一眼の限界に挑戦
手持ちの一眼、Nikon D5500のホワイトバランスを調整して、昨日コーラルラボさんで購入したミドリイシ2個を極力肉眼の色彩に近くなるように撮影してみました。オリジナル画像は少し大きめに作ってみたので、クリックで拡大してご覧いただけます。
私、ミドリイシの名称は詳しくないのですが、ウエスダになるのでしょうか。。。幹がホワイトで、ヒダヒダ部分だけが淡いブルーな感じです。
こちらはスブラータになるのでしょうか。。。本当は茎がやや白みがかっていて、先端にかけてパープルになる個体ですが、写真だとだいぶムラになっているように写ってしまっています。本当は茎?枝?の色合いは均一で、先端だけが濃いパープルです。
それにしてもたった2個体撮影するのに、ホワイトバランスやらISOやら、いじりまくって何枚も撮りました。ブルーの個体で肉眼に近くなるように調整しても、パープルの個体では全然肉眼とかけ離れてしまいます。
ところで私、最近導入したオートトップオフ(自動給水装置)の使い方を間違えていたようです。トリトンのベースエレメンツを導入してから急速に比重が上がるので、おかしいなぁ~?と思っていたら、足し水は海水でなくRO水でやるものだったようです。トリトン公式の見解は分かりませんが、他の方々のオートトップオフの記事を読んでいたら、皆さん海水でなくROを足されていたので、はっ!と気付きました。
ある程度の大きさのミドリイシを入れているのに比重と共にKHも上がっちゃって、なぜ!?と思っていたのですが、これで解決できるのではと思っています。
トリトンでは一日の添加量に合せて排出すべき海水量が決まっていますが、公式のサポートフォーラムで確認したところ、スキマーをウェットスキミングにすれば排出しなくてもおおよそバランスが取れる、とのことだったので、そのスタイルで行こうと思っています。そうすると、添加量の調整と共にウェットスキミングの度合いも調整しなければならないので、ちゃんとバランスを取るためには結構日数がかかるんじゃないかと思っています。
で、調整後も冬は乾燥による蒸発でズレてくるでしょうし、やっぱり比重とKHは極力マメにモニタリングした方が良さそうです。水質の安定は悲願なので、なんとか乗り越えたいです。
追記:はてなブログの制約によって、あまり拡大できなかったので、オリジナル画像を切り取ってアップしてみます。
オージー産ミドリイシ追加
オージー産ミドリイシ入荷直後のコーラルラボさんへ行ってきました。ミドリイシの個体数を増やしてKHを下げさせるという名目のもとに。。。
今日は、はなちゃんの妹を連れて歩かなければならない日だったので、ミドリイシのためだけに連れ回すわけにいかず、はなちゃんの妹も楽しめるスケジュールを組まなければなりませんでした。
そこで、コーラルラボさんからほど近い、わんぱく天国という公園に行ってみました。コーラルラボさんの店の目の前にも大きな公園はあるのですが、わんぱく天国には無料でクラフトができるセクションがあり、はなちゃんの妹が喜んでくれると思ったのです。
読みは大当たりでした。小さなお子様をお連れでコーラルラボさんへ行かれるお父さんの時間調整にお勧めです。コーラルラボさんは午後2時からですから、お子さんをしっかり遊ばせて、満足させてから連れて行くことができます。写真は、はなちゃんの妹の作品。無料のクラフトに大満足でした。
さて、コーラルラボに到着すると、オージー産サンゴの入荷直後とあって、開店前から待っている人が。。。開店後もやはり皆さん狙っていたのでしょう、続々とお客さんが入ってきます。このペースで行くとこの数日以内にかなりのペースで掃けてしまうんじゃないだろうか?と思えます。
さて、今回ゲットした個体です。
この子はパープルっぽく写っていますが、実物はライトブルーとホワイトのツートンで爽やかな見た目です。写真ほどベタっとした感じではないです。枝振りがあっちこっちに向いているのがかえって面白いなと思ったのと、ブルーを入れたかったので買いました。結構おっきめのベースロックと一体になっていて「バンドソーとか持ってないんですが、割ったら確実にバラバラになりますよね?」とたずねると、「このミドリイシ(種類名は忘れました)はベースに活着していた方が確実に元気ですよ。逆にベースにしっかり付いていないと厳しいかも知れません」とのことで、大きめのベースごといただいてきました。
こちらはオーストラリアの固有種だったかな?先端が良い具合のパープルで、枝振りが均一に揃っていて絵になる個体です。
オーストラリア産のミドリイシって、一個のミドリイシでもグラデーションがあって、色彩が淡く、上品な感じです。人気があるのもうなずけます。
2個体入海後の水景です。すっごいベタな並べ方で、わざとらしい感じです。いかにも並べてますって感じで、こんなに規律正しく並べなくてもって思うんですが、うまく自然な感じにできませんでした。
実は帰りにもう一件、ロイヤルホームセンター戸塚深谷店の2階にあるスプラッシュに寄ってライブロックを3キロほど購入してきました。スプラッシュは以前本店でライブロックを見たときに、クォリティーの高さに驚いたものでしたが、戸塚店でも本当に良い感じのライブロックが多かったです。枝が絡み合ってくっついたような形状が多く、そこそこの水通りも確保しながら、簡単に立体感も出せるものが多いです。また、枝の絡み合いによってミドリイシを置けるセクションが多く、配置がやりやすいです。私が買った後は若干品薄っぽかったので、もし狙っている人は、次回の入荷後の方がベターかも知れません。
話は変わりますが、アレレ?って思っているのがこちらのミドリイシです。おおよそ10日ほど前に購入したものですが、ここ2~3日で急激に濃いめのピンクから肌色っぽく色が落ちています。。。写真よりも実物はもっと肌色というかオレンジというか、イマイチな感じになってます。なんでだろ。。。トリトンのベースエレメンツとの相性が悪いのだろうか。。。
本日はSewatecからATI SunPower T5の発送のメールがありました。11月5日に発注したので約1週間での発送となりました。到着時にドライバーの前で開封して確認しないと保証の対象とならないとのことなので、到着時は気をつけたいと思います。
さて、これでKHは良い具合に消費されるだろうか。。。様子を見たいと思います。
ベースエレメンツの添加順序について
今回の更新はトリトンメソッドのベースエレメントに関する記事なので、関心のない方にはつまらない記事かも知れません。。。
トリトンメソッドについて、少ない情報をかき集めていますが、経験者の記事で気になる記述を見つけました。(すみません、面識のない方の記事ですが、勝手にリンクさせていただきます。ご挨拶の方法がなさそうなので。)
添加量を増やしてもKHが上がらず、添加の順番を1→2→3から3→1→2に変更したらKHが上がった、というものです(現在のトリトンの添加剤は1、2、3A、3Bとなっており、3Aと3Bをミックスすることはありません)。
私の場合、KHがそもそも高くて、どちらかと言えば下げたい方なので、この悩みは当てはまらないのですが、さらにネットで調査をすると、関連する記事が出て来ました。
アクアラバーズさんのブログ記事には、マグネシウムが他の要素を安定させる鍵になるので、マグネシウムを先に添加することで他のパラメータが安定した、と書かれています。
ちなみにトリトンのベースエレメンツでは、1がバッファー剤、2がカルシウム、3Aと3Bがマグネシウムおよび微量のトレースエレメントから構成されています。なので、上記の3から入れる、および、マグネシウムから入れる、というセオリーと合致します。
さらに、こちらのハートトレードさんの記事では、KHとカルシウムは一方を上げれば他方が下がる関係にあるが、「マグネシウム値を天然海水より高めの1,500~1,600ppmに設定することで、炭酸イオンとカルシウムイオンの結合を阻害して、全体的な数値を底上げすることができます」とあります。
私はこのあたりのケミカルな事はチンプンカンプンですが、なんだかパズルのピースが揃ったような気がします。というわけで、トリトンを試される方がいらしたら、3A、3Bの後に、1、2の順序が良いと思います(自己責任でお願いします)。
ところで私の水槽はというと、トリトン推奨のまずは5mlの添加から、というレベルよりももっと低い、各パート1日3mlからスタートしたものの、いったん9から8.5へ下がったKHが、添加開始数日後に再び9へ戻ってしまいました。というわけでドーシングポンプの電源を引っこ抜いて添加を休ませることにしました。次回の再開は再びKHが下がり始めてからになりそうですが、たぶん1mlくらいの添加量から始めることになるかも知れません。
あと気になったのは、比重の上がり方が顕著であることです。トリトンのウェブサイトには添加量に応じた排出すべき海水量を自動計算してくれるページがありますが、その程度の排出では間に合わないくらいの比重の変化が見られました。オートトップオフ用に用意している予備海水の比重は低めに作っているので、高比重の海水が流入したということはなく、トレースエレメンツ添加による影響であろうと思われます。
もう一つ考えられる要因は、スキマーを超ヨワヨワに変更したことですが、これは原因としては当てはまりにくいように思います。スキマーを弱く修正したのは、リフジウムによる浄化作用が思いのほか強力で、バイオペレットリアクターを外したにもかかわらず、ガラスに苔が全くつかないこと、多少の栄養塩があった方が調子良いと思われるハタゴが縮んでしまっていること、海藻自体を育てるためにリフジウムに沈下性の餌を少しあげていること、などから、この調子でスキマーをガンガン回し続けたらちょっとヤバそうと思ったからです。もちろん、私の大失敗によってこれまでいた魚達数匹を一気に失ってしまったために、栄養塩がそもそも多く出ていないこともあると思います。
少し前にカルシウムリアクターの運用で大失敗をしてしまいましたが、その教訓から、ミドリイシを入れるならチョビチョビ入れるとかえって難しく、ある程度の個体数を入れてしまって、しっかりKHを消費させる状態を作ってからKHの添加量を調整するようにしないと、あっというまにKHが上がりすぎてしまうと思っています。
というわけで、もう一発ミドリイシの追加をいっときます。魚に関しては、今回は本命のバヌアツシマヤッコしか狙っていません。どこかのショップでアップされたら一撃必殺でゲットします。
さてトリトンメソッドですが、試験用の海水を提出したので2週間前後で結果が出てくると思います。今の段階でこの方法を評価するのは時期尚早ですが、個人的にはとても気に入っています。海水をチェックすることはメンタル的に安心感がありますし、トリトン推奨の浄化システム(リフジウム、スキマー、活性炭、リン酸吸着剤)は極めて効果が高く、わが家の水槽のような生体が少ないタンクでは効き目が出過ぎてしまうくらいです。ちなみにローワフォスは用意したのですが、いかんせんこの状態でリン酸除去剤などを回そうものなら栄養塩が枯渇し過ぎてかえってヤバそうなので、こちらは後々生体を増やしたときのためにとっておくつもりです。
今回提出した試験海水ですが、少し前に入れていたZEOvitの添加剤等の影響が少し出てしまうのではないかとちょっと心配しています。それとわが家ではヴィーソルトを使っていますが、KHを下げるために入れたシーライフの影響も気になりますし、現在のシステムの正確なテスト結果にならないような気がします。
とはいえ、健康診断を受けることに損はないと思うので、まずは結果を待ちたいと思います。
明日はミドリイシを探しに行きたいのですが、妻が仕事なので、はなちゃんの妹の面倒を見なければなりません。遠くのショップに連れて行くためには、まずははなちゃんの妹を何らかの餌で釣らなくては。。。お菓子買ってあげるよ♪とか。。。さてどうなることやら。
今さらATI Sunpower T5
ポチりました。
ATI Sunpower 36" 4x39w Dimmableです。なぜ今T5?と思われるかも知れませんが、ドイツ本国での価格を知ってしまったら、手を出さずにはいられなくなってしまいました。
色揚げなのか、演色なのかとか、LEDかT5かメタハラかとか、色々な議論があるようですが、私は単純に試してみたかったのです。海外サイトのZEOvitでない方々がT5を使ってパステルでない濃厚な色彩を楽しんでいるのを見て、なんじゃこりゃ?と。。。これがT5によるものなら試してみたいと思ったわけです。
ポチったのは、ドイツのSewatecというショップです。
本体+蛍光管4本+予備の安定器+送料を入れても私の選択した4本管36インチの調光モデルで約6万円です。4本管モデルは日本では販売されていないようですが、おそらく各モデルとも日本の約1/3程度ではないでしょうか?到着時に払う税金があるので、これ以外の出費も若干はありますが、それでも全然納得出来る価格です。
本国の3倍って、まるでネットが普及していなかったバブル期の一部のマニア品みたいな価格ですよね。国が違えば規格が異なり、ノイズ対策やら認証費用やらでもちろんコストもかさむでしょう。国内のサポート体制の強化も考えれば、本国価格より高くなることは理解できます。魅力的な商品ではありますし。
が、本国の価格を知っちゃうと、なんなん?って感じです。こういった価格差って、近年本当に大きく縮小されていて、企業努力と競争によって全世界で同レベルの価格帯で出てくる商品も多くなりましたが、まあホントに説明する方が恥ずかしくなりそうなすごい価格差ですね。ま、しかし3倍取れれば1/3しか売れなくても同額稼げるわけですから、うまい商売ですよね。色々な手間はかかっているでしょうけど、仕入れ値も一般ユーザーよりかは安いはずですしね。ハイエンド路線で行くという方針も間違ってはいないと思いますし。個人的には妥当な価格帯ではないですが。
そんな、なんだかんだでリスクを負って個人輸入することに決めました。T5の安定器には寿命があると言われていて、まず故障の支援が受けられないのは非常に大きなリスクです。ある程度の英語力がある方なら、海外のネット情報からトラブルシューティングを探し出し、公開されている分解修理の方法で何とかしてしまうでしょうし、海外からスペアパーツを取り寄せることも比較的容易にできそうです。しかし不便であることに変わりはなく、この価格は何とかしようよ、というのが本心ですが、価格差を知ってしまったからこそ、なおのこと意地でも海外から買ってやる!そして保守も自分でやってやる!と思っています。
さて購入先ですが、本当はBrexitの余波を受けて低迷している英国のポンドに目を付けていました。事実、UKのショップでATI T5の価格を調査すると爆安です。しかし、英国の複数のショップに問い合わせた結果、日本に輸出してくれるショップを見つけることはできませんでした。
また米国のショップも数件あたってみましたが、価格、送料共に日本と比べれば爆安レベルに違いないですが、欧州よりかは若干ではあるものの高いようでした。
ドイツ本国でも何件も断られ、ようやく辿り着いたのがSewatecです。Sewatecは検索の順位は上位だったのですが、UK価格を知っていた私には、当初は魅力的な価格には映りませんでした。しかし!ユーザー登録後に表示される国外ユーザー向けの税抜き価格を見てビビりました。そしてショッピングカート内で表示される送料も衝撃価格だったということで即決しました。
また、ホームページでは親切にも110-120Vと220-240Vを選択できるようになっています。私は110-120Vの60Hzを選択しました。関東で60Hzを使うと若干光量は落ちると思われますが、問題ない範囲じゃないかなと思っています。
今回は、少し前の大きな失敗の後なので、とにかく安定して育てられることを一番のターゲットにしています。トリトンに挑戦してみようと思ったのは、上級者にしか真似できないキワどいレンジを狙って行くスタイルでなく、問題も可視化できて、スキルや感覚によるところが相対的に小さい、ということがありました。T5についても、あくまでネットの情報ですが、もしかしたらLEDより難しくないんじゃないだろうか?と思っているところもあります。ただ、なんちゃってな私には、簡単ではないかも知れないのですが。。。
トリトンメソッドにしても、まだ何も試していないので、ホントに簡単なのかどうかも分かりません。本日はミドリイシ3個体投入から4日後にして、ようやくKHが9から8.5程度へ低下したことを確認したので、生体へのショックを極小にするために、ごく微量のドーシングを開始しました。
あ!そういえば、トリトンの必須ツールではないのですが、コーラルラボさんのトリトン水槽を真似して自動給水装置をつけました。これは本当にラクチンです!スキマーの最適な水位が常に維持できますし、ドバっと作って給水タンクに入れておくだけって、気持ち的にすごく楽です。
あともう一つ、温度補正付の塩分濃度計もポチりました。トリトンのテストに出すときに常に比重を一定にしないと基準がブレブレになっちゃうので、これは必要だろうと考えました。
さて、ATI Sunpowerはショップ手配で1~2週間、そこからDHLの普通便で来るので、3週間以上かかるかも知れません。これだけLEDが進化している昨今ですが、ブレずにゴーイングマイウェイってことで、なぜか今T5に萌えている私でした♪
今日もサンプ作業です。
本日も引き続きトリトンメソッド用のサンプの準備を進めました。ドーシングポンプの設置と校正が完了しています。わが家のサンプ史上かつてない器具の密集度合いです。ちなみに水槽の横には、30Lのプラスチックゴミ箱を置いて、それを自動給水装置用のタンクとして使っています。ハプニング時の換水用海水としても使えます。子どもが間違ってゴミ捨てちゃいそうで怖い面もありますが。。。あとあくまでゴミ箱なので耐久性には疑問があります。樹脂が変色してきたらさっさと交換しなければ。。。
昨日うまく撮影できなかったアイボリーミドリイシを再度撮影してみました。どうやらLEDの白を強めにすると、本来の色に近づくようです。全体がアイボリー、先端がパープルなので、ほぼ色合い的には近い感じに写りました。ただ実物のように輝いては見えません。写真上はただの地味なミドリイシにしか見えないかなと思います。
生存してくれたピカソクラウンのトラちゃん。皮膚は完全に復活し、今はツヤツヤです。本当によく生き残ってくれました。
再度水槽全景を撮ってみました。
今日はLSSの担当者とスキマーポンプについて話をしました。どうやら不調の原因はFish Streetで買ったAqualink S1(Wifiで出力をコントロールできる装置)であったようです。私は詳しい電気の事は分かりませんが、入力側で出力を絞っても、出力側で必要な電力を得ようとするため、その時点でかなり過酷な状況にあるのだとか(私の解釈、間違っているかも)。。。なのでAqualink S1による出力制御はやめました。問題が過剰な出力抑制にあったことが分かったので、おそらく本日届いた代替貸し出し部品はそのまま返却することになるだろうと思います。現在は付属のコントローラーのみで制御しているので、何の問題も起きていません。
ちなみに不調というのは、Aqualink S1で夜間に出力を弱めると、ポンプが停止してしまう、といったものでした。それも、ピタッと止まるのではなく、ある時は動いており、ある時は止まる、という感じだったので、やはり何かしかの異常負荷がかかっていた可能性があるのと、担当の方によれば、そもそも一定出力以下では動作しないんだそうです。
ちなみに今私が使っているモデルのスキマーポンプは数百台中5台程度しか故障が出ていない極めて優秀なポンプなんだとか。。。やはり使い方の問題であったようです。
LSSの担当者さんですが、本当に色んなことを知っていて勉強になります。それにとっても親切でカスタマーサポートの鏡のような方でした。ただのサポート担当でなく、明らかにアクアリストで、それも相当な猛者と見受けられました。
さて、トリトンメソッドの準備はあらかた整いました。次の課題はKHの調整です。以前の教訓から、生体にダメージを与えないよう、慎重に進めなければ。。。
ミドリイシ到着とトリトン用サンプの追加作業
Aqua Style Youさんからミドリイシが3つ届きました。写真が斜めってますがご勘弁を。
前回の記事でKH消費用と書きましたが、実に良い感じのミドリイシが届きました。実物は写真よりうんと綺麗です。大きさはどれも10cmオーバーくらいですが、自分の水槽ってこんなに小さかったっけ?ってくらいの大きさで、ここから水質が整って、さらに足すとしても、せいぜい2、3個しか増やせないなと。。。
下の一番左の子は、実物とはずいぶん違う感じに写ってしまいました。実物はクリーム色の先端パープルで実に上品な色合いなのですが、下の写真では派手に写っています。
形も良い具合で、通販で買った割りにはとっても良いものが届きました。
これまでほぼフラグみたいなのしか買ったことがなかった私には、ちょっと感動です。ってか、今がピークで、後は落ちていくだけだったりして。。。
下はパープルに写っていますが、実物はピンクです。写真からは伝わりにくいかと思いますが、3つとも健康そのものです。
下は現在のサンプです。海藻用の照明を追加し、海藻の上と下の両方からLEDを当てています。がんがん成長して栄養塩を吸収して欲しいです。一番左の区画には揚水ポンプの他、自動給水装置とリアクターがあります。リアクターにはブラックホールという強烈なネーミングの活性炭(不織布バッグ入り)をそのままドボンして回しています。
ドーシングポンプ用のラックですが、まだ固定していないので斜めです。
そうそう、スキマーの調子が悪く、たまに停止することがあるのでLSSに電話したところ、デポジットを入金すれば修理完了まで使える代替部品を送ってくれるとのこと。デポジットはカード決済で、実際には修理完了時にかかった費用だけが請求される仕組み。私のモデルの場合、最高で2万円ほどとなる見込み(コントローラ、ポンプ、インペラの全てを修理または交換?した場合)。私は海外購入が大好きですが、こういった対応を見ると、スキマーは国内購入で良かったと思いました。
さて、本日はコーラルラボさんから、TRITON LAB Base Elementz 1 2 3A 3B Concentrate 4X 1Lと検査用バッグが届きました。全部で4つのドーシング剤をそれぞれ10LのRO/DI水で希釈するのに半日かかりました。どこかのブログで1の粉末はぬるま湯でないと融けにくいと読みましたが、そのとおりにしたらちゃんと融けてくれました。果たして私の水槽の大きさで、40Lのドーシング剤を使い切るにはどれくらいかかるのだろうか???そう考えると、非常に安いシステムなのでは?と思えてきます。
しかし、、、投入の順番や投入間隔などが分かりません。とりあえずはKHを9から7くらいまで落としてから投入を開始する予定なので、急ぐ必要はありませんが、トリトンのフォーラム(英語版)で質問を出しておきました。
リン酸吸着剤は水質次第で導入しますが、それを除いてはほぼほぼ必要なものは揃ったように思います。KHを8前後で安定させられるようになったら1回目の水質検査に出す予定です。しかし!水質の急変による失敗を経験した私は、今回の調整は極力緩やかに行うつもりです。
新しいシステムを導入するのって、なんだか緊張感があります。。。しかし良いことしかないように思えるトリトンメソッド、、、導入者の記事をあまり見かけないのはなぜ。。。いや、今は振り返らずに突き進みます。数々の失敗を経験した私には、これが最後の砦かも知れないので。。。
追記:
ドーシングの順番は重要でなく、一日の添加量を最低5回以上に分散し、各パートは最低5分以上開けることが望ましい、とのことでした。また流量の多いところに添加するとのことでした。
トリトンメソッドへ移行します。
数々の失敗を経験した結果、トリトンメソッドの導入に踏み切ることにしました。カルシウムリアクターの運用失敗は単純なミスでしたが、適切な水質を知ることなく、むやみと勘で添加剤を投入する傾向が私にはあり、無知な私が水槽を維持するには、トリトンしかないと考えました。また海外出張で不在になることも多いので、換水することなく微量元素の補充によってミドリイシを飼えるというのは魅力的です。
早速ガラス水槽にアクリル板を接着して自作サンプを作りました。ちょっと漏れもありましたが、所詮サンプなので気にしません。
トリトンラボのサポートフォーラムからダウンロードしたマニュアルにしたがって、一室目はリフジウムで、二室目へは上から落水、二室目はスキマーで、三室目へは下から、三室目は揚水ポンプとカーボンリアクター等、という構成で作りました。
一室目の容積は本水槽の10~20%の容積とのことですが、わが家の場合、20%を確保しました。実は海藻はドイツ出張前に買っておき、帰国までの約2週間ほど本水槽に入れておいたのですが、帰国後に何が驚いたかって、本水槽のガラス面の苔がゼロでした。もちろんバイオペレットリアクターの仕事もあったかと思いますが、海藻による栄養塩の消費は意外に大きいのかも知れません。
ちなみにバイオペレットリアクターはトリトンでは推奨されていないので外しました。トリトンでは活性炭が推奨されていますので、今後は活性炭を回したいと思っています。
二室目と三室目が下部でつなげるのは、プロティンが水面に浮揚する傾向を生かして、スキマーの接触時間を長く取ることが目的のようです。泡戻りを防止するためではなかったんですね。
実はKHが9付近から全く下がらないので、Aqua Style Youでミドリイシを3つほど注文してあります。本当は水質が万全になってから入れたいのですが、KHが全く下がらないので仕方ありません。Aqua Style Youで買うのは初めてですし、物を見ないで買うのは若干躊躇しますが、今回は時間と労力を省くため通販でザクザクっと行きます。システムが完成したらCoral LabかAqua Loversあたりで吟味して買いたいと思います。でも写真で見る限りは、Aqua Style Youのミドリイシはとても良さそうですし、この値段?ってくらいリーズナブルです。
後日、Coral Labからは添加剤が、Fish Streetからはドーシングポンプやオートトップオフが届く予定です。
トリトンメソッドに関してというより、ボーリングメソッド的な添加方法には、若干の不安があります。私もかつてボーリングメソッドを試したことがあるのですが、ドーシングポンプの性能が悪かったのか、添加箇所が悪かったのか、添加間隔が悪かったのか、好ましいパラメータにするのは簡単ではなかったように記憶しています。
しかし察するに、フラグ2~3個では、カルシウムリアクターもボーリングメソッドも必要なく、むしろ過剰添加によって水槽のバランスを崩しやすいのではないかと考えています。私がカルシウムリアクターでもボーリングメソッドでも調整がとても難しいと考えたのは、おそらくは過小なSPSに対する過剰な添加が原因であったのでは?と考えているわけです。
なので今回はまず、8~11cm程度のミドリイシを3個ほど導入してしまい、水槽内のカルシウムやKHをきちんと消費させることで、添加剤とのバランスを取る作戦です。多少のリスクはありますが、うまく消費されない場合は、さらにミドリイシを追加する予定です。
また最小限の栄養塩を維持するために、必要に応じて魚も追加したいのですが、何しろ私の夢はミドリイシ水槽に泳ぐシマヤッコですので、これには出会いが必要で、ちょっと時間がかかるかも知れません。既に某ショップへはバヌアツシマが入荷したら知らせてもらえるよう手を打ってあります。シマヤッコを無難に導入するために、シマを入れるまでは他の魚には手を出さないつもりです。ですから栄養塩が足りなすぎると思われる期間は餌をばらまきます。
私のもう一つの不安は、わが家独自の自然のフルスペクトルです。水槽には南側の窓から太陽光が入ります。光量が天候で左右されるので、LEDの調整が難しい面があります。何しろ自然光ですので、スペクトルの幅は照明器具の比ではないと踏んでいますが、毎日の光量ムラはハンパありません。
果たしてどうなることやら。。。