またまた行ってまいりました!小型ミドリイシタンクのスイハイ!

前回に引き続き、行ってまいりました、押しかけスイハイ!今回の方は、なんと60タンクでミドリイシ、モリモリ!といか、SPS、LPS、魚のミックスで維持されている強者さんです。

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立派な森になっていますが、大半を小指くらいのフラグから育てられたとのこと。

 

よく言われるようにキャパの小さなタンクは許容値が狭いために難易度が高いんですよね。自分もしばらく60タンクでやっていた頃がありましたが、その頃、ミドリイシをいただいたりしてチャレンジしても、全く飼育できませんでした。もっとも自分の場合、タンクサイズを上げてもしばらくダメでしたが、、、おそらくご本人は、当たり前のこと、とおっしゃるかも知れませんが、かなり丁寧に管理しないとこうはならないと思います。各種測定結果もきちんと記録されていました。やはり、うまい人に共通の特徴というのは、生体をよく観察されていることと、状態に応じてきちんと調整されていることかなぁ~?と思いました。

 

面白いな~と思ったのは、自分の場合はミドリイシを飼うために、どうしたら良いんだろう?と考えるんですが、タンク内の生物相をトータルのサイクルとして考えていらっしゃるんですね。

 

魚からの栄養塩をサンゴが吸収し、そのサンゴから出るミューカスが微生物を育てる、それが生物相のサイクルにつながること、サンゴは植物のように光合成によって二酸化炭素を吸収し酸素を作り出していること、そのようなサイクルがあることで、低栄養塩の自然の海で微生物から魚までを育むループになっていることなど、さら~っとお話ししていましたが、そういったイメージを持って、この小さな60タンクを維持されていることが、なかなか素敵だな~と思いました。謙虚な方なので、さら~っとフツーにおっしゃっていましたが、自分のようにパラメータに原因を求め、強引に問題を収拾させようとしているキーパーとしてのスキルもさることながら、考え方自体が違っていました。

 

お部屋ではクワガタや爬虫類なども飼われてましたが、本当に生き物が好きで、生き物全般に関する造詣が深いんですね。

 

照明についても、色々教えていただきました。蛍光タンパク、色素タンパクなど、自分って、ほーんとになーんにも考えてなかったんだなと。。。色維持とか色揚げとか、ほぼほぼ運まかせな自分っていったい。。。

 

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60でもストレスなく暮らしているようでした。

 

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うぉ~~~っ!なんだこのカサゴちゃん!!!めっちゃかわいいっ!!!

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ぼーーーーーっと佇んでいる姿が、不思議と癒されるわ~。。。

 

そうそう。追加する魚の気質やマッチングについても相談に乗ってもらいました。ご自身でも相当な経験があるうえに、知人のタンクの知識もあるので、これまた非常に勉強になりました。えっ??この魚はネットじゃ大人しいって書かれてるのを見たけど、必ずしもそうとも限らないんだ!という情報が結構ありました。結局は、同じ魚でも、先住の魚達とのサイズ差や、元々いる子が気弱であるとか、気が強いとかでもだいぶ変わってしまうので、タンクの環境でパワーバランスが変わってきてしまう以上、一概にこの魚は大人しい、キツイというのは言えないとのことでした。

 

同じ県内でも比較的近いとこにいらしたので、無理やりお願いして押しかけてしまいましたが、非常に良い影響をもらえた気がします。

 

うう~、、、早くダイノスを駆逐して、もっとバランスの取れたタンクを作りたい。。。