルボ2個に変更し、急な折れによる流速ロスを低減。

3.揚水ポンプから二股に分岐し、一方は25Aでメインタンクへ、もう一方は20Aでクーラーを通過させた後に三重管を通してメインタンクへ。

 

その結果、ベクトラL1ってこんなに危険な流量だったの?ってくらい怒涛の水量をメインタンクに送り込み、三重管が呑み込めなくなったので、流量調整を下から2~3番目くらいに弱めました。

 

しかしせっかく流量を上げたのにもったいないです。いずれは三重管の一番内側にある送水管を抜いてしまって二重管にし、メインタンクからサンプへ落とし込める流量を増加させたいと思います。

 

ここまでの作業を終えたところで、クーラーとエルボをつなぐあたりからの水漏れが発覚。試しにホースを固定するクランプをめいいっぱい締めてみたら、エルボが割れました。写真ではうまく取れなかったのですが、エルボにヒビがが入りました。

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 本当の水漏れはクーラーとエルボをつなぐ箇所のネジ切り部分だったのに、ぜんぜん関係ないところを傷めてしまいました。

 

ゼンスイに電話したのが夕方だったため、その日の出荷は終了してしまっていました。エルボの発送は翌日となり、この日から2日間、クーラーなしで乗り切らなければならないことが決定。

 

室内のクーラーを2日間、温度を低めにして維持すればどうってことはないだろうと軽く見ていたのですが、結果は非常に恐ろしいことになっていました。

 

クーラー温度を上げないこと、クーラーを止めないことを家族に周知し就寝。

 

翌朝、水槽のあるリビングに入ると、2台のクーラーのうち1台が停止中。水槽温度は30度オーバー。すぐさまクーラーを稼働させ、次の夜は絶対にクーラーをいじらないことを再度家族に周知。

 

次の朝、子供のうちの一人がリビングのソファーで寝ていました。体が冷えたのでしょうか?2台のクーラーのうちの1台が再度停止中。。。。本人いわく「リモコンいじってない。誤作動じゃね?」とのこと。。。そんなバカな。。。。水槽温度は再び30度オーバーに。

 

その午前中にエルボが到着し、装着。肝心のネジ切り部分ですが、水道配管用のテープをグルグル巻き(6回転以上くらい)にし、水漏れは停止しました。

 

この時点で、水槽温度は25度と30度オーバーを2回も行ったり来たりしたわけです。たった2日間で。。。。

 

このトラブル以前は、実は我が家水槽では未だかつて見られなかったほどポリプが出て、色も良く、共肉もフワッとし、ダメダメミドリイシキーバー史上最高レベルの水準だったのが現在では、ウスエダは一部色褪せ、ポリプの長~いフューゴはポリプゼロ、ポリプぼさぼさだったハリエダはツンツルテンのポリプゼロ、色も全体に白くなってしまっています。相当ヤバい状況ですが、今のところRTNは起こっていません。

 

そんな中、吉報もありました。こちらが最新のトリトンの結果です。ななななんとっ!!!発生原因不明であ~~~んなに苦しんだ錫がゼロ!!!!

 

前回のテストと今回のテストまでに施した主だった作業は、全ての金属ホースクランプを樹脂クランプに交換、それと、ヒーターをチタニウムヒーターに交換しただけです。この2つのうちどちらかが発生源であった可能性が高いです。

 

ヒーターは、古いものでなければセラミックなので、本当ならばわざわざチタニウムにする必要はないのですが、うちのは結構古いものを使い続けていたので、原因であったのかも知れません。。。はっきりとは言えませんが。。。

 

それか、もしかしたら、毎日6Lの自動換水によって、微量な発生速度を換水量が上回っているのかも知れません。月次60%程度の換水量です。

 

しかも、さらに驚いたのは、かな~り多くのパラメータが最適値に入っています。いくつか、若干不足気味なものもありますが、完全に遠く外れてしまっているものはヨウ素だけです。

 

現在使っている塩はヴィーソルトです。この結果を見てしまうと、今後の我が家の水槽はヴィーで決定ということで間違いないと思います。また現在使っているDIYのドーシング剤も非常にうまく機能していると見て良いでしょう。カルシウムはこの時は若干低く出ていますが、これはいくらでも調整可能です。さらにヨウ素も購入して毎日添加するようにしたので、パラメータ的にはこれで安定させられると思います。

 

これを書いている時点で、フジツボ事件とクーラー事件の二大事件に巻き込まれたウスエダだけが最も弱っていて心配ですが、そのほかは、生存に関わるレベルではないのでは?と見ています。ただ、せっかくふさふさになりかけたポリプが引っ込んでしまって、かな~り残念な感じになってしまいました。複数の小さなパイロットだけは、小さなポリプを出し、色艶も良く、元気そうです。産地の違いなのでしょうか。。。この子達はオージーよりも高温に強いように思われます。

 

色々ありましたが、この山を越えれば、念願の安定飼育に持っていけそうな光明が見えてきました。

 

今回の教訓

 

1.フジツボは持ち込まない

2.クーラー部品が届くまでは室内クーラーのリモコンは誰も触れられない場所に隠す

3.錫は金属クランプか古いヒーターが原因かも

4.ヴィーソルトって、もしかしてめっちゃ良い塩かも。溶けやすくて使いやすいし♪

 

しっかし、ミドリイシって調子あげるのはすんごい時間かかるのに、落ちるのははやっ!!!

給餌の力を借りて安定中

ちょっと前に色褪せかけたパイロットミドリイシですが、力業で色を取り戻しました。

 

パイロットミドリイシの色褪せは、アルカリ度のスイングからくるものと思われたので、アルカリ添加剤の濃度を薄めて、1mlの添加で上げるdKHを約0.3 dKH程度に下げました。

 

もう一つ試したのは、ミドリイシに積極的に給餌しながら、照明の強さを上げる方法です。

 

強光でミドリイシをダメにした経験がある私は、光の強さを上げて行くことに若干の恐怖感があるのですが、しかし、バラバラに分解したパイロットミドリイシを色んな高さに置いた結果、高いところに置いたものの方が、割った個所の白い骨格を共肉が覆う速度が格段に速く、かつ、色も健康的に濃くなっていました。対する低い方に置いたパイロットは、どことなくぼんやりした色でした。

 

なので、強光にビビって光の弱いところにばかり設置しても、決して色揚げはできないように思われました。

 

そこで、ブライトウェルのズープランクトスS、Vitalis SPS、Amino Acid High Concentrate、Coral Vitalizerを順に入れ替えながら添加し、多様な栄養素をミドリイシに与えて抵抗力を強めつつ、照明を少しずつ強くして色揚げしようと考えました。本当は、こんなに多種多様な餌にする必要はないと思うんですが、色々試してみて分かったのは、多様な栄養素を与えた方が、色合いは良くなるということです。

 

実は以前からミドリイシの抵抗力を上げるために、たまにAmino Acid High ConcentrateとCoral Vitalizerは使っていました。これらだけでも、ミドリイシの共肉はぷっくりするのですが、動物性プランクトンであるズープランクトスSを与えてみると、アミノ系とは違った反応が出ました。アミノ系添加剤は共肉を太らせる感じが強く、動物性プランクトンは色を濃くするのに役立っているように見えました。もちろん、タンクごとに反応は違うかも知れないので、他の人のタンクでも自分が感じたのと同じ反応が出るかどうかは分かりません。あくまで感覚的なものですし。

 

で、ズープランクトスSのパッケージに、「餌の多様性を高めるために、他のプランクトンフードを併用すると更に効果的です」と書いてあるではありませんか!Vitalis SPSは、選んだというより、たまたま近所の、絶対にSPSを維持できなそうなショップにあったのと、安かったので買いました。あまり根拠はありません。

 

この方法は、今のところはかなりうまく行っているように見えます。照明の1週間単位で、ちょっとずつ強くして行っていますが、特に不調になることなく、色も良い感じです。

 

ただ、分解してフラグ化したパイロットが、デカいオージーミドリイシ3体に比べると、大きさ的にも色合い的にも、圧倒的に貧相に見えてしまいます。

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短い動画を撮ってみました。

youtu.be

パイロットは2か月、パープルイシは1か月、ピンクイシとライトグリーンイシはわずか10日ばかりですが、何をやってもうまく行かなかった時期がずいぶんと長かった自分には、安定期に入ったかに見える今のリーフタンクが、なんだかこれまでの苦労のご褒美みたいに感じられてうれしいです。

 

それにしても、リーフタンクに与えた変化というのは、1~2週間という時間をかけて徐々に出てくるので、まだ今の方法が自分のタンクにポジティブな変化をもたらしたのか、はっきりとは分かりません。その意味でも、もし何かをいじるならば、ごくわずかな度合いで、ちょっとずつ行うのが安全なのかなと思います。

 

かつて、娘たちから「ミドリイシは死んじゃうから嫌だ」と言われていた私ですが、最近では「まだ生きてるでしょ?今度は大丈夫かもよ?」とちょっと得意げな私。。。激美にならなくても良いから、平和であって欲しい。。。。

次々と襲いかかる刺客

前回の記事が7/5なので、これから書くことは、わずか5日間に起こりました。

1.キミドリイシの色が薄くなり、うち一個は部分的に共肉が真っ白になりました。奇妙なのは共肉がハゲることなく、ただ白くなるのです。下の写真の左側のような感じです。
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今はミドリイシが飼育できないほど栄養塩が枯渇していることもなく、強光阻害が心配されるような光量でもありません。

悩んだあげく、アルカリ度(dKH)のスイングを疑い始めました。ここ数日間、Alkドーシング剤を添加しない日はdKHが7.6~7.8、1mlでも添加すると一気に9にまで上がっていました。1日のうちにスイングが1を超えるのは、ちょっと大きすぎで、ミドリイシにとって十分ストレスになると考えられます。アルカリ度については、海外フォーラムで短期間にスイングがあると色褪せや白化を引き起こすことが報告されています。アルカリ添加剤の濃度を三倍に希釈することでアルカリ変化の衝撃を緩和することにしました。

もう一つ疑ったのは、380のUVが強すぎるのでは?という懸念です。自分が使っているグラッシーコアリーフでは、380のUVを自在に調整できます。これまで380のUVを他のレンジと同等の光量で照射していたので、結構なストレスになっていた可能性があります。380は10%以下に弱めました。

2.ミドリイシ二体とライブロックの追加に伴って配置換えをした際に、ブルーイシにキモガニを発見。即刻、退場いただきました、
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3.ブルーイシの裏側にゼリー状の物体を発見。骨格に深い溝ができていて、その中に詰まっているようです。
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爪楊枝で簡単に撤去できましたが、これはなに?と海外フォーラムで相談したところ、単にワイルド個体を割った時の窪みに海綿かなにかの腐敗物が詰まっていただけだと判明しました。ミドリイシを食べるフラットワームの卵なら、見た目はもっとツブツブで、ゼリー状ではありません。
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掘じくった溝の中に、一部深いところがあります。これってとっても不自然で、何らかの生き物が掘った跡では?と考えましたが、これはどうやら骨格の中の空洞部分のようです。サンゴが石化したライブロックも、割ると所々に空洞がありますよね。アレのようなイメージです。

なぜ購入時にこの状態に気づけなかったかというと、その時は付け根が全て白かったからなのです。そこが褐色化したので、共肉のない部分が見立つようになったというわけです。

ゼリー状のものは、キモガニか別の何かの卵では?とも思ったのですが、カニは抱卵するとしても、体外に植え付けることはない、という回答でした。そりゃそうですよね。

かなり詳しい人から、単にワイルドを割ったところに何かの腐敗物が残っていただけで間違いない、という力強いコメントで一件落着となりました。

4.スキマーの泡上がりが極端に下がり、ポンプ全開、排水全閉でも泡がカップに届かなくなりました。保証期間だったので無償でコントローラーを交換してもらい、泡上がりが復活。泡が上がらなくなるのは必ずしもポンプの故障とは限らないんですね。

さて、こちらはトラブルではないのですが、サンプにMaxspectの濾材を追加しました。Nano-Tech Bio-Sphereというものです。たったの10個でライブロック10kgに相当するほどの多孔質なんだとか。。。
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もし本当ならば、リン酸塩は低いのに硝酸塩は高い我が家の水槽にはもってこいです。

さて、現在の水槽の様子です。
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新規参入のピンクのフューゴ。
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うちの水槽では、このままポリプが出続けてくれるとは思えないので、今のうちに記念の一枚。
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こちらはハリエダミドリイシ
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こちらも今のうちに一枚。
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これは問題の異物を撤去した後のウスエダ。
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ポリプは全く出ていません。ですが夜間は割としっかり出ていました。
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今までより発色があまり良くない気がします。今日だけで異物除去のために結構触ったので、たったそれだけでも影響があったのかな?と思います。

こちらはスゲフラグです。写真ではまあまあ普通な色合いに見えますが、実物はもっと濃く、黒っぽい感じです。UVを大幅に減らしてみて、どのように変化するか見てみたいと思います。
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良くも悪くも盛沢山な5日間でした。安定飼育への道のりは遠い~っ!!!

ハゲしい流れに。。。

水流の強化がちょっとしたマイブームだった最近の私。。。最近、調子に乗り過ぎて怒涛の流れを水槽に巻き起こした結果、あまりにハゲし過ぎる水流に、ミドリイシがちょっぴりハゲてしまいました。

こんなクローズされた世界に、水流が強すぎるなんてことはないと思い込んでいた私。間違いでした。最も水流の当たる場所にあった子の共肉が一部ハゲ、若干の色褪せも見られました。また絶好調のブルーイシ(ウスエダ)も、一部共肉が白くなりました。しかしウスエダは1cmくらいの大きさで共肉が白くなったものの、共肉がハゲてはいないので不思議に思いました。

最近加えた最も大きな変化は水流強化だったので、コレだ!と思い、現在は水流を弱めています。幸いにして今のところはハゲも大きくなることはなく、白い部分が白化する様子もありません。

1秒間に10cm動く流速を達成したつもりだったのですが、浮遊する塵の動きで流れを見ていました。ところが夜、黒い背景で浮き立つ微細な塵を見てみると、昼間に確認できる大きな塵よりも、うんと速く移動しているではありませんか!こりゃ10cmどころじゃないわっ!とその時になって気づきました。どうりで底砂も一部ハゲてしまっているわけです。

流速を弱めてから2日、ハゲが広がったりはしていないので、細菌による共肉の壊死(STN、RTNの類)ではなさそうです。

 

さて、下の写真は最近のパイロットミドリイシの様子です。どんな状態をもって調子が良いとするかは、キーパーごとに判断が異なるかと思いますが、最近の自分の中では、下の写真のような状態が、自分のタンクの中では良い状態なのかな?と感じています。ちなみにシマヤッコがミドリイシを突くうちのタンクでは、残念ながら昼間にポリプを出す子はいません。

 

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言葉で説明するのは難しいのですが、敢えて一言でいうならば、「トゥルン」とした感じ、といえば何となく伝わるでしょうか?各ポリプ部分が痩せすぎてなく、プルンとしていて、ポリプ部分と幹の部分が、なめらかなカーブでつながると、全体がトゥルンとした感じになります。

f:id:hana-smile:20180705214959j:plainたとえば、上の写真の左下のサークル部分が、自分的に思う「プルン」あるいは「プリプリ」な感じです。で、左上とか右下のサークルの様子が自分的には「トゥルン」な感じです。ポリプと幹がなんとな~く一体なフォルムになっている感じです。

これ、根拠は全然ないんです。正しいとか間違ってるとかではなく、自分が好きな、自分的には健康的に見える状態なだけです。

ポリプというのは、それぞれに胃袋があるらしく、サンゴは独立したポリプの群体なんだとか。。。そのポリプと、付け根の幹がなめらかな曲線でつながって見える状態というのは、個々のポリプから吸収された栄養が代謝良くミドリイシ全体に行き渡っている状態なのではないだろうか?と勝手に想像したりしています(思い込みの域を出ないです)。

参考:サンゴの基礎知識

いずれにしても、ミドリイシは内部は骨なので、普通の動物のように中の筋肉をムキムキにすることはできません。極薄の共肉をどうやったらプリプリにできるのだろうか?というのが問題なんですね。。。

 

。。。。で、、、答えは?とか聞かないで。そこが分かってれば苦労しないんだから。。。

しかしいずれにしても栄養塩が完全に枯渇してしまっている状況とか、とてつもない強光がギンギンに当たり続けている状況というのが、ミドリイシにとっていかに過酷な状況になり得るかは想像いただけるかと思います。

海外フォーラムで有名なRandy Holmes Farley氏(私はこの人の考案したCa、Mg、AlkのDIYドーシング剤を愛用しています)いわく、「栄養塩が枯渇した状態は、栄養塩過多の状態よりもはるかに深刻だ」というように、いわゆる巷で良いといわれていること、たとえば栄養塩が少ない方が良いよとか、光量が強い方が良いよとかも、確かにその通りなんですが、程度の問題というのがあって、度を過ぎちゃうと、足りないよりもはるかに危険になっちゃうわけですよね。先ほどのハゲしい流れによってミドリイシがハゲちゃった話もそうですよね。

結局、ミドリイシ飼育における「基準」っていうのがすごく難しくて、言葉を話さないミドリイシとキーパーのギャップをいかにして埋めるかといのが、ほとんど手探りの作業になるんですよね。

さて、今回は水流でやらかしました。この程度のやらかしで良かったです。もうほんっとに立ち上がれなくなりそうなやらかしにならなかっただけでも幸いです。