ブツが続々と上陸中。
Aliexpressで見つけたMarine Sources Bio Pellet Reactor BPR1.0というリアクターが届きました。安いリアクターですが、なかなか綺麗な仕上がりです。ただ、ロゴは透明シールだったんですね~♪気にしませんが。。。
回すだけのクィックリリースが便利そうです。
粒の大きなメディアなら通り抜けることはなさそうですが、米国から輸入したポリフィルターを切って、上下のスポンジとして使ってみようかな~?と思っています。
下はマーフィード水槽に付属するデフォルトのピストルです。
チャームからホワイトのピストルを取り寄せました。その他のホワイト管は全て、
https://flexpvc.com/ というサイトで手配しました。
それと、Ecotech Marine Vectra L1も、現在、米国から日本へ向けて爆走中です。日本ではメーカー在庫がなく、日本の総代理店は在庫をあまり抱えないことで有名、かつ、入荷予定が1ヶ月遅れるとかもごく普通、という情報を2つの店舗から確認し、ならば輸入しちゃえ、と。
米国のショップに「こっちで返送料と修理後の送料を負担すれば保証修理とか対応してくれますか?」と確認を取りました。幸いにして今持っているポンプを故障時の代替機として使えるので、輸入ゴーします。日本の代理店さんはとても対応が良く好感を持っているんですが、何かと冒険好きな私は、輸入を選びました。
米国ショップさんとメールしている最中に、Facebookのチャット経由で、アクア界の暴れん坊であられるムコタマ隊長が乱入。2台で値引き交渉をしてみることに。
1台あたり30ドルの値引きと送料は1台分で、ということで折り合いがつきました。Vectra L1が送料込みで5万くらいで買えちゃいました。
あとはサンプももうじき完成予定ですし、あと2週間くらいで全てのパーツが揃いそうです。
マーフィード水槽の三重管も、水位調整のためにアクリル加工業者にカットを依頼します。3本カット+返送料込みで1,500円とのこと。見積は共栄化学工業という業者から取りました。
水槽背面の開口をふさぐ発砲ウレタンシートも頼んでありますし、色々なものが続々と届きそうです。
やったことない事ばかりですが、立ち上げなんてちょくちょくできることじゃないので、楽しんでやりたいと思います。
新水槽、ゆっくり進行中。
調子に乗って水槽や生体に投資し過ぎ、ふと口座の残高を見てギョっとした経験はありませんか?
2日ほど前、私はまさにそんな経験をしました。( ̄ロ ̄lll)
とある大学の研究によれば、ギャンブル施設が1ドル投資するごとに、8ドル分のリターンがあるとのこと。つまり、駐車場無料、送迎無料、ビュッフェサービス等々、タダのサービスを1提供するごとに、8倍の利益が得られるわけです。それくらいギャンブルというのはスゴいマネーマシーンなわけです。これは経営者にとっての話であって、逆にギャンブラーにとっては、フル回転お金巻き上げ装置、というわけです。
「Play to extinction」という言葉があります。翻訳するとぎこちなくなりますが、「絶滅に通じる遊び」のような意味になるのでしょうか。要は、「すっからかんになるまで、やめられない、ヤバい遊び」みたいな意味の言葉です。
私もまた、このアクアリウムの世界に身を投じ、今まさに、この趣味が「すっからかんになるまで、やめられない、ヤバい遊び」なのではないかと、なんとな~く肌で感じる今日この頃です。
さて、ついに新水槽が届きました。マーフィードの1200x450x500です。ショップで見るより大きく見えます。
ウッドキャビの上に載せてみました。このウッドキャビ、私が買ったのは中国製バージョンですが、ごっつく、また塗装もしっかりしていて、というより、コーティングに近い分厚さで、堅牢な印象です。前の無垢材キャビは塗装が弱く、最初の数ヶ月は綺麗でしたが、徐々に汚れが目立つようになってしまいましたが、今回の塗装は強そうです。
水槽は2階です。真下が子供部屋なので、極力、振動音が1階に響かないよう緩衝材(因幡電工 防振パット 振動伝達防止用緩衝材)を敷き込みます。
アマゾンのレビューによれば、エアコンの室外機の下に敷くと効果てきめんである一方、ゴム臭がハンパなく、室内は無理というレビューが大半。確かにゴム臭しますが、私は全く気にしません。
このゴムシートは、ゴムの上下で凹凸の方向が異なっています。上面が横なら、下面は縦に溝が切ってあるわけです。これで異なる方向の振動を逃がしているのではないか、と。
その上にADAのマットをかぶせました。特性の異なる緩衝材を二重にすることで効果が上がることを期待。いったん置いたらそう簡単に移動できないということで、きっちりやることにしました。水槽の裏は15cmくらい開けることにしました。
こんな風になりました。
今回、オーダーで三重管の左右位置を変えたので、キャビネットに穴がありません(マーフィード・ウッドキャビはデフォルトで左にしか穴がありません)。バッテリードリルのバッテリーが途中でパタるというトラブルがあったものの、コーナンにてコード式のドリルを購入。バッテリーよりもコードの方が力が強くて仕事がしやすかったです。
キャビネットの上にも、先ほどと同じ緩衝材を敷き、水槽に付属のマットを重ねて、こちらも二重にしました。
マーフィードのウッドキャビは水槽の底砂を隠せるよう、外周に立ち上がりがあります。そのままだとガラスとキャビの隙間に埃がたまりそうなので、コーキングしました。今回の水槽立ち上げ前にmjnekoさんちにお邪魔して、色々と勉強をさせていただきましたが、こういった処理もmjnekoさんから学びました。
コーキングのヘラを強く当てすぎて、マスキングテープの削りカスがシリコンに混ざってしまいました。
水道水で、水の回転数がどこまで行けるのかテストします。
マーフィードの水槽は1200もあるのに給水がVP13、排水がVU40と、細めです。mjnekoさんからはトリトン推奨の時間10回転行けるかどうか?というアドバイスもいただき、配管前に水道水でテストことを推奨いただきました。
結果:
0.9L(測定に使った水筒):1.5秒(0.9L水筒がいっぱいになるまでの時間)=243Lメインタンクの水量:X(メインタンクがいっぱいになるまでの時間)
↓
0.9X=364.5
X=405秒
X=6.75分
60分÷6.75分=8.88回
PRS DC6500では最大で1時間に8.88回(約9回)まで回せることが分かりました。
ただ、フォスリアクター、カーボンリアクター、クーラーへの分岐を考えると、そこまで回転できないかも知れません。
揚水ポンプをもう一個買って、揚水専用一台、その他設備専用一台の二台体制にすべきか、DC10000クラスを一台買って、一台で分岐させてまかなうかを悩み中。。。
今回の立ち上げに際して、ある方からとてもご親切なアドバイスをいただきました。それによれば、やはりいきなり今の水槽から全ての生体を一気に移すよりも、水道水回しを数日、サンゴ移動、魚移動、のような手順で徐々に移行した方が良さそうです。そのためにはいずれにしても、今使っているのとは別のポンプが必要です。
また今回のテストの際、水位がとても高かったので、アクリル加工業者に三重管をカットしてもらうことも検討しています。う~ん、次から次へと予期せぬ出費が。。。
さて、こちらは勉強のために訪問させていだいたmjnekoさんちの水槽です。ずーっと自己流でやってきてしまった私には、教えていただく全てが貴重なお話でした。こちらからは何もお返しできないのに、ご親切にお時間を割いていただいたmjnekoさんには、本当に感謝です。
まだサンプも完成しておらず、配管材も手配していないので、まだまだ時間がかかりそうです。
ようやく回復基調に。。。
珍しく日中姿を現したハワイアン・ストロベリークラブ。
飼育者のエゴですが、芝刈りもしない、しかも希にしか姿を現さないなんて、オマエの価値はなんなんだ!と叫びたくなる費用対効果のショボさ。
しかしこの子に罪はありません。皆さん、苔対策ならエメラルドグリーンクラブかトゲアシガニが良いですよ。いずれにしても個体差ありますけどね。
さて、白点ですが、一時は、まるで電気ショックを受けたかのように体をビクン!と動かすほど痒がっていたシマヤッコですが、今ではその仕草をしなくなりました。良く持ちこたえてくれたと思います。
パラサイトリムーバー、ハーバルフォーミュラープラス、プロバイオティックマリンフォーミュラーをドバドバ添加していたのですが、それらはあまり効果は感じられないまま、4日目くらいで中止しました。ミドリイシが全くポリプを出さなくなり、せっかく止まりかけていた白化もさらに進行したので、これはマズいと。
上記の添加剤はミドリイシを即死させる類いではないですが、ただでさえ弱っているうちのミドリイシには酷な水質にはなっていたようです。無脊椎のいる水槽に使えるというところは、ウソではないと思います。
個人的に効果があったと感じた対策は以下の4つでした。
- 1日20L程度の喚水。
- スキマーの復活
- クリーナーシュリンプであるホワイトソックスの導入。
- 餌の改善
特にホワイトソックスはタダのクリスマスカラーのエビではなかったことを見せつけられ、激しく反省。
ホワイトソックスにスリスリと寄っていくシマヤッコがまた可愛いです。どうしてもツマツマして欲しいシマヤッコは、ホワイトソックスの髭にそっと触れて、ツマツマしてよ、とせがみます。しばらくの間、けなげなシマヤッコの片思いが続いていましたが、数日後、ついにツマツマ解禁!仲むつまじくツマツマしてもらう姿に生命の神秘を感じます。
コチョコチョといじられると、ひどく痒い部分があるのか、シマヤッコがときおり「はうっ!」と身もだえします。ですが、それがまた気持ち良いのか、またすり寄ってコチョコチョやられては「はうっ!」と悶絶するのです。んもぉ~、かわゆすぎっ♪
餌についてですが、ビタミンとアミノ酸を含むという某液体フードにパウダー状のラクトフェリンを混ぜ、そこにフレークを浸して、染み込ませてから与えるようにしました。1~2日は慣れない味にプっと吐き出したりしてましたが、今では爆食いに。
ビタミンの効果か、アミノ酸の効果か、ラクトフェリンの効果か、何が何だか分かりませんが、良い具合にドーピングできているのでは?という気がします。
ピカソクラウンも元気です。
話は変わりますが、ATI T5の4灯の蛍光管のうち2灯をLEDに変えました。
Arcadia T5 LED Lampという、T5灯具に直接付けられるLEDです。Marine Blue一灯、Marine White一灯をeBayで買いしました。LEDは水をキラキラさせるので、T5のまったりした雰囲気と合わさって良い具合になるのでは?と思ったのですが、そんなにはキラキラしなかったです。
完全に好みの問題ですけど、私は色をベタっと濃く演出してくれるT5オンリーの方が好きかもです。。。T5は、まるで絵画のように印象的に水槽を演色してくれます。
でもミドリイシはLEDで調子が上がるものと、T5で調子が上がるものとあると聞きます。ハイブリッドで相乗効果が出てくれないかな?と密かな期待を抱いていたりもします。
っていうか、昼間は太陽光をバンバン当てちゃってるし、うまく行っても行かなくても、何が原因か分からなそう。。。
さて、またまた話は変わって、1200水槽導入の準備について。
フランジやらフロー管の左右変更など、仕様変更があるので納期はまだ先だと思いますが、水槽が届いてから、いきなり300L近くの海水なんて、サッと用意できるものじゃないので、今から作り始めます。
コーナンでベランダボックスを2個買ってきました。ここに海水を溜めます。
うちのRO装置ではせいぜい20分で4Lくらいしか作れないので、正直、ダルい作業です。
他にも、10個口の電源タップとか、防振ゴムなんかを注文しました。キャビネットの下に敷き込んで、モーター音を抑制できれば。。。
ぼちぼち配管関係も考え始めなければ。
ミドリイシはレイシダマシガイによる食害と、スズ過多で瀕死の状態、シマヤッコは病み上がり、とコンディションは決して良くないのですが、ここから地味にゆる~いV字回復を狙います。
白化の真実
君の~ゆく~道は~♪
果てし~なく~遠い~♪
だのに~な~ぜ~♪
思えば遠い道のりでした。
ミドリイシ白化
↓
トリトン検査→錫検出
↓
水槽蓋の金具撤去
↓
1ヶ月で全喚水
↓
トリトン再検査→錫増加
↓
ウェーブポンプ交換
揚水ポンプ→外部フィルターに置き換え
↓
1ヶ月で全喚水
↓
ミドリイシのポリプが出始める
ハタゴイソギンの開きが大きくなり始める
↓
クーラーを新品に交換
↓
外部フィルターを新品ポンプに交換
正直、かなりやり尽くした感があります。今度こそスズの検出量を減らせるのでは、と。
が、今日、こんなものを発見してしまいました。
レイシダマシガイと呼ばれるサンゴを食害する貝らしいです。発見した箇所は、思いっきり白化しています。
( ̄  ̄;) 。。。。
ということは、今までの白化は全てコイツの仕業???スズでなく???
白化を食い止めるために、どんだけ悩み、どんだけ器具の交換やら喚水やら、やったことでしょう。。。その原因が、この一匹の貝????
うぉおおおお~~~!!!
あ。そういうのいいって?サーセーン!(*⌒∇⌒*)ゞ
というか、白化はレイシダマシガイの仕業、ポリプが出なくなったのはスズの仕業?と考えるのが自然でしょうか。。。
あやうく水槽まで変えるところでした。なにやらフロートガラスの製造にはスズが使われるとのこと。スズ以外の目立った金属物質が検出されない以上、ガラスを疑うのは自然な流れです。
。。。というかぁ~~~、、、、このガラス問題が疑われた時点で、家族の許可を取っていたんですよ。。。水槽をアクリルに変えると。。。。そしてどうせなら水槽サイズを上げると。
( ̄∀ ̄;)V
ポリプの開き、ハタゴの開きからして、もうガラスは関係ないことは、ほぼほぼ明確。だがこの、水槽拡張へ向けて走り出した気持ちは、まさに、、、
しかし、水槽買い換えの理由付けは錫回避(=アクリル)。でも南側の窓ガラスから太陽がバンバン当たる場所でのアクリルは御法度。。。う~ん。。。
だって気分は。。。
困ったぁ~。。。。( ̄Д ̄;;
が、確認してみると、ナント、あっさりオーケーが。。。
やりました。。。結果オーライです。(゚_゚i)
というわけで、満を持して1200水槽、進水準備に取りかかることとあいなりました。
先日、ムコタマ氏からも、
大こそ正義!
という名言(迷言?)が飛び出しました。おっきな水槽が欲しくてたまらない今の私には、こんなありがたい格言はございません。良いですか皆さん、もう一度言いますよ。
大こそ正義!
私のようにテクがないアクアリストなら、水量こそ正義です。私とは違い、テクニシャンな皆々様にとりましても、存分にスペースを確保できる大水槽は正義。魚にとっても、そりゃもう、
大こそ正義です!
そんなわけで、厳正なる調査の結果、以下の水槽に狙いを定めました。
水槽:
マーフィード・ガラス水槽・三重管オーバーフロー1200 x 450 x 500
ブラックシリコン・フランジ付き
ブラックシリコンは引き締まって見えるのが好きです。ちなみにマーフィードのシリコンは2重に施しているので、漏れに強いのだとか。。。ガラスなのにフランジ付きなのもステキです。太陽光の関係でアクリルは断念せざるを得ないのですが、ほとんどのガラス水槽にフランジがないのは悩みでした。オプションで付けると高くなるし、自分でコーキングなどを失敗してデロデロになるのはいただけません。
キャビネットは、マーフィードウッドキャビVT1200用が良さそうです。コトブキからは爆安キャビネットが出ていますが、水槽台のクセして水に弱い素材なのです。ちゃんと拭けば良いんですが、数々の水槽事故に見舞われた私としては、こぼれる度に拭き上げる余裕がないこともあると思うのです。そんなわけで、組み立て式よりも一体型を選びました。某ショップの話では、マーフィードのキャビネットは堅牢さでは定評があるそうです。
照明スタンドは、カミハタアーチスライドBS1200にしようと思います。
実はこの記事を書いている間にもショップからの見積が届き、金額を確認して速攻で振り込み手続きをしました。だって、こういう迷言だってあるでしょ?
大は急げ!
っていうか、迷う必要がないんですよ。
今回購入するショップは大胆にもこんな風に謳っています。
一部のメーカーや輸入元による販売価格の統制 お願い など 当店は、ご連絡いただいても受け入れできません。
スゴくないですか?実際、ネットショップなどと比較してもだいぶ安いです。上記の品々はここよりも安く買えるところはおそらくないんじゃないかと思います。
ところで、残念なご報告もあります。シマヤッコのバナナは残念ながら☆になってしまいました。
もう一匹のナッツですが、隔離水槽から3日間という中途半端な薬浴で本水槽に戻しました。実はアンモニアを測定すると、なんと3mg/Lもあったことが発覚し、こりゃイカン!と。。。薬が効く前に栄養塩が効いちゃうナ、と。。。
もっと大きな水槽で薬浴すれば良いのですが、うちのRO浄水器のキャパから言って、純水が溜まるのに時間がかかりすぎて、現実的にはこれも無理そうです。
しかし、転んでもタダでは起きませんよ。
今後、本水槽で次のものを試します。
自然由来系添加剤:
パラサイトリムーバー
ハーバルフォーミュラープラス
薬についてはミドリイシがあるので自然由来のものしか使えません。
栄養強化:
リーフフレンジー
本水槽に戻してから餌付いていた餌を食わなくなったので、どんな手を使ってもモリモリ食わせたいのです。そこで噂の爆食い冷凍餌リーフフレンジーを試します。
フレンジー(frenzy)とは、言ってみれば「狂喜乱舞する」とか「狂ったように興奮する」みたいな意味です。我が家の愛すべきバヌシマのナッツには、プチっとネジが外れてイカれるほど豪快に爆食いして欲しいです。餌付けに苦しむアクアリストなら誰しも夢見る光景ではないでしょうか。
ラクトフェリンはおまじない的な意味合いも込めて、日海センターに注文しました。もはや藁にもすがる想いの私が、いかにテンパっちゃってるか、お分かりいただけるかと思います。
下は白点の寄生先をなくすために底砂を撤去した我が家の水槽です。
バックスクリーンが黒のせいでしょうか。ベアタンクも悪くないな、と。。。
チンケな貝のせいで白化、なんちゃってなキーパーのせいで白点、と、不運に見舞われ続ける水槽ですが、でっかく出ますよ。なんたって、私は信じてやまないのですから。
大こそ正義!
という大義名分を!
がんばれバナナ
参りました。
本日から3匹の魚達全員を隔離水槽に移動し、本水槽の1/3を喚水しました。数日前から、2匹のバヌシマが痒がる仕草を見せ、2回の淡水浴によって沈静化したかに見えましたが、活きブラインと活きヨコエビにしか餌付いていなかったバナナが拒食かつ引きこもりになりました。
隔離水槽は、マカライトグリーン、オキシドール、8割喚水で様子を見ます。マカライトグリーンを使えば夕方~夜に魚から離れる白点虫を駆除できるので喚水による強制排除は不要では?とも思われますが、8割喚水する理由は濾過装置を持たないトリタンから栄養塩を除去するのが目的です。
正直バナナは厳しいです。既に横たわってやっと呼吸している感じです。
白点のトリガーはVorTech MP40 QDの色んなモードで遊びすぎ、底砂がめくれるほどバンバン波を作っちゃったためだと思います。なぜこんな初歩的なミスをしてしまったかというと、MP40の説明書に、沈殿物を巻き上げ栄養物を行き渡らせることでSPSを健康にするというNutrient Transport Modeなるものがあって、な~るほど、そういう考え方もあるのかと、、、SPSに良いんじゃやるっきゃないじゃん!と、やっちゃってみたわけです。そりゃもう遠慮なくゴリゴリに。だって良いことと思ってるワケだから。
それがマズかったです。
もしかしたら水槽立ち上げ時からそういうモードで引っかき回していれば、白点虫の大ブレイクにはならなかったかも知れません。ところが普通の水槽で、ある日突然沈殿物を引っかき回したら、それは悲劇のトリガーを軽く引くことになってしまうわけです。なぜこんなことに気付かなかったか。。。。
(T_T)
さらに、せっかく2回の淡水浴によって沈静化しかけたところへ、PRSポンプを導入し、これは事故のようなものですが、作動時にいきなり最強の20で回り始めたため、MP40どころじゃない強さで水槽内の水がゴーっとなり、底砂からさらに悪いものが。。。もちろん、そのときはめっちゃハッピーなわけです。うほっ!このポンプ最強じゃん♪ってな具合で。
もうバカ丸出しで穴があったら入りたい。
我が家ではスキマーレス実施中なので、あまりよろしくない有機物に強制退場いただく手段が、これまた弱い状態にあったわけです。これもまた抑止力が効かなかった原因の一つだろうと思います。スキマーは既に引き取り手が決まっていましたが、事情を説明してお詫びした上で、キャンセルしていただくことにしました。お譲りする予定だった方には本当に申し訳ないです。
隔離のついでに本水槽から底砂を完全撤去したので、今後は上記のような事故やミスがあっても、底砂由来の白点トリガーはなくせるかも知れません。
もう一つは、バナナがまだ人口餌に餌付いていなかったことです。抵抗力が低下気味の魚にとりついて一気に蔓延した可能性が高いです。餌付いていなかったとは言え、ブラインとヨコエビはモーレツに食ってましたし、めっちゃ気の強い子で、ライブロックの下を占有し、ナッツが入ろうものならオラオラと追い出していたほどの番長ぶりを発揮していたので、まさかここまで抵抗力が落ちていたとは思いませんでした。
各種器具の入れ替えによって錫の溶出源を絶つことができたのか、ミドリイシは徐々にポリプを出し始め、ハタゴも萎縮しなくなるなど、ようやく長いトンネルの出口が見え始めてきましたが、ここへ来て今度は、なんちゃってな飼い主に起因する緊急事態が発生してしまいました。本当に迷惑な飼い主だと思いますが、お魚ちゃん達には許してもらいたいです。
シマヤッコって具合が悪くなると黄色いクチバシの先端が黒ずんで来るんですよね。これは人間で言うところの顔面蒼白というか、たとえばプールで顔色が悪くて唇が真っ青みたいな、具合の悪さのバロメーター的な感じです。今回のバナナはめっちゃ顔色悪いです。呼吸器系に達しちゃってる可能性大です。
ダメな飼い主でごめんよ。。。
って、今(夜中の0時近く)トリタン見たら、死にかけてたバナナが起き上がってる!!!ぅおおおおお~~~!!!!立ち上がれバナナ~~~!!!
衝撃のPRSポンプ
中華製ポンプを撤去してから、ポリプがゼンゼン出ていなかったミドリイシの先端から、わずかにポリプが出てきました。下のミドリイシは太陽光下のせいだけでなく、実際、もうあまり光っていません。それくらいダメージを受けていて、根元は少し白化しています。それでも先端にごくごく僅かなポリプが見え始めたので、ちょっと嬉しいです。
こちらも少しだけ先端に白いポリプが見え始めました。
錫の被害はほとんど聞かないので、おそらくは私のロットに何かが起こったのでは?と想像しています。いずれにしても前のポンプを撤去してからハタゴの開きも良くなったし、良い兆しです。
で、下が新たに召喚したPRS 3-Phase DC 水中ポンプ DC6500です。ぱっと見、ちっさ!
無造作にぶっこみました。付属のホースコネクタは内径19/26の耐圧ホースと同径のため、ゼンゼン入らなかったので、前の某ポンプに付属していたものを流用しました。
率直な感想ですが、ビックリしました。結論から言うと、大満足です。
最初に接続したときに出力が最大の20になっていたので、ドカーーーーン!!!と水が出てきました。私の90スリムでは、20段階の3以上では強すぎるのでは?と思われるくらい、力がハンパないです。以前の某DC6000ポンプとは別格の力強さです。小さなボディのどこにこんな力が、、、というほど凄いです。間違ってDC1000とか買っちゃわなくて良かったです。
そして音ですが、静かです。これまでの私の経験上の感覚になりますが、以前の某中華ポンプよりかは確実に静かです。誤解のないようにお伝えしますが、無音とか、そういう非現実的なレベルではありません。音はします。ですが、私の知るポンプの中では、とても静かなレベルです。
今のうちの水槽では、ホースの癖によってサンプの壁に触れちゃって共振音がしていますが、ちゃんと壁から離してまじめに配管してあげれば、とても良い具合になります。
購入に際して、このポンプをこれまで30台くらい販売しているというエキゾチックアフリカさんから詳しく話を聞きました。
メーカーのPRSさんは、このポンプの開発にあたって、中華メーカーを含めた複数のモーターメーカー、だったかな?ポンプメーカー、だったかな?を1年間テストしたそうです。その中でトラブルの出なかった唯一のメーカーのモーターを採用したのだとか。
他社のDCポンプとは違い、採用されたモーターのメーカーはアクア系のモーターメーカーではなく、自動車関連か何かのメーカーなのだそうです。別件で、個人的に最近人から聞いた話では、自動車部品というのは実はものすごく要求レベルが高くて、北海道のマイナス20度であっても、沖縄の停車中の車内温度である50度であっても、同じように起動し、持続して動作しなければならず、装置メーカーにとって、これって想像以上に過酷な要求なのだそうです。アクアでない業界のモーターを採用したというのは、画期的な選択かも知れません。
PRSさんがテストした複数ポンプの中には、これで販売しちゃう?というレベルのものもあったそうな。。。
また独自の冷却機構により、熱を発しにくい構造なのだとか。
昨今、DCポンプは色々なメーカーから出ていて、形も性能も似たり寄ったり、ひょっとしてアウターケーシングとラベル張り替えただけじゃん?みたいに思えるものもありますよね。このポンプは全く別物です。CEマークを取得しているということは、海外販売も視野に入れているのでしょう。このポンプは世界に知らしめたくなる高性能ポンプです。
話は変わって、最近、週に1回はサンプからホソジュズモを取り出して、ヨコエビを採取し、シマヤッコにあげています。
えげつない感じでド突きます。
先住のナッツはモリモリ人口餌を食べてますが、態度のデカい後輩のバナナは未だに活きヨコエビと活きブラインしか食べません。今日はアサリを買ってきたので、ミンチにして乾燥餌と混ぜ、アサリハンバーグにチャレンジしてみたいと思います。
それにしても、PRSさんは非常に面白いものを作ってくれました。このポンプ、知名度が上がってくれば必ず売れると思います。実はポンプの選択にあたって、来たるべき水槽サイズアップも視野に入れて選んだのですが、これなら1200オーバーくらいまで余裕でカバーしちゃう力ではないかと思います。私はマグネットポンプとかは使ったことがないので、あくまで自分が使った水中ポンプとの比較になるのですが、それらの中ではえらくパワフルで、その割には静かです。
ポンプは一度買ったらそう買い換えるものではないし、信頼性の高いものを選びたいですよね。その意味では、今回は良い買い物をしたかなと思いますよ~♪
クーラー。だけじゃ済まなかった。。。
実はバヌシマのナッツとバナナを迎えてから2回目の淡水浴を敢行しました。
1回目の淡水浴は、実はVorTech MP40導入直後に行っていました。あまりに使い勝手が良くパワフルなので、デトリタスを巻き上げるモードなどでガンガン水流を回していたら、いらないものまで沢山巻き上がっちゃったようで、2匹のシマヤッコが痒がって体をライブロックにこすりつける様子を見せるようになりました。
1回目の淡水浴は約5分ほどでした。その後しばらくの間、痒がる仕草を見せなかったのですが、潜伏していた卵?菌?のようなものがあったのかもしれません、本日再び痒がる仕草を見せたので、2回目を敢行しました。
今回は8分ほど行いました。
1回目のときは死んだように硬直していて、エラだけは動いていた感じでしたが、今日はちゃんと淡水を泳いでいました。粒餌に餌付いていて元気いっぱいのナッツは容器から移動させる際にジャンプを決めて、飛び出す有り様です。速攻で素手で拾い上げましたけど、力んでるときの魚って結構硬いんですね。。。泳いでる姿を見ると、もっとふわっとして見えるのですが。
よく淡水浴は魚に負荷になると聞きますが、私は魚が元気なうちは躊躇なくバンバンやるタイプです。弱っている魚には致命傷になりかねないのでやりませんが、基本元気な子達の場合、淡水浴をすると明らかに痒がる仕草などがなくなり、目の曇りがある場合なんかも、それが取れて、調子良くなるのが分かります。
淡水浴後のバナナ。ゼンゼン元気でフツーに餌を探しています。
バナナはイエローバンドがとても濃いのですが、その黄色をバッチリ写すのはとても難しいです。ショップでもあまり見ないほど黄色いラインがくっきり入っているので、それをお見せしたいのですが、なかなかうまく撮れません。
ところで、オーバーホールに出していたゼンスイクーラーZC-500ですが、本日新品のZC-1000αに進化して戻ってきました。
ヤフオクで買ったZC-500はなんと13年物で、コンプレッサーやファンの交換で約5万もかかり、そればかりか、修理後もいつまで動作し続けられるか分からないとのこと。。。
5万払っていつ壊れるか分からない、、、それっておとなしく白旗あげて新品買いなさいってことですよね?
というわけで、黙って白旗あげました。ってかそれしか選択肢がない。。。
しかしですね、ゼンスイさんには「新品修理」というありがたいサービスがありまして、修理対応に代わる代替品の購入が必要となったときに、新品をリーズナブルな価格で購入できる対応があるらしいのです。これだとネットショップとかで買うより安く買えるんですね。そして代替品は同等品でなくても良いのです。今回はソレを利用させていただき、まんまとZC-1000αに乗り換えたわけです。家族に対してクーラーサイズを上げるアリバイもできましたしね♪
ZC-1000αの電源を入れると、最初は、うほっ!静かじゃん♪と感動。フツーに音はしますけど、13年前のZC-500のブゴォオオオオオ~~~ッ!!!!という爆音から比べれば上品なものです。ところが!パワフルになったはずのクーラーなのに、動作がいっこうに止まらない。20分経っても動作しっぱなしです。何かがおかしい。。。
一難去ってまた一難。それがこの水槽のサガなのか。。。
表示上の温度も下がりません。メインタンクの温度計を見ると、24度を下回り、ビンビンに冷えてます。なのにクーラーの表示は25.7とか。。。
そこでメインタンクとサンプの水温を、指で確かめました。
メインタンク、、、冷え冷え
サンプ、、、生温かい
つまり、クーラー変更によってクーラー内部の流水経路が長くなったことで、外部フィルターのエーハイムプロフェッショナル3からの送水が弱くなって循環水量が下がり、それによってメインタンクだけがキンキンに冷えて、サンプからクーラーへの戻り水は生温かい、ということになっちゃってるようなのです。
メンドクサい書き方しましたが、ようは水が回ってないんですよ。上と下とで。
というわけで。買いますよ。買えば良いんでしょ、適正出力の揚水ポンプ。。。男なら黙って清水の舞台から飛べば良いんでしょ。
アレェ~~~。
もう何回清水の舞台から飛び降りたか分かりません。錫問題に悩まされ、数々の懸念を払拭するための各種器具の出費でフルボッコです。
で、注文したのがこちら。PRS 3-Phase DC 水中ポンプ DC6500です。
発売が2016年の10月頃と最近のようですが、にしても代表画像が3Dグラフィックっていかがなものかと思うのは私だけでしょうか。。。
このポンプ、実は物色し始めた本日初めて知りました。なぜこれに決めたかというと、1つは、どうやら静音らしいということです。本当のところは分かりません。なにせレビューがゼンゼン見当たらないのですから。メーカーページには「コントローラー内にノイズ防止機能が搭載されているのでポンプ音が低い3-Phaseポンプ」とあります。
コントローラーでノイズ防止だぁ???上等じゃねぇか。よく分かりませんが、まあ何らかの静音対策が施されているなら、それはそれで良しとしましょう。
もう一つの決め手はCEマークです。CEとは、ヨーロッパで製品を販売しようとするときに求められる安全基準です。アクアリウムポンプが満たさなければならない基準が何なのかは分かりませんが、以前、仕事の関係でCEマーク宣言を行う各種作業に立ち会ったことがありましたが、それはそれは厳格な測定やら評価やらが必要でした。というわけで、必ずしもCEが絶対というわけではないのですが、少なからず機能や材質等に関して何らかの評価試験を行った機械であるということだけは言えます。
正直なところ、揚水ポンプをエーハイムの外部フィルターに替えてから、ハタゴの開きが良くなったので、エーハイムプロフェッショナルを2台にして、フィルターからの排水をY字コネクターで束ねてクーラーへGO!かな?とも思ったのですが、それでも水量が、経路の距離や揚水高さ、クーラー経路の負担などで、たとえば規定出力の半分にしかならなかった場合、2台併用でも十分な循環量が得られる保証はありません。
であれば、やはり何らかの揚水ポンプを探すしかありません。CEマーク適合宣言を出しているポンプならば、願ってもないことです。CEの各種試験評価費用って、けっこう馬鹿にならないというか、高いんですね。そしてメンドクサイんです。欧州というのは環境基準などがうるさい地域ですので、そこでまじめに販売しようとするならば、それなりのハードルがある、というわけです。
ただしCEというのは、第三者評価機関を要するとは言うものの、自己宣言です。一時期、中華企業からの欧州輸出において、自己宣言を良いことに不正が横行し、それによって一段と厳しくなったと聞きます。その分、CEの信憑性は今では高くなっていると思うので、個人的に錫と闘う私としては、好判断の材料です。
どうやら既にエキゾチックなアフリカから佐川急便で日本へ向けて爆走中らしいので、明日の到着を待つこととしましょう。